JPH0419077A - スエード様研磨布 - Google Patents

スエード様研磨布

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JPH0419077A
JPH0419077A JP12146690A JP12146690A JPH0419077A JP H0419077 A JPH0419077 A JP H0419077A JP 12146690 A JP12146690 A JP 12146690A JP 12146690 A JP12146690 A JP 12146690A JP H0419077 A JPH0419077 A JP H0419077A
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JP
Japan
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polishing
polyurethane elastomer
suede
polyacrylonitrile
weight parts
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Pending
Application number
JP12146690A
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English (en)
Inventor
Koji Nakagawa
浩司 中川
Shigeki Morimoto
茂樹 森本
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表面に垂直な紡錘状気孔を有するスェード様研
磨布に係り、更に詳しくは、垂直な紡錘状気孔を有し耐
圧性、研磨能率に優れた、特に集積回路素子用半導体基
板、高純度シリコン、化合物半導体等からなるウェハー
の鏡面加工、あるいはガラス、金属、セラミック等の仕
上研磨に好適なスェード様研磨布に関する。
(従来の技術) 天然繊維、再生繊維または合成繊維からなる編織布又は
不織布、或いはこれらにスチレンブタジェンゴム、ニト
リルブタジェンゴム等のゴム状物質またはポリウレタン
エラストマー等の樹脂を充填して得られる基体に、ポリ
ウレタンエラストマーの溶液を塗布し、これを凝固液で
処理し湿式凝固を行って多孔質銀面層を形成せしめ、水
洗乾燥後、咳銀面層表面を研磨して得られるスェード様
研磨布は夙によく知られており、高純度シリコンや化合
物半導体からなるウェハーの鏡面加工工程、或いはガラ
ス製品、金属製品等の仕上研磨工程において、酸化セリ
ウム、酸化アルミニウム、酸化ゲイ素等の微粒子状砥粒
を分散せしめた研磨液を供給しながら研磨を行う遊翻砥
粒研慶用に広く使用されている。
従来使用されているスェード様研磨布は、各種研磨条件
を適宜変更して目的とする研磨精度のものを得ている。
例えば、研磨速度を上げるには、加工圧力を上げる方法
が、−IIIに行われている。
しかしながら、従来のスェード様研磨布は耐圧性に劣り
、加工圧力を高くすると垂直な紡錘状気孔構造が変形し
、砥粒を保持できなくなり、かえって研磨速度が低下す
るといった問題点あった。このため、半導体ウェハー等
の研磨加工は、低い加工圧力で長時間かけて研磨しなけ
ればならず、生産性の極めて悪いものであった。
(発明が解決しようとする課B) 本発明者等は上述の如き問題点に鑑み、鋭意研究した結
果本発明を完成したものであって、本発明の目的は耐圧
性に優れ、高速且つ、加工傷がなく仕上状態に優れた研
磨加工が可能なスェード様研磨布を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、基体上に固形分に換算して100重量
部のポリウレタンエラストマーと4〜30重量部のポリ
塩化ビニル、ポリアミド及びポリアクリロニトリルより
なる群より選ばれた少なくとも1種の重合体を含有し垂
直な紡錘状気孔を有する多孔質銀面層を形成したことを
特徴とするウエード様研磨布によって達成される。
本発明に用いられる基体としては、綿、レーヨン、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル等の繊維
またはこれらの混合物からなる編織布や不織布、或いは
これらにスチレンブタジェンゴム、ニトリルブタジェン
ゴム等のゴム状物質またはポリウレタンエラストマー等
の樹脂を充填して得られるものが挙げられるが、特にこ
れらに限定されるものではない。
本発明に於いて銀面形成用に使用されるポリウレタンエ
ラストマーとは、−船釣に有機ジイソシアネートとポリ
