JPH04167413A - 金属化フィルムコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

金属化フィルムコンデンサ及びその製造方法

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JPH04167413A
JPH04167413A JP29416390A JP29416390A JPH04167413A JP H04167413 A JPH04167413 A JP H04167413A JP 29416390 A JP29416390 A JP 29416390A JP 29416390 A JP29416390 A JP 29416390A JP H04167413 A JPH04167413 A JP H04167413A
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edge
vapor
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capacitor
metallized film
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JP29416390A
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Toshio Sakamoto
壽雄 坂本
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SAKAMOTO DENKI KK
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/32Wound capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G13/00Apparatus specially adapted for manufacturing capacitors; Processes specially adapted for manufacturing capacitors not provided for in groups H01G4/00 - H01G11/00
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    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
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    • H01G4/145Organic dielectrics vapour deposited

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  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属化フィルムコンデンサに関し、特に、単一
コンデンサでデルタ結線及びY結線を構成する素子構造
を備えた金属化フィルムコンデンサ及びその製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
モータ等を使用した電気機器から発生したノイズが配電
線路に伝わることを防止する目的に、異なる定格及び同
定格の複数のコンデンサをデルタ結線(以下、Δ結線と
称す)・Y結線して、回路を構成する方法が多用されて
いる。一般に、このような回路には、少な(とも3個ま
たは2個の金属化フィルムコンデンサを樹脂ケース内に
収容して、Δ結線・Y結線したコンデンサアレーが使用
されているが、空間的なロスが太き(、組立が複雑であ
ることから、単一コンデンサでΔ結線・Y結線を構成す
る素子構造を備えた金属化フィルムコンデンサが案出さ
れている。
その従来例として、特公平2−32780における金属
化フィルムコンデンサを、第7図(a)を参照して、以
下に説明する。
同図において、1は金属化フィルムコンデンサの組立前
のコンデンサ素子であり、コンデンサ素子1に積層巻回
された一対の片面金属化フィルム2.2′は、非蒸着層
3a、3b、3a’、3b’で画されて並列する3条の
蒸着電極層4a、4b。
4a’、4b’を備え、その一方の端縁は端縁蒸着電極
層4a、4a’を持ち、他方の端縁は端縁非蒸着層3a
、3a’であり、それらの端縁蒸着電極層4a、4a’
はそれぞれコンデンサ素子10反対側の素子端面1a、
la’にあると共に、いずれの非蒸着層3a、3b、3
a’、3b’ も重なっていない状態になっている。ま
た、一方の片面金属化フィルム2の端縁蒸着電極層4a
には、その長さ方向に間欠的に蒸着金属を除去した蒸着
金属除去部3Cが形成されており、この蒸着金属除去部
3cが一定位置に重なり合うように片面金属化フィルム
2,2′は積層巻回されている。このように積層巻回さ
れたコンデンサ素子1の一方の素子端面1aは、この蒸
着金属除去部3cによって素子端面1a′ 1a#に2
