JPH04135411U - 開封容易な紙製密封容器 - Google Patents

開封容易な紙製密封容器

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JPH04135411U
JPH04135411U JP4389291U JP4389291U JPH04135411U JP H04135411 U JPH04135411 U JP H04135411U JP 4389291 U JP4389291 U JP 4389291U JP 4389291 U JP4389291 U JP 4389291U JP H04135411 U JPH04135411 U JP H04135411U
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JP
Japan
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piece
line
cut
sealing
shaped opening
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JP4389291U
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Inventor
淳 佐田
雅子 西室
誠 五十嵐
Original Assignee
凸版印刷株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】紙質層と樹脂フィルム層やアルミ箔層などとの
積層材料を用いて、折り目線22を介して胴部片11と
密封片12と折り込み片13と糊代片14とを連設し
た、1枚のブランクを熱封着して製箱した紙製密封容器
において、U字状の開封用のつまみ10を、任意の胴部
片11の中心線( 円筒形や楕円筒形などの内容物が接す
る直線 )を避けて、折り目線22に近い部分に設けて、
かつU字状の開封用のつまみ10に連続した2本の平行
な半切れ線又は半切れ状のミシン目線20を、この胴部
片11の中心線を横断するように設けた、密封性などが
優れていて開封が容易な紙製密封容器である。 【効果】U字状の開封用のつまみを、爪で強く押し付け
て切断して、円筒形や楕円筒形などの内容物の外周を強
く引掻くように引張ることによって、半切れ線又は半切
れ状のミシン目線が切断して、殆どワンタッチで容易に
開封できるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、菓子類や医薬品や35mm写真フィルムなどの、円筒形や楕円筒形など の内容物を包装する紙製密封容器であって、密封性などが優れていて開封が容易 な紙製密封容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ジュースや牛乳や酒類などの、紙質層と樹脂フィルム層やアルミ箔 層などとの積層材料を用いて、折り目線を介して4枚の胴部片と4枚の密封片と 4枚の折り込み片と糊代片とを連設した、1枚のブランクを熱封着して製箱した 液体用の紙製密封容器が広く用いられている。
【0003】 一方、菓子類や医薬品や日用雑貨品などの、通常の紙製容器においては、糊代 片附近の胴部片などに、開封用のつまみを有する開封用の半切れ線やミシン目線 を設けることは、周知の技術であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、菓子類や医薬品や日用雑貨品などの、特にパトローネ入りの35mm写 真フィルムの従来の紙製容器中の蓋付プラスチック容器を省略するために、密封 性などが優れていて開封が容易な紙製密封容器の要請があって、従来の液体用の 紙製密封容器の開封方法を改良したものである。すなわち、従来の液体用の紙製 密封容器においては、熱封着部の一部分を剥し易くしてあったり、熱封着部の附 近にストロー孔を設けてあったり、また熱封着部の一部分をハサミで切断するな どして、内容物の液体を注ぎ出すものであって、密封遮光性や密封防湿性が優れ ていて熱封着部が強靱であるために、熱封着部の全体を剥して開封することは容 易ではなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案者らは、内容物であるパトローネが円筒形であることに着目して本考案 に至ったものである。すなわち本考案は、紙質層と樹脂フィルム層やアルミ箔層 などとの積層材料を用いて、図1に示すように、折り目線(22)を介して胴部片( 11,11,11,11)と密封片( 12,12,12,12)と折り込み片( 13,13,13,13)と糊代片(14) とを連設した、1枚のブランクを熱封着して製箱した紙製密封容器において、U 字状の開封用のつまみ(10)を、任意の胴部片(11)の中心線( 円筒形や楕円筒形な どの内容物が接する直線 )を避けて、折り目線(22)に近い部分に設けて、かつU 字状の開封用のつまみ(10)に連続した2本の平行な半切れ線又は半切れ状のミシ ン目線(20)を、この胴部片(11)の中心線( 前記のとおり )を横断するように設け たことによって、密封性などが優れていて開封が容易な紙製密封容器を提供する ものである。
