JPH0458164B2 - - Google Patents
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- JPH0458164B2 JPH0458164B2 JP62235206A JP23520687A JPH0458164B2 JP H0458164 B2 JPH0458164 B2 JP H0458164B2 JP 62235206 A JP62235206 A JP 62235206A JP 23520687 A JP23520687 A JP 23520687A JP H0458164 B2 JPH0458164 B2 JP H0458164B2
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- chip capacitor
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は電子機器、電気機器に用いられるコン
デンサ、なかでも積層フイルムチツプコンデンサ
に関するものである。
デンサ、なかでも積層フイルムチツプコンデンサ
に関するものである。
近年の技術
近年、電子機器、電気機器は多機能化、小型化
の取組みがさかんであり、これに用いる電子部品
は軽薄短小になつてきている。その代表がチツプ
化である。したがつて回路を構成するプリント基
板への部品実装方法も従来とは異なる面実装工法
が急速に進んできた。この工法は基板片面、ある
いは両面に部品を接着剤、もしくはクリームはん
だで固定し、はんだ浴槽内、高熱炉内を通過させ
ることにより、はんだ付けを行つている。したが
つて部品本体が直接高温に晒され、部品本体に加
わる温度は従来のリード付き部品のリード線のみ
はんだ浴槽に浸漬させるものに比べ非常に高くな
る。例えばフイルムコンデンサの場合、従来のリ
ード付きタイプでリード線のみはんだ付けを行つ
た時のコンデンサ内部温度は100〜130℃であるの
に対し、チツプフイルムコンデンサの内部温度は
210〜240℃であり、約100℃も高くなつている。
さらに機器を小型化にするために機器内の空間部
を削減し基板構成密度を高くする方法を用いてい
ることから、使用に際しては能動電子部品(IC、
トランジスター、ダイオード等)による発熱は機
器内に篭り、温度は上昇する。
の取組みがさかんであり、これに用いる電子部品
は軽薄短小になつてきている。その代表がチツプ
化である。したがつて回路を構成するプリント基
板への部品実装方法も従来とは異なる面実装工法
が急速に進んできた。この工法は基板片面、ある
いは両面に部品を接着剤、もしくはクリームはん
だで固定し、はんだ浴槽内、高熱炉内を通過させ
ることにより、はんだ付けを行つている。したが
つて部品本体が直接高温に晒され、部品本体に加
わる温度は従来のリード付き部品のリード線のみ
はんだ浴槽に浸漬させるものに比べ非常に高くな
る。例えばフイルムコンデンサの場合、従来のリ
ード付きタイプでリード線のみはんだ付けを行つ
た時のコンデンサ内部温度は100〜130℃であるの
に対し、チツプフイルムコンデンサの内部温度は
210〜240℃であり、約100℃も高くなつている。
さらに機器を小型化にするために機器内の空間部
を削減し基板構成密度を高くする方法を用いてい
ることから、使用に際しては能動電子部品(IC、
トランジスター、ダイオード等)による発熱は機
器内に篭り、温度は上昇する。
以上のようにチツプ部品は、従来のリード付き
部品に比べ温度的に厳しくなつている。フイルム
コンデンサは、従来誘導体としてポリエチレンテ
レフタレート(以下PETと略す)、ポリプロピレ
ン(以下PPと略す)等を用いていたが、耐熱性
の面で難があり新たな耐熱性に優れたプラスチツ
ク材料が望まれていた。
部品に比べ温度的に厳しくなつている。フイルム
コンデンサは、従来誘導体としてポリエチレンテ
レフタレート(以下PETと略す)、ポリプロピレ
ン(以下PPと略す)等を用いていたが、耐熱性
の面で難があり新たな耐熱性に優れたプラスチツ
ク材料が望まれていた。
昨今、耐熱誘導体材料としてポリフエニレンサ
ルフアイド(以下PPSと略す)及びポリフエニレ
ンオキサイド(以下PPOと略す)が開発された。
PPS及びPPOは、PET、PPに比べ耐熱性が優
れ、しかもフイルムコンデンサの大きな特徴の1
つである電気特性にも優れている。
ルフアイド(以下PPSと略す)及びポリフエニレ
ンオキサイド(以下PPOと略す)が開発された。
PPS及びPPOは、PET、PPに比べ耐熱性が優
れ、しかもフイルムコンデンサの大きな特徴の1
つである電気特性にも優れている。
従来、積層タイプのフイルムチツプコンデンサ
は、ポリフエニレンサルフアイドからなる誘導体
はフイルムの両面にアルミニウムからなる蒸着電
極を形成し、さらにその上の両面上にポリフエニ
