JPH01264549A - コイルの層間絶縁紙挿入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は回転電機において、鉄心の同一溝内に挿入し
た異相コイルまたは異種コイルの眉間に絶縁紙を容易に
かつ確実に挿入することができるようにした挿入装置に
関する。

〔従来の技術〕

回転電機のコイルの従来例を第５図にもとづいて説明す
る。この図は固定子コイル１を示し、筒状鉄心２の内周
部に設けた多数の軸方向溝３に上コイル４と下コイル５
からなるコイル１が両端部をカフス曲げしたポリエステ
ルフィルム等からなる絶縁物６を介して巻装されている
。前記上コイル４と下コイル５は異相コイルまたは異種
コイルで溝３部および鉄心２の端面がら突出する端部の
層間にそれぞれポリエステルフィルム等からなる絶縁紙
７，８が挿入され、鉄心２の内周側の溝３の開口部はく
さび９を挿入してコイル１の脱落を防止するようになっ
ている。溝３部の前記層間絶縁紙７は下コイル５を包み
込むようにＵ字形断面に形成されている。

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般に手作業で行っていたので挿入作業に多くの手数を要
するのみでなく、絶縁紙７を第６図および第７図に示す
劣うに正しく挿入できないことがありこの修正作業に多
くの手数を要するという欠点があった。

この発明は前記の欠点を除去するために、回転電機のコ
イルに眉間絶縁紙を機械化して容易にかつ確実に挿入す
ることができるようにしたコイルの層間絶縁紙挿入装置
を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕　　　　　。

この発明は前記の目的を達成するために、コイル挿入溝
３を多数設けた筒状鉄心２を支持し前記溝３の円周方向
ピッチに合わせて回動可能な支持軸１１と、この支持軸
１１の外周に一体形成され外周が下コイル５の鉄心端面
から突出する端部内周とテーパ面で係合しかつ溝３と軸
方向に対向しく３） て眉間絶縁紙１７を挿入する挿入口１２ａを多数咲けた
支持円板１２と、この支持円板１２と軸方向に対向して
支持軸１１の外周に取付けられ外周が下コイル５の端部
、内周とテーパ面で係合する押圧円板１３と、前記層間
絶縁紙１７の挿入手段１４とで構成し、下コイル５を巻
装して支持軸１１にはめ込んだ鉄心２を押圧円板１３で
支持円板１２に押しつけ固定して下コイル５の端部内周
゛を押し広げるとともに下コイル５を溝３の底部に押し
っけ、残、余の溝３の上コイル４挿入スペースに前記挿
入口１２ａからＵ字形断面の層間絶縁紙１７、をその開
口部を溝３の開口部側に向けて押し込み挿入できるよう
にしたものである。

〔作用〕

前記支持円板１２と押圧円板１３のそれぞれテーパ面で
下コイル５の端部内周を押し広げるとともに下コイル５
を溝３の底部に押しつげて上コイル４の挿入スペースを
作りこのスペースにＵ字形断面の層間絶縁紙１７を上コ
イル４を包み込むことのできるように挿入したので、層
間絶縁紙１７を機械作業で容易にかつ確実に挿入するこ
とができる。なお層間絶縁紙１７の挿入作業は支持軸１
１を１溝ピッチずつ回動させて行われる。

〔実施例〕

第１図および第２図はこの発明の実施例を示讐もので、
第５図ないし第７図と同一符号で示すものは同一部品で
ある。これらの図は藺廃子コイル１の層間絶縁紙挿入装
置を示し、コイル挿入溝３を多数設けた筒状鉄心２を支
持し前記溝３の円周方向ピッチに合わせて回動可能な支
持軸１１と、この支持軸１１の外周に一体形成され外周
が下コイル５の鉄心端面から突出する端部内周とテーパ
面で係合しかつ溝３と軸方向に対向して層間絶縁紙１７
を挿入する挿入口１’２’ａを多数設けた支持円板１２
と、この支持円板１２と軸方向に対向して支持軸１１の
外周に取付けられ外周が下コイル５の端部内周とテーパ
面で係合する押圧円板１３と、層間絶縁紙１７の挿入手
段１４とで構成されている。前記押圧円板１３は緩み止
めリング１５を介して支持軸１１に取付けることにより
下コイル５を巻装して支持軸１１にはめ込んだ鉄心２を
支持円板１２に押しつけて固定するためのもので、支持
円板１２と押圧円板１３の≠れぞれテーパ面は鉄心２に
向かって前下がりに形成されている。

