JP2838845B2 - コイルの層間絶縁紙挿入装置 - Google Patents
コイルの層間絶縁紙挿入装置Info
- Publication number
- JP2838845B2 JP2838845B2 JP63088666A JP8866688A JP2838845B2 JP 2838845 B2 JP2838845 B2 JP 2838845B2 JP 63088666 A JP63088666 A JP 63088666A JP 8866688 A JP8866688 A JP 8866688A JP 2838845 B2 JP2838845 B2 JP 2838845B2
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- Japan
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- coil
- groove
- interlayer insulating
- insulating paper
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は回転電機において、鉄心の同一溝内に挿入
した異相コイルまたは異種コイルの層間に絶縁紙を容易
にかつ確実に挿入することができるようにした挿入装置
に関する。
した異相コイルまたは異種コイルの層間に絶縁紙を容易
にかつ確実に挿入することができるようにした挿入装置
に関する。
回転電機のコイルの従来例を第５図にもとづいて説明
する。この図は固定子コイル１を示し、筒状鉄心２の内
周部に設けた多数の軸方向溝３に上コイル４と下コイル
５からなるコイル１が両端部をカフス曲げしたポリエス
テルフィルム等からなる絶縁物６を介して巻装されてい
る。前記上コイル４と下コイル５は異相コイルまたは異
種コイルで溝３部および鉄心２の端面から突出する端部
の層間にそれぞれポリエステルフィルム等からなる絶縁
紙7,8が挿入され、鉄心２の内周側の溝３の開口部はく
さび９を挿入してコイル１の脱落を防止するようになっ
ている。溝３部の前記層間絶縁紙７は下コイル５を包み
込むようにＵ字形断面に形成されている。
する。この図は固定子コイル１を示し、筒状鉄心２の内
周部に設けた多数の軸方向溝３に上コイル４と下コイル
５からなるコイル１が両端部をカフス曲げしたポリエス
テルフィルム等からなる絶縁物６を介して巻装されてい
る。前記上コイル４と下コイル５は異相コイルまたは異
種コイルで溝３部および鉄心２の端面から突出する端部
の層間にそれぞれポリエステルフィルム等からなる絶縁
紙7,8が挿入され、鉄心２の内周側の溝３の開口部はく
さび９を挿入してコイル１の脱落を防止するようになっ
ている。溝３部の前記層間絶縁紙７は下コイル５を包み
込むようにＵ字形断面に形成されている。
前記構造では層間絶縁紙7,8の挿入作業を一般に手作
業で行っていたので挿入作業に多くの手数を要するのみ
でなく、絶縁紙７を第６図および第７図に示すように正
しく挿入できないことがありこの修正作業に多くの手数
を要するという欠点があった。
業で行っていたので挿入作業に多くの手数を要するのみ
でなく、絶縁紙７を第６図および第７図に示すように正
しく挿入できないことがありこの修正作業に多くの手数
を要するという欠点があった。
この発明は前記の欠点を除去するために、回転電機の
コイルに層間絶縁紙を機械化して容易にかつ確実に挿入
することができるようにしたコイルの層間絶縁紙挿入装
置を提供することを目的とする。
コイルに層間絶縁紙を機械化して容易にかつ確実に挿入
することができるようにしたコイルの層間絶縁紙挿入装
置を提供することを目的とする。
この発明は、前記目的を達成するために、下コイル，
上コイル及びその両コイル間に位置する層間絶縁紙が挿
入される軸方向のコイル挿入溝を多数設けた筒状鉄心内
に嵌め込まれる支持軸と、この支持軸の外周に一体成形
され外周が前記溝内に挿入された下コイルの鉄心端面か
ら突出する端部内周とテーパ面で係合しかつ前記溝と軸
方向に対向してＵ字状断面の層間絶縁紙を挿入する挿入
口が多数設けられた支持円板と、この支持円板と軸方向
に対向して支持軸の外周に取付けられた外周が下コイル
