JPH0526731Y2 - - Google Patents

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JPH0526731Y2
JPH0526731Y2 JP1755787U JP1755787U JPH0526731Y2 JP H0526731 Y2 JPH0526731 Y2 JP H0526731Y2 JP 1755787 U JP1755787 U JP 1755787U JP 1755787 U JP1755787 U JP 1755787U JP H0526731 Y2 JPH0526731 Y2 JP H0526731Y2
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dielectric film
metal
film
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metal coatings
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、各種電子機器等の構成素子として用
いられるコンデンサ、特に有機コンデンサに関す
るものである。
従来の技術 適当な合成樹脂等より成る細長い誘電体フイル
ムの片面に、互いに適宜間隔を隔てて適宜幅を有
する金属被膜を、蒸着等の手段によつて複数条設
けて成る2枚の誘電体フイルムを、一方の誘電体
フイルムの表面、即ち、金属被膜を蒸着せしめた
面と他方の誘電体フイルムの裏面、即ち、金属被
膜を被着せしめていない面とを対向せしめると共
に、一方の誘電体フイルムに蒸着せしめた金属被
膜相互間の長手方向の間隙と他方の誘電体フイル
ムに蒸着せしめた金属被膜とが対向するように重
ねて捲回し、誘電体フイルムに蒸着せしめた金属
被膜の中、例えば最も左側の金属被膜に一方の引
出線を接続すると共に、最も右側の金属被膜に他
方の引出線を接続して成る有機コンデンサが実用
されている。
考案が解決しようとする問題点 上記、従来の有機コンデンサにおいては、各金
属被膜の両端、即ち、誘電体フイルムの巻始め及
び巻終り部分における金属被膜の各端部が長手方
向に対してほぼ直角に切断されているため、その
角部に電荷が集中し、同一誘電体フイルム上にお
ける隣接金属被膜の端部間に放電を生じ易く、各
種電子機器の作動に障害を与えるおそれが多い。
問題点を解決するための手段 本考案は、同一誘電体フイルムの巻始め及び巻
終りにおける隣接金属被膜相互間の間隙に切込み
を設け、この切込みに絶縁薄膜をジグザグ状に挿
入することを特徴とするものである。
作 用 本案コンデンサにおいては、同一誘電体フイル
ム上の金属被膜の端部が金属被膜相互間の間隙を
介して直接対向することなく、端部に設けた切込
みにジグザグ状に挿入した絶縁薄膜を介して対向
せしめてあるので、金属被膜の端部における角部
に電荷が集中しても放電を生ずるおそれはない。
実施例 第1図は、本考案の一実施例の要部を示す平面
図で、11は細長い誘電体フイルムで、従来同様
の材質、即ち、適当な絶縁性合成樹脂等の薄膜よ
り成る。211,212,213及び214は金属被膜で、
誘電体フイルム11の片面に、誘電体フイルム11
の長手方向に細長く、且つ、隣接金属被膜と適宜
間隔を隔てて互いに平行に設けてある。金属被膜
11乃至214の材質は、従来同様、例えばアルミ
ニウム等より成り、例えば蒸着等の手段により誘
電体フイルム11の表面に被着せしめてある。
第2図も亦本考案の一実施例の要部を示す平面
図で、12は誘電体フイルムで、第1図における
誘電体フイルム11と同様の材質より成り、ほぼ
同様の形状寸法に形成してある。221,222及び
23は金属被膜で、第1図における誘電体フイル
ム11の片面に被着せしめた金属被膜211乃至214
と同様の材質及び形状より成り、蒸着等の手段に
よりフイルム表面に被着せしめてある。
そして、誘電体フイルム11及び12を重ねた場
合に、例えば誘電体フイルム12側の金属被膜22
の中心線が誘電体フイルム11側の金属被膜211
と212の間の間隙311の中心線とほぼ一致すると
共に、誘電体フイルム11側の金属被膜211の縁
部、即ち、図面に向つて右側の縁部と金属被膜2
12の左側の縁部が、誘電体フイルム12側の金属
被膜221の左右の縁部と各適宜幅だけ重なり合う
ように形成し、誘電体フイルム11側の金属被膜
12の中心線と誘電体フイルム12側の間隙321
中心線がほぼ一致すると共に、誘電体フイルム1
側の金属被膜212の右側の縁部と誘電体フイル
ム12側の金属被膜222の左側の縁部が適宜幅だ
け重なり合い、誘電体フイルム11側の金属被膜
13及び214、間隙312及び313、誘電体フイル
ム12側の間隙322、金属被膜222及び223等の関
係も前記と同様の関係を保持するように形成して
ある。
誘電体フイルム11及び12を重ねるに当つて
は、例えば誘電体フイルム11の表面、即ち、金
属被膜211乃至214を被着せしめた面と、誘電体
