JP2024076461A - コンバイン - Google Patents

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学 齋藤
一実 五島
和哉 奥村
真 板山
宏 西崎
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Abstract

Figure 2024076461000001
【課題】作業者の作業姿勢が制限されることなく刈取作業後の作業者の疲労を軽減することができるコンバインを提案する。
【解決手段】操縦部(5)のフロアパネル(20)よりも下側に作業者が搭乗時に使用するステップラダーを収納する収納室(21)を形成し、フロアパネル(20)の上側に操縦席(10)を装着する操縦室(22)を形成し、正面視において、収納室(21)の左壁を、左壁の下端部から上方左側に向かって延在させ、操縦室(22)の左壁を、収納室(21)の左壁の上端部から上側に向かって直線状に延在させ、操縦室(22)の左壁を、機体フレーム(1)の左右方向の中心部に近接する位置に形成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、コンバインの操縦部に関するものである。
従来、コンバインの操縦部はコンパクトに形成され、操縦部の左壁は上下方向に直線状に延在させて形成する技術が提案されている。また、操縦部をキャビンで覆う場合には、キャビンの上部に圃場を照らすライトを設ける技術が提案されている。
特開2011-223891号公報
しかし、特許文献1の技術においては、作業者の作業姿勢が制限されることから刈取作業後の作業者の疲労が大きく、また、夜間作業において、作業者の前方左側に位置する圃場に植立した穀稈が見えにくいという問題点が指摘されていた。
そこで、本発明の主たる課題は、作業者の作業姿勢が制限されることなく刈取作業後の作業者の疲労を軽減することができるコンバインを提案することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、エンジン(E)を搭載する機体フレーム(1)の前側に刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側にグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
前記操縦部(5)のフロアパネル(20)よりも下側に作業者が搭乗時に使用するステップラダーを収納する収納室(21)を形成し、該フロアパネル(20)の上側に操縦席(10)を装着する操縦室(22)を形成し、正面視において、前記収納室(21)の左壁を、該左壁の下端部から上方左側に向かって延在させ、前記操縦室(22)の左壁を、前記収納室(21)の左壁の上端部から上側に向かって直線状に延在させ、前記操縦室(22)の左壁を、前記機体フレーム(1)の左右方向の中心部に近接する位置に形成したことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記操縦席(10)の前側にフロントパネル(11)を形成し、前記操縦席(10)の左側にサイドパネル(14)を形成し、正面視において、前記フロントパネル(11)の左部に、前記サイドパネル(14)よりも左側に延在する延在部(11A)を形成し、該延在部(11A)に第1ライト(26A)を設けた請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記フロントパネル(11)の上方後側に、作業者が作業姿勢を保持するために把持する姿勢保持部材(24)を設け、正面視において、前記姿勢保持部材(24)を、前記フロントパネル(11)の左部から上側に向かって延在する左上下延在部(24A)と、該左上下延在部(24A)の上部から右側に向かって延在する左右延在部(24B)と、該左右延在部(24B)の上部から下側に向かって延在する右上下延在部(24C)で形成し、正面視において、前記操縦室(22)の右壁の右側に、前記右上下延在部(24C)を配置し、前記右上下延在部(24C)の上部に第2ライト(26B)を設けた請求項2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記操縦席(10)の後側にバックパネル(17)を形成し、該バックパネル(17)の上面に、前記エンジン(E)の供