JPH11336233A - カーテンウォールユニット、ユニット式カーテンウォール、カーテンウォールユニットの取付装置および取付方法 - Google Patents

カーテンウォールユニット、ユニット式カーテンウォール、カーテンウォールユニットの取付装置および取付方法

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JPH11336233A
JPH11336233A JP14573598A JP14573598A JPH11336233A JP H11336233 A JPH11336233 A JP H11336233A JP 14573598 A JP14573598 A JP 14573598A JP 14573598 A JP14573598 A JP 14573598A JP H11336233 A JPH11336233 A JP H11336233A
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JP
Japan
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curtain wall
frame
wall unit
unit
guide rail
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Application number
JP14573598A
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English (en)
Inventor
Akihiko Takeda
昭彦 竹田
Masaaki Hirose
正明 廣瀬
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸がある複雑な外観の外壁を形成する際
も、現場作業効率や品質を向上できるカーテンウォール
ユニットを提供すること。 【解決手段】 カーテンウォールユニット5は、ブラケ
ット37が設けられたメインフレーム10と、メインフ
レーム10の室内側にずれて配置されてガラスを保持す
るサブフレーム20とを連結材30で連結して構成す
る。凹凸面を有する外壁をカーテンウォールユニット5
で構成でき、ガラスやパネル50〜53等を工場でユニ
ット5に予め取り付けておくことができるため、凹凸が
ある複雑な外観を有する外壁を形成する場合でも、現場
作業効率を向上でき、かつ現場作業が少なくなるため品
質も向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁等を構
成するカーテンウォールユニットと、カーテンウォール
ユニットを用いたユニット式カーテンウォールと、カー
テンウォールユニットの取付装置および取付方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】高層ビルなどの外壁は、通常、建物の柱や
梁などの躯体を被覆するアルミなどの壁パネルと、窓部
分を構成するアルミサッシとから構成されている。この
際、建物のデザイン上、外壁面がフラットつまりパネル
およびアルミサッシが同一平面に配置されている場合に
は、パネルおよびアルミサッシを一体化したカーテンウ
ォールユニットを用いたプレファブユニット工法で外壁
を構成していた。
【0003】一方で、外壁面に凹凸があってパネルおよ
びアルミサッシが同一平面に無い場合には、通常、アル
ミサッシとパネルとを現場で建物躯体に個別に取り付け
るノックダウン工法を用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノック
ダウン工法では、現場作業が多くなって現場作業効率が
低下し、工期も長くなるとともに、各作業者が現場でア
ルミサッシやパネルを取り付けるために品質管理が難し
いという問題があった。
【0005】本発明の第1の目的は、凹凸がある複雑な
外観を有する外壁を形成する場合であっても、現場作業
効率や品質を向上できるカーテンウォールユニットおよ
びユニット式カーテンウォールを提供することにある。
【0006】また、各種のカーテンウォールユニットを
建物に取り付けるにあたっては、通常、カーテンウォー
ルユニットをタワークレーンで吊り上げて建物の躯体に
取り付けていた。
【0007】しかしながら、タワークレーンを用いた場
合には、吊り上げ時に風の影響を受けてしまい、強風時
には作業を行うことができず、その分、施工期間が長く
なるという問題があった。また、タワークレーンなど
は、吊り上げ位置の精度がそれほど高くないため、カー
テンウォールユニットを所定の位置に正確に設置するこ
とが難しく、取付作業が煩雑になるという問題もあっ
た。さらに、タワークレーンでは、カーテンウォールユ
ニットを吊り上げて建物躯体に取り付けた後、フックを
降ろすまで次のカーテンウォールユニットを吊り上げる
ことができず、施工効率があまり高くないという問題も
あった。
【0008】本発明の第2の目的は、風の影響を少なく
