JPH04132859A - 電子制御式燃料噴射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子制御式燃料噴射装置に関するものである
。

［従来の技術］ 電子制御式燃料噴射装置の一般的構造について第５図を
用いて説明する０図において、（１）は内燃機関、（２
）は内燃機関（１）に燃料を供給する電磁駆動式のイン
ジェクタ（燃料噴射弁）、（３）は機関に吸入される空
気量を検出するエアフローセンサ、（５）は吸気管（６
）の一部に設けられ内燃機関への吸入空気量を調節する
吸気絞り弁、（７）は機関の温度を検出する水温センサ
（８）はエアフローセンサ（３）から得られる空気量信
号から機関へ供給すべき燃料量を演算し、インジェクタ
（２）に要求燃料量に対応したパルス幅を印加する制御
装置である。又、（９）は機関の所定回転角ごとにパル
ス信号を発生する点火装置、（１１）は燃料タンク、（
１２）は燃料を加圧するための燃料ポンプ、（１３）は
インジェクタ（２）へ供給する燃料の圧力を一定に保つ
ための燃圧レギュレータ、（１４）は排気管、（１５）
は排気ガスを通過させ）ＩＣ，ＣＯ，ＮＯｘの酸化や還
元反応を促進させ排気ガスを浄化するための触媒である
。又、（８０）〜（８４）は制御装置（８）の構成要素
であり、（８０）は入力インタフェース回路、（８１）
はマイクロプロセッサで、マイクロプロセッサ（８１）
は各種入力信号を処理し、ＲＯＭ（８２）に予め記憶さ
れたプログラムに従って内燃機関（１）の吸気管（６）
へ供給すべき燃料量を演算し、インジェクタ（２）の駆
動信号を制御する。（８３）はマイクロプロセッサ（８
１）が演算実行中にデーターを一時記憶するためのＲＡ
Ｍ、（８４）はインジェクタ（２）を駆動する出力イン
ターフェース回路である。

次に、上記構成の従来装置の動作を説明する。

エアフローセンサ（３）によって検出された機関への吸
入空気量（Ｑ）信号を基にして制御装置（８）により機
関（１）へ供給すべき燃料量を演算するとともに、点火
装置（９）から得られる回転パルス周波数より機関の回
転数（Ｎ）を求め、機関（１）の１回転当りの燃料量を
算出し、点火パルスに同期してインジェクタ（２）に所
要パルス幅（Ｗ）を印加する。なお、機関の要求空燃比
は機関の温度が低いときはリッチ側に設定する必要があ
り、水温センサ（７）から得られる温度信号に従ってイ
ンジェクタ（２）に印加するパルス幅を増大補正する。

又、機関の加速を絞り弁（５）の開度の変化により検出
し、空燃比をリッチ補正するようにオしである。

更に始動時にはエアフローセンサ（３）の信号が正確で
ないため、エアフローセンサ（３）の信号とは無関係に
水温センサ（７）からの温度信号に応じてパルス幅を決
定するようにしている。

ところで従来は第３図に示す如く、基本的な燃料噴射パ
ルス幅（Ｗ）を決めるーの初期値はＯに設定していた。

その理由は回転数Ｎ＝Ｏのとき対応する吸入空気量（Ｑ
）は０であるのが当然であるとしているからである。

また、第４図を参照して、加速時の一瞬エンジン吸入空
気量（燃焼室へ吸入される実質空気量；第４図（ａ）の
破線参照）に対し、実線で示すエアフロメータ計測空気
量（Ｑ）が多くなり空燃比がリッチとなる（第４図（ｂ
）の下向きピーク参照）。又、減速時の一瞬エンジン吸
入空気量（第４図（ａ）の−点鎖線参照）に対し、エア
フロメータ計測空気量（Ｑ）が少なくなり空燃比がり−
ンとなる（第４図（ｂ）の上向きピーク参照）。

このような加速時のオーバーリッチもしくは減速時のオ
ーバーリーン対策として、燃料噴射パルス幅（Ｗ）にな
まし処理を施している。なまし処理とは例えば第４図（
ａ）において実線で示されるような急激な変動に対して
破線で示されるようになだらかな変化値に変換すること
を言う。変換式は一般式としてＹ＝ａＸＹ（ｎ−Ｂ　＋
　（１−ａ）ｘＸｎ　（なおａ　＜　ｌ　、　Ｘ　ｎは
実際の変動値、Ｙ（。−１）は実際の変動値Ｘ。をサン
プリングした時点より前のＸ（。−１，のサンプリング
時におけるなまじ値）である。

