JP2010140925A - コンデンサ単素子、及びコンデンサモジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンデンサ単素子2は、正極層211と負極層212とが誘電体フィルム213を介して対向するよう形成されるとともに、誘電体フィルム213を巻回してなる金属化フィルム21と、一対の巻回端部210の一方である巻回端部210aにおいて正極層211と接触する正極電極部221と他方の巻回端部210bにおいて負極層212と接触する負極電極部222とからなる一対の電極部22と、正極電源と電気的に接続される正極端子部231と負極電源と電気的に接続される負極端子部232とからなる一対の端子部23とを有する。正極外表面221a及び負極外表面222bは、少なくとも端子部23が配設されている部分以外の全面がプラスチックフィルムに耐湿性を備えさせてなる耐湿性フィルム24にて覆われている。
【選択図】図1
Description
一対の電極部922は、金属化フィルム921の巻回軸方向における両端部である巻回端部の一方において正極層921aと接触する多孔質の正極電極部922aと、他方の巻回端部において負極層921bと接触する多孔質の負極電極部922bとからなる。
さらに、コンデンサ単素子9における巻回軸方向の両端部である一対の素子端部には、例えば、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂924が配設してある。
すなわち、上記のとおり、金属化フィルム921の巻回径方向の外周表面920をガスバリア性フィルム942にて覆っているが、上記一対の素子端部には前述した熱硬化性樹脂924が設けられているだけであった。しかしながら、樹脂924は吸湿してしまうためコンデンサ単素子9内に水分が浸入することがあり、上記素子端部を十分に封止しているとは言いがたかった。
そしてそのため、コンデンサ単素子9において従来から設けられている、いわゆるヒューズ機構が働きやすくなり、コンデンサ容量が低下してしまうおそれがあった。
これによっても、コンデンサ容量が低下していた。
該金属化フィルムの巻回軸方向における両端部である一対の巻回端部の一方において上記正極層と接触する多孔質の正極電極部と、他方の上記巻回端部において上記負極層と接触する多孔質の負極電極部とからなる一対の電極部と、
上記正極電極部の表面であって上記正極層と接触する側と反対側に配される正極外表面に当接するとともに外部に配される正極電源と電気的に接続される正極端子部と、上記負極電極部の表面であって上記負極層と接触する側と反対側に配される負極外表面に当接するとともに外部に配される負極電源と電気的に接続される負極端子部とからなる一対の端子部とを有し、
上記正極外表面及び上記負極外表面は、少なくとも上記端子部と当接している部分以外の全面がプラスチックフィルムに耐湿性を備えさせてなる耐湿性フィルムにて覆われていることを特徴とするコンデンサ単素子にある(請求項1)。
これにより、コンデンサ単素子内への水分の浸入を顕著に防いで、コンデンサ容量の低下を防ぐことができる。
このように、本発明によれば耐水性に優れるコンデンサ単素子を得ることができ、コンデンサ単素子におけるコンデンサ容量の低下を防ぐことができる。
その結果、コンデンサ単素子の小型化及び軽量化を図ることができる。
さらに、成形樹脂にて耐湿性フィルムが覆われていることにより、耐湿性フィルムが傷つきにくく、耐湿性フィルムの耐久性を向上させることができる。
その結果、耐久性及び耐水性に優れるとともに、小型化及び軽量化を図ることができるコンデンサモジュールを提供することができる。
また、上記正極層及び上記負極層の金属としては、アルミニウム、亜鉛、又はこれらの合金などがある。
なお、上記耐湿性フィルムが備えるべき耐湿性としては、例えば、温度が85℃、相対湿度が85%における初期水蒸気透過度が0.6g/m2/day以下であればよい。
この場合には、耐水性に一層優れる耐湿性フィルムとすることができ、コンデンサ単素子内への水分の浸入を確実に防ぐことができる。
なお、上記無機酸化物としては、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、チタニア(TiO2)など種々のものがある。
この場合には、特に電極部が気孔率の大きい多孔質体で形成されることとなるため、かかる電極部を有するコンデンサ単素子に本発明を適用することにより、本発明の作用効果を効果的に発揮することができる。
