JPS5843223Y2 - コンデンサ - Google Patents
コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5843223Y2 JPS5843223Y2 JP6301178U JP6301178U JPS5843223Y2 JP S5843223 Y2 JPS5843223 Y2 JP S5843223Y2 JP 6301178 U JP6301178 U JP 6301178U JP 6301178 U JP6301178 U JP 6301178U JP S5843223 Y2 JPS5843223 Y2 JP S5843223Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode foil
- capacitor
- counter electrode
- polypropylene film
- foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は誘電体にポリプロピレンフィルムを用いたコン
デンサの改良に関する。
デンサの改良に関する。
従来コンデンサの誘電体としてコンデンサ紙だけを使用
するものから該コンデンサ紙とポリプロピレンフィルム
を併用することによって電位傾度が高くとれコンデンサ
紙に比べてポリプロピレンフィルムはtanδが小さい
ため発熱が小さくおさえられ小形軽量化されてきた。
するものから該コンデンサ紙とポリプロピレンフィルム
を併用することによって電位傾度が高くとれコンデンサ
紙に比べてポリプロピレンフィルムはtanδが小さい
ため発熱が小さくおさえられ小形軽量化されてきた。
しかしさらに一層の小形化をはかるためにポリプロピレ
ンフィルムを多く使用した場合、tanδによる熱的破
壊になくなるが電位の集中する電極箔端部の破壊が問題
となり該電極箔端部での電位緩和を計る必要がある。
ンフィルムを多く使用した場合、tanδによる熱的破
壊になくなるが電位の集中する電極箔端部の破壊が問題
となり該電極箔端部での電位緩和を計る必要がある。
そのため電極箔端部の電位集中を緩和する方策として例
えば実開昭50−117350号公報のような提案がな
されている。
えば実開昭50−117350号公報のような提案がな
されている。
すなわち第1図に示すように電極箔1の両端部を折り曲
げて誘電体フィルム2とともに巻回するものであるが、
電極箔1の両端部を折り曲げてコンデンサ素子を巻回す
るため機械的ひずみ3が生じ誘電体フィルム2にシワが
発生しこの部分では破壊低下につながるおそれがあり、
かつ巻回作業も困難である。
げて誘電体フィルム2とともに巻回するものであるが、
電極箔1の両端部を折り曲げてコンデンサ素子を巻回す
るため機械的ひずみ3が生じ誘電体フィルム2にシワが
発生しこの部分では破壊低下につながるおそれがあり、
かつ巻回作業も困難である。
本考案は上記のような欠点を除去するために中央部で2
つ折に折り曲げた電極箔とポリプロピレンフィルムとを
積層し前記電極箔の折曲部が対向電極箔の端面の内側に
なるようにズラして巻回することによって機械的ひずみ
をなくし電極箔端部の電位集中を緩和した特性の良好な
コンデンサを提供せんとするものである。
つ折に折り曲げた電極箔とポリプロピレンフィルムとを
積層し前記電極箔の折曲部が対向電極箔の端面の内側に
なるようにズラして巻回することによって機械的ひずみ
をなくし電極箔端部の電位集中を緩和した特性の良好な
コンデンサを提供せんとするものである。
以下本考案の詳細につき図面を参照しながら説明する。
すなわち第2図または第3図に示すようにアルミニウム
、錫などの金属からなり中央部で2つ折に折曲げた電極
箔11とポリプロピレンツフィルム12とを積層し、か
つ前記電極箔11の折曲部13が対向電極箔14と逆に
なるようにし前記折曲部13が対向電極箔14の端面1
5の内側になるように3〜5Qmmズラして巻回する。
、錫などの金属からなり中央部で2つ折に折曲げた電極
箔11とポリプロピレンツフィルム12とを積層し、か
つ前記電極箔11の折曲部13が対向電極箔14と逆に
なるようにし前記折曲部13が対向電極箔14の端面1
5の内側になるように3〜5Qmmズラして巻回する。
前記電極箔11および対向電極箔14の端面15はそれ
ぞれ両端が重ならないように積層する。
ぞれ両端が重ならないように積層する。
対向電極箔14は前記電極箔11と同様にアルミニウム
、錫などの金属からなり中央部で2つ折に折り曲げたも
のである。
、錫などの金属からなり中央部で2つ折に折り曲げたも
のである。
上記のように積層して巻回したコンデンサ素子(図示せ
ず)を容器に収容したジアリルアルカン、アルキル化ナ
フタリン、アルキルベンゼン、鉱油、植物油、ポリブデ
ン油、パラフィン油、フタル酸エステル トリメリット
酸エステルなどの絶縁油を含浸してなるものである。
ず)を容器に収容したジアリルアルカン、アルキル化ナ
フタリン、アルキルベンゼン、鉱油、植物油、ポリブデ
ン油、パラフィン油、フタル酸エステル トリメリット
酸エステルなどの絶縁油を含浸してなるものである。
本考案の構成によれば機械的ひずみを発生せず第3図の
ように電極箔11と対向電極箔14の端面15をそれぞ
れポリプロピレンフィルム12の両端からはみ出した形
の無誘導巻構造のコンデンサにはとくに効果が顕著であ
る。
ように電極箔11と対向電極箔14の端面15をそれぞ
れポリプロピレンフィルム12の両端からはみ出した形
の無誘導巻構造のコンデンサにはとくに効果が顕著であ
る。
また第4図に示すようにポリプロピレンフィルム12を
2枚以上介在して巻回しても同効である。
2枚以上介在して巻回しても同効である。
次に本考案の実施例Aと従来の参考例Bとの特性比較を
示す。
示す。
実施例Aは第4図の構成になるもので厚さ6μのアルミ
ニウム箔を2っ折にした幅5Qmmの電極箔と対向電極
箔との間に厚さ18μ、幅55 mmのポリプロピレン
フィルムを2枚介在し前記対向電極箔の端面が前記電極
箔の折曲部の内側になるように15mmズラしポリプロ
