JPH11191014A - 操作レバーのグリップ構造 - Google Patents
操作レバーのグリップ構造Info
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- JPH11191014A JPH11191014A JP35935797A JP35935797A JPH11191014A JP H11191014 A JPH11191014 A JP H11191014A JP 35935797 A JP35935797 A JP 35935797A JP 35935797 A JP35935797 A JP 35935797A JP H11191014 A JPH11191014 A JP H11191014A
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- grip
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 グリップ部61を握りながらピンレバー10
から指を離すことなく操作レバー6を操作できる操作レ
バーのグリップ構造を提供する。 【解決手段】 グリップ部61にピンレバー10を傾倒
可能に支持するとともに、該ピンレバー10の基部側に
ピンレバー10の傾倒動作で作動される複数のダクトス
イッチ12を設けた操作レバーのグリップ構造。
から指を離すことなく操作レバー6を操作できる操作レ
バーのグリップ構造を提供する。 【解決手段】 グリップ部61にピンレバー10を傾倒
可能に支持するとともに、該ピンレバー10の基部側に
ピンレバー10の傾倒動作で作動される複数のダクトス
イッチ12を設けた操作レバーのグリップ構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設作業機のドー
ザ操作等に好適な操作レバーのグリップ構造に関する。
ザ操作等に好適な操作レバーのグリップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平2−186914号公報に
示されるようにコンバイン等の移動農機の操縦部に立設
した操作レバーのグリップ部に複数の操作スイッチを設
けて、この操作スイッチを握り手の指先で選択して押圧
操作することにより、各種の作業部を任意に操作する操
作レバーのグリップ構造が提案されている。
示されるようにコンバイン等の移動農機の操縦部に立設
した操作レバーのグリップ部に複数の操作スイッチを設
けて、この操作スイッチを握り手の指先で選択して押圧
操作することにより、各種の作業部を任意に操作する操
作レバーのグリップ構造が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に示
されるような操作レバーのグリップ構造は、各操作スイ
ッチをグリップ部の表面に複数の押しボタン式のスイッ
チに配置しているため、該スイッチは操作レバーを握っ
ている手の親指をグリップ部の表面に垂直方向の押圧力
で押さなければならず、1つのスイッチを操作した直後
に逆方向のスイッチや他の方向のスイッチを操作しよう
とすると、親指を一時的に浮かせ、そして新たな位置を
押さなければならない。
されるような操作レバーのグリップ構造は、各操作スイ
ッチをグリップ部の表面に複数の押しボタン式のスイッ
チに配置しているため、該スイッチは操作レバーを握っ
ている手の親指をグリップ部の表面に垂直方向の押圧力
で押さなければならず、1つのスイッチを操作した直後
に逆方向のスイッチや他の方向のスイッチを操作しよう
とすると、親指を一時的に浮かせ、そして新たな位置を
押さなければならない。
【0004】従って、この親指の上げ・移動・押し操作
が必要となることから、スイッチ操作の遅れを回避でき
ず、更に一旦指をグリップの表面から浮かせることによ
る操作性の悪さや誤操作を伴い易い等の問題がある。ま
た、誤操作を防止するために各スイッチを離間させて配
置するとグリップ部が大型化するとともに構造がコスト
高になる等の問題がある。
が必要となることから、スイッチ操作の遅れを回避でき
ず、更に一旦指をグリップの表面から浮かせることによ
る操作性の悪さや誤操作を伴い易い等の問題がある。ま
た、誤操作を防止するために各スイッチを離間させて配
置するとグリップ部が大型化するとともに構造がコスト
高になる等の問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るために本発明の操作レバーのグリップ構造は、グリッ
プ部61にピンレバー10を傾倒可能に支持するととも
に、該ピンレバー10の基部側にピンレバー10の傾倒