この場合には、素子端部のみならず金属化フィルムにおける巻回径方向の外周表面までも耐湿性フィルムにて覆うことができるため、コンデンサ単素子内に一層水分を浸入しにくくさせることができる。
上記電極部と上記当接部とは、互いをはんだ付けしてなるはんだ部にて固定されており、
上記耐湿性フィルムは、その厚み方向に貫通してなる二つの開口穴を有し、
該二つの開口穴の一方には、上記リード部が挿通されており、
他方の上記開口穴は、上記はんだ部と対向するよう形成することができる(請求項5)。
すなわち、例えば、電極部に耐湿性フィルムを被せた後に電極部と当接部とをはんだ付けにより固定する場合には、はんだ部と対向する開口穴をあらかじめ耐湿性フィルムに設ける必要がない。そのため、耐湿性フィルムの歩留まりを向上させることができる(後述する実施例2における図11(a)参照)。
上記電極部と上記当接部とは、互いをはんだ付けしてなるはんだ部にて固定されており、
上記耐湿性フィルムは、その厚み方向に貫通してなるとともに上記リード部を挿通する開口穴を有し、
上記はんだ部は、上記耐湿性フィルムにて覆われるよう構成することもできる(請求項6)。
この場合には、ほとんど隙間なく、電極部を耐湿性フィルムにて覆うことができる。そのため、コンデンサ単素子内に水分が浸入することを十分に防止することができる。
この場合には、一対の電極部の外周端面をも耐湿性フィルムにて覆うことにより、水分の浸入経路を確実に遮断することができ、コンデンサ単素子内に水分が浸入することを確実に防ぐことができる。
この場合には、耐湿性フィルムが成形樹脂にて覆われているため耐湿性フィルムが傷つきにくく、耐湿性フィルムの耐久性を向上させることができる。
本発明のコンデンサ単素子、及びコンデンサモジュールに係る実施例について、図1〜図8とともに説明する。
本例のコンデンサ単素子2は、図1に示すように、以下の金属化フィルム21と、一対の電極部22と、一対の端子部23とを有する。
同様に、負極外表面222bも、負極端子部232と当接している部分以外の全面がプラスチックフィルム241に耐湿性を備えさせた耐湿性フィルム24にて覆われている。
コンデンサ単素子2は、図8に示すように、コンデンサモジュール1において複数個並列に接続されている。
そして、コンデンサモジュール1においては、コンデンサ単素子2における巻回軸方向の端部である素子端部20同士が成形樹脂25にて覆われるとともに、複数のコンデンサ単素子2が並列に固定されている。すなわち、本例のコンデンサモジュール1は、コンデンサ単素子2を、巻回軸方向に直交する平面において前後左右に並列して配置したものの素子端部20を互いに成形樹脂25にて固定したものである。
成形樹脂25は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリプロピレン(PP)などからなる。
コンデンサ単素子2の金属化フィルム21は、図1に示すように、それぞれベースとなる誘電体フィルム213に、例えばアルミニウムなどの金属層を蒸着してなる正極層211と負極層212とを巻回軸方向に互いにずらした状態で積層し、これを渦巻状に巻回して構成されている。
なお、コンデンサ単素子2は、上記とは異なり、複数枚の金属化フィルム21を複数回にわたって巻回して形成することもできる。
このメタリコン金属としては、例えば、アルミニウム、亜鉛、又はこれらの合金などを用いることができる。
さらに、一対の電極部22における金属化フィルム21の巻回径方向の外周端面223も耐湿性フィルム24bにて覆われている。
なお、以下で単に耐湿性フィルム24という場合には、耐湿性フィルム24a及び耐湿性フィルム24bの双方をいうものとする。
具体的には、無機酸化物からなる層242としては、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、チタニア(TiO2)など種々のものをプラスチックフィルム241に蒸着して形成することができ、本例においては、PETからなるプラスチックフィルム241にSiO2を蒸着してある。
そして、かかる耐湿性フィルム24が備えるべき耐湿性としては、例えば、温度が85℃、相対湿度が85%における初期水蒸気透過度が0.6g/m2/day以下であればよい。
