JPS603580Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS603580Y2 JPS603580Y2 JP9861280U JP9861280U JPS603580Y2 JP S603580 Y2 JPS603580 Y2 JP S603580Y2 JP 9861280 U JP9861280 U JP 9861280U JP 9861280 U JP9861280 U JP 9861280U JP S603580 Y2 JPS603580 Y2 JP S603580Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- winding
- electrode foil
- electrolytic capacitor
- electrolytic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電解コンデンサのコンデンサ素子構造の改良に
関するものである。
関するものである。
一般に電解コンデンサは第1図に示すようにアルミニウ
ムからなる陽極用電極箔1および陰極用電極箔2に各々
電極引出リード板3を加締などにより接続せしめた後、
電解紙4を介して巻回してコンデンサ素子5を形成する
。
ムからなる陽極用電極箔1および陰極用電極箔2に各々
電極引出リード板3を加締などにより接続せしめた後、
電解紙4を介して巻回してコンデンサ素子5を形成する
。
次に該コンデンサ素子5に電解液を含浸せしめた後、あ
らかじめ封口板7に装着された外部端子6にリベットな
どにより引出リード板3を接続せしめ、素子固定材8を
注入したアルミニウムなどよりなるコンデンサケース9
にコンデンサ素子5を挿入し、該コンデンサケース9の
開口端部を巻締めなどにより密封して構成されている。
らかじめ封口板7に装着された外部端子6にリベットな
どにより引出リード板3を接続せしめ、素子固定材8を
注入したアルミニウムなどよりなるコンデンサケース9
にコンデンサ素子5を挿入し、該コンデンサケース9の
開口端部を巻締めなどにより密封して構成されている。
上述のようにして構成された電解コンデンサは音響機器
の電源回路などに用いると、コンデンサケース9内に注
入する素子固定材8の種類により音質が変わることは周
知で、特に素子固定材8として使用される熱可塑性無定
形樹脂の中でも硬化後固いもの程音質もよくなることが
知られている。
の電源回路などに用いると、コンデンサケース9内に注
入する素子固定材8の種類により音質が変わることは周
知で、特に素子固定材8として使用される熱可塑性無定
形樹脂の中でも硬化後固いもの程音質もよくなることが
知られている。
また上記2枚の電極箔を電解紙を介して巻回した時、コ
ンデンサ素子の巻き具合が固い程良い音質が得られるこ
とも知られている。
ンデンサ素子の巻き具合が固い程良い音質が得られるこ
とも知られている。
そのため素子固定材の中に固体物質を混合したり硬化後
の硬度が高い固定材を使用しているが、混合する物質に
よっては腐蝕が発生したり硬度の高い固定材を使用する
と、作業性が悪くなったりする欠点があった。
の硬度が高い固定材を使用しているが、混合する物質に
よっては腐蝕が発生したり硬度の高い固定材を使用する
と、作業性が悪くなったりする欠点があった。
また素子の巻き具合についてもあまり固く巻きすぎると
、電解紙や電極箔にかかるテンションを強くしなければ
ならないため、箔切れや電解紙切れが発生していた。
、電解紙や電極箔にかかるテンションを強くしなければ
ならないため、箔切れや電解紙切れが発生していた。
本考案はこれらの欠点を排除し、同巻素子でしかも放熱
性の極めてよいコンデンサ素子を提供しようとするもの
である。
性の極めてよいコンデンサ素子を提供しようとするもの
である。
すなわち陽極用電極箔と陰極用電極箔に引出リード板を
加締などにより接続した後、電解紙などのセパレータを
介して巻回してなるコンデンサにおいて、アルミニウム
からなる陽極用電極箔または陰極用電極箔をセパレータ
の巻終り端部より巻方向に延長して巻回し、該電極箔の
みで空巻きをしたその巻回厚さが0.2rrvn以上に
なるよう構成されたものである。
加締などにより接続した後、電解紙などのセパレータを
介して巻回してなるコンデンサにおいて、アルミニウム
からなる陽極用電極箔または陰極用電極箔をセパレータ
の巻終り端部より巻方向に延長して巻回し、該電極箔の
みで空巻きをしたその巻回厚さが0.2rrvn以上に
なるよう構成されたものである。
以下、本考案を第2図および第3図に示す実施例につい
て説明する。
て説明する。
第2図は電解コンデンサ素子の斜視図で、アルミニウム
からなる陽極用電極箔1および陰極用電極箔2に引出リ
ード3をそれぞれ加締などにより接続し、電解紙などの
セパレータ4を介して巻回し、上記陽極用電極箔1また
は陰極用電極箔2をセパレータ4の巻終り端部より巻方
向に延長して巻回し、その巻回厚さtが0.2rran
以上になるようにしてコンデンサ素子10を構成する。
からなる陽極用電極箔1および陰極用電極箔2に引出リ
ード3をそれぞれ加締などにより接続し、電解紙などの
セパレータ4を介して巻回し、上記陽極用電極箔1また
は陰極用電極箔2をセパレータ4の巻終り端部より巻方
向に延長して巻回し、その巻回厚さtが0.2rran
以上になるようにしてコンデンサ素子10を構成する。
次に該コンデンサ素子10に電解液を含浸せしめた後、
あらかじめ封口板7に装着された外部端子6にリベット
などにより引出リード板3を接続せしめ、素子固定材8
を注入したコンデンサケース9内に挿入腰該コンデンサ
ケース9の開口端部を巻締めなどにより密封したもので
ある。
あらかじめ封口板7に装着された外部端子6にリベット
などにより引出リード板3を接続せしめ、素子固定材8
を注入したコンデンサケース9内に挿入腰該コンデンサ
ケース9の開口端部を巻締めなどにより密封したもので
ある。
8* 本考案の電解コンデンサは以上の
ようにして構成され、コンデンサ素子10の外周部に0
.2mm以上のアルミニウム箔が巻回されているため、
コンデンサ素子10を固く締めると共にコンデンサ素子
10の外周部に巻回せしめたアルミニウム箔の酸化皮膜
である逆磁性体とアルミニウム芯金である常磁性体の相
