JPH0414982Y2 - - Google Patents

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JPH0414982Y2
JPH0414982Y2 JP1984089651U JP8965184U JPH0414982Y2 JP H0414982 Y2 JPH0414982 Y2 JP H0414982Y2 JP 1984089651 U JP1984089651 U JP 1984089651U JP 8965184 U JP8965184 U JP 8965184U JP H0414982 Y2 JPH0414982 Y2 JP H0414982Y2
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JP
Japan
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balance
battery
weight
grain tank
balance weight
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JP1984089651U
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JPS614537U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は機台の一側に脱穀装置を搭載し、他側
に穀粒タンクを設けたコンバインのバランス装置
に関する。
(ロ) 従来技術 従来、機台上の一側に脱穀装置を搭載し、その
前方に刈取装置と穀稈搬送装置とからなる前処理
装置を設け、前記機台の他側に穀粒タンクを設け
たコンバインにおいて、前処理部と脱穀装置の下
方部分にバランスウエートを設けること、及び前
記機台の幅の中間下部に前後動する単一のバラン
スウエートを設けたバランス装置(実開昭52−
148721号公報)は既に知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知の考案の内、前者は排藁処理装置を機
体後部に装着した場合に装着するので機体全体の
重量が大となつて、湿田作業には向かず、且つス
ペースが十分にとれないので、充分なバランス調
整ができなかつた。又後者は刈取脱穀作業を続け
て穀粒タンク内の穀粒量が増大し、その側の重量
が大になつて機体の左右バランスが悪化するにも
拘らずそれを改善することができず、湿田のよう
な軟弱な圃場では機体が側方に傾いて作業が困難
になり、このような問題点を解決すべく、穀粒タ
ンクと反対側にバランスウエートを設けた場合、
麦の穀粒は稲の穀粒よりも比重が小さく、袋詰め
方式のコンバインにおいて籾袋交換する補助者が
乗つている時は一人作業時より籾処理部側の重量
が大になる等、各種の作業条件により機体の前
後、左右のバランスが悪化することがある。
しかも、機体の後部のスペースは狭いので、小
さなバランスウエートしか装着することができ
ず、その部位にバツテリーを配設することができ
なかつた。
更に、機体後部にバツテリーを配設した場合、
その後面を防護するための手段を必要とした。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は、機台の一側に脱穀装置を搭載し、他
側に穀粒タンクを設けたコンバインにおいて、前
記脱穀装置側の後方下部に、バツテリーを配設
し、その後部に複数のバランスウエートを併設
し、該バランスウエートを後方へ旋回する支持枠
に着脱自在に装着することにより機体の左右バラ
ンスの変化に容易に対処することができると共に
機体後部にバランスウエートとバツテリーとを配
設することを可能にし、更に、上記バツテリーを
バランスウエートにより防護するようにし得るよ
うにして前述の問題点を解決した。
(ホ) 作用 刈取脱穀作業を行なうと、穀粒タンクに穀粒が
充填されてその側の重量が大になるが、他側には
バランスウエートが設けてあるので、機体の左右
バランスを均衡させ易く、湿田にて収穫作業を行
なう時、バランスウエートを減少させると共に穀
粒タンクの充填量を抑制することで、走行装置が
大きく沈下するのを防止しながら収穫作業を行な
うことができる。
また、前記バランスウエートの重量調整をする
時、それらを後方側方へ引き出して機体の後部に
装着した結束装置、カツター等に邪魔されること
なく広いスぺースにて容易かつ迅速に作業を行な
うことができる。
更に、バランスウエートは作業中、又は路上走
行中等に、バツテリーの後面を強固にガードし、
機体後部が障害物に衝突したとき、バツテリーが
破損するのを防止する。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
1はクローラーからなる走行装置2を有する機台
3上の一側寄りに搭載した脱穀装置であつて、そ
の前方には刈取装置と穀稈搬送装置とからなる前
処理装置4を設け、後部にはカツター5,ドロツ
パー7又は結束装置を単独又は二種以上組合せた
排藁処理装置を取付けてあり、前記機台3の他側
には前方から順に操作盤、操縦席及び穀粒タンク
8等が配設してある。
そして、前記カツター5の直下にあつて機台3
の穀粒タンク8と反対側に位置する側枠3aの後
端に、L型フレーム9を立設し、このL型フレー
ム9にバツテリー箱10の外側後部を蝶番10
a,10aで後方へ旋回するように取付け、その
他側前部に突設した取付金12を横枠11に着脱
可能に螺着し、上記バツテリー箱10にはバツテ
リー13を収納して左右一対の取付ボルト14,
14と押金15と蝶ねじで締着し、前記側枠3a
の下面に重合して前記L型フレーム9と共に螺子
16,16にて共締にした支持板17を外側方へ
突出させ、該支持板17にボスを支点杆18で枢
支した支持枠19の先端部を他側の側枠3bと一
体な受杆20に遊嵌してボルト21にて螺着し、
該支持枠19から後方へ向けて突出させた左右一
対の取付ボルト22,22には複数枚のバランス
ウエート23…を嵌挿して取付ナツト24,24
で着脱自在に止着し、それらのバランスウエート
23…は支持枠19の前面から立上がつた板の上
端に固定した傾斜カバー25で覆われている。
そして、前記バランスウエート23…は乾田の
ような作業条件の良い圃場ではその支持力が大で
走行装置2の沈下量が小さいので穀粒タンク8に
穀粒を満杯になるまで充填することが可能である
