JPS6336671Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6336671Y2 JPS6336671Y2 JP1981067273U JP6727381U JPS6336671Y2 JP S6336671 Y2 JPS6336671 Y2 JP S6336671Y2 JP 1981067273 U JP1981067273 U JP 1981067273U JP 6727381 U JP6727381 U JP 6727381U JP S6336671 Y2 JPS6336671 Y2 JP S6336671Y2
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- JP
- Japan
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- plastic film
- capacitor
- dielectric
- film
- temperature coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000002985 plastic film Substances 0.000 claims description 23
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 claims description 23
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 13
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- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 claims description 10
- -1 polypropylene Polymers 0.000 claims description 10
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 claims description 10
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 claims description 9
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 claims description 5
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
本考案はプラスチツクフイルムコンデンサ、即
ちプラスチツクフイルム誘電体と金属箔とを交互
に重ね合せて捲回したプラスチツクフイルムコン
デンサに関する。 プラスチツクフイルムコンデンサは温度係数が
小さいこと、及び湿度に対する静電容量変化率が
低いことが望まれている。 しかし従来のプラスチツクフイルムコンデンサ
は温度係数も湿度に対する静電容量変化率も共に
必ずしも小さくなかつたり、湿度に対する静電容
量変化率が小さくとも温度係数が必ずしも小さく
ないという問題がある。 従つて本考案は温度係数を零に近ずけることが
でき、しかも湿度に対する静電容量変化率も小さ
く抑えることができるプラスチツクフイルムコン
デンサを提供することを目的としている。 更にまた本考案は適用するプラスチツクフイル
ム誘電体本来の特性により温度係数が正・負何れ
かのみに特定されることなく、正・負何れの特性
のものも得られるプラスチツクフイルムコンデン
サを提供することを目的としている。 図面を参照して述べると、本考案はプラスチツ
クフイルム誘電体1と金属箔2とを交互に重ね合
せて捲回したプラスチツクフイルムコンデンサA
に於て、一方の電極を構成する金属箔2と他方の
電極を構成する金属箔2とを隔絶している一方の
プラスチツクフイルム誘電体1aがポリプロピレ
ンフイルムからなり、他方のプラスチツクフイル
ム誘電体1bがポリエステルフイルムからなり、
含浸剤3が酸無水物系エポキシ樹脂からなるプラ
スチツクフイルムコンデンサに係り、図示の本考
案の実施例ではポリプロピレンフイルムからなる
誘電体1a、金属箔2、ポリエステルフイルムか
らなる誘電体1b及び金属箔2の順でこれ等を重
ね合せて捲回されており、その捲回は第2図に示
すように金属箔耳端はみ出しの形式であり、リー
ド端子4がコンデンサ素子の端面に重ねて溶接さ
れている。 上記から明らかなように、本考案のプラスチツ
クフイルムコンデンサはプラスチツクフイルム誘
電体として、ポリプロピレンフイルム即ちそれ本
来は負の温度係数の特性を持つたものと、ポリエ
ステルフイルム即ちそれ本来は正の温度係数の特
性を持つたものとを併用組合せ、且つ含浸剤に酸
無水物系エポキシ樹脂を適用した点に特徴があつ
て、この本考案の構成によれば、上記温度係数の
特性が正・負異なる二種の誘電体の厚みを然るべ