給する空気中に介在する不純物を除去するエアクリーナ(45)と電装部品を格納する電装ケース(40)を設け、該電装ケース(40)の右部に、右壁と後壁が開放された切欠き空間(S)を形成し、前記エアクリーナ(45)の左部を切欠き空間(S)に入込ませた請求項1記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、前記機体フレーム(1)における脱穀装置(4)の後部に対向する部位に、前記エンジン(E)に供給する燃料を貯留する燃料タンク(56)を設け、該燃料タンク(56)の下部に下側に向かって膨出する凸部(56A)を設け、該凸部(56A)の前後部を、前記機体フレーム(1)の左右方向に延在する第1左右フレーム(53)と第2左右フレーム(51E)の間に内嵌し、前記凸部(56A)の左右部を、前記機体フレーム(1)の前後方向に延在する第1前後フレーム(50B)と第2前後フレーム(50C)の間に内嵌した請求項1記載のコンバインである。
請求項6記載の発明は、前記燃料タンク(56)の左部に接続された給油パイプ(57)の給油口を、前記グレンタンク(7)の後壁と排出オーガ(8)の縦排出筒(8A)の間に位置させ、該縦排出筒(8A)の軸心回りに回動する保護カバー(58)を設け、回動を停止させる施錠時には、前記保護カバー(58)が給油パイプ(57)の給油口を覆い、施錠の解除時には、前記保護カバー(58)が給油パイプ(57)の給油口から離間する構成とした請求項5記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、操縦部(5)のフロアパネル(20)よりも下側に作業者が搭乗時に使用するステップラダーを収納する収納室(21)を形成し、フロアパネル(20)の上側に操縦席(10)を装着する操縦室(22)を形成し、正面視において、収納室(21)の左壁を、左壁の下端部から上方左側に向かって延在させ、操縦室(22)の左壁を、収納室(21)の左壁の上端部から上側に向かって直線状に延在させ、操縦室(22)の左壁を、機体フレーム(1)の左右方向の中心部に近接する位置に形成したので、操縦室(22)の空間が広がり作業者の作業姿勢が制限されることなく、また、開放感が高まり刈取作業後の作業者の疲労を軽減することができる。また、刈取前処理装置(3)の昇降時に、刈取前処理装置(3)のフィーダハウスが収納室(21)と接触するのを防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、操縦席(10)の前側にフロントパネル(11)を形成し、操縦席(10)の左側にサイドパネル(14)を形成し、正面視において、フロントパネル(11)の左部に、サイドパネル(14)よりも左側に延在する延在部(11A)を形成し、延在部(11A)に第1ライト(26A)を設けたので、夜間の刈取作業において、操縦席(10)に座った作業者の前方に植立した穀稈だけでなく、前方左側に植立した穀稈を容易に視認することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明による効果に加えて、フロントパネル(11)の上方後側に、作業者が作業姿勢を保持するために把持する姿勢保持部材(24)を設け、正面視において、姿勢保持部材(24)を、フロントパネル(11)の左部から上側に向かって延在する左上下延在部(24A)と、左上下延在部(24A)の上部から右側に向かって延在する左右延在部(24B)と、左右延在部(24B)の上部から下側に向かって延在する右上下延在部(24C)で形成し、正面視において、操縦室(22)の右壁の右側に、右上下延在部(24C)を配置し、右上下延在部(24C)の上部に第2ライト(26B)を設けたので、夜間の刈取作業において、操縦席(10)に座った作業者の前方に植立した穀稈だけでなく、前方右側に植立する未刈穀稈の有無を容易に判断することができる。