のテーパ面と係合する押圧円板と、前記層間絶縁紙を前
記支持円板の挿入口を通して前記溝内に挿入する挿入手
段とを備え、前記下コイルを巻装して前記支持軸に嵌め
込んだ鉄心を前記押圧円板によって前記支持円板に押付
け固定して下コイルの端部内周を押し広げ、残余の溝の
上コイル挿入スペースに前記支持円板の挿入口から前記
Ｕ字状断面の層間絶縁紙をその開口部を前記溝の開口部
側に向けて押し込み挿入することを特徴とする。
上コイル及びその両コイル間に位置する層間絶縁紙が挿
入される軸方向のコイル挿入溝を多数設けた筒状鉄心内
に嵌め込まれる支持軸と、この支持軸の外周に一体成形
され外周が前記溝内に挿入された下コイルの鉄心端面か
ら突出する端部内周とテーパ面で係合しかつ前記溝と軸
方向に対向してＵ字状断面の層間絶縁紙を挿入する挿入
口が多数設けられた支持円板と、この支持円板と軸方向
に対向して支持軸の外周に取付けられた外周が下コイル
のテーパ面と係合する押圧円板と、前記層間絶縁紙を前
記支持円板の挿入口を通して前記溝内に挿入する挿入手
段とを備え、前記下コイルを巻装して前記支持軸に嵌め
込んだ鉄心を前記押圧円板によって前記支持円板に押付
け固定して下コイルの端部内周を押し広げ、残余の溝の
上コイル挿入スペースに前記支持円板の挿入口から前記
Ｕ字状断面の層間絶縁紙をその開口部を前記溝の開口部
側に向けて押し込み挿入することを特徴とする。
前記支持円板12と押圧円板13のそれぞれテーパ面で下
コイル５の端部内周を押し広げるとともに下コイル５を
溝３の底部に押しつけて上コイル４の挿入スペースを作
りこのスペースにＵ字形断面の層間絶縁紙17を上コイル
４を包み込むことのできるように挿入したので、層間絶
縁紙17を機械作業で容易にかつ確実に挿入することがで
きる。なお、層間絶縁紙17の挿入作業は支持軸11を１溝
ピッチずつ回動させて行われる。
コイル５の端部内周を押し広げるとともに下コイル５を
溝３の底部に押しつけて上コイル４の挿入スペースを作
りこのスペースにＵ字形断面の層間絶縁紙17を上コイル
４を包み込むことのできるように挿入したので、層間絶
縁紙17を機械作業で容易にかつ確実に挿入することがで
きる。なお、層間絶縁紙17の挿入作業は支持軸11を１溝
ピッチずつ回動させて行われる。
第１図および第２図はこの発明の実施例を示すもの
で、第５図ないし第７図と同一符号で示すものは同一部
品である。これらの図は固定子コイル１の層間絶縁紙挿
入装置を示し、コイル挿入溝３を多数設けた筒状鉄心２
を支持し前記溝３の円周方向ピッチに合わせて回動可能
な支持軸11と、この支持軸11の外周に一体形成され外周
が下コイル５の鉄心端面から突出する端部内周とテーパ
面で係合しかつ溝３と軸方向に対向して層間絶縁紙17を
挿入する挿入口12aを多数設けた支持円板12と、この支
持円板12と軸方向に対向して支持軸11の外周に取付けら
れ外周が下コイル５の端部内周とテーパ面で係合する押
圧円板13と、層間絶縁紙17の挿入手段14とで構成されて
いる。前記押圧円板13は緩み止めリング15を介して支持
軸11に取付けることにより下コイル５を巻装して支持軸
11にはめ込んだ鉄心２を支持円板12に押しつけて固定す
るためのもので、支持円板12と押圧円板13のそれぞれテ
ーパ面は鉄心２に向かって前下がりに形成されている。
前記層間絶縁紙17の挿入手段14は、第２図に示されてい
るように、ポリエステルフィルム等の絶縁素材を供給す
るフィーダ部14aと、このフィーダ部14aから供給された
絶縁素材をＵ字状断面の層間絶縁紙に押圧成形する成形
機構部14bと、この成形機構部14bで成形した層間絶縁紙
17を支持円板12の挿入口12aを通して鉄心２の溝３内に
押込む押し出し機構部12cとから構成されている。層間
絶縁紙17は鉄心２の端面から突出する両端部に第３図に
示すように切り込み17aを設けて溝３内に挿入後両端部
がスプリングバックで鎖線で示すように開くようになっ
ており、これにより軸方向移動による脱落を防止するよ
うになっている。この層間絶縁紙17は第４図に示すよう
に上コイル４を包み込むことのできるように開口部を溝
３の開口部側に向けて挿入され、挿入作業は支持軸11を
１溝ピッチずつ回動させて行うようになっている。
