JPH04131155U - 回転電機の固定子 - Google Patents

回転電機の固定子

Info

Publication number
JPH04131155U
JPH04131155U JP3671491U JP3671491U JPH04131155U JP H04131155 U JPH04131155 U JP H04131155U JP 3671491 U JP3671491 U JP 3671491U JP 3671491 U JP3671491 U JP 3671491U JP H04131155 U JPH04131155 U JP H04131155U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
stator core
electric machine
rotating electric
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3671491U
Other languages
English (en)
Inventor
秀一 金子
稔 森谷
Original Assignee
株式会社東芝
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP3671491U priority Critical patent/JPH04131155U/ja
Publication of JPH04131155U publication Critical patent/JPH04131155U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】固定子鉄心の内周側の締め付け不足を解消す
る。 【構成】第1の考案;外側間隔片3を外側にく字状に折
曲し、外周内面側に突起部8Aを設ける。第2の考案;
外側間隔片23の外側面の押え板14の内周側に、外周に斜
面13aを形成した押し付け板13を設け、押え板14には斜
面13aを回転電機の軸心方向に押圧する調整ねじを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、とくに固定子鉄心の締付構造を改善した回転電機の固定子に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転電機の固定子の縦半断面図の一例を図7に示す。
【0003】 図7において、固定子鉄心1は、環状に打ち抜かれた電磁鉄板が積み重ねられ 、中間には複数本の短冊状の内側間隔片2が放射状に配置され、両端には外側間 隔片23が放射状に配置され、この外側間隔片23の更に外側には、板厚が厚く、内 外径とも固定子鉄心1より大きい環状の押え板4が重ねられている。この固定子 鉄心1は、押え板4の両側からプレスで加圧された状態で高張力のスタッド5が 挿入され、ナット5aにより所定のトルクで締め付けられる。 この後、固定子鉄心1の内周の図示しないスロットには、固定子巻線6が挿着 され、この固定子巻線6は、スロットに挿入された図示しない楔で固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このように構成された回転電機の固定子においては、押さえ板4は 、固定子巻線6を避けるために、固定子鉄心1の内径に比べて大きくなっている ので、スタッド5による締付で外周側は締まるが、内周側は十分締まらないとき がある。
【0005】 そのため、押え板4は、外側間隔片23と接する側面の内周側が突き出るように あらかじめ旋盤加工されている。それでも、大形の回転電機では、まだ完全に締 め付け不足が解消されない。すると、回転時に、巻線5への通電による電磁力で 、固定子鉄心1の内周側が振動して、騒音が増え、決められた規格値を満足する ことができないだけでなく、長期に亘る運転による電磁鉄板の疲労で破損するお それもある。
【0006】 したがって、外側間隔片23の外周側と内周側の厚みを変えて、固定子鉄心1の 内周側の締まりをあげる方法も考えられるが、この厚みを変える加工は、傾斜し て固定するための段取りに手間がかかる。また、更に、外側間隔片23の幅と厚さ を増やして剛性を上げ、固定子鉄心1の内周側を締め付ける方法も考えられるが 、すると、固定子の軸方向の長さが長くなって、回転電機の外形が増える。
【0007】 そこで、本考案の目的は、外形を増やすことなく、固定子鉄心の内周側を強固 に締め付けることができ、騒音の増加と電磁鉄板の破損を防ぐことのできる回転 電機の固定子を得ることである。 [考案の構成]
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】
第1の考案は、固定子鉄心の両側に放射状に配置された外側間隔片の外側面に 押え板が重ねられ、この押え板と外側間隔片を介して固定子鉄心が締め付られた 回転電機の固定子において、外側間隔片をく字状とし、この外側間隔片の固定子 鉄心側面外周側との対向部に突起部を設けることで、固定子鉄心の内周側の締め 付け不良を解消し、騒音を減らし、電磁鉄板の破損を防いだ回転電機の固定子で ある。
【0009】 又、第2の考案は、固定子鉄心の両側に放射状に配置された外側間隔片の外側 面に押え板が重ねられ、この押え板と外側間隔片を介して固定子鉄心が締め付け られた回転電機の固定子において、外側間隔片の外側面の前記押え板の内周側に 、外周に斜面を形成した押し付け板を設け、押え板に、押し付け板の斜面を回転 電機の軸心方向に押圧する調整ねじを設けることで、調整ねじの押し付け板の外 周斜面への押圧による楔効果で、押し付け板を介して固定子鉄心の内周側を締め つけ、固定子鉄心の内周側の締め付け不足を解消し、騒音を減らし、電磁鉄板の 破損を防いだ回転電機の固定子である。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の回転電機の固定子の一実施例を図面を参照して説明する。但し 、図7と重複する部分には、同符号を付して説明を省く。図1は、本考案の回転 電機の固定子を示す半断面図、図2は図1の右側面図である。
【0011】 図1及び図2において、定子鉄心1の両端には、ヘ字状に折り曲げられた短冊 形の外側間隔片3が凸側を外側にして放射状に配置され、この外側間隔3の更に 外側には、従来と同様に環状の押え板4が重ねられている。
【0012】 ここで、外側間隔片3は、従来の図7で示す外側間隔片23よりも板厚の薄いば ね材料で製作され、中央よりもわずかに固定子鉄心1の内周寄りで折り曲げられ 、外周端の固定子鉄心1と対向する側には、かまぼこ状の突起部8Aを形成する 半円柱棒が溶接されている。