分割されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の金属化フィルムコンデンサは、以
下の問題点を有している。
■ 従来のコンデンサ素子1は、蒸着金属除去部3Cを
形成した片面金属化フィルム2を積層巻回したものであ
るので、第7図(b)に示す巻取り機5を必要とする。
巻取り機5は、電源6に接続された突出電極部7を備え
る除去部形成ローラ8を備えており、突出電極部7によ
って、片面金属化フィルム2の端縁蒸着電極層4aに電
圧を印加し、蒸着金属除去部3cを形成可能になってい
る。
このような機構を一般の金属化フィルムコンデンサの巻
取り機は有していないため、このようなコンデンサ素子
lを巻き取るには、巻取り機の大幅な改造または購入を
必要とする。しかも、各種サイズを製造するには、複数
台を必要とするため、大きな投資を必要とする。
■ 巻き芯部9の回転に伴いコンデンサ素子1の外径は
大きくなるので、蒸着金属除去部3cを重ねていくには
、外径の変化に対応した間隔を持って蒸着金属除去部3
cを形成するように制御機構10によって制御する必要
がある。このような制御を行うために、巻取り機5の巻
取りスピードは低く設定され、生産性が低下する。また
、巻取りスピードを低く設定し、各動作を制御しながら
積層巻回しても、薄いフィルムを多層に積層巻回するた
め、誤差は累積されていき、除去部3cを確実に放射線
上に重なり合わせていくことは困難である。
■ 片面金属化フィルム2に蒸着金属除去部3cを形成
する。とき、その部分の蒸着金属を完全に除去すること
は困難であり、蒸着金属が薄く、または断続的に残って
いると、製造工程中または市場での耐圧不良の原因とな
り、十分な信頼性を確保できない場合がある。
本発明は、以上の問題点に鑑み、巻き取ったコンデンサ
素子の一方の素子端面に形成した切込み部によって、こ
の素子端面を分割した構造を採用して、生産性及び信軌
性を向上したΔ・Y結線素子構造の金属化フィルムコン
デンサ及びその製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、偏平状のコンデンサ素子
に積層巻回された一対の片面金属化フィルムが非蒸着層
で画されて並列する複数条の蒸着電極層を備え、その一
方の端縁は端縁蒸着電極層を持ち、他方の端縁は端縁非
蒸着層であり、それらの端縁蒸着電極層は互いにコンデ
ンサ素子の反対側の素子端面にあると共に、いずれの非
蒸着層も重なっていない金属化フィルムコンデンサにお
いて、本発明の講じた手段は、コンデンサ素子の一方の
素子端面には、この素子端面倒の端縁蒸着電極層に隣接
する非蒸着層まで少なくとも切り込み形成された切込み
部を有することである。
また、切込み部は内部に絶縁用スペーサーを備えている
ことが望ましい。
さらに、切込み部は、一方の素子端面の外周における対
向する偏平部分の略中央を通ることが好ましい。
このよろな金属化フィルムコンデンサの製造方法は、幅
方向に非蒸着層で画されて並列する複数条の蒸着電極層
を備え、一方の端縁は端縁蒸着電極層を持ち、他方の端
縁は端縁非蒸着層である一対の片面金属化フィルムを円
筒状に積層巻回し、それらの端縁蒸着電極層は互いに反
対側の端面にあると共に、いずれの非蒸着層も重ならな
いコンデンサ素子を形成する工程と、次にコンデンサ素
子を熱プレスにより偏平化する工程と、次にコンデンサ
素子の両端面に互いに独立したメタリコン電極層を被着
する工程と、しかる後にコンデンサ素子の一方の端面に
、この端面側の端縁蒸着電極層に隣接する非蒸着層まで
少なくとも切込みされた切込み部を形成する工程とを有
するものである。
上記の金属化フィルムコンデンサの製造方法は切込み部
の内部に絶縁用スペーサーを挿入する工程を有すること
がある。
〔作用〕
複数条の蒸着電極層を備えた一対の片面金属化フィルム
を、いずれの非蒸着部も組型なることなく積層巻回して
コンデンサ素子を形成すると、画素子端面の端縁蒸着電
極層の間に複数のコンデンサが直列に接続した素子構造
を形成できる。さらに、このコンデンサ素子の一方の素
子端面に、この素子端面倒の端縁蒸着電極層に隣接する
非蒸着層まで少なくとも達する切込み部を形成すると、
分割された素子端面の間にもコンデンサを接続した素子
構造となる。それ故、これらの3つの素子端面の間には
いずれもコンデンサが接続しており、Δ・Y結線素子構
造の金属化フィルムコンデンサを形成できる。しかも、
コンデンサ素子を巻き取った後に、上記のΔ・Y結線素
子構造に加工するので、−1の金属化フィルムコンデン
サの製造に用いる巻取り機を使用して製造できるため、
大きな設備投資を必要としない。また、巻取り工程は、
一般の金属化フィルムコンデンサと同様であるため、生
産性が低下することもない。さらに、切込み部によって
素子端面及び端縁蒸着電極層が絶縁分離されているので
、確実な絶縁分離ができ、信穀性の高い金属化フィルム
コンデンサを形成できる。
また、上記のコンデンサ素子の耐電圧は切込み部の幅に
支配されるが、その内部に絶縁用スペーサーを備えてい
