JPH0336215Y2 - - Google Patents

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JPH0336215Y2
JPH0336215Y2 JP1984039475U JP3947584U JPH0336215Y2 JP H0336215 Y2 JPH0336215 Y2 JP H0336215Y2 JP 1984039475 U JP1984039475 U JP 1984039475U JP 3947584 U JP3947584 U JP 3947584U JP H0336215 Y2 JPH0336215 Y2 JP H0336215Y2
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ring
rotating shaft
shrink
rings
shrink ring
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JP1984039475U
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JPS60151277U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は高速直流機のシユリンクリング整流子
に関し、とくにシユリンクリングと回転軸の結合
力を容易にかつ確実に確保できるようにしたシユ
リンクリング整流子に関する。
従来技術 高速直流機において、整流子(コンミテータ)
の周速が一定以上に達したとき、遠心力に耐える
ため該整流子上を片間マイカで絶縁し、Ni−Cr
鋼などの特殊鋼でできた環を焼ばめする。これを
シユリンクリングと称する。しかして、従来の整
流子には次の問題があつた。
これを第1図を参照して説明すると、1は高速
直流機の回転軸、2は回転子鉄心、3は回転子コ
イル、9は回転子コイル3を押えるレジンバン
ド、10は絶縁物、11は締金である。また、4
は整流子で次のように構成されている。すなわ
ち、5は整流子片で、各整流子片5の間は片間マ
イカで絶縁され、これら整流子片5と片間マイカ
とで輪状に形成し、その外周両端部はリング下絶
縁物7を介してシユリンクリング8,8′で焼き
ばめによりきつく押えられていて、整流子片5間
に高い圧力を発生保持している。また、シユリン
クリング8,8′は固定軸嵌合用フランジ部を有
し、焼きはめによりこのフランジ部により固定軸
1に固着されるようになつている。13は整流子
片5から立上つており、回転子コイル3と接続す
るライザーである。
しかるに、上記従来構造によると、シユリンク
リング8,8′を回転軸1に焼ばめしているが次
の欠点があつた。焼ばめをするためにシユリン
クリング8,8′を加熱しなければならない。
修理等でシユリンクリング8,8′を外さなけれ
ばならないときは、全体を加熱し、専用の工具を
使つて外すので大変時間がかかる。
考案の目的 本考案は上記の欠点を改良し、回転軸に対する
シユリンクリングの固着及び取り外しが容易、確
実に行なえるシユリンクリング整流子を提供する
ことを目的とする。
考案の概要 上記目的を達成するため、本考案は片間マイカ
で絶縁された整流子片を輪状に構成して回転子軸
に嵌合し、その外周両端をリング下絶縁物を介し
て回転軸嵌合用フランジ部を有するシユリンクリ
ングで押え、シユリンクリングの回転軸嵌合用フ
ランジ部を回転軸に固着してなるシユリンクリン
グ整流子において、外周に複数のストレインゲー
ジを貼着してなるシユリンクリングの回転軸嵌合
用フランジ部と回転軸との間に内外2つのシユパ
ンクリングを相互間に所定間隔において介在さ
せ、この2つのシユパンリングのそれぞれの対向
面に中央側が出張つた断面山形のテーパ部を形成
し、該2つのシユパンリングの間隔には、前記テ
ーパ部に摺接する先細状の2つのスペーサを所定
の間〓をおいて対向配置し、該スペーサに設けた
ねじ孔に正逆ねじを有する締付ボルトを螺合し、
該締付ボルトの締付により2つのスペーサを近接
して内外のシユパンリングをそれぞれ外側と内側
に押し付け、以て前記ストレインゲージによりシ
ユリンクリングの膨みを測定しながらシユリンク
リングと回転軸の間を固着するようにしたことを
特徴とする。
実施例 以下本考案の実施例を第2図以下を参照して説
明する。なお、第1図と同一部分には同一符号を
付して説明する。
しかして、14,14′は所定の間隔をおいて
設ける内外2つのシユパンリングで、それぞれシ
ユリンクリング8,8′の内周面と、回転軸1の
外周面との間に配設している。内外のシユパンリ
ング14と14′の対向面には、中央部が出張つ
た断面山形のテーパ部を形成し、さらに、この2
つのシユパンリング14と14′の間隙には、前
記テーパ部に摺接する先細状の2つのスペーサ1
5と15′を所定の間隙をおいて対向配置してあ
る。
また、スペーサ15と15′にはそれぞれねじ
孔17,17が設けてあり、これにねじ部の長さ
の中心を境にして右ねじと左ねじを有する締付ボ
ルト16を螺合してある。組立てる際には、第2
図のように、回転軸1に整流子4、シユリンクリ
ング8,8′、シユパンリング14,14′、締付
ボルト16が螺合されているスペーサ15,1
5′を組込み、その後に回転子鉄心2を焼ばめす
る。つぎに、締付ボルト16を回わすとスペーサ
15と15′が第3図矢印のように互に近接移動
し、それに伴なつて、内側のシユパンリング14
は内側に押されて回転軸1の外周を締め、外側の
シユパンリング14′は外側に押されてシユリン
クリング8の内側を締付けるので、それにより、
シユリンクリング8,8′と回転軸1とは一体的
に固着される。
シユリンクリング8,8′は回転軸1の周面に
対して夫々均等に締付けなければ回転軸1に強固
に固着することはできない。締付ボルト16を締
付けると締付けの程度に応じてシユリンクリング
8,8′が変形し外方に膨む。したがつて、この
膨みが均等となるように、締付ボルト16で強く
締付ければ、シユリンクリング8,8′を回転軸
1に強固に固着することができる。シユリンクリ
ング8,8′の膨みの測定はマイクロゲージを使
