JPH0418453A - 有機―無機複合粉体及び該粉体の製造方法 - Google Patents

有機―無機複合粉体及び該粉体の製造方法

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JPH0418453A
JPH0418453A JP12241890A JP12241890A JPH0418453A JP H0418453 A JPH0418453 A JP H0418453A JP 12241890 A JP12241890 A JP 12241890A JP 12241890 A JP12241890 A JP 12241890A JP H0418453 A JPH0418453 A JP H0418453A
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organic
meth
powder
inorganic
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Koichi Okada
浩一 岡田
Ikuo Komura
育男 小村
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は有機相中に無機質微粒子か分散しfニ海島構造
を有する打機−無機複合体及びその製造方法に関する。
詳しくは成形材料、ゴム、接着剤等の充填剤として有用
であり、本発明の複合粉体か充填された成形材料は特に
歯科材料として有用である。
(従来の技術) MPRタイプと呼ばれている歯科用フンボノットレノン
においてはフィラーとして有機−無機複合粉体が用いら
れている。該粉体は粒径が1〜100μmの(メタ)ア
クリル樹脂中に粒径が05μm以下の無機質微粒子か分
散してなる複合構造を有する。
このような複合粉体を製造する方法の概略は以下の通り
である。まず、無機質微粒子の表面をγメタクυロキノ
プロビルトリメトキノノランを用いて表面改質する。表
面改質された無機質微粒子を液状の多官能(メタ)アク
リレートモノマー中に分散さけ、次いて該モノマーを重
合して固体を得る。この際無機微粒子が分散されたモノ
マー組成物を!P、Ii!重合すると、得られた固体自
身が粉体として回収されるが、一方塊状重合すると、得
られた塊状固体を粉砕して粉体とする必要かある。
得られた複合粉体において無機質微粒子の表面と有機相
、即ち(メタ)アクリル樹脂とはγ−メタクリロキノプ
ロピルトリメトキノンランによって連結されるので、該
有機相はプロピレン鎖を介して無機質表面の珪素原子(
γ−メタクリロキンブロビルトリメトキノンランに由来
する)と結合していることになる。
(発明か解決しようとする課題) しかしながら上記の複合粉体において、有機相と無機相
を連結する連結子かプロピレン鎖であると次に述へる問
題点がある。
まず第1に、有機−無様相界面の疎水化が不十分て耐水
性が不足しているため、複合粉体が湿潤条件にさらされ
ると、有機−無機相界面の接着の経時的劣化が進行する
。その結果、湿潤雰囲気中に置かれた複合粉体にあって
は機械的強度が徐々に低下する。
第2は、有機−無機相界面における力学的特性に関する
。つまり複合粉体に応力が加わった場合、ミクロ的には
、有機相と無機相の弾性率が大きく異なる1こめ応力は
両者の界面付近に集中し、破壊もここから始まると考え
られる。従来の炭素数3の連結子は応力を緩和させるた
の緩衝層としての機能が低く、複合粉体の強度の点で充
分満足のゆくものではなかった。
本発明の目的は、機械的強度に優れ、また口腔内のよう
な湿潤下でも劣化の少い有機−無機複合粉体を提供する
ことである。さらにそのような複合粉体の製造方法を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は上記の課題を解決すへく検討を重ねた結果
、有機−無機複合粉体において、有機相と無機相を連結
する連結子として長鎖のアルキレン基を用いれば本発明
の目的を達成しうろことを認め、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明の有機−無機複合粉体とは粒径0,
005〜05μmの無機質微粒子が三次元架橋したポリ
(メタ)アクリレート系樹脂に化学結合しかつ分散して
なる粒径1〜100μmの有機−無機複合粉体であって
、該無機質微粒子が炭素数8以上の直鎖アルキレン鎖を
有するシランカップリング剤を介して該ポリ(メタ)ア
クリレート系樹脂と化学結合してなることを特徴とする
有機−無機複合粉体である。
本発明者らは、上述した炭素数8以上の長鎖アルキレン
鎖を有する含珪素化合物(シランカップリング剤)によ