る場合には、狭い切込み部で高い耐電圧を確保できると
共に、樹脂等によって外装する場合において、空気層が
残留せず、信転性の高い金属化フィルムコンデンサを実
現できる。しかも粉体樹脂デイツプまたは液体樹脂デイ
ツプ等による外装時に、切込み部による凹凸が外装表面
に反映されない。
さらに、切込み部が素子端面の外周において対向する偏
平部分の略中央を通る場合には、同容量を有する素子端
面に分割できる。
このようなΔ・Y結線素子構造の金属化フィルムコンデ
ンサの製造方法は、一般の金属化フィルムコンデンサの
製造工程に、切込み部を形成する工程を追加することに
よって可能であり、大きな工程追加及び変更を必要とし
ない。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例に係るΔ結線素子構造の金属化フ
ィルムコンデンサについて、第1図(a)〜(c)及び
第2図を参照して、以下に説明する。
第1図(a)は実施例のΔ結線素子の斜視図であり、第
1図(b)はそのΔ結線素子構造に加工前のコンデンサ
素子の展開斜視図であり、第1図(C)はそのΔ結線素
子構造に加工後のコンデンサ素子の展開斜視図である。
第2図は実施例における片面金属化フィルムの配置を示
す断面図である。
第1図(b)において、11′は金属化フィルムコンデ
ンサのΔ結線素子構造に加工前のコンデンサ素子であり
、偏平状のコンデンサ素子11′に積層巻回された一対
の片面金属化フィルム12゜12’は、誘電体層たるポ
リエステルフィルム13d、13d’の片面に蒸着され
、非蒸着層13a、13b、13c、13a’、13b
’、130′で画されて並列する3条の蒸着電極層14
a。
14b、  14c、  14a’、  14b’、 
 14c’を備え、その一方の端縁は端縁蒸着電極層1
4a。
14a′を持ち、他方の端縁は端縁非蒸着層13a、1
3a’になっている。これらの端縁蒸着電極層14  
a、14a’は、第2図に示す如く、互いにコンデンサ
素子11’の反対側の素子端面11a、llbにあると
共に、いずれの非蒸着層13a、13b、13c、13
a’、13b’。
13C′も重ならない状態になっている。このようなコ
ンデンサ素子11′の一方の素子端面11aには、第1
図(c)に示す如く、素子端面11aの側の端&!蒸着
電極層14aに隣接する非蒸着層13cまで切り込まれ
た0、5mの幅のスリット15が形成されており、スリ
ット15はコンデンサ素子11’の素子端面11aの外
周における偏平部分11c、llc’の中央部を通って
、素子端面11aを端面11a’、lla″に2等分割
している。このスリット15によって、いずれの片面金
属化フィルム12.12’にも、スリット15′が形成
されている。
そして、第1図(a)に示す如く、金属化フィルムコン
デンサ11は、上記のコンデンサ素子11′と、素子端
面11a’、Ila’、Ilbが互いに独立した状態を
保持したまま被着されているメタリコン電極層16a、
16a’、16bと、これらのメタリコン電極層16a
、16a’、16bに接続された引出し端子17a、1
7a’。
17bと、これらを被覆する外装材(図示せず)とによ
って構成されている。
次に、本実施例の製造方法を、第3図(a)〜(f、、
)を参照して、以下に説明する。
まず、第3図(a)に示す如く、一対の片面金属化フィ
ルム12.12’を、上述の通り配置して積層巻回し、
円筒状のコンデンサ素子11′を形成する。次に、第3
図(b)に示す如く、−数的な金属化フィルムコンデン
サと同様に、円筒状のコンデンサ素子11′の対向する
両側壁から熱プレスを行い、コンデンサ素子11′を偏
平化する。この工程により、一方の片面金属化フィルム
12の誘電体層たるポリエステルフィルム13dは、他
方の片面金属化フィルム12′の蒸着電極層14a’、
14b’、14c’に密着した状態になり、同様に他方
のポリエステルフィルム13d′も蒸着電極層14a、
14b、14cに密着した状態になる。次に、第3図(
c)に示す如く、偏平化したコンデンサ素子11′の両
端面11a。
11bに金属粒を溶射し、メタリコン電極層16a、1
6bを被着する。次に1、第3図(d)に示す如く、一
方の端面11aの側に、この素子端面11aの側の端縁
蒸着電極層14aに隣、接する非蒸着層13cまで切り
込まれ、素子端面11aにおける偏平部分11 c、 
 Ll c’の中央部を通って端面11a及びメタリコ
ン電極層16aを端面11a’、lla’に2分割する
スリット15を形成する。さらに、第3図(e)に示す
如く、メタリコン電極層16a、16a’、16bに外
部引出し端子17a、17a’、17bを接続する。し
かる後に、第3図(f)に示す如く、コンデンサ素子1
1′を樹脂ケース18の中に収容して、封止樹脂19を
充填し、金属化フィルムコンデンサ11を形成する。
このような本実施例の金属化フィルムコンデンサ11に
おいて、外部引出し端子17bと17aの間には、端縁
蒸着電極層14a’、蒸着電極層14c、14b’、1
4b、14c’、素子端面11a′の側の端縁蒸着電極
層14aが順次配置され、それらの間にはポリエステル