できかつ設置位置の位置合わせも容易に行えるととも
に、施工効率も向上できるカーテンウォールユニットの
取付装置および取付方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のカーテンウォー
ルユニットは、躯体への取付手段が設けられたメインフ
レームと、このメインフレームに対して室内外方向にず
れた位置に配置されて面材を保持するサブフレームと、
前記メインフレームおよびサブフレームを連結する連結
材とを備えることを特徴とする。
【0010】この際、前記サブフレームは前記メインフ
レームの室内側に配置され、かつサブフレームの高さ寸
法はメインフレームの高さ寸法よりも小さくされ、メイ
ンフレームにおいて、そのメインフレームの正面から見
てサブフレームが配置されていない部分にはパネルが取
り付けられていることが好ましい。
【0011】このような本発明においては、躯体に取り
付けられてカーテンウォールユニットの荷重を支持する
メインフレームと、ガラスなどの面材を保持するサッシ
枠として機能するサブフレームとを設け、これらの各フ
レームを室内外方向にずらしてつまり室内外方向の位置
が互いに異なるように配置し、かつ連結材で連結してい
るので、例えば、メインフレームに化粧パネルを取り付
け、サブフレームにガラスを保持すれば、ガラス面とパ
ネル面とが同一平面ではないために、凹凸を有する外壁
面を形成することができる。
【0012】そして、このカーテンウォールユニット
は、メインフレームおよびサブフレームが一体となって
いるため、工場でガラスや化粧パネルを取り付けておく
ことができ、現場ではカーテンウォールユニットを躯体
に取り付け、他のカーテンウォールユニットとの接続部
分をシールするだけでよいので、凹凸がある複雑な外観
を有する外壁を形成する場合であっても、現場作業効率
を向上できるとともに、工場で化粧パネルやガラスを組
み込めるために品質を向上できる。
【0013】また、ガラスを保持するサブフレームをメ
インフレームとは別に設けたので、メインフレームを利
用してカーテンウォールユニットを吊り上げることで、
サブフレームには吊り上げ時の荷重等も伝達せず、サブ
フレームが変形することもないため、サブフレームには
工場で予めガラスなどの面材を取り付けておくことがで
き、現場作業効率をより向上することができる。
【0014】本発明のユニット式カーテンウォールは、
面材が設けられた窓部と、この窓部の室外側でかつ窓部
の上方位置に設けられた張出し壁部とを備えてカーテン
ウォールユニットが構成され、このカーテンウォールユ
ニットの前記張出し壁部は少なくとも建物躯体の梁の高
さ寸法よりも大きな高さ寸法とされて梁の室外側に配置
されているとともに、その張出し壁部が梁に固定されて
吊り下げ支持されていることを特徴とするものである。
【0015】このような本発明では、窓部と張出し壁部
とは室内外方向に位置がずれており、同一面に配置され
ていないので、凹凸を有する外壁を形成することができ
る。また、張出し壁部は、建物の梁の高さ寸法よりも大
きな高さ寸法とされるとともに、梁の室外面に配置され
て梁に吊り下げ支持されているので、カーテンウォール
ユニットの上端側(張出し壁部)の梁への取付作業を、
梁つまり上階の床部分で行うことができ、建物の内部側
からカーテンウォールユニットを取り付けることができ
て施工作業性を向上することができる。
【0016】また、本発明のカーテンウォールユニット
の取付装置は、建物に沿って上下方向に設けられた垂直
搬送用ガイドレールと、この垂直搬送用ガイドレールに
交差して配置された水平搬送用ガイドレールと、前記垂
直搬送用ガイドレールに沿って上下方向に移動可能とさ
れかつカーテンウォールユニットを支持可能とされた移
動支持手段と、前記水平搬送用ガイドレールに沿って水
平方向に移動可能とされかつ前記移動支持手段に支持さ
れたカーテンウォールユニットを吊下げ支持可能な吊下
げ支持手段とを備えることを特徴とするものである。
【0017】また、本発明のカーテンウォールユニット
の取付方法は、建物にカーテンウォールユニットを取り
付ける取付方法であって、建物に沿って上下方向に設け
られた垂直搬送用ガイドレールに沿って、カーテンウォ
ールユニットが支持された移動支持手段を水平搬送用ガ
イドレールまで移動し、移動支持手段上のカーテンウォ
ールユニットを吊下げ支持手段で支持し、この吊下げ支
持手段を水平搬送用ガイドレールに沿って水平方向に移
動してカーテンウォールユニットの取付箇所まで移動
し、吊り下げ支持されたカーテンウォールユニットを建
物の躯体に取り付けることを特徴とするものである。
【0018】このような本発明によれば、移動架台等の
移動支持手段は、垂直搬送用ガイドレールに沿って移動
可能にガイドされているので、移動支持手段やこれに支
持されたカーテンウォールユニットは、風が吹いても揺
れたり振れたりすることがなく、タワークレーンを用い
た従来であれば作業を中断しなければならないような風
が吹いても作業を続行することができ、施工期間を短縮