また、右上下延在部(24C)を把持しながら操縦室(22)に安全に搭乗することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、操縦席(10)の後側にバックパネル(17)を形成し、バックパネル(17)の上面に、エンジン(E)の供給する空気中に介在する不純物を除去するエアクリーナ(45)と電装部品を格納する電装ケース(40)を設け、電装ケース(40)の右部に、右壁と後壁が開放された切欠き空間(S)を形成し、エアクリーナ(45)の左部を切欠き空間(S)に入込ませたので、エアクリーナ(45)の右部が、バックパネル(17)の右側に突出するのを防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、機体フレーム(1)における脱穀装置(4)の後部に対向する部位に、エンジン(E)に供給する燃料を貯留する燃料タンク(56)を設け、燃料タンク(56)の下部に下側に向かって膨出する凸部(56A)を設け、凸部(56A)の前後部を、機体フレーム(1)の左右方向に延在する第1左右フレーム(53)と第2左右フレーム(51E)の間に内嵌し、凸部(56A)の左右部を、機体フレーム(1)の前後方向に延在する第1前後フレーム(50B)と第2前後フレーム(50C)の間に内嵌したので、燃料タンク(56)の前後方向と左右方向への移動を防止することができる。また、機体フレーム(1)の剛性も高めることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明による効果に加えて、燃料タンク(56)の左部に接続された給油パイプ(57)の給油口を、グレンタンク(7)の後壁と排出オーガ(8)の縦排出筒(8A)の間に位置させ、縦排出筒(8A)の軸心回りに回動する保護カバー(58)を設け、回動を停止させる施錠時には、保護カバー(58)が給油パイプ(57)の給油口を覆い、施錠の解除時には、保護カバー(58)が給油パイプ(57)の給油口から離間する構成としたので、燃料タンク(56)に貯留した燃料が盗難に遭うのを防止することができる。
従来のコンバインの正面図である。 従来のコンバインの左側面図である。 従来のコンバインの平面図である。 従来のコンバインの背面図である。 従来の操縦部のフロントパネルやサイドパネルの平面図である。 操縦部の正面図である。 操縦部の平面図である。 操縦部の左側面図である。 エアクリーナの右側面図である。 エアクリーナの平面図である。 電装ケースの後部基盤の正面図である。 電装ケースの右側面図である。 燃料タンクの平面図である。 燃料タンクの右側面図である。 燃料タンクの背面図である。 コンバインの正面図であり、電動モータ等の配置説明図である。 コンバインの右側面図であり、電動モータ等の配置説明図である。 走行装置の転輪の正面図である。
図1~4に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後方左側に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にエンジンEを内装するエンジンEルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ8が設けられている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの後側下部に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
排出オーガ8は、グレンタンク7の後側に設けられた上下方向に延在する縦排出筒8Aと、縦排出筒8Aの上部から前後方向に延在する横排出筒8Bと、横排出筒8Bの先端部の排出部8Cで形成されている。
図5に示すように、操縦部5の操縦席10の前側にはフロントパネル11が設けられ、フロントパネル11の中央部にはエンジンEの出力回転数等を表示するモニタ12が設けられ、モニタ12の右側には走行装置2の旋回や搬送装置3Aの昇降を行う操作レバー13が設けられている。
操縦席10の左側にはサイドパネル14が設けられ、サイドパネル14の前部にはエンジンEの出力回転の増減速と回転方向の切替えを行う無段変速装置54を操作する主変速レバー15が設けられ、主変速レバー15の後側には無段変速装置54の出力回転の増減速を行うトランスミッション55TMのギヤチェンジを行う副変速レバー16が設けられている。
操縦席10の後側にはバックパネル17が設けられ、バックパネル17は、前後方向と左右方向に水平に延在する水平バックパネル部17Aと、水平バックパネル部17Aの前端部から上方に向かって延在する垂直バックパネル部17Bから形成されている。