【0013】 このように構成された回転電機の固定子においては、スタッド5で締め付ける ときには、従来最も締まらなかった固定子鉄心1の内周端が、外側間隔片3の内 周端で締め付けられるので、電磁鉄板の内周端の振動を防ぐことができる。しか も、スタッド5の締め付けで、外側間隔片3を撓ませることで、この外側間隔片 3と固定子鉄心1との接触部や電磁鉄板相互の接触部が長期に亘る運転によるな じみで微小に凹んでも、スタッド5の締付力の大幅な低下を防ぐことができるの で、電磁鉄板の内周の振動やナット5aのゆるみを防ぐことができる。また、外 側間隔片3の板厚を薄くすることで、固定子の軸方向の長さの増加を防ぐことも できる。
【0014】 次に、図3は、本考案の回転電機の固定子の他の実施例を示し、半円柱棒の突 起部8Bが固定子鉄心1の端部外周に設けられたときを示す。この場合にも、図 1,図2の実施例と同様に、固定子鉄心の内周側を強固に締め付けることができ る。
【0015】 図4は、本考案の回転電機固定子の異なる他の実施例を示し、図4(a)は、 外側間隔片3の外周端内面に設けられた突起部8Cが三角柱のときを示す。また 、図4(b)は、本考案の回転電機の固定子鉄心の更に異なる他の実施例を示す 。図4(b)においては、外側間隔片3の外周端内面に台形状の突起部8Dが設 けられている。
【0016】 また、図5は、第2の考案の回転電機の固定子の部分半断面図、図6は、図5 の平面図を示す。図5及び図6において、外側間隔片23の外側には、断面略J字 形、図示しない側面図では内外径が従来の図7で示す押え板4とほぼ同径の押え 板14が重ねられ、この押え板14の内側と固定子巻線6との間には、断面略台形、 図示しない右側面図では環状の押し付け板13が重ねられている。
【0017】 このうち、押え板14の外周面には、複数のめねじ穴14bが等間隔に設けられ、 このめねじ穴14bには、先端が円椎形の調整ねじ15が螺合され、円椎形の先端は 押し付け板13の外周の斜面に、今、当接している。
【0018】 このように構成された回転電機の固定子においては、スタッド5とナット5a で従来と同様に押え板14、外側間隔片23を介して固定子鉄心1は締め付けられる が、調整ねじ15の先端で押し付け板13の外周の斜面が押圧されることで、押し付 け板13は調整ねじ15の先端の円椎形の斜面の押圧による楔効果で、固定子鉄心1 の積層方向に押圧され、固定子鉄心1の内周部分は締め付けられる。
【0019】 従来のスタッド5による締付けだけでは、固定子鉄心1の内周部分が部分的に 締まらない場合があったが、本考案の回転電機の固定子では、調整ねじ15を締め 付けることで、部分的に締め付けることができるので、例えば、電磁鉄板の板厚 の部分的ばらつきによる部分的締付け不足を容易に解消することができる。 この結果、電磁鉄板の振動による騒音の発生を防ぐことができ、電磁鉄板の疲 労による破損のおそれを解消することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上、第1の考案によれば、固定子鉄心の両側に放射状に配置された外側間隔 片の外側面に押え板が重ねられ、この押え板と外側間隔片を介して固定子鉄心が 締め付けられた回転電機の固定子において、外側間隔片をく字状とし、この外側 間隔片の固定子鉄心側面外周側との対向部に突起部を設けることで、固定子鉄心 の内周側の締め付け不足を解消したので、騒音を減らし電磁鉄板の破損を防ぐこ とのできる回転電機の固定子を得ることができる。
【0021】 また、第2の考案によれば、固定子鉄心の両側に放射状に配置された外側間隔 片の外側面に押え板が重ねられ、この押え板と外側間隔片を介して固定子鉄心が 締め付られた回転電機の固定子において、外側間隔片の外側面の押え板の内周側 に、外周に斜面を形成した押し付け板を設け、押え板に、押し付け板の外周の斜 面を回転電機の軸心方向に押圧する調整ねじを設けることで、調整ねじの押し付 け板の外周斜面への押圧による楔効果で、押し付け板を介して固定子鉄心の内周 側を締め付けたので、固定子鉄心の内周側の締め付け不足を解消し、騒音を減ら し、電磁鉄板の破損を防ぐことのできる回転電機の固定子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案の回転電機の固定子の一実施例を示
す半断面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】第1の考案の回転電機の固定子の他の実施例を
示す部分縦断面図。
【図4】(a)は、第1の考案の回転電機の固定子の異
なる他の実施例を示す部分縦断面図、(b)は、第1の
考案の回転電機の更に異なる他の実施例を示す部分縦断
面図。
【図5】第2の考案の回転電機の固定子の一実施例を示
す部分縦断面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】従来の回転電機の固定子の一例を示す半断面
図。
【符号の説明】
1…固定子鉄心、2…内側間隔片、3,23…外側間隔
片、4,14…押え板、5…スタッド、6…固定子巻線、
8…突起部、15…整調ねじ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心の両側に放射状に配置された
    外側間隔片の外側面に押え板が重ねられ、この押え板と
    前記外側間隔片を介して前記固定子鉄心が締め付けられ
    た回転電機の固定子において、前記外側間隔片をく字状
    とし、この外側間隔片の前記固定子鉄心側面外周側との
    対向部に突起部を設けたことを特徴とする回転電機の固
    定子。
  2. 【請求項2】 固定子鉄心の両側に放射状に配置された
    外側間隔片の外側面に押え板が重ねられ、この押え板と
    前記外側間隔片を介して前記固定子鉄心が締め付けられ
    た回転電機の固定子において、前記外側間隔片の外側面
    の前記押え板の内周側に、外周に斜面を形成した押し付
    け板を設け、前記押え板に、前記押し付け板の前記斜面
    を前記回転電機の軸心方向に押圧する調整ねじを設けた
    ことを特徴とする回転電機の固定子。
JP3671491U 1991-05-23 1991-05-23 回転電機の固定子 Pending JPH04131155U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3671491U JPH04131155U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 回転電機の固定子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3671491U JPH04131155U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 回転電機の固定子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04131155U true JPH04131155U (ja) 1992-12-02