レンオキサイドからなる薄いコーテイング誘導体
を作り、得られた細長い両面蒸着、両面コーテイ
ングフイルムを数百枚積層し、蒸着電極から電気
的接続を得るために下層にアルミニウムブロンズ
と上層に錫・鉛合金からなるメタリコン層を形成
しした後、一定の寸法で切断して積層フイルムコ
ンデンサ素子となし、外部電極を溶接し一定寸法
の金型のエポキシ樹脂を流し込み加熱硬化するこ
とによりモールド外装を行ない、そして外部電極
を加工し積層フイルムチツプコンデンサを得てい
た。
は、ポリフエニレンサルフアイドからなる誘導体
はフイルムの両面にアルミニウムからなる蒸着電
極を形成し、さらにその上の両面上にポリフエニ
レンオキサイドからなる薄いコーテイング誘導体
を作り、得られた細長い両面蒸着、両面コーテイ
ングフイルムを数百枚積層し、蒸着電極から電気
的接続を得るために下層にアルミニウムブロンズ
と上層に錫・鉛合金からなるメタリコン層を形成
しした後、一定の寸法で切断して積層フイルムコ
ンデンサ素子となし、外部電極を溶接し一定寸法
の金型のエポキシ樹脂を流し込み加熱硬化するこ
とによりモールド外装を行ない、そして外部電極
を加工し積層フイルムチツプコンデンサを得てい
た。
発明が解決しようとする問題点
積層フイルムチツプコンデンサの特徴は静電容
量の温度変化と周波数変化が小さく、損失角が小
さい点であるが、高寸法精度が要求されるため、
素子は直方体でありながらモールド外装を行なう
必要があり、形状の増加とコストの増加という欠
点を有していた。改善方法としては積層フイルム
コンデンサ素子に直接エポキシ樹脂を薄く塗布し
加熱硬化する方法があるが、エポキシ樹脂の高い
表面張力あるいは高温時の低年度化のために厚み
ばらつきが非常に大きく寸法精度が著しく低下す
るため実用にならなかつた。
量の温度変化と周波数変化が小さく、損失角が小
さい点であるが、高寸法精度が要求されるため、
素子は直方体でありながらモールド外装を行なう
必要があり、形状の増加とコストの増加という欠
点を有していた。改善方法としては積層フイルム
コンデンサ素子に直接エポキシ樹脂を薄く塗布し
加熱硬化する方法があるが、エポキシ樹脂の高い
表面張力あるいは高温時の低年度化のために厚み
ばらつきが非常に大きく寸法精度が著しく低下す
るため実用にならなかつた。
本発明は上記問題点を克服し、小型で高耐熱性
の積層フイルムチツプコンデンサを提供すること
を目的とする。
の積層フイルムチツプコンデンサを提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段
この目的を達成するために本発明の積層フイル
ムチツプコンデンサは、積層フイルムチツプコン
デンサ素子の少なくとも切断面である二面に、少
なくともポリイミドフイルムとエポキシ樹脂層の
少なくとも2層からなる外装材料を配設したもの
である。
ムチツプコンデンサは、積層フイルムチツプコン
デンサ素子の少なくとも切断面である二面に、少
なくともポリイミドフイルムとエポキシ樹脂層の
少なくとも2層からなる外装材料を配設したもの
である。
作 用
この構成により、ポリイミドフイルムがエポキ
シ樹脂層の表面張力と粘度変化による動きを抑え
外装厚を一定に保つ働きをするものである。ま
た、ポリイミド・フイルムがエポキシ樹脂層の引
張り強度及び曲げ強度を補強し外装が割れにくく
なる働きをする。
シ樹脂層の表面張力と粘度変化による動きを抑え
外装厚を一定に保つ働きをするものである。ま
た、ポリイミド・フイルムがエポキシ樹脂層の引
張り強度及び曲げ強度を補強し外装が割れにくく
なる働きをする。
実施例
以下本発明の内容を実施例に基づき、さらに詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明の一実施例による積層フイルム
チツプコンデンサの一部を断面で示す斜視図であ
る。2μmの厚さを有する5mm幅のPPSフイルムか
らなる誘導体フイルム1の両面に厚みが約400A
のアルミニウムからなる蒸着電極2,3を設け、
さらにその上にPPOからなる厚みが約1μmのコ
ーテイング誘導体膜4,5を形成して両面蒸着、
両面コーテイングのフイルムを作り、次にその両
面蒸着、両面コーテイングのフイルムを500枚積
層し、その蒸着電極2,3から電極を引出すため
に、電極引出部6,7を形成し、寸法の長い条コ
ンデンサを得た。その後、幅が4.6mmで切断し、
個別の単位コンデンサとした後に、この切断面で
ある二面に第2図に示すように厚み25〜75μmの
ポリイミドフイルム8a上に厚み15〜50μmのエ
ポキシ樹脂層8bを形成した、ポリプレグシート
と呼ばれる熱硬化性のシートを貼付けた後、加熱
硬化して外装部材8を形成し静電容量が0.10μFで
高さ2mm、幅6mm、長さ5mmの積層フイルムチツ
プコンデンサを得た。
