JPH04130354U - パワシヨベルのスイング旋回切換え装置 - Google Patents

パワシヨベルのスイング旋回切換え装置

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JPH04130354U
JPH04130354U JP4338791U JP4338791U JPH04130354U JP H04130354 U JPH04130354 U JP H04130354U JP 4338791 U JP4338791 U JP 4338791U JP 4338791 U JP4338791 U JP 4338791U JP H04130354 U JPH04130354 U JP H04130354U
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lever
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turning
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JP4338791U
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功 永塚
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株式会社小松製作所
小松ゼノア株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイングと旋回の切換えを簡単な構造で可能
にすることにある。 【構成】 一本の操作レバーにより旋回操作弁51 及び
スイング操作弁52 を操作して上部旋回体の旋回とブー
ムのスイングを行うパワショベルにおいて,上記旋回操
作弁51 及びスイング操作弁52 のスプール5a,5b
に一端側が接続されたヨーク7,8をノブ12または切換
えレバーにより回転して,これらのヨーク7,8の他端
側を,操作レバー3側に接続されたレバー13に選択的に
係合することにより,スイングと旋回が切換えられるよ
うにしたもので,切換えバルブなどの油圧機器を必要と
せずに切換えが可能になるため,切換え装置が簡単に構
成できると共に,スイングと旋回を別系統にできるた
め,スイング流れ等の不具合も発生しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は1本の操作レバーでブームのスイングと旋回を可能にしたパワショ ベルのスイング旋回切換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来パワショベルは自走自在な下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に設けら れ,この上部旋回体の前部にバケット作業機が装着されている。 上記バケット作業機はブームを有していて,このブームの基端部をスイング機 構を介して上部旋回体に装着することにより,上部旋回体に対してブームがスイ ングできるようにしたパワショベルもある。
【0003】 上記のようなパワショベルは図8に示すように,運転席a前方のフロアb上に 各種の操作レバーcとともにブームをスイングするスイング操作ペダルdが設置 されていて,足でこのスイング操作ペダルdを操作することによりブームのスイ ング動作を制御できるようになっている。
【0004】 しかし近年では都市化とともに都市の狭い場所でも作業ができるようにパワシ ョベルも小型化されており,これに伴い運転席a前方のフロアbのスペースが少 なくなってスイング操作ペダルdを設置するのが困難となっている。 このため従来では上記旋回体の旋回とブームのスイングを1本の操作レバーで 操作できるようにしたパワショベルも生産されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記従来のパワショベルではブームのスイングと上部旋回体の旋回を切 換えるのに切換えバルブeを使用している。 このため図9に示すように運転席aの下部などに切換えバルブeを設置するた めのスペースを必要としたり,切換えバルブeには図10の油圧回路で示すように 多くの配管が接続されるため,運転席aの下方に切換えバルブeや配管を収容す るスペースが確保できない超小型のパワショベルには実施ができない不具合があ った。
【0006】 またブームスイングと旋回に同じ油圧系を使用し,かつ旋回モータ保護のため 油圧を低く設定していることから,図11に示すように上部旋回体gを旋回させる と,この影響を受けてスイングシリンダh内の保持圧が変動し,バケットiが左 右へ揺れる所謂スイング流れが発生する不具合があった。 この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもので,少ないスペースに設 置可能で,しかもスイング流れが発生することのないパワショベルのスイング, 旋回切換え装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために,一本の操作レバーにより旋回操作弁及 びスイング操作弁を操作して上部旋回体の旋回とブームのスイングを行うパワシ ョベルにおいて,上記旋回操作弁及びスイング操作弁のスプールに一端側が接続 されたヨークをノブまたは切換えレバーにより回転して,これらヨークの他端側 を,操作レバー側に接続されたレバーに選択的に係合することにより,スイング と旋回が切換えられるようにしたものである。
【0008】
【作用】
上記構成により切換え弁などの油圧機器を必要とせずにスイングと旋回が切換 えられるため,油圧機器を設置するためのスペースが不要になると共に,スイン グと旋回を別系統にできるため,スイング流れなどの発生も防止できる。
【0009】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図4に示す図面を参照して詳述する。図2は 図示しないパワショベルの操作レバー群を示す分解斜視図で,この図で1はブー ム及びバケットを操作する操作レバー,2は左右走行操作とブレードの上下動を 操作する操作レバー,3は上部旋回体の旋回とブームスイングを操作する操作レ バーを示す。 そしてこれら操作レバー1ないし3はリンク群4を介して操作弁群5に接続さ れている。