従来装置では上記のように、キースイッチＯＮ時をＯと
してさらになまし処理を施して燃料噴射パルス幅を決定
していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来においては、吸入空気量（Ｑ）及び基本的値は０と
しているが、キー０８時あるいはエンスト時は吸入空気
量（Ｑ）は０であるが実際には吸気管内圧力は大気圧相
当であり機関シリンダ内の空気量は決してＯではない。

従ってエンジン始動直後、吸入空気量（Ｑ）と回転数Ｎ
で決まる燃料噴射パルス幅（Ｗ）に切り料噴射パルス幅
（Ｗ）になまし処理が施され徐々にしか増加しないため
、燃料噴射パルス幅Ｗの値は実施にエンジンが要求する
値よりもかなり小さな値となっており、燃料噴射量が少
なく空燃比がリーンとなり（端的に言えばキー０８時あ
るいはエンスト時に機関シリンダ内にあった空気量が燃
料を希釈するからである）、始動直後エンスト等の不具
合があった。

この発明は、上記のような不具合を解消するためになさ
れたもので始動直後のエンスト等を防止できる電子制御
式燃料噴射装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る電子制御式燃料噴射装置は、基本釣な燃
料噴射パルス幅（Ｗ）を決める−の初期設定値を所定値
にしたものである。

［作用〕 この発明における制御手段は、始動及び、始動直後にお
ける燃料噴射量が適切な値となるように燃料噴射を行い
内燃機関の運転性を向上する。

［実施例〕 以下、この発明の実施例を第１図および第２図を参照し
て説明する。第１図は本発明のフローチャートであり、
第２図はこの実施例による空燃比一＝１のとき基本的な
燃料噴射パルス幅（Ｗ）空気量に対応する値になるよう
定数Ｋを設定する第１図において、ステップＳＯにおい
てＫＥＹスインチをＯＮすると、ステップＳ１において
、−が１に初期化され、その後ステップＳ２において、
ＱとＮの情報が読み込まれ、Ｓ３において、エンスト状
態かどうかを判定し、エンストでなければステップＳ６
において−を演算し、又、エンストにステップＳ５にお
いて基本的な燃料噴射パルス幅（Ｗ）を決定するもので
ある。

従来では、基本的な燃料噴射パルス幅（Ｗ）は、値Ｏか
ら増加し、かつ、なまし処理がされているため遅れも生
じ第２図（ｃ）の破線のようにエンジンが要求する燃料
噴射量に達することができず、第２図（ａ）で示すクラ
ンキング間の空燃比は実質的にリーン側（第２図（ｂ）
の破線参照）となっておりエンスト等の不具合が起こる
。

しかし、第２図（ｃ）の実線のように燃料噴射パルス幅
が、充填効率１．０に見合う値から減少すると第２図（
ｂ）の実線で示すように実質的にリッチ側からエンジン
が要求する空燃比に達することができクランキング直後
のエンジン回転数も安定する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば始動及び始動直後の内
燃機関の運転性の向上と安定性が得られるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子制御式燃料噴射装置の一実施例の
フローチャート、第２図はクランキング時の空燃比およ
び燃料噴射パルス幅を示すグラフ、第３図は従来の電子
制御式燃料噴射装置のフローチャート、第４図は加速時
、減速時の空燃比および吸入空気量を示すグラフ、第５
図は一般的な電子制御式燃料噴射装置のシステム構成図
であるなお、各図中同一符号は同一または相当部分を示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）内燃機関の電磁噴射弁に印加される燃料噴射パル
   ス信号の時間幅により内燃機関の運転状態に応じた燃料
   量を規定する手段を備え、エンジン回転数Ｎ、吸入空気
   量Ｑ、および定数ＫからＷ＝Ｋ×Ｑ／Ｎで決まる基本的
   な燃料噴射パルス幅ＷのＱ／Ｎの演算値をＫＥＹスイッ
   チＯＮ時、又は機関停止時は、所定値に初期設定するこ
   とを特徴とする電子制御式燃料噴射装置。