できる。
【0019】また、垂直搬送用ガイドレールおよび移動
支持手段と、水平搬送用ガイドレールおよび吊下げ支持
手段とを設けてカーテンウォールユニットの垂直方向の
移動手段と水平方向の移動手段とを併設しているので、
垂直搬送用ガイドレールおよび移動支持手段によって水
平搬送用ガイドレール位置まで搬送されたカーテンウォ
ールユニットを吊下げ支持手段に移し替えて移動してい
る間に、移動支持手段によって別のカーテンウォールユ
ニットを上方に移動させることができ、複数のユニット
を同時に搬送させることができる。このため、1つのカ
ーテンウォールユニットを取り付けるまでは、他のユニ
ットを吊り上げることができない従来のタワークレーン
を用いた場合に比べて、カーテンウォールユニットを躯
体に取り付ける施工作業の効率を向上でき、施工期間を
短縮することができる。
【0020】さらに、建物躯体に取り付けられている水
平搬送用ガイドレールでガイドされる吊下げ支持手段で
カーテンウォールユニットをその取付位置まで移動して
いるので、カーテンウォールユニットを所定の位置に正
確に設置することができ、ユニットの躯体への取付作業
も容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態を適用した
建物の外壁1が示されている。この建物の外壁1は、図
2,12にも示すように、建物の柱2間に配置されて梁
3間に掛け渡されるカーテンウォールユニット5と、柱
2の前面に配置されるカーテンウォールユニット6とで
構成されている。なお、梁3上には床パネル4が載置さ
れている。
【0022】カーテンウォールユニット5は、図3にも
示すように、上枠11、下枠12および左右の縦枠13
を四角枠状に組み合わせて構成されたメインフレーム1
0と、このメインフレーム10の室内側に配置されかつ
上枠21、下枠22および左右の縦枠23を四角枠状に
組み合わせて構成されたサブフレーム20と、これらの
各フレーム10,20を連結する連結材30とを備えて
いる。
【0023】メインフレーム10の上枠11、下枠1
2、縦枠13は、図5,8にも示すように、同一断面形
状のアルミ押出形材からなり、長手方向に対して45度
に傾斜された端面同士を突き合わせることで接合されて
いる。一方、サブフレーム20の上枠21、下枠22、
縦枠23は、図6〜8にも示すように、断面形状が異な
る各アルミ押出形材からなり、上枠21、下枠22を縦
枠23間に配置してビス止めすることでほぼ四角枠状に
形成されている。なお、下枠22は縦枠23の下端より
も上方の位置で縦枠23間に配置されており、縦枠23
の下端は下枠22よりも下方まで突出されている。
【0024】なお、下枠22の下方には、図7に示すよ
うに、換気ボックス支持枠24が配置され、下枠22と
同様に縦枠23にビス止めされている。縦枠23は、図
8に示すように、連結材30に固定された本体23A
と、この本体23Aに係合された押縁23Bとで構成さ
れている。そして、各枠21〜23には、複層ガラス2
5が発泡ポリエチレン等のバックアップ材61と、シリ
コーン樹脂等のシーリング材62とを介して保持されて
いる。このサブフレーム20、複層ガラス25でカーテ
ンウォールユニット5の窓部が構成されている。
【0025】図3に示すように、メインフレーム10の
高さ寸法つまり縦枠13の長さ寸法は、サブフレーム2
0の縦枠23よりも大きくされており、その上部側およ
び下部側のそれぞれがサブフレーム20の上端および下
端よりも上側および下側に突出するようにされている。
そして、メインフレーム10には、サブフレーム20の
ほぼ上端縁位置に合わせて無目14が取り付けられてい
る。
【0026】さらに、メインフレーム10の下部位置に
は、Cチャンネル材を枠組みすることなどで形成された
腰部パネル下地フレーム32が配置されている。この腰
部パネル下地フレーム32の上部側は、メインフレーム
10とサブフレーム20とを連結する連結材30に支持
され、下部側は、メインフレーム10に取り付けられた
連結材31に支持されている。
【0027】また、メインフレーム10の上枠11上面
には、図4、5にも示すように、上下のカーテンウォー
ルユニット5同士を連結するジョイントピン35Aが植
設されたジョイントピン受けプレート35がボルト止め
されている。一方、下枠12下面には、ジョイントピン
35Aが嵌合される孔が形成されたジョイント受けプレ
ート36が固定されている。
【0028】また、ジョイントピン受けプレート35の
室内側には、躯体側に固定するためのブラケット37が
上枠11のリップ溝内のスライドピース38にボルト止
めされている。スライドピース38は、リップ溝内を上
枠11の長手方向(カーテンウォールユニット5の正面
から見て左右方向)に沿ってスライド移動可能とされて
いるので、ブラケット37も、上枠11に対して左右方
向にスライド移動可能に取り付けられている。
【0029】このブラケット37は、上枠11の左右両
端部分および中央部分の3カ所に設けられており、各ブ
