JPH0431819Y2 - - Google Patents

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JPH0431819Y2
JPH0431819Y2 JP1984023969U JP2396984U JPH0431819Y2 JP H0431819 Y2 JPH0431819 Y2 JP H0431819Y2 JP 1984023969 U JP1984023969 U JP 1984023969U JP 2396984 U JP2396984 U JP 2396984U JP H0431819 Y2 JPH0431819 Y2 JP H0431819Y2
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ring
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rings
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は直流機の回転子に関するもので、特
に、コンミテータの取付構造の改良に係るもので
ある。
[従来の技術] 従来、高速直流機で整流子が軸方向に長い場合
には、V形整流子では強度的に困難となるので、
整流子の外周面に絶縁物を介して特殊綱のシユリ
ンクリング(焼ばめ環)を焼ばめて強度をもたせ
たシユリンクリング形の整流子が用いられてい
る。第1図及び第2図は、従来のこのシユリンク
リング形の整流子を示している。
即ち、第1図に示すように、回転子軸1に嵌着
すべき整流子2(以下、コンミテータと称す)を
その両端部にVリング3,3を介在させて嵌着す
る一方、コンミテータ2の外周面の両端部と中央
部に絶縁物を介してシユリンクリング4を焼ばめ
してコンミテータを固定して成る構造が取られ、
また、第2図に示すように、回転子軸1に嵌着さ
れるコンミテータ2が、その両端部にシユリンク
リング6,6を焼ばめしてなる構造がとられてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、このような従来の取付構造では、コン
ミテータ2がシユリンクリング4,6により回転
子軸1に焼ばめで固着されてしまうものであるか
ら、コンミテータ2の交換ができない。コンミテ
ータ2はその外周面に通電用ブラシが接触し、回
転時には摺動摩擦が生じて摩滅し、製品寿命が短
いので交換する必要性が高いものである。更に、
コンミテータ2は絶縁物である片間マイカの劣化
により、ハイバーやローバーなどの品質が経年劣
化するので、どうしても交換しなければならな
い。したがつて、従来ではコンミテータ2のみを
交換することができないので、回転子全体を交換
しなければならなかつた。
そこで、本考案はコンミテータを交換可能とし
た回転子を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案にかかる直流機の回転子は、コンミテー
タを嵌入する大口径部と回転子軸を嵌入する小口
径部を有する一対のシユリンクリングを備え、円
筒状のコンミテータの両端側外周面に夫々前記シ
ユリンクリングの大口径部を絶縁物を介して嵌着
し、且つそのシユリンクリングの小口径部は回転
子軸にシユパンリングを介して嵌着するととも
に、該シユパンリングは、外周部に中央部か軸方
向の両端側へ下向きに傾斜した環状傾斜面を有す
る内輪と、該内輪に対向し内周部に中央部から軸
方向の両端側へ上向きに傾斜した環状傾斜面を有
する外輪と、これら内輪と外輪との間で両環状傾
斜面の中央部の両側に所定の間隔をもつて対設さ
れ、内輪と外輪の両環状傾斜面と接する外周面と
内周面を有する一対のテーパーリングと、これら
両テーパーリング間に設けられ両テーパーリング
を締め付け、又は締め付けを解くことによつて外
輪を半径方向に移動させるインブスボルトとで構
成し、このシユパンリングの内輪を前記回転子軸
に、外輪を前記シユリンクリングの小口径部に嵌
着したことを特徴とする。
[作用] シユパンリングの緊締を解除すると、テーパー
リングが互いに離反する軸方向へ移動するから、
内輪及び環状傾斜面を介して外輪が回転子軸の半
径方向内方へ移動でき、したがつて、外輪とシユ
リンクリングとの間に隙間が生じるから、シユリ
ンクリングと一体のコンミテータを回転子軸から
抜き採ることができるようになる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を第3図から第5図に
基づき説明する。
第3図は第1図及び第2図と対応する縦断面
図、第4図はシユパンリングの縦断面図、第5図
は第4図の側面図である。図において第1図及び
第2図と同一部分には同一符号を用いてその重複
する説明を省略する。
本考案におけるコンミテータ2は、図示を省略
してあるが、一般の整流子と同様に断面くさび状
の整流子片と、片間マイカとを交互に円筒状に組
み立て、その外周を滑らかに仕上げて成る。6は
円筒状のコンミテータ2の両端部に設けられたシ
ユリンクリング(焼ばめ環)で、コンミテータ2
を嵌合する大口径部と、後述するシユパンリング
8を嵌合する小口径部を有して成り、大口径部は
絶縁物5を介してコンミテータ2に焼ばめされ
る。4はコンミテータ2の外周面の中央部に設け
られたシユリンクリングで、同様に絶縁物を介し
てコンミテータ2の外周に焼ばめされている。こ
のシユリンクリング4は、コンミテータ2の軸方
向の長さが長いときに設けられ、機械的強度を補
うためのもので、短い場合は省略される。このよ
うにコンミテータ2はシユリンクリング4および
6の焼ばめによつて樽状に強固に締付固定され
る。そしてこれら全体はシユリンクリング6の小
口径部によつてシユパンリング8を介して回転子
軸1に装着固定される。
シユパンリング8は、第4図に示すように、内
周面に中央部から両端方向へ上向き(大径方向)
に傾斜した環状傾斜面9,9を有する外輪10
と、外周部に中央部から両端方向へ下向き(小径
方向)に傾斜した環状傾斜面11,11を有する
内輪12との間に、中央部の両端に所定の間隔を
もつて対設され、環状傾斜面9,11とそれぞれ
接する外周面と内周面を有するテーパーリング1
3,13を設け、これらテーパーリング13,1
3の周方向に一定間隔でインブスボルト14を螺
入するねじ孔を設けて、該ねじ孔にインブスボル
トを螺入してテーパリング13,13を締め付け