チツプコンデンサの一部を断面で示す斜視図であ
る。2μmの厚さを有する5mm幅のPPSフイルムか
らなる誘導体フイルム1の両面に厚みが約400A
のアルミニウムからなる蒸着電極2,3を設け、
さらにその上にPPOからなる厚みが約1μmのコ
ーテイング誘導体膜4,5を形成して両面蒸着、
両面コーテイングのフイルムを作り、次にその両
面蒸着、両面コーテイングのフイルムを500枚積
層し、その蒸着電極2,3から電極を引出すため
に、電極引出部6,7を形成し、寸法の長い条コ
ンデンサを得た。その後、幅が4.6mmで切断し、
個別の単位コンデンサとした後に、この切断面で
ある二面に第2図に示すように厚み25〜75μmの
ポリイミドフイルム8a上に厚み15〜50μmのエ
ポキシ樹脂層8bを形成した、ポリプレグシート
と呼ばれる熱硬化性のシートを貼付けた後、加熱
硬化して外装部材8を形成し静電容量が0.10μFで
高さ2mm、幅6mm、長さ5mmの積層フイルムチツ
プコンデンサを得た。
ここで、第1図および第3図に示すように、両
面蒸着、両面コーテイングのフイルムを積層した
容量部分の上下には、容量部分の保護と全体の補
強のために保護層9,10が設けられている。こ
の保護層9,10は、容量部分を構成するフイル
ムと同様、PPSフイルム等の樹脂フイルム11の
両面にPPOからなる樹脂膜12を形成したフイ
ルムを積層することにより構成されている。そし
て、前記外装部材8は、容量部分の端面を全て覆
い、かつ保護層9,10の端面の全での領域また
は一部の領域に亘つて配置される程度の幅を有し
ている。一例としては0.15mmの厚さの保護層9,
10を設け、そして外装部材8の幅を保護層9,
10を設けた全体の厚さに対し、上下各々0.10mm
短い幅としている。また、この外装部材8は、電
極引出部6,7の切断面側の端面の全ての領域ま
たは一部の領域に亘つて配置される程度の長さも
有している。
面蒸着、両面コーテイングのフイルムを積層した
容量部分の上下には、容量部分の保護と全体の補
強のために保護層9,10が設けられている。こ
の保護層9,10は、容量部分を構成するフイル
ムと同様、PPSフイルム等の樹脂フイルム11の
両面にPPOからなる樹脂膜12を形成したフイ
ルムを積層することにより構成されている。そし
て、前記外装部材8は、容量部分の端面を全て覆
い、かつ保護層9,10の端面の全での領域また
は一部の領域に亘つて配置される程度の幅を有し
ている。一例としては0.15mmの厚さの保護層9,
10を設け、そして外装部材8の幅を保護層9,
10を設けた全体の厚さに対し、上下各々0.10mm
短い幅としている。また、この外装部材8は、電
極引出部6,7の切断面側の端面の全ての領域ま
たは一部の領域に亘つて配置される程度の長さも
有している。
さらに、保護層9,10および容量部分の少な
くともコーテイング誘導体膜4,5と樹脂膜12
は、構成材料であるPPO等の樹脂を架橋させる
ことにより、茶色〜黒褐色の黒色系に着色してい
る。また外装部材8についても、表層部を茶色〜
黒褐色の黒色系に着色している。
くともコーテイング誘導体膜4,5と樹脂膜12
は、構成材料であるPPO等の樹脂を架橋させる
ことにより、茶色〜黒褐色の黒色系に着色してい
る。また外装部材8についても、表層部を茶色〜
黒褐色の黒色系に着色している。
さらに、また電極引出部6,7は銅−亜鉛合金
を0.15mmの厚さで溶射してなる第1層6a,7a
と、はんだを0.25mmの厚さで溶射してなる第2層
6b,7bとにより構成されている。この電極引
出部6,7の第1層6a,7a、第2層6b,7
bにおいて、第1層6a,7aとしては、厚みが
0,10mm〜0.20mmで、亜鉛の構成比が5重量%〜
60重量%の銅−亜鉛合金を用いるのがよくまた第
2層6b,7bとしては、厚みが0.20mm〜0.40mm
で、液相点温度が195℃〜215℃、固相点温度が
189℃のはんだ(Sb−Pb−Sn合金)を用いるの
がよい。
を0.15mmの厚さで溶射してなる第1層6a,7a
と、はんだを0.25mmの厚さで溶射してなる第2層
6b,7bとにより構成されている。この電極引
出部6,7の第1層6a,7a、第2層6b,7
bにおいて、第1層6a,7aとしては、厚みが
0,10mm〜0.20mmで、亜鉛の構成比が5重量%〜
60重量%の銅−亜鉛合金を用いるのがよくまた第
2層6b,7bとしては、厚みが0.20mm〜0.40mm
で、液相点温度が195℃〜215℃、固相点温度が
189℃のはんだ(Sb−Pb−Sn合金)を用いるの
がよい。
第4図,第5図に本実施例による積層フアイル
チツプコンデンサをプリント基板に実装する場合
の状態を示している。第4図,第5図に示すよう
に、配線パターン13を有するプリント基板14
上に、チツプコンデンサ15を配置し、はんだ浴