フイルム12の裏面、即ち、金属被膜221乃至223
を被着せしめていない面とが対向するように重ね
て捲回する。
次に第1図及び第2図において、411,412
21及び422はそれぞれ絶縁薄膜で、例えば絶縁
性の合成樹脂、紙又は所謂マイラ等より成り、絶
縁薄膜411は、誘電体フイルム11の巻始めの端
部における間隙311,312及び313の各々に、長
手方向に適宜の長さに亙つて設けた切込み5111
112及び5113を利用して誘電体フイルム11の巻
始めの端部にジグザグ状に設けてある。即ち、絶
縁薄膜411の表面の一部を誘電体フイルム11
おける巻始めの端部裏面に対向せしめて重ね、絶
縁薄膜411を切込み5111を介して誘電体フイルム
1の表面側に引き出し、その表面の一部を誘電
体フイルム11の表面に対向せしめて重ねること
を繰り返すことにより、金属被膜211乃至214
各巻始めの端部と絶縁薄膜411が互いに重なり合
うように形成してある。
絶縁薄膜412も誘電体フイルム11の巻終りの
端部における間隙311、312及び313の各々に、
長手方向に設けた切込み5121,5123を利用して
ジグザグ状に設け、絶縁薄膜421及び422も亦誘
電体フイルム12の巻始め及び巻終りの各端部に
おける間隙321及び322に設けた切込み5211,5
212及び5221,5222を利用してジグザグ状に設け
ることを絶縁薄膜411と同様である。
上記のように形成した誘電体フイルム11及び
2を前述のように重ねて捲回し、最外側の金属
被膜211及び214にそれぞれ引出線(図示してい
ない)を接続すると共に、適当な絶縁ケース又は
絶縁フイルム等によつて外周を覆うこと従来同様
である。
本案コンデンサにおいても、金属被膜211と2
21間、金属被膜221と212間、金属被膜212と222
間、金属被膜222と213間、金属被膜213と223
間及び金属被膜223と214間の各静電容量が直列
接続されて成る静電容量を有することとなる。
以上は、誘電体フイルム11の片面に4条の金
属被膜を被着せしめ、誘電体フイルム12の片面
に3条の金属被膜を被着せしめた場合について説
明したが、所要の静電容量の大きさに応じて金属
被膜の条数及び長さを適当に選んで本考案を実施
することが出来る。
考案の効果 本案コンデンサにおいては、誘電体フイルム1
の片面に被着せしめた金属被膜211と212の各巻
始めの端部が、間隙311を介して直接対向するこ
となく、絶縁薄膜411を介して対向せしめてある
ので、絶縁薄膜411として本案コンデンサに印加
する試験電圧(定各電圧のほぼ1.5倍乃至2倍の
電圧)に応じた絶縁耐力を有する絶縁薄膜を用い
ることにより、金属被膜211及び212の端部にお
ける角の部分に電荷が集中しても、その間に放電
を生ずるおそれはない。
金属被膜211及び212の各巻終りの端部、金属
被膜212及び213の両端部、金属被膜213及び21
の両端部、誘電体フイルム12の片面に被着せし
めた金属被膜221乃至223の各両端部においても
介在絶縁薄膜411乃至422によつて放電の発生が
抑えられ、又、全体の構造製作も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ本考案の一実施
例における要部を示す平面図で、11及び12……
誘電体フイルム、211乃至223……金属被膜、31
乃至322……間隙、411乃至422……絶縁薄膜、
111乃至5222……切込みである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各片面に任意条数の金属被膜を被着せしめた2
    枚の誘電体フイルムを重ねて捲回して成るコンデ
    ンサにおいて、前記2枚の誘導体フイルムの各巻
    始め及び巻終りの各端部における前記金属被膜の
    中、同一誘電体フイルム上において隣接する金属
    被膜間の各間隙に設けた長手方向の切込みを介し
    てジグザグ状に絶縁薄膜を設け、同一誘電体フイ
    ルム上において隣接する前記金属被膜の各端部が
    前記絶縁薄膜を介して対向するように形成したこ
    とを特徴とするコンデンサ。
JP1755787U 1987-02-09 1987-02-09 Expired - Lifetime JPH0526731Y2 (ja)

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JP1755787U JPH0526731Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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JPS63127120U JPS63127120U (ja) 1988-08-19
JPH0526731Y2 true JPH0526731Y2 (ja) 1993-07-07

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