JPH0633784Y2 - コンバインのキャビン防振構造 - Google Patents
コンバインのキャビン防振構造Info
- Publication number
- JPH0633784Y2 JPH0633784Y2 JP1987094910U JP9491087U JPH0633784Y2 JP H0633784 Y2 JPH0633784 Y2 JP H0633784Y2 JP 1987094910 U JP1987094910 U JP 1987094910U JP 9491087 U JP9491087 U JP 9491087U JP H0633784 Y2 JPH0633784 Y2 JP H0633784Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabin
- vibration
- machine base
- grain tank
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Harvester Elements (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバインのキャビン防振構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、コンバインは、機台上に操縦席、脱穀部及び穀粒
タンクをそれぞれ配設すると共に、その前方に刈取部を
設けており、前方の刈取部にて刈取った穀稈を後部の脱
穀部によって脱穀処理し、処理した穀粒を穀粒タンクに
収納すべく構成している。
タンクをそれぞれ配設すると共に、その前方に刈取部を
設けており、前方の刈取部にて刈取った穀稈を後部の脱
穀部によって脱穀処理し、処理した穀粒を穀粒タンクに
収納すべく構成している。
しかも、操縦席は、機体フレームの前部に座席を設け
て、刈取部を視認し正確な刈取作業を行うことができる
ようになっているが、近年、コンバインの操縦席には、
キャビンを取付けて、天候にかかわらず快適な作業が行
えるべく構成されている。
て、刈取部を視認し正確な刈取作業を行うことができる
ようになっているが、近年、コンバインの操縦席には、
キャビンを取付けて、天候にかかわらず快適な作業が行
えるべく構成されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところが、以上のように構成されたコンバインの操縦席
は、機台にキャビンフレームを直接に立設してキャビン
を形成し、また、同キャビンの後部には、穀粒タンクが
密着状態に配設されている為に、凹凸部を有した圃場を
走行する際に、コンバインの走行振動が機台から直接キ
ャビンに伝わり、さらには、キャビン背面と穀粒タンク
前面との当接部分の衝撃振動も生起し、また脱穀部の処
理振動も直接キャビンに伝達されて、快適な操作運転が
行い難く、また、各部材の損傷も生起しやすい等の欠点
があった。
は、機台にキャビンフレームを直接に立設してキャビン
を形成し、また、同キャビンの後部には、穀粒タンクが
密着状態に配設されている為に、凹凸部を有した圃場を
走行する際に、コンバインの走行振動が機台から直接キ
ャビンに伝わり、さらには、キャビン背面と穀粒タンク
前面との当接部分の衝撃振動も生起し、また脱穀部の処
理振動も直接キャビンに伝達されて、快適な操作運転が
行い難く、また、各部材の損傷も生起しやすい等の欠点
があった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、機台の下部に走行クローラを設けると共に、
同機台上には、操縦席を収納したキャビンと、同キャビ
ンの背後に配置した穀粒タンクと、同タンクの横側方に
配置した脱穀部とを設け、さらに、機台の前方に刈取部
を設けてなるコンバインにおいて、上記キャビンを載置
する機台の所要個所と、同キャビンの背後に位置した穀
粒タンクの上面前部とに、それぞれ防振装置を配設し、
しかも、同防振装置は、機台の上面と、穀粒タンクの上
面前部に固設した防振基台と、同基台に穿設する機体横
側方に向いたゴム挿通孔中に挿入した防振ゴムから構成
し、さらに、前記防振装置と対応するキャビンの下面及
