JPH04141439A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はインクジェットヘッドにより印字用紙にインク
を吹付けて印字を行う印字装置に関する。

（従来の技術） 近年、プリンタにあっては、印字速度が速く、また低騒
音、カラー化が容易などの特長を有し、さらには構成が
簡単で低価格化が期待できるオンデマンド方式のインク
ジェットプリンタが実用化されてきている。この種のイ
ンクジェットプリンタは、先端に複数個のノズルを縦に
並べて備えたインクジェットヘッドを、プラテンに沿っ
て設けられたガイドバーを摺動させるように構成され、
必要なノズルからインク滴を噴出させつつ前記ヘッドを
横方向に移動させることにより、前記プラテンにセット
された印字用紙に印字を行うようになっている。

而して、かかるプリンタにあっては、インクジェットヘ
ッド（ノズル）の先端部にインクかす等が付着し、これ
に起因してノズルが詰まったり印字品質に悪影響を及ぼ
したりすることがある。そこで、従来では、プラテンの
近傍に、ヘッドの先端部の汚れを拭き取るための紙、布
、ゴム材などの拭き取り部材を備えたクリーニング機構
を設け、このクリーニング機構により、定期的あるいは
必要に応じてヘッドの先端部を清掃するようにしていた
。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、」二連のようなりリーニング機構を設け
たものでは、拭き取り部＋４の１６れに伴いそれを新た
なものに交換しなければならず、煩わしい交換作業を使
用者に強要することになっていた。

また、印字の機構部分とは全く別途にクリーニング機構
を設けているため、その分全体の構造が複雑になり、コ
スト面での不利があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その［Ｉ的
は、インクジェットヘッドの清掃を行うためのｔＭ成を
簡Ｉｌｉで安価に済ませることかでき、また、ヘッドの
清掃のための使用者の煩わしい作業を不要とすることが
できる印字装置を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の印字装置は、プラテンに対向して設けられたイ
ンクジェットヘッドにより、プラテンに受けられた印字
用紙にインクを吹（＝１けて印字を行うものであって、
インクンエツトヘッドまたはプラテンを移動させて該ヘ
ットとプラテン上の紙とを圧接させる圧接手段と、この
圧接手段による圧接状態で前記紙をヘットに対して相対
的にＪＭ動させる移動手段とを設けたところに特徴を有
するものである。

（作用） 上記手段によれば、圧接手段によりインクジェットヘッ
ドとプラテン上の紙とを圧接させた状態で、移動手段に
より紙かヘッドに対して相対的に摺動されることにより
、その紙がヘッドを払拭してヘッドの汚れが拭き取られ
る。この場合、印字の機構部分とは全く別途にクリーニ
ング機［１４を設けるものではないから、簡単な４Ｒ−
成で安価にヘッドの７ｉ’ｉ掃を行うことができる。ま
た、専用の拭き取り部祠を設けずとも、印字に使用する
紙の一部なとを利用してヘッドの清掃を行うことができ
るから、拭き取り部材の交換といった煩わしい作業を行
わずに済む。

（実施例） 以下本発明の一実施例について図面を参照して説明する
。

まず、第１図は印字装置たるインクジェットプリンクの
要部の構成を概略的に示している。ここで、プリンタ本
体内には側板１．２が設けられ、これら側板１．２間に
、印字用紙３を受ける例えばゴム製のプラテン４、及び
、このプラテン４との間に印字用紙３を挟むニップロー
ラ５か回転可能に設けられている。前記プラテン４はそ
の両端の軸部４ａ、４ｂが夫々側板１，２に支持されて
いると共に、その側板１の外側に位置して紙送りモータ
６及びこの紙送りモータ６の回転を前記軸部４ａに伝達
するギア機構７が設けられている。

これにより、紙送りモータ６の駆動によりプラテン４を
回転させてニップローラ５との間に挾まれた印字用紙３
を矢印入方向に移動させる紙送り機構８が構成されてい
る。尚、図示はしないが、プラテン４の近傍には、印字
用紙３の有無を検出する用紙検出センサが配設されてい
る。また、プラテン４の後方側には、該プラテン４に印
字用紙３を供給する図示しない給紙機構か設けられてい
る。