主変速レバー15を中立姿勢にした場合には、エンジンEEの出力回転の増減速と出力回転の回転方向の切換えを行う無段変速装置54(図示省略)の出力回転はゼロになる。主変速レバー15を中立姿勢から前側傾斜姿勢にした場合には、前側傾斜姿勢の傾斜角度の大きさに応じで無段変速装置54の出力回転は増減速され、無段変速装置54の出力回転の回転方向はエンジンEEの出力回転の回転方向と同じ正回転となる。また、主変速レバー15を中立姿勢から後側傾斜姿勢にした場合には、後側傾斜姿勢の傾斜角度の大きさに応じで無段変速装置54の出力回転は増減速され、無段変速装置54の出力回転の回転方向はエンジンEEの出力回転の回転方向と逆さの逆回転となる。主変速レバー15の姿勢は、主変速レバー15の基部に装着されたポテンションメータ等の角度センサによって測定される。
副変速レバー16を中立姿勢にした場合には、無段変速装置5474から伝動された出力回転は増減速されない。副変速レバー16を中立姿勢から前側傾斜姿勢にした場合には、無段変速装置5474から伝動された出力回転は減速され、副変速レバー16を後側傾斜姿勢にした場合には、無段変速装置54から伝動された出力回転は増速される。なお、副変速レバー16の姿勢は、副変速レバー16の下部に装着されたポテンションメータ等の角度センサで測定される。
図6~8に示すように、操縦部5は、前後方向と左右方向に水平に延在するフロアパネル20の下側に位置する作業者が搭乗時に使用するステップラダーを収納する収納室21と、フロアパネル20の上側に位置する操縦席10が設けられた操縦室22から形成されている。
収納室21の左壁は、下端部から左側上方に向かって延在して形成され、操縦室22の左壁は、収納室21の左壁の上端部から上側に向かって延在して形成されている。また、正面視において、操縦室22の左壁は、機体フレーム1の左右方向の中心の近傍に位置している。これにより、操縦室22の空間を大きくし、作業者に開放感を提供して作業者の疲労を軽減することができる。また、刈取前処理装置3のフィーダハウス3Dの昇降時に、フィーダハウス3Dの右部が収納室21と接触するのを防止することができる。
収納室21の右壁は、下端部から上側に向かって延在して形成され、操縦室22の右壁は、収納室21の右壁の上端部から上側に向かって延在して形成されている。これにより、収納室21や操縦室22の右壁の突出部を抑制して外部の木々等との接触を防止することができる。
フロントパネル11の左部は、サイドパネル14の左部よりも左側に延在して形成されている。また、フロントパネル11の後側上方には、刈取作業時に、作業者が姿勢を維持するために把持する丸鋼管から姿勢保持部材24が設けられている。なお、本明細書においては、フロントパネル11におけるサイドパネル14の左部よりも左側に延在する部位を延在部11Aという。
姿勢保持部材24の左部は、フロントパネル11におけるサイドパネル14も右部に対向する部位に固定され、姿勢保持部材24の右部は、フロアパネル20を上載する補強フレーム25の右部に固定されている。
姿勢保持部材24は、左固定部から後側上方に向かって延在した後に、右側に向かって90度湾曲する。その後、右側に向かって延在してフロントパネル11の右部よりも右側に至った後に、下側に向かって90度湾曲する。その後、前側下方に向かって延在してフロアパネル20の下側に至った後に、左側に向かって90度湾曲して、フロアパネル20を支持する補強フレーム25の右部まで延在している。これにより、作業者が操縦部5に搭乗する場合に、姿勢保持部材24の右部を持ちながらステップラダーを上ることができ操縦部5の搭乗を安全に行うことができる。なお、本明細書においては、姿勢保持部材24における左固定部から後側上方に向かって延在する部位を左上下延在部24Aといい、姿勢保持部材24における右側に向かって延在してフロントパネル11の右部よりも右側に至る部位を左右延在部24Bといい、前側下方に向かって延在してフロアパネル20の下側に至る部位を右上下延在部24Cという。
フロントパネル11の延在部11Aには、夜間の刈取作業時に圃場を照らす第1ライト26Aが設けられ、姿勢保持部材24の右上下延在部24Cの上部には第2ライト26Bが設けられている。これにより、操縦席10に座った作業者の前方だけでなく、前方左側の圃場と前方右側の刈取作業が完了した圃場を効率良く照らすことができ走行安全性を高めることができる。
姿勢保持部材24の右上下延在部24Cの上部に設けられた第2ライト26Bの後側には、バックミラー27が設けられている。これにより、操縦席10に座った作業者からコンバインの右側後方の圃場の様子が容易に確認することができる。