Family

ID=31918623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3671491U Pending JPH04131155U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 回転電機の固定子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04131155U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013066341A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 回転電機
JP2014533092A (ja) * 2011-11-09 2014-12-08 シーメンス エナジー インコーポレイテッド ステータコア用のクランプ構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013066341A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 回転電機
JP2014533092A (ja) * 2011-11-09 2014-12-08 シーメンス エナジー インコーポレイテッド ステータコア用のクランプ構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006296010A (ja) 密閉型圧縮機
JPH04131155U (ja) 回転電機の固定子
JP3306649B2 (ja) ステータコア
JP6758359B2 (ja) 回転電機
JP2004032958A (ja) 電動機の回転子構造
JP2519317Y2 (ja) 回転電機
WO2020148939A1 (ja) 回転電機のロータ
JPS6211189Y2 (ja)
JPS6134866Y2 (ja)
JPS6211173Y2 (ja)
JPS6111519Y2 (ja)
JPS6211190Y2 (ja)
JP2838845B2 (ja) コイルの層間絶縁紙挿入装置
JPS6034671Y2 (ja) 穀類乾燥機等におけるロ−タリ−バルブ
JPH03261341A (ja) 回転電機の回転子
JPH0756615Y2 (ja) 回転電機の回転子装置
JPS6241548Y2 (ja)
JPS5840754Y2 (ja) カイテンデンキ
JP2575482Y2 (ja) 回転電機の回転子
JPS5836213Y2 (ja) 小型モ−タ
JPH0739908Y2 (ja) ボビン固定装置
JPH0336215Y2 (ja)
JPS61439U (ja) 回転電機の固定子鉄心支持装置
JPS596121Y2 (ja) 回転電機における励磁巻線の固定装置
JPH0537981Y2 (ja)