動作で作動される複数のダクトスイッチ12を設けてい
る。
るために本発明の操作レバーのグリップ構造は、グリッ
プ部61にピンレバー10を傾倒可能に支持するととも
に、該ピンレバー10の基部側にピンレバー10の傾倒
動作で作動される複数のダクトスイッチ12を設けてい
る。
【0006】また、ピンレバー10をグリップ部61の
表面を覆うグリップカバー69で中立位置復帰方向への
戻し力を付与させるようにしている。そして、ピンレバ
ー10の操作で建設作業機のドーザ1の作業姿勢を操作
させるようにしている。
表面を覆うグリップカバー69で中立位置復帰方向への
戻し力を付与させるようにしている。そして、ピンレバ
ー10の操作で建設作業機のドーザ1の作業姿勢を操作
させるようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の操作
レバーのグリップ構造の実施の形態につき説明する。A
は、作業機の一実施形態として示すクローラ式の走行装
置1aを有するパワーショベル(即ち作業機)であり、
この作業機Aはブレード1を機台2の前方に昇降油圧シ
リンダ3aによって昇降可能に支持された昇降アーム3
の前端部に取付けブラケットを介して装着している。
レバーのグリップ構造の実施の形態につき説明する。A
は、作業機の一実施形態として示すクローラ式の走行装
置1aを有するパワーショベル(即ち作業機)であり、
この作業機Aはブレード1を機台2の前方に昇降油圧シ
リンダ3aによって昇降可能に支持された昇降アーム3
の前端部に取付けブラケットを介して装着している。
【0008】そして、このブレード1は、従来の装置と
同様な構造を有しており、前後方向に配置した横軸(チ
ルト軸)50を中心に、左右端が上下に回動するチルト
回動と、更に縦軸(アングル軸)51を中心にして左右
端が前後に回動するアングル回動とを、それぞれチルト
シリンダ1Sと左右のアングルシリンダ3L、3Rの伸
縮作動で行なうように構成されている。
同様な構造を有しており、前後方向に配置した横軸(チ
ルト軸)50を中心に、左右端が上下に回動するチルト
回動と、更に縦軸(アングル軸)51を中心にして左右
端が前後に回動するアングル回動とを、それぞれチルト
シリンダ1Sと左右のアングルシリンダ3L、3Rの伸
縮作動で行なうように構成されている。
【0009】また、前記機台2上には操縦部2aとエン
ジン部2bを前後に配置しており、機台2の前端部には
図示しないバケット作業部を支持するブラケットが形成
されている。そして、操縦部2aは座席シート20の両
側に前記バケット作業部を操作するバケット操作レバー
2Lと2Rを配置し、その右側には前記ブレード1を操
作する操作レバー6が後述する本発明の構成で設置され
ている。また、21は座席シート20の前方に設けた走
行装置1aの2本の操向操作用のレバーである。
ジン部2bを前後に配置しており、機台2の前端部には
図示しないバケット作業部を支持するブラケットが形成
されている。そして、操縦部2aは座席シート20の両
側に前記バケット作業部を操作するバケット操作レバー
2Lと2Rを配置し、その右側には前記ブレード1を操
作する操作レバー6が後述する本発明の構成で設置され
ている。また、21は座席シート20の前方に設けた走
行装置1aの2本の操向操作用のレバーである。
【0010】次に図7を参照して前記ブレード1を操作
する油圧回路について説明する。7Pはメインポンプ7
P1とパイロットポンプ7P2とからなる油圧ポンプで
あり、これに配管で接続されている7は、機台2の腹部
内に設置されたメインバルブ群で、バケット等のメイン
作業装置部の作動操作を行なうものである。そしてこの
メインバルブ群7の側方には、任意なアタッチメント作
業装置の作動操作を行なう補助バルブ7Hが1ケ分だけ
標準装備されている。
する油圧回路について説明する。7Pはメインポンプ7
P1とパイロットポンプ7P2とからなる油圧ポンプで
あり、これに配管で接続されている7は、機台2の腹部
内に設置されたメインバルブ群で、バケット等のメイン
作業装置部の作動操作を行なうものである。そしてこの
メインバルブ群7の側方には、任意なアタッチメント作
業装置の作動操作を行なう補助バルブ7Hが1ケ分だけ
標準装備されている。
【0011】本実施の形態においては、この補助バルブ
7Hより下手側の油路7a,7bに形成される従来のも
のと同様な構成のロータリジョイント8を介してチルト
シリンダ1Sを作動させる回路中において、このロータ
リジョイント8とチルトシリンダ1Sの間に2位置切換
式のセレクタバルブ9を設けている。そしてこのセレク
タバルブ9の切換操作によってチルトシリンダ1Sと、
アングルシリンダ3R,3Lを各別に作動させることが