り前処理した無機質粉体とモノマーからなる歯科用修復
材について、すでに特願昭63−286404号として
出願した。該発明においては、上述したシランカップリ
ング剤で処理された無機質粉体は(メタ)アクリレート
系樹脂と化学結合しかつ該樹脂中に分散しているが、得
られる修復材はそれ自体がかなり大きい成形体である。
それに対し本発明においては、同様に処理された無機質
粉体の存在下に多官能(メタ)アクリレートモノマーを
重合させるが、それを成形体として使用するのでなく、
粉体(有機−無機複合粉体)とするものであり、この点
で両発明は別異のものである。本発明による複合粉体は
、これを所望の重合体組成物に添加して使用されるもの
である。
本発明の最大の特徴は複合粉体中において、有機相と無
機質粒子表面上に存在する珪素原子とか炭素数8以上の
直鎖状アルキレン基を連結子として介して結合している
点にある。この連結子の炭素数か8未満であると該無機
粒子表面の疎水化が不十分て有機−無機相界面の耐水性
か乏しいものとなり好ましくない。またこのアルキレン
基が長いほど応力緩和作用が大きく、複合粉体の機械的
強度の向上をもたらす。
その結果従来の連結子が炭素数3個の場合と比べ、耐水
性および機械的強度において優れた有機−無機複合粉体
が得られる。
本発明で用いられる無機質微粒子の材質としては、ノリ
力あるいはカオリン、クレー、雲母、マイカ等のノリ力
を基材とする鉱物、ノリ力を基材とし、AIto3、B
、08、T107、Zr0r、Bad、 Lavas、
SrOいCab、 P、05等を含有するセラミックス
やガラスの類、特にランタンガラス(例えば5hott
 GM31.6840)、バリウムガラス(たとえばS
hottGM27884  5hott 8253■、
Ray−3orb T■ ■              ■) 2000   Ra、y −5orb T −3000
、、ストミンチラムガラス(たとえば5hott G 
M 32−087”、Ray −5orb T −40
00■)、バイオグラス等があげられる。さらにはヒド
ロキンアパタイト、アルミナ、酸化チタン、ジルコニア
、水酸化アルミニウム等も好適に用いられる。
これらの形態については、特に制限はなく、球状、破砕
状、ウィスカー、針状、板状等種々の形態のものが目的
に合わせて選ばれる。
これらの粒径は0.005amないし0,5μmの範囲
にあるものが選ばれる。0.5uraより大きいと該複
合粉体が配合された成形物の光沢か劣り、またo、oo
sμmより小さいと複合粉体中に該無機質微粒子を実質
的な補強効果を出しうる程の量、分散させることが困難
となるので好ましくない。
これらの無機質微粒子は下記の一般式 %式%) [ただし、R1は水素原子またはメチル基、R1は加水
分解可能な基、R3は炭素数1ないし6の範囲にある炭
化水素基、Xは酸素または硫黄原子、mは2または3、
nは8以上の整数を表わす〕で表現されるンランカップ
リング剤で表面処理を施されてから多官能(メタ)アク
リレートモノマー中に分散される。次いで該モノマーを
重合して固体とし、必要に応じてこれを粉砕すれば、本
発明の目的とする粒径0.005〜0.5μmの無機質
微粒子が三次元架橋したポリ(メタ)アクリレート系樹
脂に化学結合しかつ分散してなる粒径1〜100μmの
有機−無機複合粉体であって、該無機質微粒子が炭素数
8以上の直鎖アルキレン鎖を有するンラノカップリング
剤を介して該ポリ(メタ)アクリレート系樹脂と化学結
合してなることを特徴とする打機−無機複合粉体を得る
ことができる。fコだし、アルキレン鎖が結合している
無機質微粒子表面の珪素原子はノランカップリング剤(
1)に由来する珪素であることは言うまでもない。
以下に本発明複合粉体の製造法を更に詳しく説明する。
ノランカツブリング剤(I)が無機質微粒子表面に結合
するためにはR′が脱離する必要があり、R2としては
塩素原子、アルコキン基、イソノアナート基、アノロキ
ノ基、イミノキノ基などが挙げられる。
カップリング剤(1)の具体的な例としては下記の化合
物群を挙げることができる。
H,C= C−Coo←CH7+5SiHCHs)sC
H。
HIC= CCOO+CHz+1.SI何EHi)sC
H3 H,C= C−Coo←H,ヂ1IsiH(−CH!ヂ
5CH3]3CI(3CH3CH。
H,C=C−Coo←H2+1lSiC&!、  )I
IC=C−COOEH2乞、SiCa3CH,C1l。
H,C= C−Coo←:R7)I、5i(()CH*
)。
CH3 LC= C−coo←H−+、、Si←NC0)3LC
= C−CO5←:H−+、、5iHCH3)3H3 )1.C= C−COO←H,モ、3S 1(()OC
CH3)sL H,C= C−COO←::H!has目→CHs)3