で、第５図ないし第７図と同一符号で示すものは同一部
品である。これらの図は固定子コイル１の層間絶縁紙挿
入装置を示し、コイル挿入溝３を多数設けた筒状鉄心２
を支持し前記溝３の円周方向ピッチに合わせて回動可能
な支持軸11と、この支持軸11の外周に一体形成され外周
が下コイル５の鉄心端面から突出する端部内周とテーパ
面で係合しかつ溝３と軸方向に対向して層間絶縁紙17を
挿入する挿入口12aを多数設けた支持円板12と、この支
持円板12と軸方向に対向して支持軸11の外周に取付けら
れ外周が下コイル５の端部内周とテーパ面で係合する押
圧円板13と、層間絶縁紙17の挿入手段14とで構成されて
いる。前記押圧円板13は緩み止めリング15を介して支持
軸11に取付けることにより下コイル５を巻装して支持軸
11にはめ込んだ鉄心２を支持円板12に押しつけて固定す
るためのもので、支持円板12と押圧円板13のそれぞれテ
ーパ面は鉄心２に向かって前下がりに形成されている。
前記層間絶縁紙17の挿入手段14は、第２図に示されてい
るように、ポリエステルフィルム等の絶縁素材を供給す
るフィーダ部14aと、このフィーダ部14aから供給された
絶縁素材をＵ字状断面の層間絶縁紙に押圧成形する成形
機構部14bと、この成形機構部14bで成形した層間絶縁紙
17を支持円板12の挿入口12aを通して鉄心２の溝３内に
押込む押し出し機構部12cとから構成されている。層間
絶縁紙17は鉄心２の端面から突出する両端部に第３図に
示すように切り込み17aを設けて溝３内に挿入後両端部
がスプリングバックで鎖線で示すように開くようになっ
ており、これにより軸方向移動による脱落を防止するよ
うになっている。この層間絶縁紙17は第４図に示すよう
に上コイル４を包み込むことのできるように開口部を溝
３の開口部側に向けて挿入され、挿入作業は支持軸11を
１溝ピッチずつ回動させて行うようになっている。
前記実施例では固定子コイル１の層間絶縁紙挿入装置
について説明したが、回転子コイルの層間絶縁紙挿入装
置についても応用することができる。
について説明したが、回転子コイルの層間絶縁紙挿入装
置についても応用することができる。
この発明によれば回転電機のコイルの層間絶縁紙挿入
装置において、下コイルを巻装した鉄心を押圧支持する
支持円板と押圧円板のそれぞれ外周テーパ面で下コイル
の端部内周を押し広げるとともに下コイルを鉄心溝の底
部に押しつけて上コイルの挿入スペースを作り、このス
ペースにＵ字形断面の層間絶縁紙を上コイルを包み込む
ことのできるように挿入しかつ鉄心を１溝ピッチずつ回
動させて行うことができるようにしたので、層間絶縁紙
を機械作業で容易にかつ確実に挿入することができると
いう効果が得られる。
装置において、下コイルを巻装した鉄心を押圧支持する
支持円板と押圧円板のそれぞれ外周テーパ面で下コイル
の端部内周を押し広げるとともに下コイルを鉄心溝の底
部に押しつけて上コイルの挿入スペースを作り、このス
ペースにＵ字形断面の層間絶縁紙を上コイルを包み込む
ことのできるように挿入しかつ鉄心を１溝ピッチずつ回
動させて行うことができるようにしたので、層間絶縁紙
を機械作業で容易にかつ確実に挿入することができると
いう効果が得られる。
第１図はこの発明の実施例の要部縦断面図、第２図は第
１図の概略平面配置図、第３図は第１図および第２図の
挿入装置で使用する層間絶縁紙の斜視図、第４図は第３
図の層間絶縁紙を挿入した鉄心溝部の縦断面図、第５図
は従来例のコイルの縦断面図、第６図および第７図は従
来例の鉄心溝部の説明図である。 １……コイル、２……鉄心、３……溝、４……上コイ
ル、５……下コイル、11……支持軸、12……支持円板、
12a……挿入口、13……押圧円板、14……挿入手段、17
……層間絶縁紙。
１図の概略平面配置図、第３図は第１図および第２図の
挿入装置で使用する層間絶縁紙の斜視図、第４図は第３
図の層間絶縁紙を挿入した鉄心溝部の縦断面図、第５図
は従来例のコイルの縦断面図、第６図および第７図は従
来例の鉄心溝部の説明図である。 １……コイル、２……鉄心、３……溝、４……上コイ
ル、５……下コイル、11……支持軸、12……支持円板、
12a……挿入口、13……押圧円板、14……挿入手段、17
……層間絶縁紙。
