JPS5852672Y2 - 蓄電器 - Google Patents

蓄電器

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Publication number
JPS5852672Y2
JPS5852672Y2 JP1978002232U JP223278U JPS5852672Y2 JP S5852672 Y2 JPS5852672 Y2 JP S5852672Y2 JP 1978002232 U JP1978002232 U JP 1978002232U JP 223278 U JP223278 U JP 223278U JP S5852672 Y2 JPS5852672 Y2 JP S5852672Y2
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JP
Japan
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electrode
capacitor
edge
bent
film
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Expired
Application number
JP1978002232U
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English (en)
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JPS54105850U (ja
Inventor
孝之 八木谷
Original Assignee
株式会社指月電機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプラスチックフィルムを主たる誘電体として使
用する電力用フィルムコンデンサにおいて、2葉の電極
箔のうちその一方の両端を折り曲げて電極縁端の電界集
中を緩和させ特性改善を行う場合、折り曲げ縁端付近へ
の絶縁油の含浸性を改善するコンデンサの素子構造を持
つ蓄電器に関するものである。
巻込み形コンデンサの一対の電極箔の片方の箔の周縁端
を巻込みの長さ方向(三沿って折り曲げ、折り曲げた縁
端が対抗する電極の縁端より後退させた電極構造を持つ
コンデンサは既に公知である。
この公知のコンデンサは第1図に示す如きもので、この
コンデンサ素子の誘電体は全てプラスチックフィルムを
用いている。
第1図は巻込形コンデンサ素子の一層の断面図で、この
図に於て1は電極間に挿入されるプラスチックフィルム
、2は両縁端を折り曲げた狭巾電極、3は広巾電極を表
わすもので、4は折り曲げ電極近傍の電極の厚さとこれ
に接するフィルムによって形成される空間部を示す。
一般的に巻込み形のコンデンサ素子は、−個又は数個を
一体となしこれらを圧縮し、固定して所要の静電容量を
得ることが通常行われている方法である。
素子が圧縮されると誘電体が全てプラスチックフィルム
の場合、第3図に示す如く電極箔の折り返し部分(二重
部分の端部)が重なった部分のフィルムの圧縮が常に強
くなり鉄部のフィルムと折り曲げた縁端の箔の電極箔の
密着が強化される。
このことは素子の空隙郡全体に絶縁油を含浸させる場合
、特に空間部4への絶縁油の含浸が困難となる。
交流電圧下で使用されるコンデンサ素子においては電極
間の誘電体内部に絶縁油が含浸されない空間部いわゆる
ボイドを作ることは致命的欠陥を生ずることとなる゛こ
とは自明である。
本考案をこれに鑑みてなしたものである。
即ち本考案は広幅と狭幅とを一対とした電極箔の片方の
縁端を折り曲げ、折り曲げた縁端が常に他方の電極縁端
より内側にあるように配置した電極構造をもつフィルム
コンデンサにおいて、折り曲げた電極2の折曲げ縁の端
縁に空間部7が形成される処にコンデンサ紙を接触させ
、該電極の他面にフィルムを配して巻込むことにより、
コンデンサ紙の油含浸性を利して前記空間部での含浸性
を高めるようになしたる巻込み形の蓄電器を要旨とする
ものである。
本考案蓄電器素子を第2図以下に示す。
第2図に於て1は縁端を折り曲げて狭幅となった電極箔
2と縁端を折り曲げない広幅な電極箔3の間に介在せし
めるプラスチックフィルム、5は広幅な電極箔3の下層
側に配列したるプラスチックフィルムである。
又狭巾な電極箔2の上層部にはコンデンサ紙6を配列し
巻込形フィルムコンデンサの素子を構成するものである
又図面中7は縁端を折り曲げた狭幅なる電極箔2の縁端
部とコンデンサ紙6間に生じる空間部である。
第2図に示す素子構造においては素子が圧縮された場合
にコンデンサ紙と電極の二重部との接合面において他部
より圧縮の度合が強くなることは第1図の構造と同じで
ある。
然しなからこの場合電極二重部に接する誘電体がコンデ
ンサ紙であるため絶縁油の含浸性は第1図の場合と比べ
著しく改善され第3図の空間部4に相当する空間部7へ
の絶縁油の含浸は極めて安易となる。
本考案による構造において、第2図で明らかな如くコン
デンサ紙6は誘電体としての役目を持つもので、プラス
チックフィルム1とフィルム5とは等しい厚さである必
要はなく、コンデンサ紙の厚さに応じてプラスチックフ
ィルム5の方を1より薄くすることが望ましい。
一般にフィルムコンデンサにおいて狭巾電極の縁端を折
り曲げることは電圧耐用性が通常の折り曲げないものに
較べて1.5倍から2倍の改善が期待できる。
一方においてフィルムのみで誘電体を構成した場合折り
曲げ電極の採用はボイド発生を容易として電圧耐用性の
改善効果を全く失わせることとなる。
本考案によれば電極折り曲げ効果を全面的に利用し一方
においてボイド発生の危険を回避できるコンデンサの製
作を可能とするものでその実用的価値は高いものである
【図面の簡単な説明】
第1図は公知の巻込形コンデンサ素子の断面図、第2図
は本考案コンデンサ素子の断面図、第3図は第1図の一
部拡大図である。 1・・・・・・プラスチックフィルム、2・・・・・・
狭幅なる電極箔、3・・・・・・広幅なる電極箔、4,
7・・・・・・空間部、5・・・・・・プラスチックフ
ィルム、6・・・・・・コンデンサ紙、7・・・・・・
空隔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 広幅と狭幅とを一対とした電極箔の片方の縁端を折り曲
    げ、折り曲げた縁端が常に他方の電極縁端より内側にあ
    るように配置した電極構造をもつフィルムコンデンサに
    おいて、折り曲げた電極2の折曲げ縁の端縁に空間部7
    が形成される処にコンデンサ紙を接触させ、該電極の他
    面にフィルムを配して巻込むことにより、コンデンサ紙
    の油含浸性を利して前記空間部での含浸性を高めるよう
    なしたる巻込み形の蓄電器。
JP1978002232U 1978-01-11 1978-01-11 蓄電器 Expired JPS5852672Y2 (ja)

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JPS54105850U JPS54105850U (ja) 1979-07-25
JPS5852672Y2 true JPS5852672Y2 (ja) 1983-12-01

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ID=28805112

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS448917Y1 (ja) * 1966-05-27 1969-04-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS448917Y1 (ja) * 1966-05-27 1969-04-11

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JPS54105850U (ja) 1979-07-25

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