図9~12に示すように、バックパネル17の垂直バックパネル部17Bの後面には、コントローラ43A等の電装部品を内装した電装ケース40が設けられ、水平バックパネル部17Aの上面には、エンジンEに供給する空気中の不純物を取除くエアクリーナ45が設けられている。
電装ケース40は、コントローラ43A等の電装部品が装着される基盤41と、基盤41の前部を覆うカバー42から形成されている。また、カバー42の前部は、垂直バックパネル部17Bの後面にボルト等の締結部材により固定されている。
基盤41における左側部には、上端部から下側に向かって延在する左垂直部41Aが形成され、基盤41における右側部には、上端部から前下がり傾斜の右傾斜部41Bと、右傾斜部41Bの下端部から下側に向かって延在する右垂直部41Cから形成されている。また、基盤41における右側部と左側部の間の中間部には、左垂直部41Aの右端部から右傾斜部41Bと右垂直部41Cの左端部に向かって右上がり傾斜の中間傾斜部41Dが形成されている。これにより、基盤41の剛性を高めて、カバー42から基盤41の着脱時に発生する変形を防止することができる。また、基盤41における右側部の後側に大きな切欠き空間Sを形成して、エアクリーナ45等を配置することができる。
左垂直部41Aには、前後方向の長さが長い刈取クラッチの接続と接続解除等を制御するコントローラ43Aを配置し、右傾斜部41Bには、前後方向の長さが比較的短いエンジンEの状況に応じてスロットルバルブ等を駆動させるECU(エレクトロニックコントロールユニット)43Bを配置し、右垂直部41Cには、前後方向の長さが比較的短いリレー43Cを配置し、中間傾斜部41Dには、前後方向の長さが比較的短いヒューズ43Dが配置されている。
エアクリーナ45は、空気中の不純物を除去するエレメントが内装されて空気の吸排気口が形成された本体部46と、エレメントを交換時に本体部46から取外す蓋部47から構成されている。
側面視において、エアクリーナ45における前側上部は、基盤41の後側に形成された切欠き空間Sに入込ませて配置されている。これにより、エアクリーナ45の後部が、操縦部5の水平バックパネル部17Aの後端部よりも後側に突出するのを防止することができる。
平面視において、エアクリーナ45の蓋部47は、基盤41の右垂直部41Cの右端部よりも右側に配置されている。これにより、蓋部47を本体部46から容易に取外すことができ、エレメント等の交換作業を容易に行うことができる。
エアクリーナ45の本体部46は、基盤41の右垂直部41Cに対向して配置され、エアクリーナ45の本体部46の上部は、右垂直部41Cの上端部よりも上側に延出して右傾斜部41Bに臨んでいる。これにより、縦断面形状が円状の本体部46を右垂直部41Cに接近させて配置することができ、本体部46の後部が、操縦部5の水平バックパネル部17Aの後端部よりも後側に突出するのを防止することができる。
エアクリーナ45の本体部46の排気口は、基盤41の中間傾斜部41Dに対向して配置されている。これにより、中間傾斜部41Dをガイドとして使用して排気ホース46Bの配策を容易に行うことができる。
本体部46の吸気口には、可撓性の吸気ホース46Aが接続され、本体部46の排気口には、可撓性の排気ホース46Bが接続されている。なお、エンジンEルーム6のエンジンEよりも右側には、ラジエータ48が設けられ、ラジエータ48の吸水口には、エンジンEで加熱された水をラジエータ48に戻す可撓性の吸水ホース48Aが接続され、ラジエータ48の排水口には、ラジエータ48で冷却された水をエンジンEに送る可撓性の排水ホース48Bが接続されている。
図13~15に示すように、機体フレーム1は、前後方向に延在する角パイプから形成された5本の前後フレーム50A~50Dと、左右方向に延在する角パイプから形成された5本の左右フレーム51A~51Eで形成されている。
左右フレーム51Aは、前後フレーム50Cの前部と、前後フレーム50Dの前部に連結され、左右フレーム51Bは、前後フレーム(請求項の「第1前後フレーム」)50Bの前部と、前後フレーム(請求項の「第2前後フレーム」)50Cにおける前側部と、前後フレーム50Dにおける前側部に連結され、左右フレーム51Cは、前後フレーム50Aの前部と、前後フレーム50Bにおける前側部と、前後フレーム50Cにおける前側部と、前後フレーム50Dにおける前側部に連結され、左右フレーム51Dは、前後フレーム50Aにおける後側部と、前後フレーム50Bにおける後側部と、前後フレーム50Cにおける後側部と、前後フレーム50Dにおける後側部に連結され、左右フレーム(請求項の「第2左右フレーム」)51Eは、前後フレーム50Aの後部と、前後フレーム50Bの後部と、前後フレーム50Cの後部と、前後フレーム50Dの後部に連結されている。