ラケット37に対応して梁3にボルト止めされたファス
ナー39に係止されている。
【0030】このファスナー39には断面略L字状に形
成されたブラケット40が、長孔40Aを利用して室内
外方向に位置調整可能にボルト止めされている。ブラケ
ット40の垂直方向のフランジには長孔40Bが形成さ
れ、前記ブラケット37の室内側端縁に係合されるプレ
ート41に溶接されたボルト42をブラケット37の室
内側端縁に形成された溝37A及び前記長孔40Bに挿
通してナット43に螺合することで、ブラケット37は
ブラケット40を介してファスナー39に室内外方向に
移動不能に取り付けられている。
【0031】また、上枠11の中央に取り付けられたブ
ラケット37には、高さ調整ボルト44が螺合されてお
り、この高さ調整ボルト44をファスナー39に当接さ
せてファスナー39に対するブラケット37の高さ位置
を調整することで、カーテンウォールユニット5の取付
高さを調整できるようになっている。
【0032】以上の構成により、カーテンウォールユニ
ット5は、メインフレーム10の上枠11が梁3上面の
ファスナー39側に係合され、下枠12がその下側に配
置されるカーテンウォールユニット5の上枠11のジョ
イントピン35Aに係合されて室内外方向に移動しない
ように係止されることで、建物のユニット式カーテンウ
ォールからなる外壁を構成している。
【0033】なお、カーテンウォールユニット5の下枠
12の左右両端部分のジョイント受けプレート36のジ
ョイントピン35Aが挿通される孔は、左右方向に長い
長孔とされており、ジョイントピン受けプレート35や
ジョイント受けプレート36の取付誤差を吸収できるよ
うになっている。同様に、上枠11の左右両端部分のブ
ラケット40もファスナー39に対して左右方向に位置
調整可能とされ、取付誤差を吸収できるようになってい
る。
【0034】このように構成されたカーテンウォールユ
ニット5には、各種のパネルや水切り等が取り付けられ
ている。具体的には、上枠11および無目14間の室外
面には、アルミパネル50が掛け渡されてビス止めされ
ている。このアルミパネル50およびアルミパネル50
が取り付けられた上枠11、縦枠13、無目14により
張出し壁部が構成されている。
【0035】無目14およびサブフレーム20の上枠2
1間には、窓開口上面に配置されるアルミパネル51が
掛け渡されてビス止めされている。また、縦枠13と、
縦枠23および腰部パネル下地フレーム32の縦枠との
間には、アルミパネル52が掛け渡されてビス止めされ
ている。さらに、腰部パネル下地フレーム32の室外面
にも、アルミパネル53がビス止めされている。
【0036】また、サブフレーム20の下枠22には、
アルミ押出形材からなるパネル状の水切り54がボルト
止めされている。すなわち、下枠22は図7に示すよう
に、室外側に向かって延出されたフランジ22Aが形成
されており、このフランジ22Aに水切り54の端縁を
載置してボルト止めしている。
【0037】この水切り54の下方には、アルミ押出形
材からなる水切り55がアルミパネル52間に配置さ
れ、アルミパネル52および換気ボックス支持枠24に
ビス止めされている。この水切り55の室外端縁には、
ステンレス製のブラケット56が立設されており、この
ブラケット56により水切り54の室外側が支持されて
いる。
【0038】水切り54の室外端面は下方に延長されて
おり、この水切り54の室外端および水切り55の室外
端間には、下方に開口された換気口57が形成されてい
る。この換気口57には、ステンレス製の防鳥ネット5
8およびアルミ押出形材製の外気導入グリル59がビス
止めされている。
【0039】腰部パネル下地フレーム32の下枠および
メインフレーム10の下枠12間には、図5にも示すよ
うに、アルミパネルからなる水切り60がビス止めされ
ている。水切り60は、水勾配を確保するために傾斜し
て配置され、腰部パネル下地フレーム32の下枠室外面
にビス止めされた上面パネル60Aと、その上面パネル
60Aの室外側下面から鉛直方向に配置され、下枠12
の室外面にビス止めされた側面パネル60Bとで構成さ
れている。
【0040】なお、各パネル50〜53の室内面には、
必要に応じて補強材が取り付けられているとともに、図
示しない耐火材が被覆されている。また、各パネル50
〜53や水切り54,55,60間の接合部分は、発泡
ポリエチレン等のバックアップ材61と、シリコーン樹
脂等のシーリング材62とが充填されてシールされてい
る。
【0041】サブフレーム20の下枠22および換気ボ
ックス支持枠24の室内側には、窓台を兼ねた換気ボッ
クス65が取り付けられている。換気ボックス65は、
パネルを接合して中空ボックス状に形成されており、そ
の内部には、操作ハンドル66によって開閉可能とさ
れ、下枠22および換気ボックス支持枠24間の開口に
当接してこれを閉塞可能とされた換気蓋67が内蔵され
ている。そして、換気蓋67を開くことで、換気口57
から、各水切り54,55間、枠22、24間、換気ボ