できるようにしている。
7Hより下手側の油路7a,7bに形成される従来のも
のと同様な構成のロータリジョイント8を介してチルト
シリンダ1Sを作動させる回路中において、このロータ
リジョイント8とチルトシリンダ1Sの間に2位置切換
式のセレクタバルブ9を設けている。そしてこのセレク
タバルブ9の切換操作によってチルトシリンダ1Sと、
アングルシリンダ3R,3Lを各別に作動させることが
できるようにしている。
【0012】このとき、セレクタバルブ8の一対のポー
トに接続された配管70,71は、それぞれ各アングル
シリンダ3R,3Lのブレード1を同方向に回動される
シリンダ室に送油及び排油を行なうように連結するとと
もに、これらの油路70,71は二又状のエルボ管7c
によって分岐した配管70a,71aを他のアングルシ
リンダ3Rに接続している。
トに接続された配管70,71は、それぞれ各アングル
シリンダ3R,3Lのブレード1を同方向に回動される
シリンダ室に送油及び排油を行なうように連結するとと
もに、これらの油路70,71は二又状のエルボ管7c
によって分岐した配管70a,71aを他のアングルシ
リンダ3Rに接続している。
【0013】なお、上記セレクタバルブ9は、チルトシ
リンダ1Sとアングルシリンダ3R,3Lの操作位置の
切換えを手動操作レバーによって行なってもよいが、こ
の実施形態ではパイロットポンプ7P2を利用してロー
タリジョイント8の予備ポートにパイロット配管73を
設け、パイロットバルブ90を運転席側に設置した切換
バルブ75によって切換えるようにしている。また、7
Mはセレクタバルブ9からタンク7Tへ送油する配管で
あり、ロータリージョイント8のドレンポートを兼用し
ている。
リンダ1Sとアングルシリンダ3R,3Lの操作位置の
切換えを手動操作レバーによって行なってもよいが、こ
の実施形態ではパイロットポンプ7P2を利用してロー
タリジョイント8の予備ポートにパイロット配管73を
設け、パイロットバルブ90を運転席側に設置した切換
バルブ75によって切換えるようにしている。また、7
Mはセレクタバルブ9からタンク7Tへ送油する配管で
あり、ロータリージョイント8のドレンポートを兼用し
ている。
【0014】そしてブレード1のチルト回動作業時にお
いて、補助バルブ7Hを操作してチルトシリンダ1Sに
送油し、このブレード1をチルト軸50(図1)を中心
に回動させてチルト作業を行なうことができる。また、
ブレード1をアングル回動させたい場合は、セレクタバ
ルブ9を運転席20から切換バルブ75を介して操作す
ると、パイロットバルブ90が作動してセレクタバルブ
9を他方に簡単に切換えることができる。従って、この
状態において前記補助バルブ7Hを操作することにより
アングルシリンダ3R,3Lに送油してブレード1をア
ングル軸51を中心に所望角度に回転させることがで
き、アングル作業を能率よく良好に行なうことができよ
うにしている。
いて、補助バルブ7Hを操作してチルトシリンダ1Sに
送油し、このブレード1をチルト軸50(図1)を中心
に回動させてチルト作業を行なうことができる。また、
ブレード1をアングル回動させたい場合は、セレクタバ
ルブ9を運転席20から切換バルブ75を介して操作す
ると、パイロットバルブ90が作動してセレクタバルブ
9を他方に簡単に切換えることができる。従って、この
状態において前記補助バルブ7Hを操作することにより
アングルシリンダ3R,3Lに送油してブレード1をア
ングル軸51を中心に所望角度に回転させることがで
き、アングル作業を能率よく良好に行なうことができよ
うにしている。
【0015】そして、上記切換バルブ75と補助バルブ
7Hとの切換連繋操作は、次に示す構成の手元操作可能
な操作レバー6によって行なわれ、ブレード1をチルト
回動及びアングル回動動作させることができるようにし
ている。次に図5及び図6を参照して操作レバー6の構
成について説明する。この操作レバー6は前出の昇降油
圧シリンダ3aを伸縮作動させるように図示しない切換
バルブに連結されたレバー杆の頭部にグリップ部61を
ネジ止め等の固定手段によって取着しており、このグリ
ップ部61を握って操作レバー6を前後方向に押し引き
操作することによって、ブレード1を昇降油圧シリンダ
3a及び昇降アーム3を介して昇降位置調節作動を行な
うようしている。
7Hとの切換連繋操作は、次に示す構成の手元操作可能
な操作レバー6によって行なわれ、ブレード1をチルト
回動及びアングル回動動作させることができるようにし
ている。次に図5及び図6を参照して操作レバー6の構
成について説明する。この操作レバー6は前出の昇降油
圧シリンダ3aを伸縮作動させるように図示しない切換