CH。
HtC−CC00((:Ht+2osiQcH3)sシ
ランカップリング剤(1)を用いて前述の無機質微粒子
へ表面処理を施す方法は、従来シランカップリング剤の
表面処理方法として知られている方法により行うことが
できる。
例えば無機質微粒子をブレンダーで撹拌しながら該化合
物(1)をスプレー添加する方法、適当な溶剤へ無機質
微粒子及び該化合物(1)を分散した後、溶剤を留去す
る方法、または水溶液中でアルコキシシリル基を酸触媒
により加水分解してンラノール基へ変換し、該水溶液中
で無機質微粒子表面と反応させた後水を除去する方法等
がある。いずれの場合も50〜150℃熱処理の工程を
経ることにより無機質微粒子との反応が完結する。
また、無機質微粒子をシランカップリング剤(+)と共
に(メタ)アクリレート系モノマーに混合した後、加熱
等の手段により、表面処理と重合硬化を同時に1バツチ
で行う方法もある。
本発明で用いられる多官能性(メタ)アクリレートとは
、1分子中に(メタ)アクリル基を2個以上有するモノ
マーのことである。具体的には、トリエチレングリコー
ルン(メタ)アクリレート、110−デカンジオールジ
(メタ)アクリレート、ヒスフェノールへジ(メタ)ア
クリレート、2,2〜ビス[(メタ)アクリロイルオキ
ンボリエトキンフェニル]プロパン、2.2−ヒス[4
−1−メタクリロキシ−2−ヒドロキシプロポキノ)フ
ェニル〕プロパン(Bis−GMAと称することかある
)等の2官能性(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート等の3官能性(メタ
)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)
アクリレート、2,2.4− トリメチルへキサメチレ
ンジイソシアネート1モルとグリセリンノ(メタ)アク
リレート2モルとの付加物等の4官能性(メタ)アクリ
レートをあげることがてきる。これらの多官能(メタ)
アクリレートは単独または2種以上を混合して用いられ
る。さらに、これらの多官能(メタ)アクリレートに対
しメチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート
等の単官能性(メタ)アクリレートを少量加えて使用す
ることも可能である。
表面処理された無機質微粒子を多官能(メタ)アクリレ
ート中に分散させ、しかる後に重合せしめて、目的とす
る有機−無機複合粉体を製造する方法としては次の2法
を挙げることができる。1つは表面処理された無機質微
粒子及びモノマーを混練機で混合練和した後、塊状重合
せしめ、得られた硬化物を粉砕する方法である。この場
合モノマー中にあらかじめラジカル重合開始剤を添加し
、加熱または光照射等の手段で重合を開始させる。
重合開始剤として40℃〜150℃の温度範囲で分解し
うるラジカル重合開始剤(例えば、過酸化ベンゾイル、
クメンハイドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロニ
トリルなど)をモノマー中に配合し、ヒートプレス、オ
ートクレーブ等を用いて常圧あるいは加圧下で加熱重合
せしめる方法が一般的である。得られた硬化物はホール
ミル等で1〜10017mの粒径になるまて粉砕されて
、目的の有機−無機複合粉体が製造される。
他の方法はあらかじめ該無機質微粒子か分散したモノマ
ーを1〜100μmの粒径の粒子状に分散させておいて
から重合させる方法である。この場合は特公昭63−3
1511に記載されているようにモノマーと無機質微粒
子を該モノマーを溶解しない媒体中に懸濁分散させた後
、ランカル重合開始剤を添加し、該開始剤が分解する範
囲の温度条件で懸濁重合を行う。
前記製造方法のいずれにおいても無機質微粒子に対して
使用するシランカップリング剤CI)の量は無機質微粒
子の表面を十分に被覆しうる量か好ましく、無機質微粒
子の比表面積と相関する。従って無機質微粒子の粒径が
小さくなれば必要となるノランカップリング剤の量は増
加し、通常は無機質微粒子100重量部に対し、0.1
ないし100重量部の範囲である。ま1ニモノマ−10
0重量部当りの無機質微粒子の配合量は50〜500重
量部の範囲か適当である。
(効 果) 本発明の有機−無機複合粉体においては、有機樹脂相と
無機質微粒子表面とが、炭素数8以上の直鎖アルキレン
基で結合されており、機械的強度に優れ、またこの有機
−無機界面の耐水性も優れている。従って本発明の有機
−無機複合粉体が充填されfコ成形物は機械的強度、湿
潤下での耐久性に優れており、特に歯科材料として好適
である。
歯科材料の他には、一般成型用材料、コート剤、塗料、
インク、接着剤、電磁液ンールド材のフィラーとしても
