JPH0442904Y2 - - Google Patents

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JPH0442904Y2
JPH0442904Y2 JP14562386U JP14562386U JPH0442904Y2 JP H0442904 Y2 JPH0442904 Y2 JP H0442904Y2 JP 14562386 U JP14562386 U JP 14562386U JP 14562386 U JP14562386 U JP 14562386U JP H0442904 Y2 JPH0442904 Y2 JP H0442904Y2
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film
capacitor element
synthetic resin
conductive layer
metal foil
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、フイルムコンデンサ素子に関する
ものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
現在一般に用いられている巻回型フイルムコン
デンサ素子は、第9図及び第10図に示すよう
に、金属蒸着膜や金属箔から成る導電層1と合成
樹脂フイルムから成る誘電体層2を交互に積み重
ねて巻回し、その端面にハンダメタリコン3を施
してリード線4を接続するものや、第11図に示
すように、リード線4を導電層1の端部に直接接
続するものがある。
いずれのコンデンサ素子も、その高さ(長さ)
は、導電層1及び誘電体層2の巾寸法によつて定
まる。
ところが近年増々小形化の要請が強くなつてき
つつある。
そこで、この考案の目的は、同一の容量を持つ
ていても従来のものより長さが小さいフイルムコ
ンデンサ素子を提供することである。
〔目的達成の手段〕
上記の目的を達成するため、この考案において
は、対極となる対の導電層を巾方向に折り曲げ
て、一方の半折部を他方の半折部内に互に挿入し
た状態で巻回し、かつ一方と他方の導電層の少く
とも対向面の全面に誘電体層を設けて、フイルム
コンデンサ素子を形成したのである。
このように、導電層を巾方向に折り曲げて巻回
すると、その分だけコンデンサ素子の長さを小さ
くすることができる。
(実施例) 第1図及び第2図に示すように、導電層となる
アルミニウム箔のような金属箔11と、それより
巾の広い誘電体層となる合成樹脂フイルム12を
重ね合せ、巾方向の中途で折り曲げる。同様に対
極の導電層となる金属箔11′とそれより巾の広
い合成樹脂フイルム12′を重ね合せ、前記の半
折部13と反対側の側縁部を折り曲げ、一方の半
折部13を他方の半折部13′内に挿入する。そ
のとき、箔11と11′の折り曲げた部分の内面
が接触しないよう合成樹脂フイルム14を介在さ
せておく。
このようにして、折り曲げた半折部13,1
3′を互に嵌合した状態で巻き上げ、さらに、そ
の端面にハンダメタリコン15,15′を施し、
リード線16,16′をそれぞれ接続すると、コ
ンデンサ素子が出来上る。
なお、前記合成樹脂フイルム12,12′,1
4としては、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリエステル、ポリカーボネート、
テフロン、アイオノマー、ポリアミド、ポリ塩化
ビニリデン、ポリ弗化ビニリデン、ポリイミド等
の単体又は同一、異種の組合せによる積層体が用
いられる。
第3図に示すように、金属箔11,11′とフ
イルム12,12′をそれぞれ予め貼り合せてお
いてもよい。また、フイルム14を、一方の折り
曲げ予定部に貼り合せておいてもよい。貼り合せ
の方法は、接着剤、熱圧着、押し出しなど、任意
である。
なお、第1,2及び3図の場合とも、金属箔1
1,11′に代えて金属蒸着膜であつてもよい。
第4図に示すように、合成樹脂フイルム12を
金属箔11又は金属蒸着膜21と同巾とし、フイ
ルム12′および12″で金属箔11′又は膜2
1′の両面を覆うと共にそれより広巾とし、これ
らを第5図のように、巾方向に折り曲げて係合さ
せると、第1図のようなフイルム14を別途挿入
する必要がなく、巻回が容易に行なわれる。
第6図に示すように、金属箔11又は膜21の
両面に、同巾のフイルム12,12〓を積層した
ものは、同様の構成のものを2枚用い、第7図の
ように折り曲げて巻回するだけで、コンデンサ素
子を形成することができる。
第6図の積層体で金属箔11を用いた場合は、
箔の両面に樹脂を塗工して層12,12〓を形成
してもよい。その樹脂としては、ビニル系、ポリ
アミド系、ポリオレフイン系、ポリエステル系な
どの熱可塑性樹脂のほか、重合性官能基をもつプ
レポリマーを含む紫外線硬化塗料や電子線硬化塗
料を用いることができる。蒸着膜21の場合は、
一方がフイルム、他方が塗工膜であつてもよい。
この場合の塗工樹脂も上記と同様である。
第5図及び第7図で示したように、互に折り曲
げた半折部を係合させながら、コンデンサ素子に
巻き上げてもよいが、予め折り曲げた半折部を係
合させた長尺のテープを作成しておき、その後コ
ンデンサ素子に巻き上げることもできる。
前記第1図乃至7図のいずれの場合も、巻回し
たコイルの端面に、金属溶射を施してリード線を
接続し、コイル素子を形成するが、導電層の端部
に直接リード線を接続してもよい。その例を第8
図に示す。図中11,11′は金属箔、12,1
2′は合成樹脂フイルム、16,16′はリード
線、17は溶着部である。
〔効果〕
この考案によれば、以上のように、導電層を巾
方向に折り曲げてコイル素子を形成したので、素
子の長さを小さくすることができ、装置の小型化
をはかることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はコイル素子を形成するための金属箔と
合成樹脂フイルムの組合せを示す横断面図、第2
図は同上の金属箔及び合成樹脂フイルムによつて
形成したコンデンサ素子の縦断面図、第3図及び
第4図は金属箔と合成樹脂フイルムの他の組合せ
を示す横断面図、第5図は第4図の組合せによつ
て形成したコンデンサ素子の一層のみを示す縦断
面図、第6図は金属箔又は金属蒸着膜と合成樹脂
フイルムの他の組合せを示す横断面図、第7図は
同上の組合せによつて形成したコンデンサ素子の
一層のみを示す縦断面図、第8図はコンデンサ素
子の他の例を示す縦断面図、第9図は従来の巻回
型フイルムコンデンサを一部巻戻して示す斜視
図、第10図はその断面図、第11図は従来のコ
ンデンサの他の例を一部巻戻して示す斜視図であ
る。 11,11……金属箔、12,12′……合成
樹脂フイルム、13,13′……半折部、14…
…合成樹脂フイルム、15,15′……ハンダメ
タリコン、16,16′……リード線、21,2
1′……金属蒸着膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対極をなす対の導電層を巾方向に折り曲げて、
    一方の半折部を他方の半折部内に互に挿入した状
    態で巻回し、かつ一方と他方の導電層の少くとも
    対向面の全面に誘電体層を設けたフイルムコンデ
    ンサ素子。
JP14562386U 1986-09-22 1986-09-22 Expired JPH0442904Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14562386U JPH0442904Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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JP14562386U JPH0442904Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6351427U JPS6351427U (ja) 1988-04-07
JPH0442904Y2 true JPH0442904Y2 (ja) 1992-10-12

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JP14562386U Expired JPH0442904Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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JPS6351427U (ja) 1988-04-07

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