ックス65内を通して換気ボックス65の室内面に形成
された換気導入口65Aから外気を導入可能に構成され
ている。
【0042】一方、柱2の前面に配置されるカーテンウ
ォールユニット6は、メインフレーム10と同一断面形
状のアルミ押出形材からなる上枠71、下枠72、縦枠
73を四角枠状に組んで構成されたフレーム70と、こ
のフレーム70の縦枠73間に掛け渡された無目と、各
フレーム70および無目で囲まれた部分にそれぞれ配置
されたアルミパネル75,76とで構成されている。カ
ーテンウォールユニット6も、カーテンウォールユニッ
ト5と同じく、その上端側にはブラケット37やジョイ
ントピン35Aが設けられて梁3のファスナー39に支
持され、下端側は下方のカーテンウォールユニット6上
端面のジョイントピン35Aに嵌合して取り付けられて
いる。
【0043】これらの各カーテンウォールユニット5,
6の枠11〜13,71〜73の外周室内側には、各ユ
ニット5,6を隣接設置した際に互いに圧接する環状ガ
スケット16が取り付けられている。また、枠11〜1
3,71〜73の外周室外側には、EPDM(エチレン
プロピレンディエンメチレン)などの合成ゴム等により
形成されたシール材17が取り付けられ、このシール材
17間には、各ユニット5,6の設置時にこのシール材
17間に配置充填される樹脂製のバックアップ材18お
よびシーリング材19が設けられている。
【0044】このように構成された各カーテンウォール
ユニット5,6は、次のような手順で建物に取り付けら
れる。まず、工場において、各枠材11〜13,21〜
23,71〜73等を押出成形し、表面処理、部材加工
を施した後、枠組みしてメインフレーム10、サブフレ
ーム20、フレーム70を製作する。また、各パネル5
0〜53、75,76や水切り54,55,60なども
製作しておく。
【0045】その後、メインフレーム10およびサブフ
レーム20を連結材30で接合し、各パネル50〜5
3,75,76や水切り54,55,60を取り付けて
各カーテンウォールユニット5,6を組み立てる。さら
に、サブフレーム20にはガラス25を組み込み、ガラ
ス廻りやパネル目地部分をバックアップ材61、シーリ
ング材62等でシールし、養生してストックする。これ
らの各カーテンウォールユニット5,6をトラックなど
で建設現場に搬入する。
【0046】建設現場では、図10,11に示すよう
に、H型鋼などからなるレール材を建物の梁3間に掛け
渡すことなどで、建物躯体に沿って上下方向に連続する
垂直搬送用ガイドレール80を設置しておく。また、図
12にも示すように、レール材を梁3にボルト止めされ
た支持梁81A間に掛け渡すことなどで、垂直搬送用ガ
イドレール80に交差する水平搬送用ガイドレール81
を、各カーテンウォールユニット5,6を取り付ける建
物の階に合わせて設置しておく。具体的には、水平搬送
用ガイドレール81は、各カーテンウォールユニット
5,6の上端が取り付けられる梁3の上にある梁3に沿
って設置する。
【0047】前記垂直搬送用ガイドレール80には、ガ
イドレール80に沿って上下方向に移動可能とされた移
動支持手段である移動架台82が取り付けられている。
この移動架台82は、形鋼などを枠組みすることで構成
された垂直フレーム82Aおよびこの垂直フレーム82
Aの下端に取り付けられた水平フレーム82Bとを備え
ており、前記各カーテンウォールユニット5,6を載置
固定できるように構成されている。
【0048】また、移動架台82は、垂直搬送用ガイド
レール80のフランジ部分を挟んで配置されたガイドロ
ーラ83を備え、かつ建物上部に設けられた図示しない
ウインチに連結されたワイヤーロープ84が繋げられて
おり、ガイドレール80でガイドされてウインチによっ
て上下方向に移動可能とされている。
【0049】一方、水平搬送用ガイドレール81には、
ガイドレール81に沿って水平方向に移動可能とされた
吊下げ支持手段であるホイストフレーム86が取り付け
られている。ホイストフレーム86は、ガイドレール8
1に沿って移動可能なガイドローラ87と、ガイドロー
ラ87に対して固定されて建物の室内外方向に沿って配
置された室内外移動レール88と、この室内外移動レー
ル88に沿って移動可能なガイドローラ89と、各ガイ
ドローラ89間に跨って固定されたフレーム90と、こ
のフレーム90に上端が固定され、かつ下端に前記各カ
ーテンウォールユニット5,6を係合可能なフックなど
が取り付けられたチェーン91とを備えて構成されてい
る。
【0050】また、地上には移動架台82を前記ガイド
レール80の下端部分まで移動させる架台移動レール8
5が設けられている。そして、トラックなどで建設現場
に搬送された各カーテンウォールユニット5,6を、ク
レーンなどで架台移動レール85上の移動架台82に載
置固定したり、予め各カーテンウォールユニット5,6
が取り付けられた状態で搬送された移動架台82をクレ
ーンなどで架台移動レール85に載置する。その後、移
動架台82を前記ガイドレール80の下端部分に移動し
