JPH09232181A - メタライズドフィルムコンデンサ - Google Patents

メタライズドフィルムコンデンサ

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Publication number
JPH09232181A
JPH09232181A JP8061818A JP6181896A JPH09232181A JP H09232181 A JPH09232181 A JP H09232181A JP 8061818 A JP8061818 A JP 8061818A JP 6181896 A JP6181896 A JP 6181896A JP H09232181 A JPH09232181 A JP H09232181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor element
capacitor
metallized film
adhesive tape
film capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP8061818A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Yokoyama
恵一 横山
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NEC Platforms Ltd
Original Assignee
Nitsuko Corp
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Publication date
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Publication of JPH09232181A publication Critical patent/JPH09232181A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、耐湿性に優れ、安価で且つリード線引
っ張り強度の大きいメタライズドフィルムコンデンサを
提供すること。 【解決手段】 誘電体フィルム表面に金属を蒸着してな
るメタライズドフィルムを巻回又は積層して構成したコ
ンデンサ素子を具備するメタライズドフィルムコンデン
サにおいて、コンデンサ素子14に収縮チューブ15を
かぶせるか又はコンデンサ素子14に粘着テープを巻
き、該収縮チューブ15とコンデンサ素子14の間又は
該粘着テープと該コンデンサ素子14の間に低粘度エポ
キシ樹脂を含浸硬化させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
されるメタライズドフィルムコンデンサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、各種電子機器に用いられるメタラ
イズドフィルムコンデンサは樹脂フィルム等の誘電体フ
ィルムに金属を蒸着してなるメタライズドフィルムを巻
回して構成したコンデンサ素子を具備するものであり、
図4に示すように、メタライズドフィルム巻回体1の両
端にメタリコン電極2を形成し、該メタリコン電極2に
リード線3を溶着してコンデンサ素子4を形成し、該コ
ンデンサ素子4をケース5に収納し、ケース5とコンデ
ンサ素子4の間に封口樹脂8を充填して構成したものが
ある。
【0003】また、図5に示すように、コンデンサ素子
4をエポキシ樹脂にディップして樹脂外装6を施したも
の、更には図6に示すようにコンデンサ素子4のメタラ
イズドフィルム巻回体1の外周に外装用の粘着テープ7
を巻き両端に封口樹脂9を充填したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図4に示すケース
入りメタライズドフィルムコンデンサにおいて、形状寸
法が大きく且つ高価になるという問題がある。上記図5
に示す樹脂外装のメタライズドフィルムコンデンサにお
いては、全体をエポキシ樹脂でディップ外装するので、
全体的に形状寸法が大きくなるという問題もある。ま
た、上記図6に示すように外装粘着テープ7を用いるも
のは両端に封口樹脂9を充填するので、形状寸法が大き
くなるという問題がある。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、小型で耐湿性に優れ、安価で且つリード線引っ張り
強度が大きいメタライズドフィルムコンデンサを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明は、誘電体フィルム表面に金属を蒸着してなる
メタライズドフィルムを巻回又は積層して構成したコン
デンサ素子を具備するメタライズドフィルムコンデンサ
において、コンデンサ素子に収縮チューブをかぶせるか
又はコンデンサ素子に粘着テープを巻き、収縮チューブ
とコンデンサ素子の間又は該粘着テープとコンデンサ素