【0006】 本考案の、紙質層と樹脂フィルム層やアルミ箔層などとの積層材料については 、紙製密封容器の形状や大きさや内容物の重量などに適合するように適宜のコー トボール紙などの紙質層を選定して、また内容物の湿度や酸素や紫外線などを防 ぐ目的に合せて、従来公知の適宜の樹脂フィルム層やアルミ箔層などを選定して 、通常のエキストルーダー法や接着剤ラミネート法などで特に制約なく積層する ことが出来る。この場合に、本考案の積層材料の最外層及び最内層には、熱封着 が容易なポリエチレンフィルム層などを積層する必要がある。
【0007】 本考案の、図1に示すような、折り目線(22)を介して胴部片( 11,11,11,11)と 密封片( 12,12,12,12)と折り込み片( 13,13,13,13)と糊代片(14)とを連設した、 1枚のブランクを熱封着して製箱する方法については、従来からの液体用の紙製 密封容器と同様であって、図2に示すように、まず糊代片(14)を、1枚の胴部片 (11)と2枚の密封片( 12,12)との端部に、通常のフレームシール法などで熱封着 して、左右が開口した角筒状の紙製容器を製箱して内容物を収容した後に、左右 の各々2枚の折り込み片( 13,13)を、直角2等辺3角形部分( 13a)が胴部片(11) に対して垂直になるように折り込むことによって、左右の各々の糊代片(14)を熱 封着した密封片(12)と、各々の折り込み片(13)の2枚の直角平行台形部分( 13b, 13c)と、各々の折り目線(22)付きのもう1つの密封片(12)が接近して、この接近 した部分を通常の加圧シール法などで熱封着して、紙製密封容器を製箱すること が出来る。この場合に、図1に示すように、周辺以外に切断線(21)を設けていな い1枚のブランクを熱封着して製箱するために、密封遮光性や密封防湿性が優れ ているものである。
【0008】 本考案の、U字状の開封用のつまみ(10)とU字状の開封用のつまみ(10)に連続 した半切れ線又は半切れ状のミシン目線(20)を、任意の胴部片(11)に設ける方法 については、通常の印刷をした適宜のコートボール紙などの紙質層の両面に、適 宜の樹脂フィルム層やアルミ箔層などを積層して、通常の打抜工程で、半切れ刃 又は半切れ状のミシン刃を設けた打抜型を用いて、折り目線(22)と切断線(21)と を設けると同時に、図1に示すように、U字状の開封用のつまみ(10)を、任意の 胴部片(11)の中心線( 円筒形や楕円筒形などの内容物が接する直線 )を避けて、 折り目線(22)に近い部分に設けて、かつU字状の開封用のつまみ(10)に連続した 2本の平行な半切れ線又は半切れ状のミシン目線(20)を、この胴部片(11)の中心 線( 前記のとおり )を横断するように設けるものである。この場合に、2本の平 行な半切れ線又は半切れ状のミシン目線(20)を、1枚の胴部片(11)に設けるか又 は2枚以上の胴部片(11)に設けるかの選択については、円筒形や楕円筒形などの 内容物の取り出し易さと、再収容して保管する場合などを勘案して、適宜選択し て設けるものである。
【0009】
【作用】
本考案の紙製密封容器については、前述したとおり、周辺以外に切断線を設け ていない1枚のブランクを熱封着して製箱するために、密封遮光性や密封防湿性 が優れていて熱封着部が強靱なものである。そのために、本考案のU字状の開封 用のつまみとU字状の開封用のつまみに連続した半切れ線又は半切れ状のミシン 目線については、前記の密封性などを保持するために、外層側から紙質層の中間 までを切断するか、また内層側の積層材料を残して外層側から紙質層を貫通して 切断するのが限界であって、通常の紙製容器に設けた開封用の半切れ線やミシン 目線に比較して、紙製密封容器の半切れ線又は半切れ状のミシン目線を切断して の開封は難かしいものであった。
【0010】 本考案者らは、内容物であるパトローネが円筒形であることに着目して、U字 状の開封用のつまみを、任意の胴部片の中心線( 円筒形や楕円筒形などの内容物 が接する直線 )を避けて、折り目線に近い部分に設けて、かつU字状の開封用の つまみに連続した2本の平行な半切れ線又は半切れ状のミシン目線を、この胴部 片の中心線( 前記のとおり )を横断するように設けたことによって、図1に示す U字状の開封用のつまみ(10)を、図3に示すように、爪で強く押し付けて切断し て、円筒形や楕円筒形などの内容物(30)の外周を強く引掻くように引張ることに よって、図1に示す2本の平行な半切れ線又は半切れ状のミシン目線(20)を切断 して、本考案の紙製密封容器を、殆どワンタッチで容易に開封できるようにした ものである。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案の実施例における、開封容易な紙製密封容器のブランクの平面 図である。すなわち、本実施例はパトローネ入りの35mm写真フィルム用の、3.0 ×3.0×4.8cmの紙製密封容器であって、通常の印刷をした 260 g/m2 の巻取状 のコートマニラ紙に、印刷面側に30μm のポリエチレンフィルム層を、内面側に 15μm のポリエチレンフィルム層と 9μm のアルミ箔層と30μm のポリエチレン フィルム層とを、ポリエチレンのエキストルーダー法で順次積層して、シート断 をして、半切れ状のミシン刃を設けた打抜型を用いて、折り目線(22)と切断線(2 1)とを設けると同時に、U字状の開封用のつまみ(10)とU字状の開封用のつまみ (10)に連続した半切れ状のミシン目線(20)を設けたものである。この場合に、半 切れの程度は、内面側の積層材料を残して印刷面側からコートマニラ紙をほぼ貫 通して切断したものであって、ミシン目の程度は、60%切断のミシン目線(20) であった。