てワイヤーロープ84を連結し、ウインチでワイヤーロ
ープ84を巻き上げることで、移動架台82を水平搬送
用ガイドレール81部分まで上昇させる。
【0051】次に、水平搬送用ガイドレール81にガイ
ドされるホイストフレーム86に、各カーテンウォール
ユニット5、6のみを吊り下げ支持し、移動架台82か
ら各カーテンウォールユニット5,6を外し、さらに壁
面に沿って水平に移動して各カーテンウォールユニット
5,6の取付位置まで移動する。そして、ホイストフレ
ーム86のフレーム90を建物側に引き寄せ、前記ブラ
ケット37を用いて梁3のファスナー39に取り付け
る。なお、建物の柱2の前面には、カーテンウォールユ
ニット6を取り付け、柱2間にはカーテンウォールユニ
ット5を取り付ける。
【0052】一方、カーテンウォールユニット5,6を
ホイストフレーム86で移動している間に、前記移動架
台82は下降させて架台移動レール85に戻し、待機さ
せていた次の移動架台82を同様に上昇させる。このた
め、1つのユニット5,6を取り付け終わる前に、次の
ユニット5,6を水平搬送用ガイドレール81まで搬送
することができる。さらに、水平搬送用ガイドレール8
1に複数のホイストフレーム86を配置しておけば、複
数のカーテンウォールユニット5,6を並行して取り付
けることもできる。
【0053】建物の1つの階分のカーテンウォールユニ
ット5,6を取り付けたら、前記水平搬送用ガイドレー
ル81を上の階の梁3に付け替えて、上記手順を繰り返
してカーテンウォールユニット5,6を取り付けてい
く。なお、各ユニット5,6の取付時に、作業者は建物
の床パネル4上で作業することができる。また、垂直搬
送用ガイドレール80、水平搬送用ガイドレール81、
移動架台82、ワイヤーロープ84、架台移動レール8
5、ホイストフレーム86により、カーテンウォールユ
ニット5,6の取付装置が構成されている。
【0054】このような本実施の形態によれば、次のよ
うな効果がある。 1)カーテンウォールユニット5を、梁3に取り付けら
れてカーテンウォールユニット5の荷重を支持するメイ
ンフレーム10と、ガラス25などの面材を保持するサ
ブフレーム20と、室内外方向にずらされて配置された
各フレーム10,20を連結する連結材30とで構成し
たので、ガラス面とパネル面とを室内外方向に異なる面
に配置することができる。このため、従来ではノックダ
ウン工法を採用しなければならなかった凹凸を有する外
壁面を、カーテンウォールユニット5で形成することが
でき、プレファブユニット工法の利点が得られる。つま
り、工場でガラス25やパネル50〜53等を取り付け
ておくことができ、現場ではカーテンウォールユニット
5を梁3に取り付けて、他のカーテンウォールユニット
5,6との接続部分をシールするだけでよいので、凹凸
がある複雑な外観を有する外壁を形成する場合であって
も、現場作業効率を向上できるとともに、工場で化粧パ
ネルやガラス25を組み込めるために品質を向上でき
る。
【0055】2)ガラス25を保持するサブフレーム2
0をメインフレーム10とは別に設けたので、メインフ
レーム10を利用してカーテンウォールユニット5を吊
り上げることで、サブフレーム20には吊り上げ時の荷
重等も伝達せず、サブフレーム20が変形することもな
いため、サブフレーム20には工場で予めガラス25な
どの面材を取り付けておくことができ、現場作業効率を
向上することができる。その上、サブフレーム20は必
要とする剛性が小さくなるために、サブフレーム20の
各枠21〜23の厚さや幅寸法などを小さくでき、軽量
化することができ、コストも低減できる。
【0056】3)カーテンウォールユニット5のメイン
フレーム10において、サブフレーム20の上側つまり
無目14から上枠11までの張出し壁部の高さ寸法を、
梁3の高さ寸法よりも大きな高さ寸法としているので、
室内側に配置されたサブフレーム20やアルミパネル5
1の上側の空間に梁3を納めることができ、スペースを
有効に利用できてスペース効率を向上することができ
る。
【0057】4)さらに、メインフレーム10の上枠1
1を梁3の上面のファスナー39に係合してカーテンウ
ォールユニット5を吊り下げ支持しているので、カーテ
ンウォールユニット5の梁3への取付作業を、梁3つま
り上階の床パネル4上で行うことができ、作業者は建物
の内部側からカーテンウォールユニット5を取り付ける
ことができる。このため、足場などを設置する必要が無
くて施工作業性を向上することができ、かつ高層ビルに
おいても容易にカーテンウォールユニット5を設置する
ことができる。
【0058】5)カーテンウォールユニット5,6を建
物に取り付けるにあたって、従来のようなタワークレー
ンを用いずに、垂直搬送用ガイドレール80に沿って移
動可能な移動架台82と、水平搬送用ガイドレール81
に沿って移動可能なホイストフレーム86とを用いたの
で、搬送中のカーテンウォールユニット5、6は、風が
吹いても揺れたり振れたりすることがなく、タワークレ
ーンを用いた従来であれば作業を中断しなければならな