バルブに連結されたレバー杆の頭部にグリップ部61を
ネジ止め等の固定手段によって取着しており、このグリ
ップ部61を握って操作レバー6を前後方向に押し引き
操作することによって、ブレード1を昇降油圧シリンダ
3a及び昇降アーム3を介して昇降位置調節作動を行な
うようしている。
【0016】そして、グリップ部61は、握った手の指
によって複数の異方向(多方向)に傾倒操作可能なピン
レバー10によって、ブレード1をチルト回動及びアン
グル回動させるスイッチ機構1Eを内蔵している。即
ち、グリップ部61はレバー杆60に取着されてピンレ
バー10の受部62を有する本体部63と、スイッチ機
構1Eを取着してピンレバー10を支持する取付部65
と通孔66とを有する蓋部67とを開閉嵌合可能な分割
型に形成し、スイッチ機構1Eを蓋部67に取付ネジ6
8で固定し、ピンレバー10の下部を受部62に係合さ
せた状態でて蓋部67を本体部63に嵌合して組付けす
るように構成している。
によって複数の異方向(多方向)に傾倒操作可能なピン
レバー10によって、ブレード1をチルト回動及びアン
グル回動させるスイッチ機構1Eを内蔵している。即
ち、グリップ部61はレバー杆60に取着されてピンレ
バー10の受部62を有する本体部63と、スイッチ機
構1Eを取着してピンレバー10を支持する取付部65
と通孔66とを有する蓋部67とを開閉嵌合可能な分割
型に形成し、スイッチ機構1Eを蓋部67に取付ネジ6
8で固定し、ピンレバー10の下部を受部62に係合さ
せた状態でて蓋部67を本体部63に嵌合して組付けす
るように構成している。
【0017】このとき蓋部67の通孔66からグリップ
面上に指押操作可能に突出させたピンレバー10の頭部
を、表面に操作方向とその内容を表記した可撓性を有す
るゴム又はプラスチック材からなるグリップカバー69
の突起部69a内に挿入させて覆い、このグリップカバ
ー69の周面をグリップ61に貼着固定している。この
構成によってグリップカバー69は、スイッチ機構1E
部の防塵を行なうとともに、ピンレバー10の鉛直方向
の中立位置の姿勢を保持し、また、このピンレバー10
が受部62を中心に任意の方向に傾倒操作されたとき、
その中立位置への復帰動作をグリップカバー69自体が
有する弾性力によって付勢すことができ、ピンレバー1
0の復帰構造も簡単な構造とすることができる等の利点
を有している。
面上に指押操作可能に突出させたピンレバー10の頭部
を、表面に操作方向とその内容を表記した可撓性を有す
るゴム又はプラスチック材からなるグリップカバー69
の突起部69a内に挿入させて覆い、このグリップカバ
ー69の周面をグリップ61に貼着固定している。この
構成によってグリップカバー69は、スイッチ機構1E
部の防塵を行なうとともに、ピンレバー10の鉛直方向
の中立位置の姿勢を保持し、また、このピンレバー10
が受部62を中心に任意の方向に傾倒操作されたとき、
その中立位置への復帰動作をグリップカバー69自体が
有する弾性力によって付勢すことができ、ピンレバー1
0の復帰構造も簡単な構造とすることができる等の利点
を有している。
【0018】上記のようなピンレバー10を中心に有す
るスイッチ機構1Eは、取付ネジ68で蓋部67に固定
される基板11の中央部にピンレバー10を挿通させ、
このピンレバー10の中途部に径大に形成した押動部1
0aの4周部位に図5に示すように4ケのタクトスイッ
チ12,12a及び13,13aを押動間隙をあけて図
2に示すように上下左右に配設し、これらのスイッチを
対として前記切換バルブ75と補助バルブ7Hにハーネ
ス15を介して接続している。
るスイッチ機構1Eは、取付ネジ68で蓋部67に固定
される基板11の中央部にピンレバー10を挿通させ、
このピンレバー10の中途部に径大に形成した押動部1
0aの4周部位に図5に示すように4ケのタクトスイッ
チ12,12a及び13,13aを押動間隙をあけて図
2に示すように上下左右に配設し、これらのスイッチを
対として前記切換バルブ75と補助バルブ7Hにハーネ
ス15を介して接続している。
【0019】上記構成により、タクトスイッチ12,1
2aはそれぞれピンレバー10の傾倒によって押圧動作
(ON)されると、ブレード1を図3に示すように右側
前方あるいは左側前方傾動させるように、アングル回動
を行なうことができるようにしている。なお、このとき
各タクトスイッチ12,12a、13,13a自身が有
するスイッチの弾性力によってピンレバー10を中立位
置に戻すようにするとよい。
2aはそれぞれピンレバー10の傾倒によって押圧動作
(ON)されると、ブレード1を図3に示すように右側
前方あるいは左側前方傾動させるように、アングル回動