【0012】 図2は、本考案の実施例における、開封容易な紙製密封容器のブランクを、熱 封着して製箱する方法を示す斜視図である。すなわち、糊代片(14)を、1枚の胴 部片(11)と2枚の密封片( 12,12)との端部に熱封着して、左右が開口した角筒状 の紙製容器を製箱した状態と、パトローネ入りの35mm写真フィルムを収容した後 に、左右の各々2枚の折り込み片( 13,13)を、直角2等辺3角形部分( 13a)が胴 部片(11)に対して垂直になるように折り込む状態と、各々の左右部分を熱封着し て、開封容易な紙製密封容器の製箱が完了した状態とを示したものである。
【0013】 図3は、本考案の実施例における、開封容易な紙製密封容器の開封方法を示す 断面図である。すなわち、U字状の開封用のつまみ(10)を爪で強く押し付けて切 断した状態と、内容物であるパトローネ(30)の外周を強く引掻くようにして、U 字状の開封用のつまみ(10)を引張った状態と、さらにパトローネ(30)の外周を引 掻きながら、U字状の開封用のつまみ(10)を次の胴部片(11)まで引張って、2本 の平行な半切れ状のミシン目線(20)を切断した状態と、U字状の開封用のつまみ (10)を2本の平行な半切れ状のミシン目線(20)の終点まで引張って、紙製密封容 器を完全に開封した状態を示したものである。
【0014】
【考案の効果】
以上、実施例に示すとおり、本考案の開封容易な紙製密封容器においては、U 字状の開封用のつまみを、任意の胴部片の中心線( 円筒形のパトローネが接する 直線 )を避けて、折り目線に近い部分に設けたことによって、またU字状の開封 用のつまみに連続した2本の平行な半切れ状のミシン目線を、この胴部片の中心 線( 前記のとおり )を横断するように設けたことによって、U字状の開封用のつ まみを、爪で強く押し付けて切断して、円筒形や楕円筒形などの内容物の外周を 強く引掻くように引張ることによって、半切れ状のミシン目線が切断して、殆ど ワンタッチで容易に開封できるものである。
【0015】 また、実施例のパトローネ入りの35mm写真フィルムを収容する場合は、本考案 の紙製密封容器が、従来の液体用の紙製密封容器と同様に、周辺以外に切断線を 設けていない1枚のブランクを熱封着して製箱したものであって、密封遮光性や 密封防湿性が優れていて熱封着部が強靱なものであるために、従来の蓋付プラス チック容器が不要であって、包装容器の過剰包装対策や省資源対策に寄与できる ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における、開封容易な紙製密封
容器のブランクの平面図。
【図2】本考案の実施例における、開封容易な紙製密封
容器のブランクを、熱封着して製箱する方法を示す斜視
図。
【図3】本考案の実施例における、開封容易な紙製密封
容器の開封方法を示す断面図。
【符号の説明】
10 …U字状の開封用のつまみ 11 …胴部片 12 …密封片 13 …折り込み片 13a …折り込み片の直角2等辺3角形部分 13b,13c…折り込み片の直角平行台形部分 14 …糊代片 20 …半切れ線又は半切れ状のミシン目線 21 …切断線 22 …折り目線 30 …円筒形や楕円筒形などの内容物, パト
ローネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙質層と樹脂フィルム層やアルミ箔層など
    との積層材料を用いて、折り目線を介して胴部片と密封
    片と折り込み片と糊代片とを連設した、1枚のブランク
    を熱封着して製箱した紙製密封容器において、U字状の
    開封用のつまみ(10)を、任意の胴部片(11)の中心線( 円
    筒形や楕円筒形などの内容物が接する直線 )を避けて、
    折り目線(22)に近い部分に設けて、かつU字状の開封用
    のつまみ(10)に連続した2本の平行な半切れ線又は半切
    れ状のミシン目線(20)を、この胴部片(11)の中心線( 前
    記のとおり )を横断するように設けたことを特徴とする
    開封容易な紙製密封容器。
JP4389291U 1991-06-12 1991-06-12 開封容易な紙製密封容器 Pending JPH04135411U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017197231A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 明倫 久米 用手的に容易に破り開くことができる容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6252157B2 (ja) * 1983-11-30 1987-11-04 Honda Motor Co Ltd

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