JPH0411350Y2 - - Google Patents

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JPH0411350Y2
JPH0411350Y2 JP1987006778U JP677887U JPH0411350Y2 JP H0411350 Y2 JPH0411350 Y2 JP H0411350Y2 JP 1987006778 U JP1987006778 U JP 1987006778U JP 677887 U JP677887 U JP 677887U JP H0411350 Y2 JPH0411350 Y2 JP H0411350Y2
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insulating base
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board terminal
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、印刷回路基板に面実装可能な基板
用端子に関する。
(ロ) 従来の技術 従来印刷回路基板上に設けられた回路の特性を
試験するために、回路を測定機器に接続するため
の基板用端子としては、第11図に示す2種類の
ものが知られている。
第11図中、aの基板用端子は、上端a1をフツ
ク状に加工したリード端子a2を、筒状の碍子a4
挿通してなるものである。この基板用端子aは、
下面に導体パターンb1が形成された印刷回路基板
bに上方より実装される。基板用端子aのリード
線下端a3は、印刷回路基板bの小孔b2を挿通して
下方に突出し、この突出した部分が導体パターン
b1にはんだ付けされる。
一方、第11図中、cの基板用端子は、逆U字
状に曲げられたリード線c1よりなるフツク状のも
のである。リード線c1の端部c2,c2は、印刷回路
基板bの小孔b2,b2を挿通し、印刷回路基板b下
面の導体パターンb1にはんだ付けされる。
これら基板用端子a,cには、オシロスコープ
等の測定器のかぎ針状のプローブdが引掛けられ
て、回路のチエツクポイントと測定器が導通す
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかるに、近年面実装、すなわち導体パターン
上にチツプ状の部品を直接実装することが多く行
われている。このような印刷回路基板には、上記
従来の基板用端子aは、使用できない不都合があ
つた。
一方、前記基板用端子cは、面実装の場合にも
適用できるものであるが、手作業により実装しな
ければならないため、工程がかかる不都合があつ
た。
この考案は、上記不都合に鑑みなされたもの
で、自動化された面実装を可能とする基板用端子
を提供することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上記不都合を解決するための手段として、この
考案の基板用端子は、以下の乃至項に記載の
構成よりなるものである。
印刷回路基板上に実装される絶縁基台、 絶縁基台に溝又は穴により形成されるプロー
ブ挿通部、 絶縁基台表面に形成され、かつ面実装の時に
印刷回路基板上に導体と接続する電極、 少なくともプローブ挿通部の内面に形成さ
れ、かつ電極と導通する導体層、 電極と導体層が、導電性厚膜、ニツケルめつ
き、及びはんだめつきを絶縁基台表面に順に形
成した3層構造である。
(ホ) 作用 この考案の基板用端子は、その形状をチツプ抵
抗器と同じにすることが可能であり、容易に面実
装でき、かつその実装を自動化して行える。ま
た、チツプ抵抗器と同様に、大きな絶縁基板をブ
レイクして大量生産することができる。加えて、
電極と導体層が3層構造であるため、電極と導体
層が絶縁基台と強固に結合し、その強度が大き
い。
一方、この基板用端子に測定器等のプローブを
接続するには、プローブをプローブ挿通部に挿通
し、プローブをプローブ挿通部内面に接触させ
る。プローブは、プローブ挿通部内部の導体層及
び電極を介して、印刷回路基板上の導体パターン
と導通する。
(ヘ) 実施例 この考案の第1の実施例を、第1図,第2図,
第3図a乃至第3図dに基づいて以下に説明す
る。
第1図は、第1の実施例に係る基板用端子1の