いような風が吹いても作業を続行することができ、施工
期間を短縮できる。
【0059】6)垂直搬送用ガイドレール80および移
動架台82と、水平搬送用ガイドレール81およびホイ
ストフレーム86とを設けてカーテンウォールユニット
5,6の垂直方向の移動手段と水平方向の移動手段とを
併設しているので、垂直搬送用ガイドレール80および
移動架台82によって水平搬送用ガイドレール81位置
まで搬送されたカーテンウォールユニット5,6をホイ
ストフレーム86に移し替えて移動している間に、移動
架台82によって別のカーテンウォールユニット5,6
を上方に移動させることができ、複数のユニット5,6
を同時に搬送させることができる。このため、1つのカ
ーテンウォールユニット5,6を取り付けるまでは、他
のユニットを吊り上げることができない従来のタワーク
レーンを用いた場合に比べて、カーテンウォールユニッ
ト5,6を躯体に取り付ける施工作業の効率を向上で
き、施工期間を短縮することができて施工コストも低減
できる。
【0060】7)さらに、移動架台82が架台移動レー
ル85から水平搬送用ガイドレール81までを往復する
時間に対して、1つのホイストフレーム86がカーテン
ウォールユニット5,6の取付位置まで移動してユニッ
ト5,6を躯体に取り付けてから、垂直搬送用ガイドレ
ール80部分まで戻るまでの時間が長い場合等では、複
数のホイストフレーム86を設けることで、複数のユニ
ット5,6を同時に梁3に取り付けることができ、施工
作業効率をより一層向上することができる。
【0061】8)さらに、梁3に取り付けられている水
平搬送用ガイドレール81でガイドされるホイストフレ
ーム86でカーテンウォールユニット5,6をその取付
位置まで移動しているので、カーテンウォールユニット
5,6を所定の位置に正確に設置でき、ユニット5,6
の梁3への取付作業も容易に行うことができる。
【0062】なお、本発明は、前述の実施の形態に限定
されない。例えば、前記実施形態では、2種類のカーテ
ンウォールユニット5,6を用いて建物の外壁を形成し
ていたが、例えば、カーテンウォールユニット5のメイ
ンフレーム10を左右方向に延長してパネルを取付け、
柱2の前面で左右方向に隣接するカーテンウォールユニ
ット5同士を直接当接させるように構成した場合等で
は、1種類のカーテンウォールユニット5を用いてもよ
い。
【0063】また、前記実施形態のカーテンウォールユ
ニット5では、サブフレーム20をメインフレーム10
の室内側に配置していたが、逆に室外側に配置して出窓
部分を有する外壁を形成してもよい。要するに、カーテ
ンウォールユニット5,6の形状、構造などは、建物外
壁の凹凸デザインや目地位置等に応じて適宜設定すれば
よい。
【0064】さらに、カーテンウォールユニットとして
は、メインフレーム10、サブフレーム20、連結材3
0を備えたものに限らない。特に、ユニットのガラス面
とパネル面との室内外方向の位置のずれ量が小さい場合
などでは、例えば、メインフレーム10にフレーム枠よ
りも室内外方向の見込み寸法が大きな無目を取付け、こ
の無目にガラスなどの面材を保持させることで、メイン
フレーム10の室外側に取り付けたパネルとの室内外方
向の位置をずらして凹凸を形成してもよく、カーテンウ
ォールユニットのフレーム構造なども実施にあたって適
宜設定すればよい。
【0065】また、カーテンウォールユニットの取付構
造としては、例えば梁3の下面側にファスナーを取り付
けてカーテンウォールユニットを取り付け、カーテンウ
ォールユニットの下部部分で梁3の前面(室外面)を被
覆するように構成してもよい。このように、前記ブラケ
ット37やファスナー39の形状、構造なども、カーテ
ンウォールユニットの取付構造に応じて適宜設定すれば
よい。
【0066】さらに、前記実施形態のカーテンウォール
ユニット5におけるパネル50、53部分にガラスを配
置してもよく、またサブフレーム20にアルミ製等のパ
ネルを取り付けてもよく、カーテンウォールユニットに
取り付ける面材の種類は、実施にあたって適宜選択すれ
ばよい。
【0067】前記カーテンウォールユニット5,6は、
通常のタワークレーンで搬送してもよい。また、前記カ
ーテンウォールユニットの取付装置は、凹凸面を有する
カーテンウォールユニット5に限らず、通常のカーテン
ウォールユニットを取り付ける際に利用してもよい。さ
らに、カーテンウォールユニットに限らず、PC版等の
各種パネルを建物の外壁に取り付ける場合にも広く適用
することができる。
【0068】さらに、移動架台82やホイストフレーム
86の具体的な構造は、搬送するカーテンウォールユニ
ットの形状、種類や建物側の構造などに応じて適宜設定
すればよい。
【0069】
【発明の効果】このような本発明のカーテンウォールユ
ニットおよびユニット式カーテンウォールによれば、凹
凸がある複雑な外観を有する外壁を形成する場合であっ
ても、現場作業効率や品質を向上できる。また、本発明
のカーテンウォールユニットの取付装置および取付方法
によれば、風の影響を少なくできかつ設置位置の位置合
