JPH04133419U - 面実装用金属化プラスチツクフイルムコンデンサ - Google Patents

面実装用金属化プラスチツクフイルムコンデンサ

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Publication number
JPH04133419U
JPH04133419U JP5043491U JP5043491U JPH04133419U JP H04133419 U JPH04133419 U JP H04133419U JP 5043491 U JP5043491 U JP 5043491U JP 5043491 U JP5043491 U JP 5043491U JP H04133419 U JPH04133419 U JP H04133419U
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JP
Japan
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plastic film
metallized plastic
film
protective film
capacitor
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Pending
Application number
JP5043491U
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English (en)
Inventor
尚登 中野
Original Assignee
日通工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】面実装用金属化プラスチックフイルムコンデン
サをフロー或いはリフローによってハンダ付けする時
に、保護フイルムの熱収縮によるコンデンサ容量の変化
や保護フイルムの変形が少ない面実装用金属化プラスチ
ックフイルムコンデンサを提供すること。 【構成】金属化プラスチックフイルム11を巻回し、さ
らにその外周に保護フイルム13を巻回し、その両端部
に電極15を設けた構造の面実装用金属化プラスチック
フイルムコンデンサ1であり、前記保護フイルム13を
その延伸度面積倍率が3倍以下のプラスチックフイルム
で構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、面実装用金属化プラスチックフイルムコンデンサに関するものであ る。
【0002】
【従来技術】
従来、面実装用金属化プラスチックフイルムコンデンサは、プラスチックフイ ルムに金属を蒸着した金属化プラスチックフイルムを巻回すか或いは積層し、そ の両端部に金属溶射を行ない、液状樹脂を含浸した後硬化させ、さらに前記金属 溶射部に接続するように電極を施すという工程で製造されたり、或いは前記金属 溶射部よりリード線で電極を引き出し、これをモールドやケースで外装するとい う工程で製造される。
【0003】 ここで従来、上記巻回すか積層した金属化プラスチックフイルムの外周或いは 上下層には、プラスチックフイルムからなる保護フイルムが巻回し或いは積層さ れていた。この保護フイルムはその内部を機械的、電気的、熱的に保護するため に設けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来、前記保護フイルムには、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPP S(ポリフェニレンサルフィド)等を高倍率に延伸したものが用いられていたが 、高倍率に延伸されたプラスチックフイルムは熱収縮及び熱変形が大きい。この ため、この保護フイルムを用いた面実装用金属化プラスチックフイルムコンデン サをハンダフロー或いはリフローした場合、その熱により該保護フイルムが収縮 等を起し、コンデンサ容量が大幅に減少したり、該保護フイルムが変形したりす るという問題点があった。
【0005】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、面実装用金属化プラスチック フイルムコンデンサをフロー或いはリフローする際に熱を加えても、コンデンサ 容量の変化が少なく、また保護フイルムが変形したりしない面実装用金属化プラ スチックフイルムコンデンサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本考案は、金属化プラスチックフイルム11,11 ′を巻回すか或いは積層し、さらにその外部に保護フイルム13,13′を巻回 すか或いは積層して構成される面実装用金属化プラスチックフイルムコンデンサ 1,1′において、前記保護フイルム13,13′をその延伸度面積倍率が3倍 以下のプラスチックフイルムで構成することとした。
【0007】
【作用】
上記の如く保護フイルム13,13′を低延伸プラスチックフイルムで構成す れば、たとえこの面実装用金属化プラスチックフイルムコンデンサ1,1′をハ ンダフローやリフローする際に熱を加えても、該保護フイルム13,13′が収 縮する程度は小さく、このため保護フイルム13,13′が変形したり、収縮に よってコンデンサ容量が変化したりしにくくなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の1実施例にかかる巻回しタイプの面実装用金属化プラスチック フイルムコンデンサ1を示す一部切欠き斜視図である。
【0009】 同図に示すようにこの面実装用金属化プラスチックフイルムコンデンサ1は、 まず金属化プラスチックフイルム11を巻回し、その外周に無延伸プラスチック フイルムからなる保護フイルム13を0.25〜0.50mmの層厚になるまで巻 回し、その両端部に金属溶射(図示せず)を行ない、これに液状樹脂を含浸させ 、さらに前記金属溶射部に接続するように電極15,17を設けるという工程で 製造されている。
【0010】 図2は本考案の他の実施例にかかる積層タイプの面実装用金属化プラスチック フイルムコンデンサ1′を示す一部切欠き斜視図である。
【0011】 同図に示す面実装用金属化プラスチックフイルムコンデンサ1′は、金属化プ ラスチックフイルム11′を積層し、その上下面に無延伸プラスチックフイルム からなる保護フイルム13′を0.25〜0.50mmの層厚に積層し、その両端 部に金属溶射(図示せず)を行ない、これに液状樹脂を含浸させ、さらに前記金 属溶射部に接続するように電極15′,17′を設けるという工程で製造されて いる。
【0012】 上記図1,2に示すように保護フイルム13,13′を無延伸プラスチックフ イルムで構成すれば、たとえこの面実装用金属化プラスチックフイルムコンデン サ1,1′にハンダフローやリフローによって熱が加えられても、該保護フイル ム13,13′が収縮する程度は小さく、このため保護フイルム13,13′が 変形したり、収縮によってコンデンサ容量が変化したりしにくくなる。
【0013】 なおこの保護フイルムの材料としては、この面実装用金属化プラスチックフイ ルムコンデンサ1,1′をフローする場合は、その融点が270℃以上のプラス チック(例えばPPS,PEEK)で構成することが望ましく、またリフローす る場合は、その融点が250℃以上のプラスチック(例えばPET,PPS,P EEK)で構成することが望ましい。
【0014】 ここで図3は、上記図1,図2に示す面実装用金属化プラスチックフイルムコ ンデンサ1,1′とそれぞれの従来例に対して、ハンダ浸漬法による耐熱性評価 実験を行なった結果を示す図である。
【0015】 同図において、NO.2,4は図1,2に示す面実装用金属化プラスチックフ イルムコンデンサ1,1′を示し、NO.1,3はそれぞれの従来例を示す。同 図に示すように、本願考案にかかる面実装用金属化プラスチックフイルムコンデ ンサ1,1′は、従来例に比べて、その容積変化率が小さく、また保護フイルム 13,13′の収縮,変形の程度も小さい。
【0016】 上記実施例においては保護フイルム13,13′として無延伸プラスチックフ イルムを用いたが、本考案は無延伸のものでなくても、その延伸度面積倍率が3 倍以下の低延伸プラスチックフイルムであっても、その収縮量は少なく、上記実 施例とほぼ同等の効果を生ずる。
【0017】 また上記実施例はいずれも無外装タイプの面実装用金属化プラスチックフイル ムコンデンサを示しているが、本考案はこのタイプのものに限られず、保護フイ ルムの外部をモールドやケースで外装したタイプのものに用いてもよい。このタ イプにおいても、容量変化率の減少等の効果を生ずる。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、保護フイルムの材料を変えるだけ で、従来の工程に特殊な工程及び特殊な設備を加えることなく、ハンダ耐熱性の 高い面実装用金属化プラスチックフイルムコンデンサが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例にかかる巻回しタイプの面実
装用金属化プラスチックフイルムコンデンサ1を示す一
部切欠き斜視図である。
【図2】本考案の他の実施例にかかる積層タイプの面実
装用金属化プラスチックフイルムコンデンサ1′を示す
一部切欠き斜視図である。
【図3】図1,図2に示す面実装用金属化プラスチック
フイルムコンデンサ1,1′とそれぞれの従来例に対し
て、ハンダ浸漬法による耐熱性評価実験を行なった結果
を示す図である。
【符号の説明】
1,1′ 面実装用金属化プラスチックフイルムコンデ
ンサ 11,11′ 金属化プラスチックフイルム 13,13′ 保護フイルム