一方、前記プラテン４の手前側には、第２図及び第３図
にも示すように、印字用紙３に印字を行うインクジェッ
トヘッド９が該プラテン４に対向して設けられている。

詳しく図示はしないが、このインクジェットヘッド９は
、先端に複数個のノズルを縦または斜めに並べて（，７
ｇえたオンデマンド方式の印字ヘッドであり、それら各
ノズルから選択的に液体のインク粒子を噴出するように
構成されている。このインクジェットヘッド９は前記プ
ラテン４に沿って設けられたガイドバー１０に摺動自在
に取付けられ、これと共に、前記ガイドバー１０と平行
に設けられた固定バー］］に、インクジェットヘッド９
の後端部に設けられたスライド？Ｒ９ａが遊嵌されてい
る。そして、インフジエラー・ヘッド９は、一対のプー
リー１２．１３間に掛渡されたペルー・１４及び前記プ
ーリー１３を回転させる駆動モーター５などからなるヘ
ッド駆動機構１６により、ガイドバー１０に沿って移動
されるようになっている。

そして、本実施例では、例えばプリンタ本体内に図示１
７ない制御装置か設けられ、前記紙送りモダ６．給１氏
磯構、インクシェツトへ・ノド９の各ノズル　駆動モー
タ１５などを制御するようになっている。これにより、
−（ンクンーＬットヘ・ノド９か必要なノズルからイン
ク滴を噴出させつつへ・ソド駆動機構１６により横方向
に移動されることにより、前１記プラテン４にセットさ
れた印字用紙３に印字が実行される。また、−行の印字
が終了すると前記紙送り機構８により一行分たけ印字用
♀」（３か矢印入方向に送られて次の行の印字か実行さ
れることが繰返されるようになっている。尚、この印字
の実行時には、第２図に示すように、インクジェットヘ
ッド９は印字用紙３（プラテン４）から微小な距離Ｂた
け離間している。

さて、上述のインクンエツトヘッド９（ノズル）の先端
部にインクかす等か０１着するとノズルが詰まったり印
字品質に悪影響を及ぼすことがあり、適宜にインクシェ
ツトヘッド９の清掃を行うことが必要となるが、本実施
例では、次に述べるような圧接手段及び移動手段を設け
た構成により、インクジェットヘッド９の清掃を行い得
るようにしている。

即ち、前記ガイドバー１０の両端には、その軸心から偏
心した位置に偏心軸部１０ａ　（片側のみ図示）が一体
向に設けられている。この偏心軸部１０ａは前記側板１
．２に回動可能に支持され、これによりガイドバー１０
はその軸心から偏心した偏心軸１０ａを中心に矢印Ｘ及
びＹ方向に回動可能とされ、以てガイドバー１０の回動
に伴って前記インクジェットヘッド９はプラテン４に対
して接する方向及び離れる方向に移動可能とされている
。そして、側板１の外側には、モータ１７及びこのモー
タ］７の回転を前記偏心軸１０　ａに伝達するギア機構
１８が設けられている。これにて、前記モータ］７の正
逆回転により、ガイドバーコ０を矢印Ｘ、Ｙ方向に回動
させてインクジェットヘッド９をプラテン４に対して接
離方向に移動させる接離機構１９か構成されている。

この接離機構１９（モータ１７）は、他の機構と同様に
前記制御装置により制御されるようになっている。この
場合、制御装置は、通常時には、第２図に示すようにイ
ンクジェットヘッド９を印字用紙３（プラテン４）から
一定距離Ｂたけ離間させ、例えばプリンタ本体の電源投
入時に、第３図に示すようにインクジェットヘッド９を
プラテン４−Ｌの印′７：用紙３に押当てるようになっ
ている。

これにて、この接離機構１９が本発明にいう圧接手段を
（＾構成している。そして、制御装置は、プリンタ本体
の電源投入時に、このようにインフジエラー・ヘッド９
をプラテン４上の印字用紙３に圧接させると共に、この
圧接状態で前記紙送り機ｔ１１７８（紙送りモータ６）
によりプラテン４を所定量だけ回動させるようになって
いる。これにて、プラテン４にセットされている印字用
紙３は、インクシェツトヘッド９を摺動するようになる
。従って、本実施例では、前記紙送り機ｆＭ　８が本発
明にいう移動手段としての機能を果たすようになってい
る。

次に、上記構成のｆ′［用について説明する。

プリンタ本体の図示しない電源スイッチかオン操ｆ’＋
されて電源か投入されると、制御装置により、まずモー
タ１７に通電されて接離機構１９が作動し、インクジェ
ットヘッド９が矢印Ｘ方向に移動してプラテン４上の印
字用紙３に圧接される。そして、この圧接状態で、紙送
りモータ６に通電されて紙送り機構８が作動し、プラテ
ン４が所定量たけ回動される。これにて、印字用紙３が
インクジェットヘッド９の先端部を摺動するようになり
、もって、その印字用紙３がインクジェットヘッド９の
先端部を払拭して該ヘッド９の？Ｔｊれが拭き取られる
ようになる。