を行なうことができるようにしている。なお、このとき
各タクトスイッチ12,12a、13,13a自身が有
するスイッチの弾性力によってピンレバー10を中立位
置に戻すようにするとよい。
【0020】更に、タクトスイッチ13,13aがそれ
ぞれ押圧によってON動作するとブレード1は図4に示
すように右側下方に、あるいは左側下方に傾動させるよ
うにチルト回動を行なうことができるようにしている。
以上のように構成した操作レバー6を有するパワーショ
ベルAは、ブレード1による作業を行なう際には操作レ
バー6を握った状態で「押し引き」すると、昇降油圧シ
リンダ3aを作動させてブレード1を昇降することがで
き、また、握った手の親指でピンレバー10を「上方及
び下方」に傾倒させるとレード1を右アングル回動並び
に左アングル回動(図3)させることができる。そして
ピンレバー10を「左下方あるいは右下方」に傾倒させ
るとブレード1を右チルト回動並びに左チルト回動(図
4)をさせることができるので、ブレード1を操作レバ
ー6を握ったまま指を浮かせることなく、任意方向に的
確にコントロールして作業を良好に行なうことができる
ものである。
ぞれ押圧によってON動作するとブレード1は図4に示
すように右側下方に、あるいは左側下方に傾動させるよ
うにチルト回動を行なうことができるようにしている。
以上のように構成した操作レバー6を有するパワーショ
ベルAは、ブレード1による作業を行なう際には操作レ
バー6を握った状態で「押し引き」すると、昇降油圧シ
リンダ3aを作動させてブレード1を昇降することがで
き、また、握った手の親指でピンレバー10を「上方及
び下方」に傾倒させるとレード1を右アングル回動並び
に左アングル回動(図3)させることができる。そして
ピンレバー10を「左下方あるいは右下方」に傾倒させ
るとブレード1を右チルト回動並びに左チルト回動(図
4)をさせることができるので、ブレード1を操作レバ
ー6を握ったまま指を浮かせることなく、任意方向に的
確にコントロールして作業を良好に行なうことができる
ものである。
【0021】また、ピンレバー10は傾倒操作した後の
中立位置の復帰を、グリップカバー69の弾性力によっ
て付勢できるので、その復帰動作を簡単にすることがで
き、操作性を向上させて作業の能率を向上させることが
できる。また、グリップカバー69の構成を小型で安価
にすることもできる。従って、上記のように構成した操
作レバー6は、特に1本のレバーによって多様な操作を
要するブレード(ドーザ)をコントロールするレバーと
して使用することができるものである。
中立位置の復帰を、グリップカバー69の弾性力によっ
て付勢できるので、その復帰動作を簡単にすることがで
き、操作性を向上させて作業の能率を向上させることが
できる。また、グリップカバー69の構成を小型で安価
にすることもできる。従って、上記のように構成した操
作レバー6は、特に1本のレバーによって多様な操作を
要するブレード(ドーザ)をコントロールするレバーと
して使用することができるものである。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による操作レバーのグリップ構造は、グリップ部の表面
に設出させた1つのピンレバーを傾倒操作させることに
より、複数のタクトスイッチを選択操作することができ
るようにしている。従って、このピンレバーから指を離
すことなく、異方向のタクトスイッチを速やかに操作す
ることができ、誤操作を防止して操作レバーの操作性を
向上させることができる。
による操作レバーのグリップ構造は、グリップ部の表面
に設出させた1つのピンレバーを傾倒操作させることに
より、複数のタクトスイッチを選択操作することができ
るようにしている。従って、このピンレバーから指を離
すことなく、異方向のタクトスイッチを速やかに操作す
ることができ、誤操作を防止して操作レバーの操作性を
向上させることができる。
【0023】また、小型のタクトスイッチを近接設置す
ることが可能になるので、グリップ部61を大型化する
ことなくコンパクトにまとめることができる。そして、
グリップ部61の表面を覆う防塵用のグリップカバー6
9でピンレバー10の戻し方向の付勢を行なうようにし
たので、ピンレバー10を良好に戻すことができるとと
もに、ピンレバー10の戻し構造を簡単にすることがで
きる。
ることが可能になるので、グリップ部61を大型化する
ことなくコンパクトにまとめることができる。そして、
グリップ部61の表面を覆う防塵用のグリップカバー6
9でピンレバー10の戻し方向の付勢を行なうようにし
たので、ピンレバー10を良好に戻すことができるとと
もに、ピンレバー10の戻し構造を簡単にすることがで
