JPS6336670Y2 - - Google Patents

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JPS6336670Y2
JPS6336670Y2 JP18722182U JP18722182U JPS6336670Y2 JP S6336670 Y2 JPS6336670 Y2 JP S6336670Y2 JP 18722182 U JP18722182 U JP 18722182U JP 18722182 U JP18722182 U JP 18722182U JP S6336670 Y2 JPS6336670 Y2 JP S6336670Y2
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JP
Japan
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copper foil
film
capacitor
polypropylene film
sound quality
Prior art date
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JP18722182U
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English (en)
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JPS5991720U (ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は音質用コンデンサ、特に音質用ポリプ
ロピレンフイルムコンデンサに関する。 最近、オーデイオ機器の音質向上は目覚しいも
のがあり、その向上の一因としてコンデンサによ
る音質レベルの向上がある。 音質改善用のコンデンサの誘電体としては、低
損失でフイルムの厚さが薄く、加工性が良好で安
価であることが必要であり、ポリプロピレン、ポ
リスチロール、ポリエチレン等がこれに該当す
る。このうち、ポリエチレンフイルムは耐熱性、
フイルム厚さの点でポリスチロールフイルムは耐
熱性、フイルム厚さ、更には耐薬品性の点でそれ
ぞれ欠点があるが、ポリプロピレンはこのような
欠点を有しないので、望ましい材料である。 一方、電極材としては、電気的性能、加工性、
音質性能、価格等の点から銅箔が最も望ましい材
料である。 そこで本出願人は先に銅箔及ぴポリプロピレン
フイルムから成るコンデンサを音質改善用のコン
デンサとして提案した。 しかしながら、このポリプロピレンフイルムと
銅箔の組合せには、ポリプロピレンの銅による接
触熱劣化があるため、このコンデンサは初期的に
は所定の機能を有するが、経時的にはポリプロピ
レンが劣化しコンデンサとして所望の特性が得ら
れなくなる不都合を伴う。 本考案は、この不都合を無くすことを目的とし
たもので、、ポリプロピレンフイルム1と接触熱
劣化防止用膜2を施した銅箔3とを重ねて巻回し
てコンデンサ素子を形成したことを特徴とする。 以下本考案の実施例を図面につき説明する。 図面において、3は電極用銅箔で、該銅箔3の
両面には接触熱劣化防止用膜2が施されている。 該銅箔3としては例えば7μの厚さのものを使
用し、接触熱劣化防止用膜2はそれ自体が銅箔3
により接触熱劣化をしないもの、例えばエポキシ
樹脂、ポリエステル樹脂等から成り、該防止用膜
2で銅箔3を被覆することにより、誘電体として
のポリプロピレンフイルム1を銅箔3に直接接触
させないようにしてその接触熱劣化を防止すると
共に銅箔3の酸化を防止するもので、例えば1〜
3μの厚さに形成されている。 以上のポリプロピレンフイルム1と電極用銅箔
3の一対を第1図示のように、その電極用銅箔3
をポリプロピレンフイルム1の左側にはみ出して
重ね合せ、他の一対の電極用銅箔3をポリプロピ
レン1の右側にはみ出して重ね合せ、更に該2対
を図示のように重ね合せた後、第2図示のように
巻回し熱成形してコンデンサ素子を形成し、各電
極用銅箔3のはみ出した側端面にそれぞれはんだ
めつき銅リード線4,4を溶着する。その後真空
条件で外装5としてのエポキシ樹脂中に浸漬し、
その後熱硬化させて完成品とした。 表は、本考案のコンデンサ1と普通の銅箔を使
用した従来のポリプロピレンフイルムコンデンサ
の1000時間、5000時間、10000時間後のそれぞ
れの絶縁耐圧、tanδ、絶縁抵抗特性を示す。
【表】
【表】 表に示すように本考案のコンデンサは従来のも
のに比べて優れた絶縁耐圧特性、及びtanδ特性を
示した。 このように本考案によるときは、ポリプロピレ
ンフイルム1と接触熱劣化防止用膜2を施した電
極用銅箔3とを重ねて巻回したものであるから、
耐熱性、耐湿性及び耐薬品性を有し且つ熱による
経時的な特性の劣化を生じない音質上優れたコン
デンサが得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はポリプロピレンフイルムと電極用金属
箔を重ね合せた巻回前の拡大正面図、第2図は本
考案の実施の1例の截断面図を示す。 1……ポリプロピレンフイルム、2……接触熱
劣化防止用膜、3……銅箔、4……銅リード線、
5……外装。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリプロピレンフイルム1と接触熱劣化防止用
    膜2を施した銅箔3とを重ねて巻回してコンデン
    サ素子を形成したことを特徴とする音質用コンデ
    ンサ。
JP18722182U 1982-12-13 1982-12-13 音質用コンデンサ Granted JPS5991720U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18722182U JPS5991720U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 音質用コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP18722182U JPS5991720U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 音質用コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS5991720U JPS5991720U (ja) 1984-06-21
JPS6336670Y2 true JPS6336670Y2 (ja) 1988-09-28

Family

ID=30404184

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JP18722182U Granted JPS5991720U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 音質用コンデンサ

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JPS5991720U (ja) 1984-06-21

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