また、端子部23には、当接部23bの略中央に形成された一対の接続部23cが形成されている。そしてかかる一対の接続部23cと電極部22とが互いにはんだ付けしてはんだ部29が形成されている。
まず、図1、図2に示すように、正極層211と負極層212とを誘電体フィルム213を介して積層する。
かかる誘電体フィルム213においては、正極層211と負極層212とが誘電体フィルム213の表面にパターン形成してある。
そして、この誘電体フィルム213を巻回して金属化フィルム21を形成する。
具体的には、図3、図4に示すように、正極外表面221aと当接部23bとを当接させた状態で、正極電極部221と接続部23cとはんだ付けしてはんだ部29を形成する。また、同様に、負極外表面222bと当接部23bとを当接させた状態で、負極電極部222と接続部23cとはんだ付けしてはんだ部29を形成する。
このとき、図5に示すように、金属化フィルム21の外周表面214を覆っている耐湿性フィルム24bの端部を耐湿性フィルム24aの側面部242にて覆う。
次いで、図7に示すように、素子端部20全体を覆うように成形樹脂25にてモールド固定する。
以上の手順により、本例のコンデンサ単素子2を作製することができる。
以上のように構成することで、上記正極バスバと電気的に接続している正極端子部231から正極電極部221を介して正極層211へと正電荷が流れて帯電する。
一方、上記負極バスバと電気的に接続している負極端子部232から負極電極部222を介して負極層212へと負電荷が流れて帯電する。
本例においては、正極外表面221a及び負極外表面222bは、少なくとも端子部23と当接している部分以外の全面が耐湿性フィルム24aにて覆われている。
これにより、コンデンサ単素子2内への水分の浸入を顕著に防いで、コンデンサ単素子2におけるコンデンサ容量の低下を防ぐことができる。
その結果、コンデンサ単素子2の小型化及び軽量化を図ることができる。
また、一対の電極部22は、金属を溶射してなるため、かかる電極部22を有するコンデンサ単素子2に本発明を適用することにより、本発明の作用効果を効果的に発揮することができる。
また、本例によれば、上記のような、耐久性及び耐水性に優れるとともに小型化及び軽量化を図ることができるコンデンサ単素子2を備えるコンデンサモジュール1を得ることができる。
本例は、図9〜図11に示すように、電極部22と接続部23cとをはんだ付けしてなるはんだ部29が、耐湿性フィルム24aに形成された二つの開口穴243のうちの一つの開口穴243bと対向する位置に配置されているコンデンサ単素子2の例である。
そして、他方の開口穴243aは、リード部23aのみを挿通している。
すなわち、第一に、図11(a)に示すとおり、あらかじめ開口部243aのみを形成した耐湿性フィルム24aにリード部23aを挿通させる(同図における矢印C参照)。次いで、接続部23cと電極部22とを、耐湿性フィルム24aを溶かしつつ両者をはんだ付けする。これにより、図10に示すように、はんだの熱によってはんだ部29の周辺の耐湿性フィルム24aが溶かされて開口穴243bが形成される。
すなわち、例えば、電極部22に耐湿性フィルム24aを被せた後に電極部22と当接部23bとをはんだ付けにより固定する場合には、はんだ部29と対向する開口穴243bをあらかじめ耐湿性フィルム24aに設ける必要がない。そのため、耐湿性フィルム24aの歩留まりを向上させることができる。
すなわち、はんだ部29と対向する開口穴243bをあらかじめ耐湿性フィルム24aに形成しておく場合には、耐湿性フィルム24aを溶かすことなく電極部22と当接部23bとをはんだ付けにて固定することができる。このように、上記構成によれば、はんだの熱にて耐湿性フィルム24aが溶けるという不具合を回避することができるため、耐湿性フィルム24aの耐久性を向上させることができる。
その他の構成及び作用効果は実施例1と同様である。
本例は、図12、図13に示すように、電極部22と端子部23とが、正極外表面221a及び負極外表面222bと接続部23cとをはんだ付けしてなるはんだ部29にて固定されており、かかるはんだ部29が耐湿性フィルム24aにて覆われているコンデンサ単素子2の例である。
つまり本例では、開口穴243には、端子部23のうちのリード部23aのみが挿通されているのである。
すなわち、耐湿性フィルム24を被せる前にあらかじめ正極外表面221a及び負極外表面222bと接続部23cとをはんだ付けしてはんだ部29を形成する。