きる。
【0024】また上記構成による操作レバーはドーザ操
作を簡単に誤りを防止して良好に行なうことができる等
の利点がある。
作を簡単に誤りを防止して良好に行なうことができる等
の利点がある。
【図1】パワーショベルの要部を示す平面図である。
【図2】操作レバーの設置部の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】ブレードのアングル回動作用を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】ブレードのチルト回動作用を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】操作レバー6の平面図である。
【図6】図5の横断面図である。
【図7】ブレード操作用油圧回路図である。
A パワーショベル(作業機) 1 ブレード 1E スイッチ機構 3 昇降アーム 3a 昇降油圧シリンダ 5 取付ブラケ
ット 6 操作レバー 10 ピンレバ
ー 11 基板 12 タクトス
イッチ 60 レバー杆 61 グリップ
部 62 受部 69 グリップ
カバー 69a 凹入突起
ット 6 操作レバー 10 ピンレバ
ー 11 基板 12 タクトス
イッチ 60 レバー杆 61 グリップ
部 62 受部 69 グリップ
カバー 69a 凹入突起
Claims (3)
- 【請求項1】 グリップ部61にピンレバー10を傾倒
可能に支持するとともに、該ピンレバー10の基部側に
ピンレバー10の傾倒動作で作動される複数のダクトス
イッチ12を設けてなる操作レバーのグリップ構造。 - 【請求項2】 ピンレバー10をグリップ部61の表面
を覆うグリップカバー69で中立位置復帰方向への戻し
力を付与させる請求項1の操作レバーのグリップ構造。 - 【請求項3】 ピンレバー10の操作で建設作業機のブ
レード1の作業姿勢を操作させる請求項1又は2の操作
レバーのグリップ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35935797A JPH11191014A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 操作レバーのグリップ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35935797A JPH11191014A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 操作レバーのグリップ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11191014A true JPH11191014A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18464098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35935797A Pending JPH11191014A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 操作レバーのグリップ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11191014A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102975637A (zh) * | 2012-12-24 | 2013-03-20 | 重庆宏立至信汽车部件制造有限公司 | 一种全覆盖式调角器解锁手柄组件 |
JP2019167686A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 株式会社日立建機ティエラ | 建設機械 |
WO2022137795A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 株式会社クボタ | サトウキビ収穫機 |
JP2022096946A (ja) * | 2020-12-18 | 2022-06-30 | ヤンマーホールディングス株式会社 | 建設機械 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35935797A patent/JPH11191014A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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