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属化プラスチックフイルムを巻回すか或
    いは積層し、さらにその外部に保護フイルムを巻回すか
    或いは積層して構成される面実装用金属化プラスチック
    フイルムコンデンサにおいて、前記保護フイルムはその
    延伸度面積倍率が3倍以下のプラスチックフイルムで構
    成されていることを特徴とする面実装用金属化プラスチ
    ックフイルムコンデンサ。
  2. 【請求項2】前記保護フイルムの融点は250℃以上で
    あることを特徴とする請求項1記載の面実装用金属化プ
    ラスチックフイルムコンデンサ。
JP5043491U 1991-06-03 1991-06-03 面実装用金属化プラスチツクフイルムコンデンサ Pending JPH04133419U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5043491U JPH04133419U (ja) 1991-06-03 1991-06-03 面実装用金属化プラスチツクフイルムコンデンサ

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JP5043491U JPH04133419U (ja) 1991-06-03 1991-06-03 面実装用金属化プラスチツクフイルムコンデンサ

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JPH04133419U true JPH04133419U (ja) 1992-12-11

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ID=31927884

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5043491U Pending JPH04133419U (ja) 1991-06-03 1991-06-03 面実装用金属化プラスチツクフイルムコンデンサ

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JP (1) JPH04133419U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016207828A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 ニチコン株式会社 コンデンサ素子およびその製造方法
JP2020136518A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ及びコンデンサの製造方法

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