宵月である。
(実施例) 次に本発明を実施例により説明するか、本発明はかかる
実施例に限定されるものではない。
なお実施例及び比較例における諸量の定義及び測定方法
は以下に示す通りである。
(1)平均粒子径及び粒子径の範囲 堀場製作所製自動粒度分布測定装置CAPA500型を
用いて測定した。測定原理は光透過式遠心沈降法(自然
沈降併用)である。
(II)圧縮強度 ペーストを直径4mm、高さ4mmの円筒状金型に填入
し、所定の方法で重合硬化させに後、金型からはずし3
7℃、水中で24時間浸漬したものをインストロン万能
試験機を用いクロスへッドスビート2II+m/min
て測定した。測定値は10個の試料の平均値である。
(iii)  曲げ強度 ペーストを2x 2x 30mmの角柱状金型に填入し
所定の方法で重合硬化させた後、金型からはずし37°
C水中で24時間浸漬したものをインストロン万能試験
機を用いて3点曲げ試験(両末端支点間距離= 20m
m、クロスヘツドスピード= 1■/ m1n)を行つ
に。測定値は10個の試料の平均値である。
実施例1 平均粒径004μmのノリカ微粉末(日本アエロジル 
o x −so■)50g、11−メタクリロイルオキ
ノウンデノルトリメトキンンラン7.5g及びトルエン
500mQをフラスコに入れ、激しく撹拌しながら2時
間加熱還流を行った。放冷後トルエンを減圧下に留去し
1こ後、12時間真空乾燥を行い、さらに90℃で2時
間減圧下で加熱し、トルエンを十分に除去して表面処理
された無機質微粒子を得た。
次に、1.10−デカンジオールジメタクリレート35
重量部、2,2.4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
ノアネート1モルとグリセリンジメタクリレート2モル
%との付加物(以下U−4THと称する。)65重量部
及び過酸化ベンゾイル1重量部を配合しモノマー組成物
を得た。
該組成物100重量部と上記の微粒子200重量部を混
合練和し、重合性組成物を得1ニ。
この組成物を、オートクレーブを用いて、130℃、1
5気圧で1時間加熱加圧重合をおこない、得られた硬化
物を振動ボールミルで粉砕、分級して、粒径範囲1μm
〜100μm、平均粒径10μmの有機−無機複合粉体
を得た。
一方、ネオベンチルグリコールジメタクリレート35重
量部、U−4T865重量部及び2,4.6− トリメ
チルベンゾイルノフェニルホスフィンオキサイト0.5
重量部を混合溶解し、光重合性モノマー組成物を得た。
この組成物25重量部及び上記後金粉体75重量部て混
練後、真空脱泡することにより重合性組成物(ペースト
状)を得た。このペーストにキセノンランプ(Kulz
er製Dentacolor X S )を用いて90
秒間光照射を行い光硬化させた後さらに空気中で120
℃30分間加熱して硬化物を得f二。
この硬化物について圧縮強度及び曲げ強度の測定を行つ
1こ。
また耐久性を調へるために、該硬化物を70℃水中に1
0日間保存し、劣化を加速した後の曲げ強度の測定を行
った。結果を第1表に示す。
比較例1および2 実施例1において11−メタクリロイルオキンウンデン
ルトリメトキノノランのかわりにγ−メタクリロイルオ
キノプロピルトリメトキンシラン(比較例1)または6
−メタクリロイルオキシヘキシルトリメトキシシラン(
比較例2)を用いて、他は同様な方法で表面処理された
無機質微粒子を得た。さらに実施例1と同じモノマー組
成物を用いて、同様な方法により有機−無機複合粉体を
製造したところ粒径範囲1μm−100μm1平均粒径
10μmの複合粉体を得た。
この粉体を用いて実施例1と同様な重合性組成物を製造
し、同様な評価を行った結果をあわせて第1表に示す。
実施例2〜6 実施例1において11−メタクリロイルオキンウンデシ
ルトリメトキシシランのかわりに第1表記載のシランカ
ップリング剤を用いて、他は同様な方法により粒径範囲
1μm=100μm、平均粒径工0μmの有機無機複合
粉体を得た。さらにこの粉体を用いて同様な重合性組成
物を製造し、同様な評価を行った結果をあわせて第1表
に示す。
以下余白 実施例7 平均粒径002μmのγ−アルミナ粉末(日本アエロジ
ル、アルミニウムオキサイドC■)5帽1部、】1−メ
タクリロイルオキシウンデシルトリメトキシン9210
重量部、及びトルエン500mf!を2時間加熱還流し
た。放冷後トルエンを減圧留去した後12時間真空乾燥
を行いさらに90°Cで2時間減圧下で加熱し、トルエ
ンを充分に除去して表面処理されたアルミナ粒子を得た
次に1.10−デカンジオールジメタクリレート40重
量部、2.2−ヒス(メタクリロイルオキンボリエトキ
シフェニル)プロパン(分子内にエトキン基を平均2.