へ浸漬するはんだ付けや、リフロー方式によるは
んだ付けを行うことによりチツプコンデンサ15
の電極引出部6,7が配線パターンBにはんだ1
6により接続される。
チツプコンデンサをプリント基板に実装する場合
の状態を示している。第4図,第5図に示すよう
に、配線パターン13を有するプリント基板14
上に、チツプコンデンサ15を配置し、はんだ浴
へ浸漬するはんだ付けや、リフロー方式によるは
んだ付けを行うことによりチツプコンデンサ15
の電極引出部6,7が配線パターンBにはんだ1
6により接続される。
この時、チツプコンデンサ15の底面中央部1
5aを内側に湾曲した形状とすることにより、チ
ツプコンデンサ15をプリント基板14上に配置
した時、チツプコンデンサ15の底面中央部15
aとプリント基板14との間に間隔が形成される
こととなりチツプコンデンサ15をプリント基板
14上に配置し、仮固定するための接着剤17が
横にはみ出してしまうことがなくなり、配線パタ
ーン13と電極引出部6,7との接続に支障をき
たすことがない。
5aを内側に湾曲した形状とすることにより、チ
ツプコンデンサ15をプリント基板14上に配置
した時、チツプコンデンサ15の底面中央部15
aとプリント基板14との間に間隔が形成される
こととなりチツプコンデンサ15をプリント基板
14上に配置し、仮固定するための接着剤17が
横にはみ出してしまうことがなくなり、配線パタ
ーン13と電極引出部6,7との接続に支障をき
たすことがない。
このような本実施例により得た積層フイルムチ
ツプコンデンサは従来のモールド外装を施した積
層フイルムチツプコンデンサ(高さ3mm、幅7
mm、長さ5mm)と比較すると、体積が約43%小型
化され、寸法精度は同等であつた。またこの積層
フイルムチツプコンデンサを100個プリント配線
板に装着し、温度260℃、時間5秒間ではんだ付
けした結果は外装の割れ不良率が0%、静電容量
の変化が±1%以内となり良好であつた。
ツプコンデンサは従来のモールド外装を施した積
層フイルムチツプコンデンサ(高さ3mm、幅7
mm、長さ5mm)と比較すると、体積が約43%小型
化され、寸法精度は同等であつた。またこの積層
フイルムチツプコンデンサを100個プリント配線
板に装着し、温度260℃、時間5秒間ではんだ付
けした結果は外装の割れ不良率が0%、静電容量
の変化が±1%以内となり良好であつた。
発明の効果
以上のように本発明によれば、次のような効果
を得ることができる。
を得ることができる。
すなわち本発明によると先に述べたようにエポ
キシ樹脂の表面張力等を抑えることができ、厚み
ばらつきを抑えられ、厚みの制御が容易で寸法精
度を大きく改善できる。
キシ樹脂の表面張力等を抑えることができ、厚み
ばらつきを抑えられ、厚みの制御が容易で寸法精
度を大きく改善できる。
またエポキシ樹脂を設けたポリイミドフイルム
を用いることで引張り強度が改善され割れにくく
なり、積層フイルムチツプコンデンサの外装が薄
くできる。
を用いることで引張り強度が改善され割れにくく
なり、積層フイルムチツプコンデンサの外装が薄
くできる。
そして以上の効果が相まつて外装が薄くでき、
小形化が達成できると同時にメタリコン層が外部
電極として利用できるようになり、コムリード及
びモールドのための設備が不要となり、大幅なコ
ストダウンが得られる。
小形化が達成できると同時にメタリコン層が外部
電極として利用できるようになり、コムリード及
びモールドのための設備が不要となり、大幅なコ
ストダウンが得られる。
第1図は本発明の一実施例による積層フイルム
チツプコンデンサの一部を断面で示す斜視図、第
2図は同コンデンサに用いるシートを示す斜視
図、第3図は同コンデンサの概略構成を一部を切
欠いて示す斜視図、第4図,第5図は同コンデン
サをプリント基板に実装した状態を示す斜視図お
よび側面図である。 1……誘導体フイルム、2,3……蒸着電極、
4,5……コーテイング誘導体膜、6,7……電
極引出部、6a,7a……第1層、6b,7b…
…第2層、8……外装部材、8a……ポリイミド
フイルム、8b……エポキシ樹脂層、9,10…
…保護層、11……樹脂フイルム、12……樹脂
膜、13……配線パターン、14……プリント基
板、15……チツプコンデンサ、15a……底面
中央部、16……はんだ、17……接着剤。
チツプコンデンサの一部を断面で示す斜視図、第
2図は同コンデンサに用いるシートを示す斜視
図、第3図は同コンデンサの概略構成を一部を切
欠いて示す斜視図、第4図,第5図は同コンデン
サをプリント基板に実装した状態を示す斜視図お
よび側面図である。 1……誘導体フイルム、2,3……蒸着電極、
4,5……コーテイング誘導体膜、6,7……電
極引出部、6a,7a……第1層、6b,7b…
…第2層、8……外装部材、8a……ポリイミド
フイルム、8b……エポキシ樹脂層、9,10…