外観斜視図である。2は、直方体状のアルミナセ
ラミツクよりなる絶縁基台である。絶縁基台側面
2a,2aには、電極3,3が形成されている。
絶縁基台底面2bは、アルミナセラミツクの表面
のままにしておき、絶縁部4とされる。
絶縁基台2には、スルーホール(プローブ挿通
部)5が穿設されている。このスルーホール5
は、絶縁基台正面2d及び背面2e中央に開口す
る。スルーホール5内面には、導体層6が形成さ
れている。
絶縁基台正面2d及び背面2eには、帯状の導
体パターン7が形成される。導体パターン7両側
端部は、前記電極3,3と接続している。また、
導体パターン7中央には前記スルーホール5が開
口することになり、導体パターン7と導体層6と
が電気的に接続される。更に、電極3,3と導体
パターン7(導体層6も含む)は、以下の製造工
程から分かるように、ニツケルめつき及びはんだ
めつきを有する3層構造である。
次に、この基板用端子1の構造工程を、第3図
a乃至第3図dを参照しながら説明する。
先ず、アルミナセラミツク基板9を用意し、こ
の表面に格子状にスリツト9a,9bを形成する
と共に、スルーホール5、……、5を穿設する
〔第3図a参照〕。
アルミナセラミツク基板9上面及び下面には、
帯状に導体パターン10、……、10を厚膜印刷
し、焼成する〔第3図b参照〕。この時、同時に
スルーホール5内面にも、導体層6が形成され
る。
次に、このアルミナセラミツク基板9を、スリ
ツト9bに沿つてブレイクする〔第3図c参照〕。
この時、導体パターン10も分割されて、個々の
導体パターン7となる。さらに、ブレイクされた
アルミナセラミツク基板9′の両側面9′cには、
導体パターン11が形成される〔第3図d参照〕。
アルミナセラミツク基板9′は、スリツト9a、
……9aに沿つて分割され、個々の絶縁基台2と
される。この時、導体パターン11も分割され、
個々の電極3となる。そして、はんだ処理を容易
にするため、ニツケル(Ni)及びはんだ(Sn/
Pb)めつき(共にバレルめつきによる)が施さ
れ、基板用端子1が完成する。なお、この製造工
程には、角形チツプ抵抗器の製造設備が適用でき
る。
第2図は、この基板用端子1の実装状態を示し
ている。印刷回路基板12上には、導体パターン
12aを挟んで、導体パターン12b,12bが
形成されている。基板用端子1は、その電極3,
3を、それぞれ導体パターン12b,12b上に
はんだ付される。13,13は、このはんだであ
る。この実装作業は、チツプ抵抗器と同様、自動
的に行うことができる。
導体パターン12aには、基板用端子1の絶縁
基台底面2が接触するが、この面はアルミナセラ
ミツクのままであるから、導体パターン12aと
電極3,3、導体パターン7等とは絶縁される。
従つて、基板用端子1は、導体パターン12b,
12bを橋絡するジヤンパの機能も果たしてい
る。
プローブを接続するには、プローブ(図示せ
ず)先端を引掛けるようにスルーホール5に挿通
し、プローブ先端を導体層6に接触させる。プロ
ーブ先端は、導体層6、導体パターン7、電極3
を介して、導体パターン12b,12bと導通す
る。
<実施例 2> この考案の第2の実施例を、第4図、第5図
a、第5図b及び第6図に基づいて以下に説明す
る。
第4図は、第2の実施例に係る基板用端子21
の外観斜視図である。22は、アルミナセラミツ
クよりなる絶縁基台である。この絶縁基台底面2
2bには、溝部25a(プローブ挿通部)が凹設
されている。また、絶縁基台22には、前記溝部
25aと連通し、上面22cに開口するスルーホ
ール(プローブ挿通部)25bが穿設される。こ
のスルーホール25b内面には、導体層26が形
成されている。
一方、絶縁基台両側面22a,22aには、導
体パターンが印刷形成され、電極23,23とさ
れる。また、絶縁基台上面22cには、導体パタ
ーン27が形成される。この導体パターン27
は、電極23,23及びスルーホール25b内面
の導体層26と導通している。更に、電極23,
23と導体パターン27(導体層26も含む)
は、次の製造工程から明らかなように、ニツケル
めつき及びはんだめつきを有する3層構造であ
る。
この基板用端子21の製造工程を簡単に説明す
ると、先ず、アルミナセラミツク基板29を用意
する〔第5図a参照〕。このアルミナセラミツク
基板29表面には、格子状にスリツト29a,2