層間絶縁紙１７の前記挿入手段１４はポリエステルフィ
ルム等の絶縁素材を供給するフィーダ部１４ａ　と、こ
めフィーダ部１４ａから供給した絶縁素材をＵ字形断面
比押圧成形する成形機構部１４ｂと、この成形機構部１
４ｂで成形した層間絶縁紙１７を前記挿入口１２ａを通
して溝３内に押し込む押し出し機構部１４ｃとからなっ
ている。

前記層間絶縁紙１７は鉄心２の端面から突出する両端部
に第３図に示すように切り込み１７ａを設けて溝３内に
挿入後両端部がスプリングバソ々で鎖線で示すように開
くようになっており、これにより軸方向移動による脱落
を防止するようになっている。この層間絶縁紙１７は第
４図に示すように上コイル４を包み込むことのできるよ
うに開口部を溝３の開口部側に向けて挿入され、・挿入
作業は支持軸１１を１溝ピツチずつ回動させて行うよう
になっている。

前記実施例では固定子コイル１の層間絶縁紙挿入装置に
ついて説明したが、回転子コイルの層間絶縁紙挿入装置
についても応用することができる。

〔発明の効果〕

この発明によれば回転電機のコイルの層間絶縁紙挿入装
置において、下コイルを巻装した鉄心を押圧支持する支
持円板と押圧円板のそれぞれ外周テーパ面で下コイルの
端部内周を押し広げるとともに下コイルを鉄心溝の底部
に押しつりて上コイルの挿入スペースを作り、このスペ
ースにＵ字形断面の層間絶縁紙を上コイルを包み込むこ
とのできるように挿入しかつ鉄心を１溝ピッチずつ回動
させて行うことができるようにしたので、層間絶縁紙を
機械作業で容易にかつ確実に挿入することができるとい
う効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の要部縦断面図、第２図は第
１図の概略平面配置図、第３図は第１図および第２図の
挿入装置で使用する層間絶縁紙の斜視図、第４図は第３
図の層間絶縁紙を挿入した鉄心溝部の縦断面図、第５図
は従来例のコイルの縦断面図、第６図および第７図は従
来例の鉄心溝部の説明図である。 １・・・コイル、２・・・鉄心、３・・・溝、４・・・
上コイル、５・・・下コイル、１１・・・支持軸、１２
・・・支持円板、１２ａ・・・挿入口、１３・・・押圧
円板、１４・・・挿入手段、１７・・・層間絶縁紙。 第３図 ら 第６図 第４図 第５図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）軸方向のコイル挿入溝を多数設けた筒状鉄心を支持
   し前記溝の円周方向ピッチに合わせて回動可能な支持軸
   と、この支持軸の外周に一体形成され外周が溝に挿入し
   た下コイルの鉄心端面から突出する端部内周とテーパ面
   で係合しかつ溝と軸方向に対向して層間絶縁紙を挿入す
   る挿入口を多数設けた支持円板と、この支持円板と軸方
   向に対向して支持軸の外周に取付けられ外周が下コイル
   の端部内周とテーパ面で係合する押圧円板と、前記層間
   絶縁紙の挿入手段とからなり、下コイルを巻装して支持
   軸にはめ込んだ鉄心を押圧円板で支持円板に押しつけ固
   定して下コイルの端部内周を押し広げるとともに下コイ
   ルを溝の底部に押しつけ、残余の溝の上コイル挿入スペ
   ースに前記挿入口からＵ字形断面の層間絶縁紙をその開
   口部を溝の開口部側に向けて押し込み挿入できるように
   したことを特徴とするコイルの層間絶縁紙挿入装置。