フィルムフィルム13d、13d’が配置されているの
で、コンデンサが直列に接続された構造になっている。
一方、外部引出し端子17bと17a′間にも、同様に
コンデンサが直列に接続された構造になっている。しか
も、外部引出し端子17aと17a′の間に、端面11
a′の側の端縁蒸着電極層14a、蒸着電極層14C’
、端面11a″の側の端縁蒸着電極層14aが配置され
、それらの間にはポリエステルフィルム13d、13d
’が配置されているので、コンデンサが接続された構造
になっている。すなわち、第4図(a)に示す等価回路
を有する素子構造になっており、Δ変換すれば、第41
1ffi (b)に示す等価回路になっている。
しかも、上記のΔ結線素子構造の金属化フィルムコンデ
ンサ11は、従来の巻取り機によって形成されたコンデ
ンサ素子11′をそのまま用い、その一方の端面11a
の側にスリット15を形成するので、新規な巻取り設備
を必要とせず、大きな投資を必要としない。また、スリ
ット15によって、確実に素子端面11aを分割するの
で、信軒性の高いΔ結線素子構造を備えた金属化フィル
ムコンデンサ11を実現できる。さらに、スリット15
は素子端面11aにおける偏平部分11c。
110′の中央部を逼る位置に形成されているので、端
子17a、17a’ と端子17bの間に同容量のコン
デンサを持つ素子構造を容易に形成できる。
上記の実施例において、幅0.5mmのスリット15を
有しているので、100v以上の耐電圧を備えているが
、耐電圧を高めるに、その幅をさらに広くしてもよい。
次に、上記の実施例と別の素子構造を第5図に示す。
同図において、11#は組立前のコンデンサ素子であり
、そのスリット15には絶縁用スペーサーたる厚さ0.
48++mのポリエステルシート20が挿入されており
、他の構造は上述の実施例と同様である。
このような構造においては、狭いスリット15であって
も、ポリエステルシート20によってより確実に耐電圧
を確保でき、蒸着電極層の面積による容量も最小限に抑
えることができる。また、外装時に空気層が残留するこ
ともなく、さらにスリット15の凹凸が外装に反映され
ることもない。
このような絶縁用スペーサーの挿入は、製造工程におけ
るメタリコン電極16a、16bの形成工程の後工程で
よく、また絶縁用スペーサーはシートの挿入に限らず、
樹脂の充填であってもよい。
また材質は無機材料であってもよい。
以上のΔ結線素子構造の金属化フィルムコンデンサにお
いて、切込み部たるスリットの形成は、ダイヤモンドカ
ッター、ウォータージェット等いずれの方法を用いても
よく、形成されたスリットは一方の素子端面側の端縁蒸
着電極層に隣接する非蒸着層まで少なくとも切り込まれ
ておればよく、さらに他方の素子端面側に延びていても
よい。
また、引出し端子の引出し方向は、アキシャルタイプま
たはラジアルタイプでもよく、その形状はリード線タイ
プまたは表面実装タイプでもよい。
そして、外装方法も樹脂ケース収容タイプに限らず、樹
脂デイツプタイプまたはテープラップタイプであっても
よく、誘電体フィルムもポリエステルフィルムに限らず
、ポリプロピレンフィルムまたはPPSフィルム等であ
ってもよい。
さらに、上記の実施例の他に、第6図(a)に示す如く
、一方の端面21aから、この端面21aの側に端縁蒸
着電極層24aを向ける片面金属化フィルム22の端縁
非蒸着層23aに至るスリット25を形成することによ
って、第6図(b)に示す等価回路を有するY結線素子
構造の金属化フィルムコンデンサ素子21を形成するこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明に係る金属化フィルムコンデンサにおいて、互い
に独立して並列した状態の蒸着電極層を備えた一対の片
面金属化フィルムが、積層巻回されてコンデンサ素子を
形成しており、このコンデンサ素子の一方の素子端面に
は、この素子端面側の端縁蒸着電極層ムこ隣接する非蒸
着層まで少なくとも切り込まれた切込み部が形成されて
いるので、以下の効果を奏する。
■ 巻き取った素子に切込み部を形成して、互いにコン
デンサを介する3つの電極部を形成するので、−1の金
属化フィルムコンデンサの巻取り機を用いてΔ・Y結線
素子構造の金属化フィルムコンデンサを製造でき、大き
な投資を必要としない。
■ 切込み部によって素子端面を分割するので、確実に
絶縁分離した電極部を形成でき、信舷性の高いΔ・Y結
線素子構造の金属化フィルムコンデンサを実現できる。
■ 切込み部は内部に絶縁用スペーサーを備えている場
合には、狭い切込み部で高い耐電圧を確実に確保できる
と共に、樹脂等によって外装する場合において、内部に
空気層が残留せず、信転性の高い金属化フィルムコンデ
ンサを実現できる。しかも、樹脂デイツプによる外装時
に切込み部による凹凸が外装表面に反映されない。
■ 素子端面における偏平部分の中央部を通る位置に切
込み部を形成した場合には、端面ば2等分割されるので
、同容量を持つ電極部を容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の実施例に係るΔ結線素子の外形