から、穀粒タンク8が満杯になつても機体の左右
バランスが不安定にならないようにバランスウエ
ート23…を多数枚装着する。
また、取付けた排藁処理装置の重量が軽い時及
び圃場が軟弱な時は、ナツト21を抜き取つて支
持枠19を支点杆18を中心に後方側方へ旋回さ
せ、バランスウエート23を排藁処理装置の直下
から外方の広い空間に引き出し、排藁処理装置の
重量又は軟弱な程度に応じてバランスウエート2
3を適宜数取外す。
更に、著しく軟弱な圃場等においては、バラン
スウエート23…を前部取外すか、若くは減少さ
せた時は穀粒タンク8が満杯になる前に作業を中
断した穀粒の排出処理を行なう。
更にまた、バツテリー13は穀粒タンク8の他
側にあるので、機体の左右バランスの改善に寄与
すると共に該バツテリー13の整備又は交換をす
るとき、第3図に示すようにバランスウエート2
3…を後方側方へ引き出した後、バツテリー箱1
0を外側後部の蝶番10aを中心として旋回させ
ると、カツター5の直下から後方側方へ突出させ
ることができ、重いバツテリー13を広い空間で
容易かつ迅速に整備又は交換することができる。
(ト) 考案の効果 本考案は、前述のように構成したので、圃場の
硬軟、排藁処理装置の重量、穀粒を袋詰めするコ
ンバインにおいては一人作業であるか二人作業で
あるかによる作業形態の相違、又は刈取脱穀する
穀稈の種類の相違等、機体の左右バランス及び前
後バランスの変化に応じてバランスウエート数を
加減することで、常に適正な左右バランス又は前
後バランスにして安定した刈取脱穀作業を行うこ
とができると共にバツテリー13の後部にはバラ
ンスウエート23が配設されているにもかかわら
ず、バランスウエート23を支持枠19と共に後
方へ回動して退避させることによりバツテリー交
換を容易に行うことができる。
また、前記バランスウエート23…を増減調節
する時、装着状態では排藁処理装置等の機体と一
体になつている構成部材の下部に入り込んでいる
バランスウエート23を、後方の広い空間に支持
枠19ごと引き出して何の障害もない状態で極め
て容易にかつ迅速に減少させたり増加させたりす
ることができる。
更に、前記バランスウエート23を機台とは別
個の支持枠19に装着することで、機体後部の狭
いスペースにバランスウエート23とバツテリー
13とを併設することが可能になつた。
その上、前記バランスウエート23は、バツテ
リー13の後面を覆つて該バツテリー13を防護
してその破損を防止する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は要部の分解斜視図、第2図は同上平面
図、第3図は支持部の背面図、第4図はコンバイ
ンの斜視図である。 1……脱穀装置、5……カツター、8……穀粒
タンク、10……バツテリー箱、10a……蝶
番、13……バツテリー、18……支点杆、19
……支持枠、23……バランスウエート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機台3の一側に脱穀装置1を搭載し、他側に穀
    粒タンク8を設けたコンバインにおいて、前記脱
    穀装置1側の後方下部に、バツテリーを配設し、
    その後部に複数のバランスウエート23…を併設
    し、該バランスウエート23…を後方へ旋回する
    支持枠19に着脱自在に装着したことを特徴とす
    るコンバインのバランス装置。
JP8965184U 1984-06-15 1984-06-15 コンバインのバランス装置 Granted JPS614537U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8965184U JPS614537U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 コンバインのバランス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8965184U JPS614537U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 コンバインのバランス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS614537U JPS614537U (ja) 1986-01-11
JPH0414982Y2 true JPH0414982Y2 (ja) 1992-04-03

Family

ID=30643927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8965184U Granted JPS614537U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 コンバインのバランス装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS614537U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017104074A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社クボタ 草刈機
US10538179B2 (en) 2015-12-11 2020-01-21 Kubota Corporation Work vehicle

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838234B2 (ja) * 1976-05-25 1983-08-22 株式会社明電舎 曝気槽の送風量制御装置

Family Cites Families (1)

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JPS5838234U (ja) * 1981-09-09 1983-03-12 三菱農機株式会社 コンバインにおけるバツテリ−取付装置

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Publication number Publication date
JPS614537U (ja) 1986-01-11

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