び背面に、防振基台を両側面から挾持するための略コ字
状のブラケットを突設し、同略コ字状のブラケットのコ
字空間部分に前記防振装置を介入すると共に、同防振装
置の防振ゴム中に挿貫した連結部材にて、同ブラケット
と防振装置とを一体に連結したことを特徴とするコンバ
インのキャビン防振構造を提供するものである。
同機台上には、操縦席を収納したキャビンと、同キャビ
ンの背後に配置した穀粒タンクと、同タンクの横側方に
配置した脱穀部とを設け、さらに、機台の前方に刈取部
を設けてなるコンバインにおいて、上記キャビンを載置
する機台の所要個所と、同キャビンの背後に位置した穀
粒タンクの上面前部とに、それぞれ防振装置を配設し、
しかも、同防振装置は、機台の上面と、穀粒タンクの上
面前部に固設した防振基台と、同基台に穿設する機体横
側方に向いたゴム挿通孔中に挿入した防振ゴムから構成
し、さらに、前記防振装置と対応するキャビンの下面及
び背面に、防振基台を両側面から挾持するための略コ字
状のブラケットを突設し、同略コ字状のブラケットのコ
字空間部分に前記防振装置を介入すると共に、同防振装
置の防振ゴム中に挿貫した連結部材にて、同ブラケット
と防振装置とを一体に連結したことを特徴とするコンバ
インのキャビン防振構造を提供するものである。
(ホ)作用・効果 本考案では、コンバインが圃場を走行する際に、コンバ
インの走行部となる走行クローラは、圃場の凹凸部に沿
って上下に振動するが、走行部の上下の振動は、機台上
に設けた防振装置によって吸収され、キャビンの上下振
動を減少させる。
インの走行部となる走行クローラは、圃場の凹凸部に沿
って上下に振動するが、走行部の上下の振動は、機台上
に設けた防振装置によって吸収され、キャビンの上下振
動を減少させる。
また、走行部から直接機台を介してキャビンに伝わる振
動の他、キャビンの背後に位置した穀粒タンクを介して
間接的に伝わる振動も、キャビンと穀粒タンクとの間に
介設した防振装置によって吸収し、キャビンへの振動伝
達を防いでいる。
動の他、キャビンの背後に位置した穀粒タンクを介して
間接的に伝わる振動も、キャビンと穀粒タンクとの間に
介設した防振装置によって吸収し、キャビンへの振動伝
達を防いでいる。
しかも、コンバインは刈取った穀稈を脱穀部によって脱
穀処理するが、上記防振装置により、同脱穀部で脱穀処
理する振動が吸収され、穀粒タンクを介してキャビンに
伝達されることがなく、キャビンの左右振動を減少させ
ることができる。
穀処理するが、上記防振装置により、同脱穀部で脱穀処
理する振動が吸収され、穀粒タンクを介してキャビンに
伝達されることがなく、キャビンの左右振動を減少させ
ることができる。
さらに、機台及び穀粒タンクの上面に設けた防振基台の
ゴム挿通孔に横方向の連結部材を介してキャビンのブラ
ケットを連結しているので、キャビンと穀粒タンクの強
度を増すことができ、同時に防振ゴムが機台及び穀粒タ
ンクからのキャビンに伝わる上下方向の振動及び前後左
右方向の振動を吸収し、同キャビンの防振を確実に行っ
て、キャビンの安定性を図ることができる。
ゴム挿通孔に横方向の連結部材を介してキャビンのブラ
ケットを連結しているので、キャビンと穀粒タンクの強
度を増すことができ、同時に防振ゴムが機台及び穀粒タ
ンクからのキャビンに伝わる上下方向の振動及び前後左
右方向の振動を吸収し、同キャビンの防振を確実に行っ
て、キャビンの安定性を図ることができる。
また、キャビンの下部と背面とに設けたブラケットと、
基台上面及び穀粒タンクの上面前部に設けた防振装置と
は、機台に対して横方向に連結部材を挿入して、連結す
るようにしているので、キャビンの外側からの作業でキ
ャビンを容易に組立てることができる。
基台上面及び穀粒タンクの上面前部に設けた防振装置と
は、機台に対して横方向に連結部材を挿入して、連結す
るようにしているので、キャビンの外側からの作業でキ
ャビンを容易に組立てることができる。
従って、この防振装置によって、機台から直接的に、ま
たは、間接的に伝わるキャビンの上下左右の振動が確実
に吸収され、キャビンの異常な振動がなくなるので、作
業者の乗りごこちが向上し、かつ、作業者は操縦運転を
円滑に行うことができる。
たは、間接的に伝わるキャビンの上下左右の振動が確実
に吸収され、キャビンの異常な振動がなくなるので、作
業者の乗りごこちが向上し、かつ、作業者は操縦運転を
円滑に行うことができる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図は
本考案にかかる汎用型のコンバインを示しており、
(1)は機台であって、その上部で、かつ、進行方向右
側前部にキャビン(2)付の操縦席(2a)を、その後部
に穀粒タンク(3)及びエンジンを搭載すると共に、下
部両側に走行部としての走行クローラ(4)をそれぞれ
設けている。
本考案にかかる汎用型のコンバインを示しており、
(1)は機台であって、その上部で、かつ、進行方向右
側前部にキャビン(2)付の操縦席(2a)を、その後部
に穀粒タンク(3)及びエンジンを搭載すると共に、下
部両側に走行部としての走行クローラ(4)をそれぞれ
設けている。
また、前記機台(1)の上部には脱穀部(5)を、また
前記機台(1)の前方には刈取部(6)をそれぞれ設
け、前記エンジンを前記走行クローラ(4)、脱穀部
(5)、及び、刈取部(6)に連動連結させ、同エンジ
ンの駆動に伴い、走行クローラ(4)、脱穀部(5)、
及び、刈取部(6)にそれぞれ動力を伝達している。
前記機台(1)の前方には刈取部(6)をそれぞれ設
け、前記エンジンを前記走行クローラ(4)、脱穀部
(5)、及び、刈取部(6)に連動連結させ、同エンジ
ンの駆動に伴い、走行クローラ(4)、脱穀部(5)、
及び、刈取部(6)にそれぞれ動力を伝達している。
また、刈取部(6)は、穀物ヘッダー(7)と、同ヘッ
ダー(7)から前記脱穀部(5)側に向けて伸びる刈取
穀稈の搬送室(8)とからなり、穀物ヘッダー(7)に
掻込リール(9)と刈刃(10)及び掻込ドラム(11)と
を支持すると共に、搬送室(8)の内部にチェンコンベ
ア(12)を設け、穀物ヘッダー(7)の掻込リール
(9)で穀稈を内方に掻込んで刈刃(10)により刈取
り、この刈取穀稈を掻込ドラム(11)で前記搬送室
(8)内に送り込み、同搬送室(8)内のチェンコンベ
ア(12)により前記脱穀部(5)側に搬送する。
ダー(7)から前記脱穀部(5)側に向けて伸びる刈取
穀稈の搬送室(8)とからなり、穀物ヘッダー(7)に
掻込リール(9)と刈刃(10)及び掻込ドラム(11)と
を支持すると共に、搬送室(8)の内部にチェンコンベ
ア(12)を設け、穀物ヘッダー(7)の掻込リール
(9)で穀稈を内方に掻込んで刈刃(10)により刈取
り、この刈取穀稈を掻込ドラム(11)で前記搬送室
(8)内に送り込み、同搬送室(8)内のチェンコンベ
ア(12)により前記脱穀部(5)側に搬送する。
また、脱穀部(5)は、第2図に示す如く、本体ケーシ
ング(13)の上部に扱室(14)を設けると共に、同扱室
(14)内に外周にスクリュー羽根(15)を螺旋状に巻装
してなる軸流型扱胴(16)を回転自由に支持し、かつ、
前記扱室(14)の下部には、揺動選別装置(17)を設け
ており、同揺動選別装置(17)において、二番物は二番
受樋(18)から二番還元筒(19)により前記扱室(14)
へと還元して再脱穀し、また藁屑などは排稈口(20)の
下部に配設される排出口(21)から外部に排出してい
る。
ング(13)の上部に扱室(14)を設けると共に、同扱室
(14)内に外周にスクリュー羽根(15)を螺旋状に巻装
してなる軸流型扱胴(16)を回転自由に支持し、かつ、
前記扱室(14)の下部には、揺動選別装置(17)を設け
ており、同揺動選別装置(17)において、二番物は二番
受樋(18)から二番還元筒(19)により前記扱室(14)
へと還元して再脱穀し、また藁屑などは排稈口(20)の
下部に配設される排出口(21)から外部に排出してい
る。
以上のように構成されたコンバインは、キャビン(2)
を機台(1)上に防振装置(22)を介して連結してお
り、さらに、同キャビン(2)と穀粒タンクとを、防振
装置(22)を介して連結している。
を機台(1)上に防振装置(22)を介して連結してお
り、さらに、同キャビン(2)と穀粒タンクとを、防振
装置(22)を介して連結している。
従って、走行クローラ(4)及び脱穀部(5)からの振
動が直接キャビン(2)に伝達されないように構成され
ている。
動が直接キャビン(2)に伝達されないように構成され
ている。
ここで、かかる防振装置(22)の構造を以下に詳説す
る。
る。
防振装置(22)は、機台(1)の上面と、穀粒タンク
(3)の上面前部に固設した防振基台(27),(33)
と、同基台(27),(33)に穿設する機体横側方に向い
たゴム挿通孔(26),(33a)中に挿入した防振ゴム(2
8),(34)から構成している。
(3)の上面前部に固設した防振基台(27),(33)
と、同基台(27),(33)に穿設する機体横側方に向い
たゴム挿通孔(26),(33a)中に挿入した防振ゴム(2
8),(34)から構成している。
即ち、第3図に示すように、機台(1)上面の所定箇
所、即ち、キャビン(2)の底部四隅に突設したキャビ
ンフレーム(23)下端と相対する箇所には、平坦状の基
板(24)が形成されており、同基板(24)には、下部が
取付板となり、その略中央に横向きの円形のゴム挿通孔
(26)を貫通した防振基台(27)を立設固定している。
所、即ち、キャビン(2)の底部四隅に突設したキャビ
ンフレーム(23)下端と相対する箇所には、平坦状の基
板(24)が形成されており、同基板(24)には、下部が
取付板となり、その略中央に横向きの円形のゴム挿通孔
(26)を貫通した防振基台(27)を立設固定している。
さらに防振基台(27)のゴム挿通孔(26)中には、横方
向から円筒状の防振ゴム(28)が挿入されている。
向から円筒状の防振ゴム(28)が挿入されている。
他方、キャビン(2)の底部四隅にはキャビンフレーム
(23)の下端が突出されており、同フレーム(23)下端
は、下向き開口の略コ字状のブラケット(29)が連設さ
れ、同ブラケット(29)のコ字空間部分に、前記の防振
基台(27)が介入され、略コ字状のブラケット(29)と
防振基台(27)中の円筒状の防振ゴム(28)とにはボル
ト等の連結部材(30)が横方向から挿貫されて、キャビ
ン(2)側の略コ字状のブラケット(29)は、連結部材
(30)及び円筒状の防振ゴム(28)を介して防振基台
(27)を連設した機台(1)に連結される。
(23)の下端が突出されており、同フレーム(23)下端
は、下向き開口の略コ字状のブラケット(29)が連設さ
れ、同ブラケット(29)のコ字空間部分に、前記の防振
基台(27)が介入され、略コ字状のブラケット(29)と
防振基台(27)中の円筒状の防振ゴム(28)とにはボル
ト等の連結部材(30)が横方向から挿貫されて、キャビ
ン(2)側の略コ字状のブラケット(29)は、連結部材
(30)及び円筒状の防振ゴム(28)を介して防振基台
(27)を連設した機台(1)に連結される。
また、かかるキャビン(2)は、その後方の穀粒タンク
(3)との間に防振装置(22)を介設しており、穀粒タ
ンク(3)の上面前部の前端付近に防振基台(33)を取
付け、同防振基台(33)にキャビン(2)の背面を連結
している。
(3)との間に防振装置(22)を介設しており、穀粒タ
ンク(3)の上面前部の前端付近に防振基台(33)を取
付け、同防振基台(33)にキャビン(2)の背面を連結
している。
すなわち、キャビン(2)の背面上部左右側には後方に
開口した略コ字状のキャビン用ブラケット(31)を突設
し、同ブラケット(31)のコ字空間部分(32)に、穀粒
タンク(3)の前端上面(3a)に立設した防振基台(3
3)を介入し、同ブラケット(31)と、防振基台(33)
のゴム挿通孔(33a)中に配設した円筒状の防振ゴム(3
4)とにボルト等の連結部材(35)を横方向から挿貫し
てあり、このように、キャビンブラケット(31)は、ボ
ルト(35)および防振ゴム(34)を介して、穀粒タンク
(3)の前部と連結されている。
開口した略コ字状のキャビン用ブラケット(31)を突設
し、同ブラケット(31)のコ字空間部分(32)に、穀粒
タンク(3)の前端上面(3a)に立設した防振基台(3
3)を介入し、同ブラケット(31)と、防振基台(33)
のゴム挿通孔(33a)中に配設した円筒状の防振ゴム(3
4)とにボルト等の連結部材(35)を横方向から挿貫し
てあり、このように、キャビンブラケット(31)は、ボ
ルト(35)および防振ゴム(34)を介して、穀粒タンク
(3)の前部と連結されている。