を示す斜視図であり、第1図(b)はそのΔ結線素子構
造に加工前のコンデンサ素子の展開斜視図であり、第1
図(c)はそのΔ結線素子構造に加工後のコンデンサ素
子の展開斜視図である。 第2図はその片面金属化フィルムの配置を示す断面図で
ある。 第3図(a)〜(f)はその製造方法を示す工程斜視図
である。 第4図(a)は本発明の実施例に係るΔ結線素子構造の
金属化フィルムコンデンサの等価回路であり、第4図(
b)はその等価回路をΔ変換した等価回路である。 第5図は別の実施例のΔ結線素子の外形を示す斜視図で
ある。 第6図(a)は本発明の別の実施例に係るY結線素子構
造に加工後のコンデンサ素子の展開斜視図であり、第6
図(b)はそのY結線素子構造の金属化フィルムコンデ
ンサの等価回路である。 第7図(a)は従来例の素子構造を示す斜視図であり、
第7図(b)はその巻取り機の概略構成図である。 [符号の説明] 11・・・金属化フィルムコンデンサ   ・11’、
11’、21・・・コンデンサ素子11a、llb、2
1a・・・素子端面12.12’、22・・・片面金属
化フィルム13a、13a’、23a・・・端縁非蒸着
層13b、13c、13b’、  13c’−・・非蒸
着層14a、14a’、24a・・・端縁蒸着電極層1
4b、14c、14b’、14c’・・・蒸着電極層 15.25・・・スリット(切込み部)20・・・ポリ
エステルシート。 T 丁 7b 7b 20ffi器用スペーサーたるポリエステルシート第6
図 (CI) (b)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)偏平状のコンデンサ素子に積層巻回された一対の
    片面金属化フィルムが、非蒸着層で画されて並列する複
    数条の蒸着電極層を備え、その一方の端縁は端縁蒸着電
    極層を持ち、他方の端縁は端縁非蒸着層であり、それら
    の端縁蒸着電極層は互いに前記コンデンサ素子の反対側
    の素子端面にあると共に、前記のいずれの非蒸着層も重
    なっていない金属化フィルムコンデンサであって、前記
    コンデンサ素子の一方の素子端面には、この素子端面側
    の端縁蒸着電極層に隣接する非蒸着層まで少なくとも切
    り込み形成された切込み部を有することを特徴とする金
    属化フィルムコンデンサ。
  2. (2)請求項第1項において、前記切込み部は内部に絶
    縁用スペーサーを備えていることを特徴とする金属化フ
    ィルムコンデンサ。
  3. (3)請求項第1項または第2項において、前記切込み
    部は、前記の一方の素子端面外周における対向する偏平
    部分の略中央を通っていることを特徴とする金属化フィ
    ルムコンデンサ。
  4. (4)幅方向に非蒸着層で画されて並列する複数条の蒸
    着電極層を備え、一方の端縁は端縁蒸着電極層を持ち、
    他方の端縁は端縁非蒸着層である一対の片面金属化フィ
    ルムを円筒状に積層巻回し、それらの端縁蒸着電極層は
    互いにコンデンサ素子の反対側の端面にあると共に、前
    記のいずれの非蒸着層も重ならないコンデンサ素子を形
    成する工程と、次に前記コンデンサ素子を熱プレスによ
    り偏平化する工程と、次に前記コンデンサ素子の両端面
    に互いに独立したメタリコン電極層を被着する工程と、
    しかる後に前記コンデンサ素子の一方の端面に、この端
    面側の端縁蒸着電極層に隣接する非蒸着層まで少なくと
    も切込みされた切込み部を形成する工程と、を有するこ
    とを特徴とする金属化フィルムコンデンサの製造方法。
  5. (5)請求項第4項において、前記切込み部の内部に絶
    縁用スペーサーを挿入する工程を有することを特徴とす
    るフィルムコンデンサの製造方法。
JP29416390A 1990-10-31 1990-10-31 金属化フィルムコンデンサ及びその製造方法 Pending JPH04167413A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7911765B2 (en) * 2005-04-08 2011-03-22 Panasonic Corporation Metalized film capacitor, case mold type capacitor using the same, inverter circuit, and vehicle drive motor drive circuit
JP2012195536A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Panasonic Corp ケースモールド型コンデンサ
JP2017195345A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 株式会社指月電機製作所 コンデンサ素子

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