尚、この清掃動作を行うにあたり、プラテン４上に印字
用紙３が（ｊ（給されていない場合には、用紙検出セン
サの検出に基づいて、給紙機構及び紙送り機構８により
印字用紙３がプラテン４上に供給されるようになってお
り、この後、上述の動作が行われる。

この後、モータ１７に通電されて接離機構１９が作動し
、インクジェットヘッド９が矢印Ｙ方向に移動してプラ
テン４から所定ｉｋＢたけ離間され、しかる後、新たに
プラテン４に（抜給された印字用紙３に対する印字動作
が実行される。この場合、上述の印字用紙３によるイン
クジェットヘッド９の先端部の払拭動作により、以前に
該ヘッド９に付着していたインクかす等の汚れが拭き取
られているため、ノズルが詰まるようなこともなく、高
品質な印字が実行されるようになるのである。

このように本実施例によれば、インクジェットヘッド９
をプラテン４上の印字用紙３に圧接させるための圧接手
段としての接離機構１９を設け、電源投入時にこの接離
機構１９と紙送り機構８とにより、印字用紙３によるイ
ンクジェットヘッド９の清掃を行うようにしたので、イ
ンクジェットヘッド９の先端部の汚れを電源投入のたび
に拭き取ることができ、インクジェットヘッド９の汚れ
に起因する印字品質不良を招くことなく常に高品質の印
字が実行される。この場合、従来のもののように印字の
機構部分とは別途にクリーニング機構を設けるものでは
ないから、簡単な構成で安価にインクジェットヘッド９
の清掃を行うことができる。また、従来のもののような
専用の拭き取り部祠を設けるものと異なり、印字用紙３
を利用してインクジェットヘッド９の清掃を行うもので
あるから、従来必要であった拭き取り部材の交換作業な
どの煩わしい作業を不要とすることができるものである
。

尚、上記実施例では、インクジェットヘッド９を移動さ
せてプラテン４上の印字用紙３に圧接させるように構成
したが、例えばプラテン、ニップローラ及び紙送り機構
全体をひとつのユニットとしてこれを前後方向に移動さ
せるように構成し、固定的に位置されるインクジェット
ヘッドに対し、プラテンを移動させることにより、イン
フジエラ］・ヘッドとプラテン上の紙とを圧接させるよ
うにしても良い。

また、紙送り機構８によりプラテン４上の印字用紙３を
移動させて印字用紙３をインクジェットヘッド９に対し
て摺動させるようにしたが、インクジェットヘッド側を
移動させて固定配置された紙に対して摺動させるように
構成しても良い。

さらには、例えばインクジェットヘッド９を、第２図で
矢印Ｃに示すように斜め方向に移動させて紙に対する圧
接と摺動とを同時に行うようにしても良く、この場合、
圧接手段と移動手段とをひとつの機構で兼用させること
ができる。

そして、電源投入時に毎回インクジェットヘッドの清掃
を行わなくとも、例えばヘッドの駆動時間を積算して所
定の時間を越えたときに行うようにしたり、あるいは、
操作スイッチを設けて使用者がこれを操作したときに行
うように構成しても良い。

その他、インクジェットヘッドの拭き取りは、通常の印
字用紙とは別の紙で行うようにしても良いなど、本発明
は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るも
のである。

［発明の効果コ 以上の説明にて明らかなように、本発明の印字装置によ
れば、インクジェットヘッドまたはプラテンを移動させ
て該ヘッドとプラテン上の紙とを圧接させる圧接手段と
、この圧接手段による圧接状態で前記紙をヘッドに対し
て相対的に摺動させる移動手段とを設けたので、インク
ジェットヘッドの清掃を行うための構成を簡単で安価に
済ませることができ、また、ヘッドの清掃のための使用
者の煩わしい作業を不要とすることができるという優れ
た効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は印字装
置の要部を示した斜視図、第２図は通常時の要部の縦断
側面図、第３図は清掃実行時の要部の縦断側面図である
。 図面中、３は印字用紙、４はプラテン、６は紙送りモー
タ、８は紙送り機構（移動手段）、９はインクジェット
ヘッド、１０はガイドバー　１０ａは偏心軸、１６はヘ
ッド駆動機構、１７はモータ、１９は接離機構（圧接手
段）を示す。 代理人　　弁理士　　佐　藤　　強

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、プラテンに対向して設けられたインクジェットヘッ
   ドにより、前記プラテンに受けられた印字用紙にインク
   を吹付けて印字を行うものにおいて、前記インクジェッ
   トヘッドまたは前記プラテンを移動させて該ヘッドとプ
   ラテン上の紙とを圧接させる圧接手段と、この圧接手段
   による圧接状態で前記紙を前記ヘッドに対して相対的に
   摺動させる移動手段とを設けたことを特徴とする印字装
   置。