かかる構造により、走行クローラ(2)からの走行振動
を機台(1)上に設けた防振装置(22)の防振ゴム(2
8)が吸収して、キャビン(2)の上下振動を防止する
と共に、脱穀部(5)の作動振動を穀粒タンク(3)の
前端に設けた防振装置(22)の防振ゴム(34)が吸収し
てキャビン(2)の前後左右の振動を防止することがで
きる。
を機台(1)上に設けた防振装置(22)の防振ゴム(2
8)が吸収して、キャビン(2)の上下振動を防止する
と共に、脱穀部(5)の作動振動を穀粒タンク(3)の
前端に設けた防振装置(22)の防振ゴム(34)が吸収し
てキャビン(2)の前後左右の振動を防止することがで
きる。
従って、キャビン(2)の操縦席(2a)は、圃場内の走
行、あるいは、脱穀作動にもかかわらず安定状態とな
り、作業者は乗りごこちが向上すると共に、円滑な操縦
運転を行うことができる。
行、あるいは、脱穀作動にもかかわらず安定状態とな
り、作業者は乗りごこちが向上すると共に、円滑な操縦
運転を行うことができる。
また、かかるコンバインの走行クローラ(4)は、第1
図に示すように、走行フレーム(36)の前後端に取付け
た駆動輪(37)及び遊動輪(38)に履帯(39)を懸架し
ており、また、同走行フレーム(36)には、多数の転動
輪(40)を設けている。
図に示すように、走行フレーム(36)の前後端に取付け
た駆動輪(37)及び遊動輪(38)に履帯(39)を懸架し
ており、また、同走行フレーム(36)には、多数の転動
輪(40)を設けている。
かかる転動輪(40)は、略三角形状の支持フレーム(4
1)の前後部車輪(40a)(40b)に取付けられ、支持フ
レーム(41)の頂部(41a)を走行フレーム(36)に突
設した取付軸(42)に回転自在に枢支している。
1)の前後部車輪(40a)(40b)に取付けられ、支持フ
レーム(41)の頂部(41a)を走行フレーム(36)に突
設した取付軸(42)に回転自在に枢支している。
さらに、転動輪(40)は、第4図に示すように、取付軸
(42)に弾性ゴム(43)を被覆状に装着すると共に、同
取付軸(42)に弾性ゴム(43)の外周にコイルバネ(4
4)を取付け、同バネ(44)の両端(44a)(44b)をそ
れぞれ走行フレーム(36)と支持フレーム(41)に係合
させる。
(42)に弾性ゴム(43)を被覆状に装着すると共に、同
取付軸(42)に弾性ゴム(43)の外周にコイルバネ(4
4)を取付け、同バネ(44)の両端(44a)(44b)をそ
れぞれ走行フレーム(36)と支持フレーム(41)に係合
させる。
かかる構造により、コイルバネ(44)は、転動輪(40)
をいずれか一方に回動付勢させている為に、走行フレー
ム(4)の凹部走行にかかわらず、常に、転動輪(40)
と履帯(39)とを当接させることにより、履帯(39)の
脱去を防止することができる。
をいずれか一方に回動付勢させている為に、走行フレー
ム(4)の凹部走行にかかわらず、常に、転動輪(40)
と履帯(39)とを当接させることにより、履帯(39)の
脱去を防止することができる。
また、転動輪(40)の取付軸(42)に装着した弾性ゴム
(43)によってコイルバネ(44)の回動付勢力を可及的
に吸収し、転動輪(40)の共振を防止することができ
る。
(43)によってコイルバネ(44)の回動付勢力を可及的
に吸収し、転動輪(40)の共振を防止することができ
る。
第1図は汎用型コンバインの全体側面図、第2図は脱穀
部の断面側面図、第3図は本考案にかかるキャビン取付
構造を示す斜視図、第4図は走行クローラの断面側面図
である。 (1):機台、(2):キャビン (3):穀粒タンク、(4):走行クローラ (5):脱穀部、(6):刈取部 (22):防振装置
部の断面側面図、第3図は本考案にかかるキャビン取付
構造を示す斜視図、第4図は走行クローラの断面側面図
である。 (1):機台、(2):キャビン (3):穀粒タンク、(4):走行クローラ (5):脱穀部、(6):刈取部 (22):防振装置
Claims (1)
- 【請求項1】機台(1)の下部に走行クローラ(4)を
設けると共に、同機台(1)上には、操縦席(2a)を収
納したキャビン(2)と、同キャビン(2)の背後に配
置した穀粒タンク(3)と、同タンク(3)の横側方に