ピレンフィルムの端面から5mmはみ出させて巻回した
静電容量1,22μFのコンデンサであり、参考例Bは
第1図の構成になるもので厚さ6μで両端をそれぞれ1
0mm折り曲げた幅5Qmmのアルミニウム箔からなる
電極箔と対向電極箔との間に厚さ18μ、幅60 mm
のポリプロピレンフィルムを2枚介在して巻回した静電
容量1.2μFのコンデンサである。
ニウム箔を2っ折にした幅5Qmmの電極箔と対向電極
箔との間に厚さ18μ、幅55 mmのポリプロピレン
フィルムを2枚介在し前記対向電極箔の端面が前記電極
箔の折曲部の内側になるように15mmズラしポリプロ
ピレンフィルムの端面から5mmはみ出させて巻回した
静電容量1,22μFのコンデンサであり、参考例Bは
第1図の構成になるもので厚さ6μで両端をそれぞれ1
0mm折り曲げた幅5Qmmのアルミニウム箔からなる
電極箔と対向電極箔との間に厚さ18μ、幅60 mm
のポリプロピレンフィルムを2枚介在して巻回した静電
容量1.2μFのコンデンサである。
両者とも絶縁油としてジアリルアルカンを含浸したもの
でコロナ電圧特性、4500V、AC印加したときの破
壊時間は表に示すとおりであった。
でコロナ電圧特性、4500V、AC印加したときの破
壊時間は表に示すとおりであった。
上記実施例Aのコンデンサと参考例Bのコンテ゛ンサと
の電圧印加時間に対応する破壊電圧の関係を第5図に示
す。
の電圧印加時間に対応する破壊電圧の関係を第5図に示
す。
測定周波数は50止である。表および第5図から明らか
なように機械的ひずみがないため実施例Aは参考例Bと
比較してコロナ電圧特性が優れ、しかも電圧一時間特性
が著しく向上したことがわかる。
なように機械的ひずみがないため実施例Aは参考例Bと
比較してコロナ電圧特性が優れ、しかも電圧一時間特性
が著しく向上したことがわかる。
以上詳述したように本考案によれば中央部で2つ折に折
り曲げた電極箔とポリプロピレンフィルムとを積層し前
設電極箔の折曲部が対向電極箔端面の内側になるように
ズラして巻回したことによって機械的ひずみをなくし電
極箔端部の電位集中を緩和した特性の良好なコンデンサ
を提供せんとするものである。
り曲げた電極箔とポリプロピレンフィルムとを積層し前
設電極箔の折曲部が対向電極箔端面の内側になるように
ズラして巻回したことによって機械的ひずみをなくし電
極箔端部の電位集中を緩和した特性の良好なコンデンサ
を提供せんとするものである。
第1図は従来のコンテ゛ンサの電極積層構成を示す断面
図、第2図は本考案の一実施例に係るコンデンサの電極
積層構成を示す断面図、第3図および第4図はそれぞれ
本考案の他の実施例に係るコンデンサの電極積層構成を
示す断面図、第5図は本考案の実施例と従来の参考例と
の電圧一時間特性の比較を示す曲線図である。 11・・・・・・電極箔、12・・・・・・ポリプロピ
レンフィルム、13・・・・・・折曲部、14・・・・
・・対向電極箔、15・・・・・・端面。
図、第2図は本考案の一実施例に係るコンデンサの電極
積層構成を示す断面図、第3図および第4図はそれぞれ
本考案の他の実施例に係るコンデンサの電極積層構成を
示す断面図、第5図は本考案の実施例と従来の参考例と
の電圧一時間特性の比較を示す曲線図である。 11・・・・・・電極箔、12・・・・・・ポリプロピ
レンフィルム、13・・・・・・折曲部、14・・・・
・・対向電極箔、15・・・・・・端面。
Claims (3)
- (1)中央部で2つ折り曲げて折曲部を形成した電極箔
と、該電極箔と同様に折曲部を形成した対向電極箔と、
該対向電極箔と前記電極箔との間に介在したポリプロピ
レンフィルムとを具備し、前記電極箔の折曲部が前記対
向電極箔端面の内側になるようにズラして積層したこと
を特徴とするコンテ゛ンサ。 - (2)電極箔と対向電極箔の端面をそれぞれポリプロピ
レンフィルムの両端からはみ出させて積層したことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のコン
デンサ。 - (3)電極箔と対向電極箔との間にポリプロピレンフィ
ルムを2枚以上介在させたことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第(1)項または第(2)項記載のコンテ
゛ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301178U JPS5843223Y2 (ja) | 1978-05-10 | 1978-05-10 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301178U JPS5843223Y2 (ja) | 1978-05-10 | 1978-05-10 | コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54164450U JPS54164450U (ja) | 1979-11-17 |
JPS5843223Y2 true JPS5843223Y2 (ja) | 1983-09-30 |
Family
ID=28965802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6301178U Expired JPS5843223Y2 (ja) | 1978-05-10 | 1978-05-10 | コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843223Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-05-10 JP JP6301178U patent/JPS5843223Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54164450U (ja) | 1979-11-17 |
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