また、左右フレーム51Cの中間部と、左右フレーム51Cの中間部は、前後方向に延在する角パイプから形成された前後補強フレーム52Aで連結され、左右フレーム51Dにおける右側部と、左右フレーム51Eにおける右側部は、前後方向に延在する角パイプから形成された前後補強フレーム52Bで連結され、前後フレーム50Aにおける後側部と、前後フレーム50Bにおける後側部と、前後補強フレーム52Aの後部と、前後フレーム50Cにおける後側部には、左右方向に延在する角パイプから形成された左右補強フレーム(請求項の「第1左右フレーム」)53で連結されている。これにより、機体フレーム1の剛性を高めて機体フレーム1の変形等を防止することができる。
機体フレーム1の左右フレーム51Bの前側には、無段変速装置54と、トランスミッション55が設けられ、機体フレーム1の左右フレーム51Eの前側には、左右方向に長手方向を有するエンジンEに供給する軽油を貯留する燃料タンク56が設けられている。
背面視において、燃料タンク56の左部は、脱穀装置4の左壁よりも右側に位置し、燃料タンク56の右端部は、脱穀装置4とグレンタンク7の間に位置している。
燃料タンク56における右側の下部には、下側に突出する凸部56Aが形成され、凸部56Aは、左右補強フレーム53と左右フレーム51Eの間と前後フレーム50Bと前後フレーム50Cの間に嵌合されている。これにより、燃料タンク56の前後方向と左右方向への移動が規制され、また、機体フレーム1の剛性も高めることができる。
側面視において、燃料タンク56の前部は、脱穀装置4の後壁の下端部から前下がり傾斜に形成された傾斜壁4Aの下側に入り込ませて配置されている。これにより、燃料タンク56の後部が機体フレーム1の後部から突出するのを防止することができる。
背面視において、燃料タンク56の右部に形成された給油口には、金属製の給油パイプ57が接続されている。給油パイプ57は、燃料タンク56の給油口から略15度の緩やかに右上がり傾斜に形成された後に、略60度の右上がり傾斜に形成されて縦排出筒8Aの右部に至っている。
平面視において、給油パイプ57の給油口は、縦排出筒8Aの右部の前側に位置している。また、縦排出筒8Aの後側には、縦排出筒8Aの軸心を中心として回動する保護カバー58が設けられている。施錠時には、保護カバー58は給油パイプ57の給油口を覆い、施錠の解除時には、保護カバー58は縦排出筒8Aの軸心を中心として回転して給油パイプ57の給油口から離間する。これにより、作業者がコンバインから離れた間に、燃料タンク56に貯留した燃料が盗難に遭うのを防止することができる。
図16,17に示すように、脱穀装置4の前壁と後壁に架設された穀稈の脱穀を行う扱胴(図示省略)を電動モータ60で回動させることができる。この場合、電動モータ60と、3相電流の電圧と周波数を変更して電動モータ60の出力回転の増減速を行うインバータ等のモータコントローラ61を、脱穀装置4の扱胴の上部を覆う上部カバー62の上面の後部に設けるのが好ましい。これにより、コンバインの前後の重量差を小さくすることができる。また、電動モータ60とモータコントローラ61を脱穀装置4の右壁の右面の後部に設けることもできる。
図18に示すように、走行装置2の左転輪65Lと右転輪65Rは支軸66の両側に固定されている。支軸66の外周部には、左部から左右方向の中間部に延在するグリスを装填する溝67を形成するのが好ましい。これにより、左転輪65Lと右転輪65Rの摺動部にグリスを容易に供給することができる。
1 機体フレーム
3 刈取前処理装置
4 脱穀装置
5 操縦部
7 グレンタンク
8 排出オーガ
8A 縦排出筒
10 操縦席
11 フロントパネル
11A 延在部
14 サイドパネル
17 バックパネル
20 フロアパネル
21 収納室
22 操縦室
24 姿勢保持部材
24A 左上下延在部
24B 左右延在部
24C 右上下延在部
26A 第1ライト
26B 第2ライト
40 電装ケース
45 エアクリーナ
50B 前後フレーム(第1前後フレーム)
50C 前後フレーム(第2前後フレーム)