配置した脱穀部(5)とを設け、さらに、機台(1)の
前方に刈取部(6)を設けてなるコンバインにおいて、 上記キャビン(2)を載置する機台(1)の所要個所
と、同キャビン(2)の背後に位置した穀粒タンク
(3)の上面前部とに、それぞれ防振装置(22),(2
2)を配設し、 しかも、同防振装置(22),(22)は、機台(1)の上
面と、穀粒タンク(3)の上面前部に固設した防振基台
(27),(33)と、同基台(27),(33)に穿設する機
体横側方に向いたゴム挿通孔(26),(33a)中に挿入
した防振ゴム(28),(34)から構成し、 さらに、前記防振装置(22),(22)と対応するキャビ
ン(2)の下面及び背面に、防振基台(27),(33)を
両側面から挾持するための略コ字状のブラケット(2
9),(31)を突設し、 同略コ字状のブラケット(29),(31)のコ字空間部分
に前記防振装置(22),(22)を介入すると共に、同防
振装置(22),(22)の防振ゴム(28),(34)中に挿
貫した連結部材(30),(35)にて、同ブラケット(2
9),(31)と防振装置(22),(22)とを一体に連結
したことを特徴とするコンバインのキャビン防振構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987094910U JPH0633784Y2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | コンバインのキャビン防振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987094910U JPH0633784Y2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | コンバインのキャビン防振構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS64433U JPS64433U (ja) | 1989-01-05 |
JPH0633784Y2 true JPH0633784Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=30958851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987094910U Expired - Lifetime JPH0633784Y2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | コンバインのキャビン防振構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633784Y2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230633A (en) * | 1975-08-29 | 1977-03-08 | Kubota Ltd | Combine |
JPS5254508U (ja) * | 1975-10-17 | 1977-04-19 | ||
JPS53114713U (ja) * | 1977-02-21 | 1978-09-12 | ||
JPS54114212U (ja) * | 1978-01-30 | 1979-08-10 | ||
JPS56111623U (ja) * | 1980-01-28 | 1981-08-28 | ||
JPS56146672U (ja) * | 1980-04-02 | 1981-11-05 | ||
JPS5885521U (ja) * | 1981-12-05 | 1983-06-10 | ヤンマー農機株式会社 | コンバインのエンジンル−ム装架構造 |
-
1987
- 1987-06-19 JP JP1987094910U patent/JPH0633784Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS64433U (ja) | 1989-01-05 |
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