てなるものである。したがつて、インブスボルト
14の締め付けを解けば、両テーパーリング1
3,13は互いに離反して外輪10と内輪12と
の間隔が短くなり、シユリンクリング6,6は回
転子軸1の周囲との間に間隙を生じ、回転子軸1
から離脱し易くなる。
かくして、コンミテータ2を回転子軸1へ取り
付けるには、回転子軸1に一対のシユパンリング
8,8を離間して嵌着し、予め軸方向の両端部に
シユリンクリング6,6を嵌着した円筒状のコン
ミテータ2を回転子軸1に挿入してシユリンクリ
ング6,6の小口径部をシユパンリング8,8に
嵌合し、インブスボルト14を螺入して嵌着す
る。
したがつて、インブスボルト14を螺入してテ
ーパーリング13,13の締付力を増大させれ
ば、テーパーリング13,13が環状傾斜面9,
9を介して互いに近接する軸方向へ移動して外輪
10は内輪12から離れる半径方向へ移動するた
め、外輪10と内輪12の結合は向上してシユパ
ンリング6と回転子軸1の結合強度が増す。した
がつて、シユリンクリング6とシユパンリング8
との結合強度が増すから、これを適宜に設定する
ことによりシユリンクリング6とシユパンリング
8との結合強度を調節できる。
また、これとは逆に、インブスボルト14を螺
脱してテーパーリング13,13の締付を解く
と、テーパーリング13,13が環状傾斜面9,
9を介して互いに離反する軸方向へ移動すること
により、外輪10が内輪12側の半径方向へ移動
するから、シユパンリング8及びシユリンクリン
グ6,6と一体のコンミテータ2は軸方向へ抜き
出すことができる。
[考案の効果] 以上記載した本考案によれば、コンミテータ2
を回転子軸1に取り付けるコンミテータが摩滅し
て交換する必要が生じたときは、テーパーリング
13,13の締付けを解くことにより、シユパン
リング8が分解できるから、コンミテータ2と一
体のシユリンクリング6,6の抜き取りができ、
したがつて、コンミテータ2の交換が簡便迅速か
つ容易となり、回転子全体を交換すべき不便・不
経済を解消できる。さらに、コンミテータ2の交
換が自在であるから、コンミテータを単体製作
し、経年劣化を予め生じさせておくことにより、
回転子軸への取り付け後の劣化を減少させること
ができる、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の取付構造を示すそれ
ぞれ縦断面図面、第3図は本考案の一実施例を示
す縦断面図面、第4図は第3図の部分拡大図、第
5図は第4図の側面図である。 1……回転子軸、2……コンミテータ、6……
シユリンクリング、9,11……環状傾斜面、1
0……外輪、12……内輪、13……テーパーリ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンミテータを嵌入する大口径部と回転子軸を
    嵌入する小口径部を有する一対のシユリンクリン
    グを備え、円筒状のコンミテータの両端側外周面
    に夫々前記シユリンクリングの大口径部を絶縁物
    を介して嵌着し、且つそのシユリンクリングの小
    口径部は回転子軸にシユパンリングを介して嵌着
    するとともに、該シユパンリングは、外周部に中
    央部から軸方向の両端側へ下向きに傾斜した環状
    傾斜面を有する内輪と、該内輪に対向し内周部に
    中央部から軸方向の両端側へ上向きに傾斜した環
    状傾斜面を有する外輪と、これら内輪と外輪との
    間で両環状傾斜面の中央部の両側に所定の間隔を
    もつて対設され、内輪と外輪の両環状傾斜面と接
    する外周面と内周面を有する一対のテーパーリン
    グと、これら両テーパーリング間に設けられ両テ
    ーパーリングを締め付け、又は締め付けを解くこ
    とによつて外輪を半径方向に移動させるインブス
    ボルトとで構成し、このシユパンリングの内輪を
    前記回転子軸に、外輪を前記シユリンクリングの
    小口径部に嵌着したことを特徴とする直流機の回
    転子。
JP2396984U 1984-02-22 1984-02-22 直流機の回転子 Granted JPS60138365U (ja)

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JP2396984U JPS60138365U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 直流機の回転子

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JP2396984U JPS60138365U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 直流機の回転子

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Publication Number Publication Date
JPS60138365U JPS60138365U (ja) 1985-09-13
JPH0431819Y2 true JPH0431819Y2 (ja) 1992-07-30

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JP2396984U Granted JPS60138365U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 直流機の回転子

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JP (1) JPS60138365U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015015A (ja) * 1973-06-15 1975-02-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015015A (ja) * 1973-06-15 1975-02-17

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JPS60138365U (ja) 1985-09-13

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