次いで、開口穴243にリード部23aのみを挿通させつつ耐湿性フィルム24aを正極外表面221a及び負極外表面222bに被せる。
これにより、はんだ部29が耐湿性フィルム24aにて覆われてなる本例のコンデンサ単素子2が形成される。
その他の構成及び作用効果は実施例1と同様である。
2 コンデンサ単素子
21 金属化フィルム
210 巻回端部
211 正極層
212 負極層
213 誘電体フィルム
22 電極部
221 正極電極部
221a 正極外表面
222 負極電極部
222b 負極外表面
23 端子部
231 正極端子部
232 負極端子部
24 耐湿性フィルム
Claims (9)
- 正電荷を帯電させる正極層と負電荷を帯電させる負極層とが電気的絶縁性を有する誘電体フィルムを介して対向するよう形成されるとともに、該誘電体フィルムを巻回してなる金属化フィルムと、
該金属化フィルムの巻回軸方向における両端部である一対の巻回端部の一方において上記正極層と接触する多孔質の正極電極部と、他方の上記巻回端部において上記負極層と接触する多孔質の負極電極部とからなる一対の電極部と、
上記正極電極部の表面であって上記正極層と接触する側と反対側に配される正極外表面に当接するとともに外部に配される正極電源と電気的に接続される正極端子部と、上記負極電極部の表面であって上記負極層と接触する側と反対側に配される負極外表面に当接するとともに外部に配される負極電源と電気的に接続される負極端子部とからなる一対の端子部とを有し、
上記正極外表面及び上記負極外表面は、少なくとも上記端子部と当接している部分以外の全面がプラスチックフィルムに耐湿性を備えさせてなる耐湿性フィルムにて覆われていることを特徴とするコンデンサ単素子。 - 請求項1において、上記耐湿性フィルムは、上記プラスチックフィルムの表面に無機酸化物を蒸着してなることを特徴とするコンデンサ単素子。
- 請求項1又は2において、上記一対の電極部は、金属を溶射してなることを特徴とするコンデンサ単素子。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記金属化フィルムは、その巻回径方向の外周表面が上記耐湿性フィルムにて覆われていることを特徴とするコンデンサ単素子。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、上記一対の端子部は、上記正極外表面又は上記負極外表面と当接する当接部と、該当接部の端縁から上記巻回軸方向に立設してなるリード部とを有し、
上記電極部と上記当接部とは、互いをはんだ付けしてなるはんだ部にて固定されており、
上記耐湿性フィルムは、その厚み方向に貫通してなる二つの開口穴を有し、
該二つの開口穴の一方の開口穴には、上記リード部が挿通されており、
他方の上記開口穴は、上記はんだ部と対向するよう形成されていることを特徴とするコンデンサ単素子。 - 請求項1〜4のいずれか一項において、上記一対の端子部は、上記正極外表面又は上記負極外表面と当接する当接部と、該当接部の端縁から上記巻回軸方向に立設してなるリード部とを有し、
上記電極部と上記当接部とは、互いをはんだ付けしてなるはんだ部にて固定されており、
上記耐湿性フィルムは、その厚み方向に貫通してなるとともに上記リード部を挿通する開口穴を有し、
上記はんだ部は、上記耐湿性フィルムにて覆われていることを特徴とするコンデンサ単素子。 - 請求項1〜6のいずれか一項において、上記耐湿性フィルムは、上記正極外表面又は上記負極外表面を覆う主面部とその端縁から反対側の上記巻回端部に向かって立設してなる側面部とを有し、該側面部は、上記一対の電極部における上記金属化フィルムの巻回径方向の外周端面を覆っていることを特徴とするコンデンサ単素子。
- 請求項1〜7のいずれか一項において、上記コンデンサ単素子における上記巻回軸方向の端部である素子端部が成形樹脂にて覆われていることを特徴とするコンデンサ単素子。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載のコンデンサ単素子を複数個並列配置してなるとともに、上記コンデンサ単素子における上記巻回軸方向の端部である素子端部が成形樹脂にて覆われて固定されていることを特徴とするコンデンサモジュール。
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