…保護層、11……樹脂フイルム、12……樹脂
膜、13……配線パターン、14……プリント基
板、15……チツプコンデンサ、15a……底面
中央部、16……はんだ、17……接着剤。
Claims (1)
- 1 積層フイルムチツプコンデンサ素子の少なく
とも切断面である二面に、ポリイミドフイルムと
エポキシ樹脂層の少なくとも2層からなる外装材
料を配設した積層フイルムチツプコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23520687A JPS6477920A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Capacitor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23520687A JPS6477920A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Capacitor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6477920A JPS6477920A (en) | 1989-03-23 |
JPH0458164B2 true JPH0458164B2 (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=16982652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23520687A Granted JPS6477920A (en) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | Capacitor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6477920A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970004121B1 (ko) * | 1991-12-27 | 1997-03-25 | 마쯔시다덴기산교 가부시기가이샤 | 필름콘덴서와 그 제조방법 |
JP2001237142A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-31 | Shizuki Electric Co Inc | フィルムコンデンサ及び樹脂成形部品 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60123011A (ja) * | 1983-12-07 | 1985-07-01 | 株式会社指月電機製作所 | チップ状フィルムコンデンサ |
JPS61119024A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-06 | 松下電器産業株式会社 | 積層コンデンサ |
JPS61174619A (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-06 | 松下電器産業株式会社 | 積層フイルムコンデンサ |
JPS61273877A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-04 | 東レ株式会社 | コンデンサ |
-
1987
- 1987-09-18 JP JP23520687A patent/JPS6477920A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60123011A (ja) * | 1983-12-07 | 1985-07-01 | 株式会社指月電機製作所 | チップ状フィルムコンデンサ |
JPS61119024A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-06 | 松下電器産業株式会社 | 積層コンデンサ |
JPS61174619A (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-06 | 松下電器産業株式会社 | 積層フイルムコンデンサ |
JPS61273877A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-04 | 東レ株式会社 | コンデンサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6477920A (en) | 1989-03-23 |
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