【0010】 6はこの考案のスイング旋回切換え装置で図2に示すように構成されている。 すなわち上記操作弁群5に設けられた旋回操作弁51 とスイング操作弁52 のス プール5a,5bに接続されたヨーク7,8に長孔7a,8aが穿設されていて ,これら長孔7a,8aにレバー9,10の一端が係合されている。 上記レバー9,10の他端は回転軸11に固着されていて,回転軸11の一端側に設 けられたノブ12により回転軸11を回転することにより,上記ヨーク7,8がレバ ー9,10を介して回動できるようになっている。
【0011】 また上記ヨーク7,8の上端側近傍には操作レバー3にリンク4aを介して接 続されたレバー13が設けられていて,ノブ12により回転軸11を旋回側へ回すと, 旋回用のヨーク7の上端に設けられたピン7bが上記レバー13の切欠13aと係合 し,スイング側へ回転軸11を回すと,スイング用のヨーク8の上端に設けられた ピン8bがレバー13の切欠13bに係合するようになっている。
【0012】 次に作用を説明すると,作業中上部旋回体(図示せず)を旋回するに当っては ノブ12により回転軸11を旋回方向へ回転する。これによって旋回用ヨーク8の上 端がピン8bを介してレバー13の切欠13aへ図3に示すように係合され,スイン グ用ヨーク8の上端はレバー13により切離される。これによって操作レバー3に より旋回操作弁51 が操作できるため,操作レバー3により上部旋回体の旋回を 行うことができる。
【0013】 また作業機をスイングさせる場合は,ノブ12により回転軸11をスイング方向へ 回転させる。 これによってスイング用ヨーク8の上端がピン8bを介してレバー13の切欠13 bに図4に示すように係合され,旋回用ヨーク8の上端はレバー13より切離され るため,操作レバー3により作業機のスイング操作が行えるようになる。
【0014】 なお図5ないし図7はスイング旋回切換え装置の別の実施例を示すもので次に これを説明すると,旋回用ヨーク7及びスイング用ヨーク8の上端にリンク15を 介して切換えレバー16が接続されていて,この切換えレバー16を旋回方向へ回転 すると図に示すように旋回用ヨーク7の上端がピン7bを介してレバー13の切欠 13aと係合し,スイング用ヨーク8の上端はレバー13より切離される。また切換 えレバー16をスイング方向へ回転するとスイング用ヨーク8の上端がピン8bを 介してレバー13の切欠13bに係合され,旋回用ヨーク7はレバー13より切離され るようになっており,その他の動作は上記第1の実施例と同様なので省略する。
【0015】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したように,スイングと旋回をノブ操作で可能にしたこと から,従来の切換えバルブを使用するものに比べて切換えバルブを設置するスペ ースを必要とせず,小型のパワショベルにも容易に設置することができる。
【0016】 またスイングと旋回の油圧回路を別系統とすることができるため,スイング流 れが発生するのを防止することができると共に,スイングへ切換えるとスイング 操作弁のみしか操作できないため,狭い場所で作業機をスイングさせながら作業 している場合不用意に上部旋回体が旋回することがないので,作業が安全に行え るようになる。 しかも切換えバルブなどの油圧機器を必要としないので,容易かつ安価に実施 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるスイング旋回切換え
装置を採用したパワショベルの操作系を示す分解斜視図
である。
【図2】スイング旋回切換え装置の分解斜視図である。
【図3】旋回切換え時の作用説明図である。
【図4】スイング切換え時の作用説明図である。
【図5】他の実施例になるスイング旋回切換え装置の斜
視図である。
【図6】同旋回切換え時の作用説明図である。
【図7】同スイング切換え時の作用説明図である。
【図8】従来のパワショベルの斜視図である。
【図9】従来のパワショベルの斜視図である。
【図10】従来のパワショベルの油圧回路を示す回路図で
ある。
【図11】従来のパワショベルの作用説明図である。
【符号の説明】
3 操作レバー 51 旋回操作弁 52 スイング操作弁 5a スプール 5b スプール 7 ヨーク 8 ヨーク 12 ノブ 16 切換えレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一本の操作レバー3により旋回操作弁5
    1 及びスイング操作弁52 を操作して上記旋回体の旋回
    とブームのスイングを行うパワショベルにおいて,上記
    旋回操作弁51 及びスイング操作弁52 のスプール5
    a,5bに一端側が接続されたヨーク7,8をノブ12ま
    たは切換えレバー16により回転して,これらヨーク7,
    8の他端側を,操作レバー3側に接続されたレバー13に
    選択的に係合することにより,スイングと旋回が切換え
    られるようになるパワショベルのスイング旋回切換え装
    置。
JP4338791U 1991-05-15 1991-05-15 パワショベルのスイング旋回切換え装置 Expired - Lifetime JP2542031Y2 (ja)

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JP4338791U JP2542031Y2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 パワショベルのスイング旋回切換え装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04130354U true JPH04130354U (ja) 1992-11-30
JP2542031Y2 JP2542031Y2 (ja) 1997-07-23

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ID=31923727

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