JPS6336675Y2 - - Google Patents

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JPS6336675Y2
JPS6336675Y2 JP19121282U JP19121282U JPS6336675Y2 JP S6336675 Y2 JPS6336675 Y2 JP S6336675Y2 JP 19121282 U JP19121282 U JP 19121282U JP 19121282 U JP19121282 U JP 19121282U JP S6336675 Y2 JPS6336675 Y2 JP S6336675Y2
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JP
Japan
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electrode
electrodes
film
dielectric
wires
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JP19121282U
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JPS5995617U (ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高圧用コンデンサに関する。
高圧用コンデンサとして、複数個の電極が所定
間隔で隔てられて載置された誘電体の一対を電極
の一部が対向するように重ね合せて巻回し、その
始端及び終端の電極にリード線を接続してなる直
列形コンデンサは既に知られている。
この高圧用直列形コンデンサは構造上2種類あ
り、その1つはプラスチツクフイルムの幅方向に
直列形コンデンサを形成したものである。これは
形状的には円筒形を例にした場合、直径に比して
長さ寸法が長くなる特徴があり、高圧になればな
るほど長さ寸法を長くする設計的制限がある。他
の1つはプラスチツクフイルムの長さ方向に直列
形コンデンサを形成したものである。このものは
前者が金属化プラスチツクフイルムを用いるのが
大半であるのに対し、金属化プラスチツクフイル
ムあるいは金属箔いずれも使用することができ
る。その形状の長さ寸法及び直径寸法はそれぞれ
電極巾、フイルム巾を任意に選ぶことにより自由
に設計することができる。
またコンデンサの電極としては、金属箔あるい
は金属蒸着膜が用いられており、金属箔はアルミ
箔の5μが得られる最低厚さであり、金属蒸着膜
は0.1μ以下であるので、小型化には金属蒸着膜を
電極として用いた方が有利である。
本考案は誘電体の長さ方向に直列形コンデンサ
を形成し、電極として金属蒸着層を用いた高圧用
コンデンサに係り、耐電圧が向上し且つ製造が容
易な小型の高圧用コンデンサを提供することをそ
の目的としたもので、複数個の電極1A,1Bが
所定間隔で隔てられて載置された誘電体2の一対
を、電極1A,1Bの一部が対向するように重ね
合せて巻回し、その始端及び終端の電極1A,1
Aにリード線3,3を接続して成る直列形コンデ
ンサにおいて、前記始端及び終端の電極1A,1
Aとして金属箔を、その他の電極1Bとして金属
化プラスチツクフイルム又は金属化紙をそれぞれ
用い、前記始端及び終端の電極1A,1Aの全面
と前記誘電体2との間に絶縁フイルム4Aを挿入
し、また該フイルム4A及び電極1Bの端部と前
記誘電体2との間に、該フイルム4A又は電極1
Bの端部から隣接する電極1Bの端部までの長さ
の保護絶縁フイルム4Bを挿入し、前記始端及び
終端の電極1A,1Aにおける前記電極1Bとの
対向部から外れた位置にリード線3,3を接続し
てなる。
以下本考案の実施の1例を図面につき説明す
る。第1図は端部を少し巻き戻した本考案のコン
デンサの斜視図、第2図はその展開図、第3図は
誘電体の積層状態を示す側面図を示す。
図面において、2はプラスチツクフイルム又は
紙から成る誘電体で3枚の誘電体2のうち下側
(巻回の外側)の2枚の上には複数個の電極1A,
1Bが所定間隔で隔てられて載置され、その未端
の電極1Aにはリード線3が溶接等により接続さ
れている。
これらの図から明らかなように、上側の誘電体
2上に置かれた電極1A,1Bと下側の誘電体2
上に置かれた電極1A,1Bとはその端部が一部
対向するように互にずらされた関係にある。該電
極1Bは金属化プラスチツクフイルム又は金属化
紙から成り、リード線3を接続する始端及び終端
の電極1Aは電気的及び機械的に金属化プラスチ
ツクフイルム又は金属化紙を使用することができ
ないため金属箔が使用される。始端及び終端の電
極1Aの全面と誘電体2の間には例えばポリエス
テルフイルムのような絶縁フイルム4Aが介入さ
れ、また該絶縁フイルム4A及び電極1Bの各端
部並びに電極1B及び電極1Bの各端部を橋絡す
る長さの絶縁保護フイルム4Bが該電極1B及び
前記フイルム4Aと誘電体2との間に介入され
る。そして前記リード線3の電極1Aへの取付け
位置は、上層の電極1Bと対向部から外れた位置
にする。以上のように始端及び終端の電極1A以
外の電極1Bとして金属化プラスチツクフイルム
又は金属化紙を使用したので、誘電体2に蒸着層
が規定寸法になるように蒸着作業をすることが困
難であることを考えると、極めて製造が容易であ
る。また、絶縁フイルム4A,4Bを電極1A,
1Bと誘電体2との間に介在させたので、耐電圧