く選定して組合せることにより温度係数を0に近
づけることができ、しかも湿度に対する静電容量
変化率も小さく抑えることができる。因みに本考
案コンデンサと、従来のポリエステルフイルムコ
ンデンサと、ポリプロピレンフイルムコンデンサ
とを温度係数、及び湿度に対する静電容量変化率
について本考案者が試験したところ、下記第1表
のような結果を得た。
ちプラスチツクフイルム誘電体と金属箔とを交互
に重ね合せて捲回したプラスチツクフイルムコン
デンサに関する。 プラスチツクフイルムコンデンサは温度係数が
小さいこと、及び湿度に対する静電容量変化率が
低いことが望まれている。 しかし従来のプラスチツクフイルムコンデンサ
は温度係数も湿度に対する静電容量変化率も共に
必ずしも小さくなかつたり、湿度に対する静電容
量変化率が小さくとも温度係数が必ずしも小さく
ないという問題がある。 従つて本考案は温度係数を零に近ずけることが
でき、しかも湿度に対する静電容量変化率も小さ
く抑えることができるプラスチツクフイルムコン
デンサを提供することを目的としている。 更にまた本考案は適用するプラスチツクフイル
ム誘電体本来の特性により温度係数が正・負何れ
かのみに特定されることなく、正・負何れの特性
のものも得られるプラスチツクフイルムコンデン
サを提供することを目的としている。 図面を参照して述べると、本考案はプラスチツ
クフイルム誘電体1と金属箔2とを交互に重ね合
せて捲回したプラスチツクフイルムコンデンサA
に於て、一方の電極を構成する金属箔2と他方の
電極を構成する金属箔2とを隔絶している一方の
プラスチツクフイルム誘電体1aがポリプロピレ
ンフイルムからなり、他方のプラスチツクフイル
ム誘電体1bがポリエステルフイルムからなり、
含浸剤3が酸無水物系エポキシ樹脂からなるプラ
スチツクフイルムコンデンサに係り、図示の本考
案の実施例ではポリプロピレンフイルムからなる
誘電体1a、金属箔2、ポリエステルフイルムか
らなる誘電体1b及び金属箔2の順でこれ等を重
ね合せて捲回されており、その捲回は第2図に示
すように金属箔耳端はみ出しの形式であり、リー
ド端子4がコンデンサ素子の端面に重ねて溶接さ
れている。 上記から明らかなように、本考案のプラスチツ
クフイルムコンデンサはプラスチツクフイルム誘
電体として、ポリプロピレンフイルム即ちそれ本
来は負の温度係数の特性を持つたものと、ポリエ
ステルフイルム即ちそれ本来は正の温度係数の特
性を持つたものとを併用組合せ、且つ含浸剤に酸
無水物系エポキシ樹脂を適用した点に特徴があつ
て、この本考案の構成によれば、上記温度係数の
特性が正・負異なる二種の誘電体の厚みを然るべ
く選定して組合せることにより温度係数を0に近
づけることができ、しかも湿度に対する静電容量
変化率も小さく抑えることができる。因みに本考
案コンデンサと、従来のポリエステルフイルムコ
ンデンサと、ポリプロピレンフイルムコンデンサ
とを温度係数、及び湿度に対する静電容量変化率
について本考案者が試験したところ、下記第1表
のような結果を得た。
【表】
但し、上記第1表に於て、
〈本考案コンデンサ〉
ポリプロピレンの厚み;6μ
ポリエステルフイルムの厚み;9μ
形態;第1図のような圧扁型
捲回形式;金属箔耳端はみ出し型
リード端子取付け形式;コンデンサ素子端面に
リード端子を重ねて溶接 〈従来のポリエステルフイルムコンデンサ〉 誘電体にポリエステルフイルム(厚み;6μ)
一種を使用した点を除き、本考案コンデンサと同
じ 〈従来のポリプロピレンフイルムコンデンサ〉 誘電体にポリプロピレンフイルム(厚み;6μ)
一種を使用した点を除き、本考案コンデンサと同
じ 〈温度係数〉 算出方法;JIS C 5102 7・12・3の(b)に従
う 温度範囲;20〜60℃ 〈湿度に対する静電容量変化率〉 算出方法;JIS C 5102 に従う 湿度(相対湿度);40℃ 90〜95% 時 間;500hr 斯様に本考案によれば温度係数が0に近く、ま
た耐湿性に係る静電容量変化率が±1%以下とい
う良好な特性を持つたプラスチツクフイルムコン
デンサを得ることができるのである。これに反
し、ポリエステルフイルムコンデンサは第1表の
通り温度係数及び耐湿性静電容量変化率が本考案
品より劣り、ポリプロピレンフイルムコンデンサ
は耐湿性静電容量変化率が低いが温度係数が大き
い。 更にまた本考案に於ては誘電体フイルムに正の
温度係数を示す特性のものと負の温度係数を示す
特性のものとを併用するので、それ等誘電体フイ
ルムの厚さを適宜に選定することによりコンデン
サを正の温度係数のものにも負の温度係数のもの
にもできる。 本考案に於て含浸剤は酸無水物系エポキシ樹脂
である限り、種々のものが適用できる。
リード端子を重ねて溶接 〈従来のポリエステルフイルムコンデンサ〉 誘電体にポリエステルフイルム(厚み;6μ)
一種を使用した点を除き、本考案コンデンサと同
じ 〈従来のポリプロピレンフイルムコンデンサ〉 誘電体にポリプロピレンフイルム(厚み;6μ)
一種を使用した点を除き、本考案コンデンサと同