6個有する)60重量部及び過酸化ベンゾイル1重量部
を配合しモノマー組成物を得た。
該組成物100貢量部と上記の表面処理されたアルミナ
300重量部を混合練和し重合性組成物を得た。
この組成物をヒートブレスを用いて130℃、2気圧で
1時間加熱加圧重合を行い、得られた硬化物を振動ボー
ルミルで粉砕して、粒径範囲1μn〜100μm、平均
粒径15μmの複合粉体を得た。
実施例8 メカニカルスターラー、還流冷却器、温度計、カス導入
管を付した3gのセパラブルフラスコへ、150gのU
−4TH1150gのトリエチレングリコールジメタク
リレート及び15gの11−メタクリロイルオキンウン
デノルトリメトキノノランを入れ、均一になるまで撹拌
した。ここへ、粒径004μ巾のシリカ微粒子(OX 
−50) 150gを入れ、200回転/分の速度で1
5時間撹拌すると高粘度の均一な組成物が生成した。こ
こへ過酸化ベンゾイル3.0gを入れ、更に2時間撹拌
して溶解せしめた。
一方、蒸留水750J、及びメチルメタクリレート/メ
タクリル酸=50150の共重合体分散液(NaOHを
用いてpH6に調節した7、5%水溶液)300mf!
を混合した。この混合溶液を上記の重合性組成物へ1度
に加え、600回転/分で撹拌して懸瀾状とした。フラ
スコを徐々に加熱し、内部温度が85℃ないし88℃に
なるように保ち、この条件を5時間持続し、重合反応を
行った。
冷却後フラスコ内容物を濾過し、蒸留水で固形分を洗浄
し後50℃で真空乾燥することにより370gのヒーズ
状の有機−無機複合粉体を得た。該粉体の強熱残分は3
1.3%であり粒径範囲は0.5μm〜500μmであ
った。これを分級し、粒径範囲が1〜1008mの有機
−無機複合粉体を得fコ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒径0.005〜0.5μmの無機質微粒子が三
    次元架橋したポリ(メタ)アクリレート系樹脂に化学結
    合しかつ分散してなる粒径1〜100μmの有機−無機
    複合粉体であつて、該無機質微粒子が炭素数8以上の直
    鎖アルキレン鎖を有するシランカップリング剤を介して
    該ポリ(メタ)アクリレート系樹脂と化学結合してなる
    ことを特徴とする有機−無機複合粉体。
  2. (2)下記の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ただし、R^1は水素原子またはメチル基、R^2は
    加水分解可能な基、R^3は炭素数1ないし6の範囲に
    ある炭化水素基、Xは酸素または硫黄原子、mは2また
    は3、nは8以上の整数を表わす] で表現されるシランカップリング剤で表面処理された粒
    径0.05〜0.5μmの範囲にある無機質微粒子を多
    官能性(メタ)アクリレートを主成分とするモノマー中
    に分散させた組成物を重合させて有機−無機複合構造を
    有する粒径1〜100μmの粉体を得ることを特徴とす
    る特許請求項(1)記載の有機−無機複合粉体の製造方
    法。
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