オール類を反応せしめて得られるものである。有機ジイ
ソシアネートとしては、例えばジフェニルメタン−4,
4′−ジイソノアネート、トリレン−2,4−ジイソシ
アネート キシリレンジイソシアネート、シンクロヘキ
シルメタン−4,4′−ジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート等、或はこれらの混合物が挙げら
れ、またポリオールとしては、ポリエチレンアジペート
グリコール、ポリプロピレンアジベトクリコール、ポリ
エチレンブチレンアジベートグリコール、ポリブチレン
アジペートグリコール、ポリエチレンブチレンアジベー
トグリコール、ポリペンタメチレンアジペートグリコー
ル等のポリエステルポリオール類、或いはポリエチレン
エーテルグリコール、ポリプロピレンエーテルグリコー
ル、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリへキ
サメチレンエーテルグリコール等のポリエーテルポリオ
ール類、さらにはラクトン環を開環重合したポリカプロ
ラクトン類等の両末端に水酸基を有する分子量500〜
8.000のグリコール等が挙げられる。
上述の如き組成からなるポリウレタンエラストマー溶剤
としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、テトラヒドロフラン、ジメチルアセトアミド、エチ
ルアセテート、ジオキサンなどが挙げられるが、特にこ
れらに限定されるものではない、ポリウレタンエラスト
マー溶液のエラストマー固形分温度は、通常10〜40
重量%、好ましくは20〜40重量%である。エラスト
マー固形分1度が低過ぎる場合、溶液の粘度が低下し過
ぎ、基体への浸み込みが大きく、良好なる多孔質層が形
成されにくくなる。
本発明の研磨布を製造するには、上述の如き組成からな
るポリウレタンエラストマー溶液に、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリアクリロニトリルからなる群より選ば
れた少なくとも1種の重合体を配合する必要がある。こ
こで、ポリ塩化ビニルとしては通常の塩化ビニルストレ
ートポリマーの他、塩化ビニルと酢酸ビニルの共同重合
体でもよい。又、ポリアミドとしては例えばナイロン6
゜ナイロン6・6.ナイロン8.ナイロン12等が挙げ
られるが、特にこれらに限定されるものではない。この
うち、ポリ塩化ビニルは高い加工圧力に対する耐久性、
研WI能率に優れ、ポリアクリロニトリルは低い加工圧
力に於ける研磨能率に優れ好適である。
ポリウレタンエラストマー溶液に配合する上記重合体の
量は、ポリウレタンエラストマーの固形分100重量部
に対して4〜301i量部、好ましくは5〜25重量部
である。配合量が4重量部より少ない場合は、耐圧性が
不十分で垂直な紡錘状気孔が変形し易く研磨速度が遅く
なり、配合量が30重量部より大きい場合は、垂直な紡
錘状気孔が大き過ぎ且つ斑も多く、更に研磨加工した際
、被研磨体に加工傷が開発する。
かくして上述の様な組成に調整した銀面形成用のポリウ
レタン溶液を、前記基体上にロールコータ−、ナイフコ
ーターなどの適宜な塗布手段を用いて、−船釣に150
〜1500 g/m” 、好ましくは300〜1200
g/m”の塗布量(溶液として)になるように塗布する
。次いで水あるいは水とポリウレタンエラストマーの溶
剤との混合液中に浸漬して湿式凝固せしめた後、脱溶剤
のための水洗し、更に乾燥をすることにより、基体面に
垂直且つ均一な紡錘状気孔を有する銀面層を具えたシー
ト状物質が得られる。続いて、サンドペーパー使用の表
面研削機などにより該シート状物質の銀面表面を研削す
ることにより、表面孔形状が均一で且つ断面孔形状が基
体面に垂直で均一な紡錘状気孔を有するスェード様研磨
布が得られる。
(発明の効果) 本発明のスェード様研磨布は、垂直な紡錘状気孔構造が
強固であり、研磨時の加工圧力が高し1場合も変形しに
<<、遊離砥粒を良好に保持する。
このため、従来品に比べ研磨速度が飛躍的に向上し、加
工傷の発生も極めて少なく、耐久性及び研磨能率に優れ
た研磨ができる。
以下、実施例により本発明を詳述する。なお実施例中の
研磨能率、スェード孔構造の評価及び不良発生性は下記
の通りである。また、実施例中の「部」及び「%」は特
に断りのない限り「重量部J及び「重量%」を意味する
〈研磨能率〉 平均粒径0,01μのコロイダルシリカ(不二見研磨剤
社製、3%分散液)を研磨剤とし、得られた研磨布を用
い、スピードファム社製36SPAW研磨機にて、5イ
ンチシリコンウェス1−の研磨試験を行った。