わせも容易に行えるとともに、施工効率も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における建物外壁を示す正
面図である。
【図2】前記実施形態のカーテンウォールユニットを示
す斜視図である。
【図3】前記実施形態のカーテンウォールユニットを示
す分解斜視図である。
【図4】前記実施形態のカーテンウォールユニットの上
端の支持部分を示す斜視図である。
【図5】図1のA−A線に沿った縦断面図である。
【図6】図1のB−B線に沿った縦断面図である。
【図7】図1のC−C線に沿った縦断面図である。
【図8】図1のD−D線に沿った横断面図である。
【図9】図1のE−E線に沿った横断面図である。
【図10】前記実施形態におけるカーテンウォールユニ
ットの取付装置を示す概略斜視図である。
【図11】カーテンウォールユニットの取付装置の要部
を示す斜視図である。
【図12】カーテンウォールユニットの取付装置の要部
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…外壁、2…柱、3…梁、5,6…カーテンウォール
ユニット、10…メインフレーム、11…上枠、12…
下枠、13…縦枠、14…無目、20…サブフレーム、
21…上枠、22…下枠、23…縦枠、24…換気ボッ
クス支持枠、25…面材である複層ガラス、30,31
…連結材、32…腰部パネル下地フレーム、35…ジョ
イントピン受けプレート、35A…ジョイントピン、3
6…ジョイント受けプレート、37…ブラケット、39
…ファスナー、40…ブラケット、50〜53…アルミ
パネル、54,55,60…水切り、56…ブラケッ
ト、65…換気ボックス、67…換気蓋、70…フレー
ム、71…上枠、72…下枠、73…縦枠、75,76
…アルミパネル、80…垂直搬送用ガイドレール、81
…水平搬送用ガイドレール、82…移動支持手段である
移動架台、84…ワイヤーロープ、86…吊下げ支持手
段であるホイストフレーム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体への取付手段が設けられたメインフ
    レームと、このメインフレームに対して室内外方向にず
    れた位置に配置されて面材を保持するサブフレームと、
    前記メインフレームおよびサブフレームを連結する連結
    材とを備えるカーテンウォールユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカーテンウォールユニ
    ットにおいて、前記サブフレームは前記メインフレーム
    の室内側に配置され、かつサブフレームの高さ寸法はメ
    インフレームの高さ寸法よりも小さくされ、メインフレ
    ームの正面から見てサブフレームが配置されていない部
    分にはパネルが取り付けられているカーテンウォールユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 面材が設けられた窓部と、この窓部の室
    外側でかつ窓部の上方位置に設けられた張出し壁部とを
    備えてカーテンウォールユニットが構成され、このカー
    テンウォールユニットの前記張出し壁部は少なくとも建
    物躯体の梁の高さ寸法よりも大きな高さ寸法とされて梁
    の室外側に配置されているとともに、その張出し壁部が
    梁に固定されて吊り下げ支持されているユニット式カー
    テンウォール。
  4. 【請求項4】 建物にカーテンウォールユニットを取り
    付ける取付装置であって、建物に沿って上下方向に設け
    られた垂直搬送用ガイドレールと、この垂直搬送用ガイ
    ドレールに交差して配置された水平搬送用ガイドレール
    と、前記垂直搬送用ガイドレールに沿って上下方向に移
    動可能とされかつカーテンウォールユニットが支持可能
    とされた移動支持手段と、前記水平搬送用ガイドレール
    に沿って水平方向に移動可能とされかつ前記移動支持手
    段上のカーテンウォールユニットを吊下げ支持可能な吊
    下げ支持手段とを備えるカーテンウォールユニットの取
    付装置。
  5. 【請求項5】 建物にカーテンウォールユニットを取り
    付ける取付方法であって、建物に沿って上下方向に設け
    られた垂直搬送用ガイドレールに沿って、カーテンウォ
    ールユニットが載置された移動支持手段を水平搬送用ガ
    イドレールまで移動し、移動支持台上のカーテンウォー
    ルユニットを吊下げ支持手段で支持し、この吊下げ支持
    手段を水平搬送用ガイドレールに沿って水平方向に移動
    してカーテンウォールユニットの取付箇所まで移動し、
    吊り下げ支持されたカーテンウォールユニットを建物の
    躯体に取り付けるカーテンウォールユニットの取付方
    法。
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