51E 左右フレーム(第2左右フレーム)
53 左右補強フレーム(第1左右フレーム)
56 燃料タンク
56A 凸部
57 給油パイプ
58 保護カバー
E エンジン
S 切欠き空間

Claims (6)

  1. エンジン(E)を搭載する機体フレーム(1)の前側に刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後方左側に脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後方右側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の後側にグレンタンク(7)を設け、該グレンタンク(7)の後側に排出オーガ(8)を設けたコンバインにおいて、
    前記操縦部(5)のフロアパネル(20)よりも下側に作業者が搭乗時に使用するステップラダーを収納する収納室(21)を形成し、該フロアパネル(20)の上側に操縦席(10)を装着する操縦室(22)を形成し、
    正面視において、前記収納室(21)の左壁を、該左壁の下端部から上方左側に向かって延在させ、前記操縦室(22)の左壁を、前記収納室(21)の左壁の上端部から上側に向かって直線状に延在させ、前記操縦室(22)の左壁を、前記機体フレーム(1)の左右方向の中心部に近接する位置に形成したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記操縦席(10)の前側にフロントパネル(11)を形成し、前記操縦席(10)の左側にサイドパネル(14)を形成し、
    正面視において、前記フロントパネル(11)の左部に、前記サイドパネル(14)よりも左側に延在する延在部(11A)を形成し、該延在部(11A)に第1ライト(26A)を設けた請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記フロントパネル(11)の上方後側に、作業者が作業姿勢を保持するために把持する姿勢保持部材(24)を設け、
    正面視において、前記姿勢保持部材(24)を、前記フロントパネル(11)の左部から上側に向かって延在する左上下延在部(24A)と、該左上下延在部(24A)の上部から右側に向かって延在する左右延在部(24B)と、該左右延在部(24B)の上部から下側に向かって延在する右上下延在部(24C)で形成し、
    正面視において、前記操縦室(22)の右壁の右側に、前記右上下延在部(24C)を配置し、前記右上下延在部(24C)の上部に第2ライト(26B)を設けた請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記操縦席(10)の後側にバックパネル(17)を形成し、該バックパネル(17)の上面に、前記エンジン(E)の供給する空気中に介在する不純物を除去するエアクリーナ(45)と電装部品を格納する電装ケース(40)を設け、
    該電装ケース(40)の右部に、右壁と後壁が開放された切欠き空間(S)を形成し、
    前記エアクリーナ(45)の左部を切欠き空間(S)に入込ませた請求項1記載のコンバイン。
  5. 前記機体フレーム(1)における脱穀装置(4)の後部に対向する部位に、前記エンジン(E)に供給する燃料を貯留する燃料タンク(56)を設け、
    該燃料タンク(56)の下部に下側に向かって膨出する凸部(56A)を設け、該凸部(56A)の前後部を、前記機体フレーム(1)の左右方向に延在する第1左右フレーム(53)と第2左右フレーム(51E)の間に内嵌し、前記凸部(56A)の左右部を、前記機体フレーム(1)の前後方向に延在する第1前後フレーム(50B)と第2前後フレーム(50C)の間に内嵌した請求項1記載のコンバイン。
  6. 前記燃料タンク(56)の左部に接続された給油パイプ(57)の給油口を、前記グレンタンク(7)の後壁と排出オーガ(8)の縦排出筒(8A)の間に位置させ、
    該縦排出筒(8A)の軸心回りに回動する保護カバー(58)を設け、
    回動を停止させる施錠時には、前記保護カバー(58)が給油パイプ(57)の給油口を覆い、施錠の解除時には、前記保護カバー(58)が給油パイプ(57)の給油口から離間する構成とした請求項5記載のコンバイン。
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