研磨条件 加工圧力 100g/cm” 、280g/cm” 定盤回転数 77rpm 加工温度 40℃ 30分間研磨における研削深度(μ)を以て研磨能率と
した。
くスェード孔構造の評価〉 得られた研磨布の切断面をa徽鏡観察し、下記基準に準
拠しスェード孔構造を評価した。
○・・・良好な垂直紡錘状構造 △・・・やや乱れた垂直紡錘状構造 ×・・・著しく乱れた構造 く不良発生性〉 5万ルクスの照射光下にて加工傷(スクラッチ)を目視
により確認し、下記基準に準拠して評価した。
◎・・・5%未満 ○・・・5〜10% △・・・10〜50% ×・・・50%以上 実施例1 ナイロン短繊維(繊度1.5 d 、長さ51mm>よ
りなるニードルバンチされた不織布(目付300g/m
”、厚み2.0 m / m )に、スチレン・ブタジ
ェン共重合体のエマルジョン溶液を含浸させ、加熱架橋
反応後、0.9 m mの厚さにスライスして繊維比率
46%、スチレンブタジェン共重合体比率54%の基体
を得た。
また、分子量1.500のポリブチレンアジベトグリコ
ール1モル、ジフェニルメタン−4,4’ジイソノアネ
一ト4モル、エチレングリコール3モルを、ジメチルホ
ルムアミド中で溶液重合させて得た1度30%のポリウ
レタンエラストマー溶液200部に、カーボンブラック
粉末5部とステアリルアルコール3部を加え、更にポリ
塩化ビニル(商品名:ゼオン1213日本ゼオン社製)
6部をあらかじめジメチルホルムアミ1100部に60
℃で120分間加熱熔解した溶液を撹拌しながら混合し
、50℃で100分間撹拌して、粘度100ボイズ/3
0℃の塗布液を得た。この塗重液のポリ塩化ビニルの割
合は、ポリウレタンエラストマー100部に対し10部
であった。
得られたポリウレタンエラストマー塗布液を、ロールコ
ータ−で基体上に800g/m”l布した後、35℃の
凝固浴(水ニジメチルホルムアミド=90:10重量比
)の中に浸漬して凝固させ、温水で充分に脱溶媒した後
、120’Cにて熱風乾燥を行った。
次いで、それぞれの表面を#】20のサンドベーパーに
て0.15mm研削し、スェード様研磨布を得た。結果
は第1表の通りであった。
(実施例2〜4) 実施例1で用いたポリ塩化ビニルに代えて、ナイロン6
 (商品名ニラツカマイト5050、大日本インキ化学
工業社製)、ナイロン8(商品名ニラフカマイト500
3、大日本インキ化学工業社製)、或いはポリアクリロ
ニトリル(商品名:クラコートP−122(1、大日本
インキ化学工業社製)を用いる他は、実施例1と同様に
してスェード様研磨布を得た。結果は第1表の通りであ
った。
(比較例1) 実施例1で配合したポリ塩化ビニルを用いない他は、実
施例1と同様の方法でスェード様研磨布を得た。
結果は第1表の通りであった。
(比較例2〜5) 実施例1で用いたポリ塩化ビニルに代えてポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリスチレン又はポリメチルメタク
リレートを用いる他は、実施例1と同様にしてスェード
様研磨布を得た。結果は第(実施例5〜10.比較例6
〜7) ナイロン短繊維(繊維2d、長さ51mm)/ポリエス
テル短繊維(繊度2d=長さ51mm)−50150か
らなるランダムウェブをニードルパンチして得た不織布
(目付300g/m”−厚み2.0 m / m )に
、スチレン・ブタジェン共重合体のエマルジョン溶液を
含浸さセ、加熱架橋反応後、0.9 m mの厚さにス
ライスして繊維比率46%、スチレンブタジェン共重合
体比率54%の基体を得た6 また、分子量2.000のポリテトラメチレンエテルグ
リコール1モル、ジフェニルメタン−44′−ジイソン
ア不−ト3モル、エチレングリコル2モルをジメチルホ
ルムアミド中で溶液重合させて、濃度30%のポリウレ
タンエラストマー溶液を得た。このポリウレタンエラス
トマー溶液200部Gこ、カーボンブラック粉末5部と
ステアリルアルコール3部を加え、更にポリウレタンエ
ラストマー100部に対し第2表に示す如き量のポリ塩
化ビニルをジメチルホルムアミド100部に60″0で
120分間加熱溶解した溶液を撹拌しながら混合し、引
きaさ50℃で100分間撹拌して塗布液を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基体上に固形分に換算して100重量部のポリウレタン
    エラストマーと4〜30重量部のポリ塩化ビニル、ポリ
    アミド及びポリアクリロニトリルよりなる群より選ばれ
    た少なくとも1種の重合体を含有し垂直な紡錘状気孔を
    有する多孔質銀面層を形成したことを特徴とするウエー
    ド様研磨布。
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