子の間に低粘度エポキシ樹脂を含浸硬化させたことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明のメタライズドフィ
ルムコンデンサの構成を示す図で、同図(a)はコンデ
ンサの外観図、同図(b)は断面図である。コンデンサ
素子14はメタライズドフィルム巻回体11の両端にメ
タリコン電極12を形成し、該メタリコン電極12にリ
ード線13を溶着して構成される。該コンデンサ素子1
4の外周に両端のメタリコン電極12とリード線13の
溶着部を覆うように、収縮チューブ15をかぶせて収縮
させ、更にコンデンサ素子14と収縮チューブ15の間
には低粘度(200cps程度)エポキシ樹脂を真空含
浸させ硬化させている。なお、上記収縮チューブ15に
替えて粘着テープを2〜3回程度巻きつけ、コンデンサ
素子14と粘着テープの間に低粘度エポキシ樹脂を真空
含浸させ硬化させても良い。
【0008】なお、図1の例ではメタライズドフィルム
を巻回してメタライズドフィルム巻回体11としたが、
これに限定されるものではなく、メタライズドフィルム
を積層し、その両端面にメタリコン電極を設けたもので
もよい。
【0009】上記のようにコンデンサ素子14の外周に
両端のメタリコン電極12とリード線13の溶着部を覆
うように、収縮チューブ15をかぶせるか又は粘着テー
プを巻きつけることにより、メタリコン電極12に溶接
したリード線13の引っ張り強度は補強されるが、それ
だけでは十分な強度とならないばかりか、耐湿的にも劣
るので、上記のように低粘度エポキシ樹脂を真空含浸さ
せ硬化させることにより、コンデンサ素子14のメタリ
コン電極12中及び該メタリコン電極12と収縮チュー
ブ15又は粘着テープの間にある硬化したエポキシ樹脂
により、耐湿性が大幅に向上し、且つリード線13の引
っ張り強度が大幅に向上する。
【0010】図2は耐湿負荷試験での静電容量の変化状
態を示す図である。本試験では、温度40℃、相対湿度
90〜95%の雰囲気中で、定格容量1.0μF、定格
電圧250V(直流)の試料コンデンサに、直流電圧2
50Vを印加し、時間の経過と共に静電容量の変化を測
定した。曲線Aは本発明のメタライズドフィルムコンデ
ンサを、曲線Bは樹脂外装(図5参照)のメタライズド
フィルムコンデンサを示す。同図から明らかなように、
本発明のメタライズドフィルムコンデンサは樹脂外装の
ものと同等の耐湿性を有していることがわかる。
【0011】図3はメタライズドフィルムコンデンサの
リード線の引っ張り強度(リード線を側方に引っ張った
場合、リード線がメタリコン電極から剥がれる強度)を
示す図である。図示するように、本発明のメタライズド
フィルムコンデンサのリード線引っ張り強度は樹脂外装
のものより劣るが、収縮チューブ又は粘着テープで補強
しないものより強く、JIS規格(JIS−C−511
5)に十分合格できる強度である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によれば下
記のような優れた効果が得られる。コンデンサ素子に収
縮チューブをかぶせるか又は該コンデンサ素子に粘着テ
ープを巻き、該収縮チューブとコンデンサ素子の間又は
該粘着テープとコンデンサ素子の間に低粘度エポキシ樹
脂を含浸硬化させた構成とするので、耐湿性及びリード
線の引っ張り強度に優れた小型で安価なメタライズドフ
ィルムコンデンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタライズドフィルムコンデンサの構
成を示す図である。
【図2】メタライズドフィルムコンデンサの耐湿負荷試
験での静電容量変化を示す図である。
【図3】メタライズドフィルムコンデンサのリード線引
っ張り強度例を示す図である。
【図4】従来のケース付メタライズドフィルムコンデン
サの構成を示す図である。
【図5】従来の樹脂外装メタライズドフィルムコンデン
サの構成を示す図である。
【図6】従来のテープ外装メタライズドフィルムコンデ
ンサの構成を示す図である。
【符号の説明】
11 メタライズドフィルム巻回体 12 メタリコン電極 13 リード線 14 コンデンサ素子 15 収縮チューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体フィルム表面に金属を蒸着してな
    るメタライズドフィルムを巻回又は積層して構成したコ
    ンデンサ素子を具備するメタライズドフィルムコンデン
    サにおいて、 前記コンデンサ素子に収縮チューブをかぶせるか又は該
    コンデンサ素子に粘着テープを巻き、該収縮チューブと
    コンデンサ素子の間又は該粘着テープとコンデンサ素子
    の間に低粘度エポキシ樹脂を含浸硬化させたことを特徴
    とするメタライズドフィルムコンデンサ。
JP8061818A 1996-02-23 1996-02-23 メタライズドフィルムコンデンサ Pending JPH09232181A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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