反する磁性体を有する金属の積層によりシールド効果を
なし、音質を著しく改善せしめるものである。
ようにして構成され、コンデンサ素子10の外周部に0
.2mm以上のアルミニウム箔が巻回されているため、
コンデンサ素子10を固く締めると共にコンデンサ素子
10の外周部に巻回せしめたアルミニウム箔の酸化皮膜
である逆磁性体とアルミニウム芯金である常磁性体の相
反する磁性体を有する金属の積層によりシールド効果を
なし、音質を著しく改善せしめるものである。
そして本考案の電解コンデンサを電源部に使用してオー
ディオアンプを製作してみた結果、表に示すようにコン
デンサ素子の外周部に巻回厚さが0.2mm以上になる
よう構成されたコンデンサは音質的に非常に原音に近い
音質が再現され、著るしい効果のあることが実証された
。
ディオアンプを製作してみた結果、表に示すようにコン
デンサ素子の外周部に巻回厚さが0.2mm以上になる
よう構成されたコンデンサは音質的に非常に原音に近い
音質が再現され、著るしい効果のあることが実証された
。
なお、表中tanδは試料数n=20個の平均値を示し
、Aは陰極箔を延長して巻回した場合、Bは陽極箔を延
長して巻回した場合を示す。
、Aは陰極箔を延長して巻回した場合、Bは陽極箔を延
長して巻回した場合を示す。
成上のように本考案の電解コンデンサは音響機器の音質
改善に寄与するところ多く、実用価値の極めて大なるも
のである。
改善に寄与するところ多く、実用価値の極めて大なるも
のである。
第1図は従来の電解コンデンサの説明図、第2図は本考
案に係るコンデンサ素子の斜視図、第3図は本考案の電
解コンデンサの断面図である。 1:陽極用電極箔、2:陰極用電極箔、4:セパレータ
、t:セパレータの巻終り端部より延長して巻回した電
極箔の巻回厚さ。
案に係るコンデンサ素子の斜視図、第3図は本考案の電
解コンデンサの断面図である。 1:陽極用電極箔、2:陰極用電極箔、4:セパレータ
、t:セパレータの巻終り端部より延長して巻回した電
極箔の巻回厚さ。
Claims (1)
- アルミニウムからなる陽極用電極箔と陰極用電極箔とを
セパレータを介して巻回してなる電解コンデンサにおい
て、上記両電極箔の一方をセパレータの巻終り端部より
巻方向に延長して巻回し、その巻回厚さが0.2rra
n以上になるよう構成してなる電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9861280U JPS603580Y2 (ja) | 1980-07-11 | 1980-07-11 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9861280U JPS603580Y2 (ja) | 1980-07-11 | 1980-07-11 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5722233U JPS5722233U (ja) | 1982-02-04 |
| JPS603580Y2 true JPS603580Y2 (ja) | 1985-01-31 |
Family
ID=29460319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9861280U Expired JPS603580Y2 (ja) | 1980-07-11 | 1980-07-11 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603580Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-11 JP JP9861280U patent/JPS603580Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5722233U (ja) | 1982-02-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS603580Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH04119614A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
| JPS5823415A (ja) | モ−ルド構造の電気装置 | |
| JP2001093782A (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH0351958Y2 (ja) | ||
| JPS6028123Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPS6328596Y2 (ja) | ||
| JPS605578Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPS6025895Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPS6112665Y2 (ja) | ||
| JPS60195921A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
| JPS6325729Y2 (ja) | ||
| JPS605572Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JP2655428B2 (ja) | 電気二重層コンデンサの外装方法 | |
| JPH0447953Y2 (ja) | ||
| JPS6038282Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPS6320111Y2 (ja) | ||
| JPS6120748Y2 (ja) | ||
| JP2562160Y2 (ja) | 乾式金属化フィルムコンデンサ | |
| KR910003173Y1 (ko) | 노이즈 휠터 | |
| JPS6336670Y2 (ja) | ||
| JPH0222966Y2 (ja) | ||
| JPS6348116Y2 (ja) | ||
| JPH0121552Y2 (ja) | ||
| JPS6228752Y2 (ja) |