用すれば可能であるが、1/1000mm代の微小変化を
測定することは困難であり、膨みを測定しながら
締付けを行うことはできない。
そこで、本考案の実施例では第4図に示すよう
にストレンゲージ18をシユリンクリング8,
8′の外周に必要枚数装着し、シユリンクリング
8,8′の膨みによる伸びをストレインゲージ1
8により検出し膨みを連続的に測定し得るように
した。このため、シユリンクリング8,8′の膨
みを連続的に測定しながらシユパンリング14,
14′の締付ボルト16を回すことができるので、
シユリンクリング8,8′を回転軸1の周面に均
等な締結力で取り付けることができる。なお、整
流子片5の構造如何により、シユリンクリング8
の外周に別のリング部分が位置するようなとき
は、該シユリンクリング8の外周面に凹部19を
形成してそこにストレンゲージ18を埋込み、リ
ード線20は、シユリンクリング8の表面に溝2
1を設けるか、または凹部19からリング端部に
通じる孔を貫通して、これら溝21や孔を介して
外部に引出しストレンメータに接続するとよい。
また、ストレンゲージは例えばブリツジ回路等か
らなる公知の歪みセンサーを使用するものであ
る。ストレインゲージの端子は使用後シユリンク
リング又はこの外周に設けた別のリング等に適宜
固定しておく。
考案の効果 以上の通りであり、本考案に係るシユリンクリ
ング整流子においては、該シユリンクリングと回
転軸との結合は、これらの間隙に配置する内外2
つのシユパンリングを、スペーサを介して締付ボ
ルトの締付により内外方向に押し付けて行なうも
のであり、したがつて、従来のように面倒な焼ば
めの必要がなく、シユリンクリングに貼着したス
トレインゲージの歪を測定しながらの締付ボルト
の締めにより、容易にかつ最適なシユリンクリン
グと回転軸との結合力を得られるとともに、シユ
リンクリングの取外しも締付ボルトを緩めるだけ
で容易確実に行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシユリンクリング整流子を有す
る回転子の断面図、第2図は本考案に係るシユリ
ンクリング整流子を有する回転子の断面図、第3
図は第2図A部の拡大図、第4図はストレンゲー
ジを装着したシユリンクリングの斜視図である。 1……回転軸、4……整流子、5……整流子
片、7……リング下絶縁物、8,8′……シユリ
ンクリング、14,14′……シユパンリング、
16……締結ボルト、17……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片間マイカで絶縁された整流子片を輪状に構成
    して回転子軸に嵌合し、その外周両端をリング下
    絶縁物を介して回転軸嵌合用フランジ部を有する
    シユリンクリングで押え、シユリンクリングの回
    転軸嵌合用フランジ部を回転軸に固着してなるシ
    ユリンクリング整流子において、外周に複数のス
    トレインゲージを貼着してなるシユリンクリング
    の回転軸嵌合用フランジ部と回転軸との間に内外
    2つのシユパンクリングを相互間に所定間隔にお
    いて介在させ、この2つのシユパンクリングのそ
    れぞれの対向面に中央側が出張つた断面山形のテ
    ーパ部を形成し、該2つのシユパンクリングの間
    隔には、前記テーパ部に摺接する先細状の2つの
    スペーサを所定の間〓をおいて対向配置し、該ス
    ペーサに設けたねじ孔に正逆ねじを有する締付ボ
    ルトを螺合し、該締付ボルトの締付により2つの
    スペーサを近接して内外のシユパンリングをそれ
    ぞれ外側と内側に押し付け、以て前記ストレイン
    ゲージによりシユリンクリングの膨みを測定しな
    がらシユリンクリングと回転軸の間を固着するよ
    うにしたことを特徴とするシユリンクリング整流
    子。
JP3947584U 1984-03-19 1984-03-19 シユリンクリング整流子 Granted JPS60151277U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3947584U JPS60151277U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 シユリンクリング整流子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3947584U JPS60151277U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 シユリンクリング整流子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60151277U JPS60151277U (ja) 1985-10-08
JPH0336215Y2 true JPH0336215Y2 (ja) 1991-07-31

Family

ID=30547452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3947584U Granted JPS60151277U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 シユリンクリング整流子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60151277U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015015A (ja) * 1973-06-15 1975-02-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015015A (ja) * 1973-06-15 1975-02-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60151277U (ja) 1985-10-08

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