が著しく向上し、更にリード線3を電極1Bとの
対向部から外れた位置の電極1Aに溶接したから
耐電圧が向上した。
実施例 誘電体2として、上,下層に厚さ6μ、中層に
厚さ12μのポリエステルフイルム、電極1Aとし
て厚さ5μのアルミニウム箔、電極1Bとしてア
ルミニウム蒸着ポリエステルフイルム12μ、絶縁
フイルム4Aとして厚さ12μのポリエステルフイ
ルム、保護絶縁フイルム4Bとして厚さ12μのポ
リエステルフイルム、リード線3として0.6mmφ
の線を用い、巻回後適当な熱処理を施し、その後
エポキシ樹脂を真空含浸をして直列数12、
1500PFのコンデンサを作製した。リード線3は
電極1Bとの対向部の端縁から約10mm離した電極
1A上に溶接した。
比較例 1 リード線は電極1Bとの対向部の電極1A上
に溶接し、その他の点については同じのコンデ
ンサを作製した。
2 比較例(1)のコンデンサから更に保護絶縁フイ
ルムを除去したコンデンサを作製した。
第6図は、本考案と比較例1)2)の各10個に
ついて耐圧試験を行なつた結果を示す。この図か
ら明らかなように本考案のコンデンサは比較例
1)2)のコンデンサに比べて直流破壊電圧が著
しく高く耐電圧特性が著しく向上した。
このように本考案によるときは、直列形コンデ
ンサにおいて、始端及び終端の電極1Aとして金
属箔を、その他の電極1Bとして金属化プラスチ
ツクフイルム又は金属化紙をそれぞれ用い、電極
1A,1Bの端部と誘電体2との間に保護絶縁フ
イルムを挿入し、リード線を始端及び終端の電極
1A,1Aにおける電極1Bとの対向部から外れ
た位置に接続したので、従来のものに比して著し
く耐電圧特性が向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一部を巻戻した本考案コンデンサの
1例の斜視図、第2図は8直列の例であり第1図
示のコンデンサの展開図、第3図は6直列の例で
あり巻回前における誘電体及び電極の積層体の側
面図、第4図及び第5図はそれぞれ第3図の−
線及び−線の截断面図、第6図は本考案及
び比較例のコンデンサの耐電圧特性図を示す。 1A,1B……電極、2……誘電体、3……リ
ード線、4A……絶縁フイルム、4B……絶縁保
護フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の電極1A,1Bが所定間隔で隔てられ
    て載置された誘電体2の一対を、電極1A,1B
    の一部が対向するように重ね合せて巻回し、その
    始端及び終端の電極1A,1Aにリード線3,3
    を接続して成る直列形コンデンサにおいて、前記
    始端及び終端の電極1A,1Aとして金属箔を、
    その他の電極1Bとして金属化プラスチツクフイ
    ルム又は金属化紙をそれぞれ用い、前記始端及び
    終端の電極1A,1Aの全面と前記誘電体2との
    間に絶縁フイルム4Aを挿入し、また該フイルム
    4A及び電極1Bの端部と前記誘電体2との間
    に、該フイルム4A又は電極1Bの端部から隣接
    する電極1Bの端部までの長さの保護絶縁フイル
    ム4Bを挿入し、前記始端及び終端の電極1A,
    1Aにおける前記電極1Bとの対向部から外れた
    位置にリード線3,3を接続してなる高圧用コン
    デンサ。
JP19121282U 1982-12-20 1982-12-20 高圧用コンデンサ Granted JPS5995617U (ja)

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JP19121282U JPS5995617U (ja) 1982-12-20 1982-12-20 高圧用コンデンサ

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JP19121282U JPS5995617U (ja) 1982-12-20 1982-12-20 高圧用コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS5995617U JPS5995617U (ja) 1984-06-28
JPS6336675Y2 true JPS6336675Y2 (ja) 1988-09-28

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ID=30411816

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JP19121282U Granted JPS5995617U (ja) 1982-12-20 1982-12-20 高圧用コンデンサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6199320A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 松下電器産業株式会社 巻回型プラスチツクフイルムコンデンサ

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Publication number Publication date
JPS5995617U (ja) 1984-06-28

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