フロントページの続き (72)発明者 小方 勉 三重県三重郡楠町大字南五味塚652番地 の118 (56)参考文献 実開 昭59−176376（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−151954（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭49−8563（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】下コイル，上コイル及びその両コイル間に
位置する層間絶縁紙が挿入される軸方向のコイル挿入溝
を多数設けた筒状鉄心内に嵌め込まれる支持軸と、 この支持軸の外周に一体成形され外周が前記溝内に挿入
された下コイルの鉄心端面から突出する端部内周とテー
パ面で係合しかつ前記溝と軸方向に対向してＵ字状断面
の層間絶縁紙を挿入する挿入口が多数設けられた支持円
板と、 この支持円板と軸方向に対向して支持軸の外周に取付け
られ外周が下コイルのテーパ面と係合する押圧円板と、 前記層間絶縁紙を前記支持円板の挿入口を通して前記溝
内に挿入する挿入手段と、 を備え、前記下コイルを巻装して前記支持軸に嵌め込ん
だ鉄心を前記押圧円板によって前記支持円板に押付け固
定して下コイルの端部内周を押し広げ、 残余の溝の上コイル挿入スペースに前記支持円板の挿入
口から前記Ｕ字状断面の層間絶縁紙をその開口部を前記
溝の開口部側に向けて押し込み挿入する、 ことを特徴とするコイルの層間絶縁紙挿入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63088666A JP2838845B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | コイルの層間絶縁紙挿入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63088666A JP2838845B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | コイルの層間絶縁紙挿入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01264549A JPH01264549A (ja) | 1989-10-20 |
| JP2838845B2 true JP2838845B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13949146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63088666A Expired - Fee Related JP2838845B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | コイルの層間絶縁紙挿入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2838845B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08196060A (ja) * | 1995-01-11 | 1996-07-30 | Mitsui High Tec Inc | 固定子積層鉄心 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57151954U (ja) * | 1981-03-18 | 1982-09-24 | ||
| JPS59176376U (ja) * | 1983-05-11 | 1984-11-26 | 三菱電機株式会社 | 回転電機鉄心溝への溝絶縁紙挿入装置 |
-
1988
- 1988-04-11 JP JP63088666A patent/JP2838845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01264549A (ja) | 1989-10-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |