JP2002184642A - 乾式金属化フィルムコンデンサ - Google Patents

乾式金属化フィルムコンデンサ

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JP2002184642A
JP2002184642A JP2000376094A JP2000376094A JP2002184642A JP 2002184642 A JP2002184642 A JP 2002184642A JP 2000376094 A JP2000376094 A JP 2000376094A JP 2000376094 A JP2000376094 A JP 2000376094A JP 2002184642 A JP2002184642 A JP 2002184642A
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Atsushi Suezaki
淳 末崎
Yasuhiro Kubo
泰宏 久保
Shusaku Tsujio
周作 辻尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾式金属化フィルムコンデンサの、コンデン
サ素子の後巻フィルムにバリア性のある無機酸化物層を
有するフィルムを使用して、耐湿性を向上させ、品質を
安定化させる。 【解決手段】 一対の金属化フィルム8を重ねて巻回し
たコンデンサ素子1に、酸化ケイ素、または酸化ケイ素
とアルミナをコーティングした無機酸化物層を有するフ
ィルム2を巻回し、巻回端面に電極引出部5を形成し、
該電極引出部5に外部端子6を接続してなることを特徴
とし、また、一対の金属化フィルム8を重ねて巻回した
コンデンサ素子1に後巻プラスチックフィルム7を巻回
し、巻回端面に電極引出部5を形成し、該電極引出部5
に外部端子6を接続し、上記プラスチックフィルム7の
外周に、酸化ケイ素、または酸化ケイ素とアルミナをコ
ーティングした無機酸化物層を有するフィルム2を被覆
してなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属化フィルムを
用いた乾式金属化フィルムコンデンサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の乾式金属化フィルムコンデンサは
図7のように、一対の金属化フィルム8(図4)を重ね
て巻回し、後巻プラスチックフィルム7としてポリプロ
ピレンフィルムなどのプラスチックフィルムを巻回し、
巻回端面に亜鉛などの金属を溶射して電極引出部5を形
成してなるコンデンサ素子1と、該コンデンサ素子1の
電極引出部5に接続された外部端子6と、雰囲気の影響
を遮断するためにコンデンサ素子1の側面外周部をポリ
エチレンテレフタレートフィルムの粘着テープ3で被覆
し、該粘着テープとコンデンサ素子の両電極引出部との
空間に充填されるエポキシ樹脂などの絶縁樹脂4とで構
成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の乾式金属化フィ
ルムコンデンサでは上記したように、コンデンサ素子の
後巻フィルムとしてポリプロピレンフィルムなどを巻回
し、その側面外周部をポリエチレンテレフタレートフィ
ルムなどの粘着テープで被覆しているが、コンデンサの
製造工程中や使用中に、これらのフィルムを透過して侵
入する水蒸気や酸素などの雰囲気の影響を受けてコンデ
ンサの特性が劣化するという問題が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、コンデンサ素子に、水蒸
気や空気に対してバリア性のある無機酸化物の層を有す
るフィルムを巻回するか、または後巻プラスチックフィ
ルムを巻回した上に該無機酸化物層を有するフィルムを
巻回し、そのバリア効果により耐環境性に優れた乾式金
属化フィルムコンデンサを提供するものである。
【0005】すなわち、一対の金属化フィルム8を重ね
て巻回したコンデンサ素子1に、酸化ケイ素、または酸
化ケイ素とアルミナをコーティングした無機酸化物層を
有するフィルム2を巻回し、巻回端面に電極引出部5を
形成し、該電極引出部5に外部端子6を接続してなるこ
とを特徴とする乾式金属化フィルムコンデンサである。
【0006】また、一対の金属化フィルム8を重ねて巻
回したコンデンサ素子1に後巻きプラスチックフィルム
7を巻回し、巻回端面に電極引出部5を形成し、該電極
引出部5に外部端子6を接続し、上記プラスチックフィ
ルム7の外周に、酸化ケイ素、または酸化ケイ素とアル
ミナをコーティングした無機酸化物層を有するフィルム
2を被覆してなる乾式金属化フィルムコンデンサであ
る。
【0007】さらに、上記の無機酸化物層を有するフィ
ルムがポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチ
レンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリフェニレ
ンスルフィドフィルム、またはナイロンフィルムである
ことを特徴とする乾式金属化フィルムコンデンサであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】一対の金属化フィルム8を重ねて
巻回したコンデンサ素子1に無機酸化物層を有するフィ
ルム2を巻回し、巻回端面に電極引出部5を形成し、該
電極引出部5に外部端子6を接続する。または、一対の
金属化フィルム8を重ねて巻回したコンデンサ素子1に
後巻プラスチックフィルム7を巻回し、巻回端面に電極
引出部5を形成し、該電極引出部5に外部端子6を接続
し、上記後巻プラスチックフィルム7の外周に無機酸化
物層を有するフィルム2を被覆する。上記の無機酸化物
層を有するフィルムとして、酸化ケイ素、または酸化ケ
イ素とアルミナをコーティングしたポリエチレンテレフ
タレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピ
レンフィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ま
たはナイロンフィルムを用いる。なお、酸化ケイ素はバ
リア性が高く、蒸着膜が柔らかいので、蒸着したフィル
ムが靭性に富むという利点があるが、コスト面や生産性
の面でやや難があることを鑑みて、アルミナと混合した
ものも酸化ケイ素単独のものと併せて用いている。上記
無機酸化物層を有するフィルムを巻回することで、無機
酸化物によるバリア効果によりコンデンサ素子の表層部
からの水分や空気の侵入を防止することができ、品質の
安定化を図ることができる。
【0009】
【実施例】〔実施例1〕図1は本発明の乾式金属化フィ
ルムコンデンサの一実施例を示す図面で、(a)は縦断
面図、(b)は側面図で、図2は図1を構成するコンデ
ンサ素子の斜視図で、図4はコンデンサ素子を構成する
金属化フィルムの展開図である。以下、本発明の実施例
について、図面を参照しながら説明するが、この発明は
以下の実施例に限定されるものではない。図1に示す乾
式金属化フィルムコンデンサは、図4に示す一対の金属
化フィルム8を重ねて巻回し、図2に示すようにバリア
性のある無機酸化物の層を有するフィルム2を複数回巻
回し、その巻回端面に亜鉛、はんだなどの金属を溶射し
て電極引出部5を形成し、該電極引出部5に外部端子6
を溶接またははんだ付けで接続することによりコンデン
サ素子1を形成している。そして、上記コンデンサ素子
1の側面外周部をポリエチレンテレフタレートフィルム
からなる粘着テープ3にて複数回巻回し、該粘着テープ
3とコンデンサ素子1の両電極引出部5との間にエポキ
シ樹脂などの熱硬化性絶縁樹脂4を注入、充填後、硬化
した乾式金属化フィルムコンデンサを得る。
【0010】本実施例では、厚さ5μm、幅100mm
の一対のアルミ蒸着金属化ポリプロピレンフィルムを重
ねて巻回し、無機酸化物層を有するフィルムとして厚さ
12μm、幅101mmのポリエチレンテレフタレート
フィルムに酸化ケイ素とアルミナをコーティングしたフ
ィルムを10回巻回したコンデンサ素子を形成し、該コ
ンデンサ素子の側面外周部を厚さ50μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムからなる粘着テープにて3回
巻回し、エポキシ樹脂を注入、充填後、硬化し、66μ
F×1125VDCの乾式金属化フィルムコンデンサを作
製した。
【0011】〔実施例2〕上記実施例1と同様の仕様、
構成にて、ポリエチレンテレフタレートに酸化ケイ素を
コーティングしたフィルムを用いてコンデンサ素子を形
成し、66μF×1125VDCの乾式金属化フィルムコ
ンデンサを作製した。
【0012】(従来例)比較用のコンデンサとして後巻
プラスチックフィルムを厚さ25μm、幅100mmの
従来から使用しているポリプロピレンフィルムにて10
回巻回した乾式金属化フィルムコンデンサを作製した。
作製した試料は、それぞれ各10台である。
【0013】これら乾式金属化フィルムコンデンサの各
5台について、温度40℃、相対湿度90〜95%の環
境下で、1125Vの直流電圧を印加して耐湿負荷試
験、および周囲温度60℃、印加電圧1350VDC(定
格電圧×1.2)、印加時間1500時間の寿命試験を
行った。その結果を図5、6に示す。
【0014】この試験結果から次のことが判明した。耐
湿負荷試験では、本発明の乾式金属化フィルムコンデン
サは、1500時間経過後、容量減少はほぼ0%で殆ど
変化なく容量が安定しているのに対し、従来例では容量
が約1.2%減少している。また、寿命試験では、本発
明の乾式金属化フィルムコンデンサは、1500時間経
過後、約3.5%の容量減少であるのに対し、従来例で
は容量が約33%と大幅に減少している。
【0015】これは、本発明の乾式金属化フィルムコン
デンサは、コンデンサ素子の側面外周部にバリア性のあ
る無機酸化物層を有するフィルムを巻回しているので、
そのバリア効果により、コンデンサ素子の表層部から侵
入する水蒸気や空気が遮断され、素子を構成する金属化
フィルムの劣化が抑えられ、容量減少が抑えられること
によると考えられる。
【0016】〔実施例3〕図3は本発明の他の実施例に
よる乾式金属化フィルムコンデンサの図面で、(a)は
縦断面図、(b)は側面図であり、図において同一番号
を付したものは同一部品であり、その説明は省略する。
前述の実施例と相違する点は、コンデンサ素子1の後巻
プラスチックフィルム7の構成であって、図4に示す一
対の金属化フィルム8を重ねて巻回し、後巻プラスチッ
クフィルム7としてポリプロピレンフィルムを複数回巻
回してなるコンデンサ素子1の側面外周部を、無機酸化
物層を有するフィルム2を複数回巻回し、更にその側面
外周部をポリエチレンテレフタレートフィルムからなる
粘着テープ3にて複数回巻回して形成されている。
【0017】本実施例では、厚さ5μm、幅巾100m
mの一対のアルミ蒸着金属化ポリプロピレンフィルムを
重ねて巻回し、後巻プラスチックフィルムとして厚さ2
5μm、幅100mmの従来から使用しているポリプロ
ピレンフィルムを10回巻回しコンデンサ素子を形成
し、コンデンサ素子の側面外周部に、バリア性のある酸
化ケイ素とアルミナを蒸着した厚さ12μm、幅101
mmのポリエチレンテレフタレートフィルムを3回巻回
し、更にその側面外周部を厚さ50μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムからなる粘着テープにて3回包
囲し、エポキシ樹脂を注入、充填後、硬化し、66μF
×1125VDCの乾式金属化フィルムコンデンサを10
台作製した。
【0018】〔実施例4〕上記実施例3と同様の仕様、
構成にてコンデンサ素子の側面外周部にバリア性のある
酸化ケイ素でコーティングしたポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを3回巻回してコンデンサ素子を形成し、
65V×1125VDCの乾式金属化フィルムコンデンサ
を10台作製した。
【0019】実施例3、4と従来例の乾式金属化フィル
ムコンデンサ各5台について、温度40℃、相対湿度9
0〜95%の環境下で、1125Vの直流電圧を印加し
て耐湿負荷試験、および周囲温度60℃、印加電圧13
50VDC(定格電圧×1.2)、印加時間1500時間
の寿命試験を行った。その結果を図7、8に示す。
【0020】この試験結果から次のことが判明した。耐
湿負荷試験では、本発明の乾式金属化フィルムコンデン
サは、1500時間経過後、容量減少はほぼ0%で殆ど
変化なく容量が安定しているのに対し、従来例では容量
が約1.2%減少している。また、寿命試験では、本発
明の乾式金属化フィルムコンデンサは、1500時間経
過後、約4.5%の容量減少であるのに対し、従来例で
は容量が約33%も大幅に減少している。
【0021】上記試験の結果、コンデンサ素子の側面外
周部にバリア性のある無機酸化物コーティングフィルム
を巻回するか、あるいは通常の後巻プラスチックフィル
ムを巻回後、更にその側面外周部に無機酸化物コーティ
ングフィルムを巻回することにより、コンデンサ素子の
表層部のフィルムを透過して侵入する水蒸気や空気が遮
断され、容量減少が抑えられ、品質安定化を図ることが
できる。
【0022】バリア性のある無機酸化物の層を有するフ
ィルムとして、上記実施例ではポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに酸化ケイ素、または酸化ケイ素とアルミ
ナ(酸化アルミニウム)を蒸着したものを用いたが、材
質はこれに限定されるものではなく、酸化ケイ素として
は酸化数の異なるケイ素の酸化物を用いることができ、
酸化ケイ素とアルミナとの比率は任意であり、プラスチ
ックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの他に、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ナイロ
ンフィルム等でも同等の効果を得ることができる。
【0023】上記実施例では、一対の金属化フィルムを
重ねて巻回し、後巻プラスチックフィルムを巻回したコ
ンデンサ素子の側面外周部に無機酸化物層を有するフィ
ルムを巻回しているが、一対の金属化フィルムを重ねて
巻回し、その巻終わり部をバーンオフと呼ぶ電気的な処
理によって金属化フィルムの蒸着金属を飛散させて巻回
し、その側面外周部に上記無機酸化物層を有するフィル
ムを巻回してもよい。また、上記無機酸化物層を有する
フィルムのどちらか一方の面側に熱接着用または超音波
接着用のコーティングを施してもよい。
【0024】さらに、上記のコンデンサ素子を構成する
金属化フィルムの蒸着金属としてアルミニウムを使用し
たが、これに限定されるものではなく、亜鉛、亜鉛とア
ルミニウムなど他の金属でもよく、また、誘電体として
ポリプロピレンフィルムを使用したが、これに限定され
るものではなく、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリエチレンフィルム、ポリフェニレンスルフィド
フィルム等でもよい。そして、一対の金属化フィルムと
して、両方の蒸着面が分割電極の保安機構付金属化フィ
ルムを使用したが、一対の金属化フィルムの蒸着面両方
がベタ蒸着、あるいは片方が分割電極などからなる金属
化フィルムを使用しても差し支えない。
【0025】上記実施例では、コンデンサ素子の側面外
周部にバリア性のある無機酸化物の層を有するフィルム
を巻回し、粘着テープにて複数回巻回し、該粘着テープ
とコンデンサ素子の両電極引出部との間にエポキシ樹脂
などの熱硬化性樹脂などからなる絶縁樹脂を注入、充填
後、硬化しているが、同じ仕様のコンデンサ素子を形成
し、ポリブチレンテレフタレートなどからなる角形樹脂
ケースに収納し、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を注
入、充填、硬化し、乾式金属化フィルムコンデンサを形
成しても同等の効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の乾式金属化フィルムコンデンサ
は、コンデンサ素子の側面外周部にバリア性のある、酸
化ケイ素、または酸化ケイ素とアルミナをコーティング
した無機酸化物の層を有するフィルムを巻回するか、ま
たは通常の後巻プラスチックフィルムを巻回したコンデ
ンサ素子の側面外周部に上記無機酸化物層を有するフィ
ルムを巻回することで、コンデンサ素子の表層部のフィ
ルムから侵入する水蒸気や空気が遮断され、素子を構成
する金属化フィルムの劣化が抑えられるので、容量減少
を低減させ、より品質安定化を図ることが可能となり、
工業的、実用的にその価値は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の乾式金属化フィルムコンデンサ
の一実施例を示す図面で、(a)は縦断面図、(b)は
側面図である。
【図2】図2は図1を構成するコンデンサ素子の斜視図
である。
【図3】図3は本発明の他の一実施例による乾式金属化
フィルムコンデンサの図面で、(a)は縦断面図、
(b)は側面図である。
【図4】図4は本発明のコンデンサ素子を構成する一対
の金属化フィルムを展開図である。
【図5】図5は耐湿負荷試験結果を示す図である。
【図6】図6は高温寿命試験結果を示す図である。
【図7】図7は、耐湿負荷試験結果を示す図である。
【図8】図8は、高温寿命試験結果を示す図である。
【図9】図9は従来例による乾式金属化フィルムコンデ
ンサの縦断面図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 無機酸化物の層を有するフィルム 3 粘着テープ 4 絶縁樹脂 5 電極引出部 6 外部端子 7 後巻プラスチックフィルム 8 金属化フィルム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月5日(2001.1.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】〔実施例4〕上記実施例3と同様の仕様、
構成にてコンデンサ素子の側面外周部にバリア性のある
酸化ケイ素でコーティングしたポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを3回巻回してコンデンサ素子を形成し、
65μF×1125VDCの乾式金属化フィルムコンデン
サを10台作製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 13/00 321 H01G 4/24 301K // C08L 101:00 1/02 L (72)発明者 辻尾 周作 京都府京都市中京区御池通烏丸東入一筋目 仲保利町191番地の4 上原ビル3階 ニ チコン株式会社内 Fターム(参考) 4F006 AA12 AA35 AA38 AA40 AB74 AB76 BA03 CA08 5E082 AA06 AB04 BC19 EE07 EE11 EE23 EE37 FF05 FG06 FG35 GG04 GG27 HH22 HH43 HH47 HH51 JJ04 JJ22 JJ25 KK02 LL07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の金属化フィルムを重ねて巻回した
    コンデンサ素子に、酸化ケイ素、または酸化ケイ素とア
    ルミナをコーティングした無機酸化物層を有するフィル
    ムを巻回し、巻回端面に電極引出部を形成し、該電極引
    出部に外部端子を接続してなることを特徴とする乾式金
    属化フィルムコンデンサ。
  2. 【請求項2】 一対の金属化フィルムを重ねて巻回した
    コンデンサ素子に後巻プラスチックフィルムを巻回し、
    巻回端面に電極引出部を形成し、該電極引出部に外部端
    子を接続し、上記プラスチックフィルムの外周に、酸化
    ケイ素、または酸化ケイ素とアルミナをコーティングし
    た無機酸化物層を有するフィルムを被覆してなる乾式金
    属化フィルムコンデンサ。
  3. 【請求項3】 上記の無機酸化物層を有するフィルムが
    ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフ
    ィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリフェニレンスル
    フィドフィルム、またはナイロンフィルムであることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の乾式金属化フ
    ィルムコンデンサ。
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