じ 〈温度係数〉 算出方法;JIS C 5102 7・12・3の(b)に従
う 温度範囲;20〜60℃ 〈湿度に対する静電容量変化率〉 算出方法;JIS C 5102 に従う 湿度(相対湿度);40℃ 90〜95% 時 間;500hr 斯様に本考案によれば温度係数が0に近く、ま
た耐湿性に係る静電容量変化率が±1%以下とい
う良好な特性を持つたプラスチツクフイルムコン
デンサを得ることができるのである。これに反
し、ポリエステルフイルムコンデンサは第1表の
通り温度係数及び耐湿性静電容量変化率が本考案
品より劣り、ポリプロピレンフイルムコンデンサ
は耐湿性静電容量変化率が低いが温度係数が大き
い。 更にまた本考案に於ては誘電体フイルムに正の
温度係数を示す特性のものと負の温度係数を示す
特性のものとを併用するので、それ等誘電体フイ
ルムの厚さを適宜に選定することによりコンデン
サを正の温度係数のものにも負の温度係数のもの
にもできる。 本考案に於て含浸剤は酸無水物系エポキシ樹脂
である限り、種々のものが適用できる。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は誘電体及び金属箔の捲回状態を示す斜面図で
ある。 1a,1b……プラスチツクフイルム誘電体、
2……金属箔、3……含浸剤、4……リード端
子、A……プラスチツクフイルムコンデンサ。
図は誘電体及び金属箔の捲回状態を示す斜面図で
ある。 1a,1b……プラスチツクフイルム誘電体、
2……金属箔、3……含浸剤、4……リード端
子、A……プラスチツクフイルムコンデンサ。
Claims (1)
- プラスチツクフイルム誘電体と金属箔とを交互
に重ね合せて捲回したプラスチツクフイルムコン
デンサに於て、一方の電極を構成する金属箔と他
方の電極を構成する金属箔とを隔絶している一方
のプラスチツクフイルム誘電体がポリプロピレン
フイルムからなり、他方のプラスチツクフイルム
誘電体がポリエステルフイルムからなり、含浸剤
が酸無水物系エポキシ樹脂からなるプラスチツク
フイルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981067273U JPS6336671Y2 (ja) | 1981-05-08 | 1981-05-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981067273U JPS6336671Y2 (ja) | 1981-05-08 | 1981-05-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57181029U JPS57181029U (ja) | 1982-11-17 |
JPS6336671Y2 true JPS6336671Y2 (ja) | 1988-09-28 |
Family
ID=29863282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981067273U Expired JPS6336671Y2 (ja) | 1981-05-08 | 1981-05-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6336671Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2508525Y2 (ja) * | 1990-06-19 | 1996-08-28 | 株式会社東芝 | 圧接形コンデンサ |
JP2012114135A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Meidensha Corp | コンデンサ形計器用変圧器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5228221A (en) * | 1975-08-28 | 1977-03-03 | Toshiba Corp | Power supply unit |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5744676Y2 (ja) * | 1975-03-06 | 1982-10-02 |
-
1981
- 1981-05-08 JP JP1981067273U patent/JPS6336671Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5228221A (en) * | 1975-08-28 | 1977-03-03 | Toshiba Corp | Power supply unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57181029U (ja) | 1982-11-17 |
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