9bが形成される。アルミナセラミツク基板29
裏面には、溝25、……、25が凹設される。ま
た、アルミナセラミツク基板29には、この溝部
25と連通するスルーホール25b、……、25
bが穿設される。
次に、このアルミナセラミツク基板29表面に
は、導体パターン30が印刷焼成され、スリツト
29bに沿つてブレイクされる〔第5図b参照〕。
この時、溝25は分割されて、溝部25aとな
る。なお、導体パターン30形成時に、スルーホ
ール25b内面に導体層26が同時形成される。
ブレイクされたアルミナセラミツク基板29′
の側面29′cには、先と同様、導体パターン
(後に分割されて電極23となる)が印刷焼成さ
れる。さらに、アルミナセラミツク基板29′は、
スリツト29a、……、29aに沿つてブレイク
された後、バレルめつきにより、電極23,2
3、導体層26、導体パターン27上にニツケル
及びはんだが鍍着される。
第6図は、この基板用端子21の面実装状態を
示す斜視図である。印刷回路基板32上には、導
体パターン32a及びこの導体パターン32aを
挟むように導体パターン32b、……、32bが
形成されている。
基板用端子21は、導体パターン32a上に溝
部25aが位置するように、すなわち絶縁基台2
2が導体パターン32aを跨ぐように、印刷回路
基板32上に載置され、電極23が導体パターン
32bにはんだ付される。33は、このはんだを
示している。導体パターン32aと電極23,2
3とは、溝部25aにより絶縁されるため、基板
用端子21は、先と同様、ジヤンパとしての機能
を果たしている。基板用端子21にプローブを接
続するには、プローブ先端を引掛けるようにシル
ーホール25bから溝部25aに挿通し、プロー
ブをスルーホール25b内面の導体層26に接触
させる。
<実施例 3> この考案の第3の実施例を、第7図、第8図、
第9図a及び第9図bに基づいて説明する。
第7図は、第3の実施例に係る基板用端子41
の外観斜視図である。42は、アルミナセラミツ
クよりなる絶縁基台である。この絶縁基台42の
底面42bには、挿通部(プローブ挿通部)45
が設けられている。この挿通部45内面にも、導
体層46が形成されている。
一方、絶縁基台底面42bは、導体パターンが
印刷形成され、電極43とされる。この電極43
は、前記導体層46と導通している。また、絶縁
基台正面42dと背面42eには、導体パターン
47が形成される(正面42dのみを示す)。更
に、電極43と導体パターン47(導体層46も
含む)は、以下の製造工程から分かるように、ニ
ツケルめつきとはんだめつきを有する3層構造で
ある。
この基板用端子41の製造工程を簡単に説明す
ると、先ず、アルミナセラミツク基板49に、格
子状のスリツト49a,49bを形成すると共
に、断面長方形の貫通孔45′、……、45′を穿
設する〔第9図a参照〕。
次に、アルミナセラミツク基板49の表面及び
裏面に、全面に亘り、導体パターン(ブレイクさ
れて導体パターン47となる)50を形成し、こ
れをスリツト49bに沿つてブレイクする〔第9
図b参照〕。導体パターン50の形成時に、貫通
孔45′内に導体層46が形成される。
このブレイクされたアルミナセラミツク基板4
9′の側面49′cには、導体パターン(ブレイク
されて電極43となる)が印刷される。そして、
アルミナセラミツク基板49′がスリツト49a
に沿つてブレイクされ、個々の絶縁基台42とさ
れる。この絶縁基台42は、先と同様、バレルめ
つきにより、ニツケル及びはんだが鍍着される。
この基板用端子41も、角形チツプ抵抗器の製
造設備を用いて製造することができる。なお、こ
の場合には、ブレイクされたアルミナセラミツク
基板49′の反対側側面49′cにも導体パターン
が形成される。第7図に示す導体パターン43′
はこうして形成されたものであり、付随的なもの
である。
第8図は、この基板用端子41の面実装状態を
示す図である。印刷回路基板53上には、導体パ
ターン53aと、これを挟む形で1対の導体パタ
ーン53b,53bが形成されている。基板用端
子41は、導体パターン53aを跨ぐ形で、その
電極43を導体パターン53bにはんだ付され
る。その他の点については、第2の実施例の場合
と同様である。
第10図は、この実施例基板用端子41の変形
例を示している。この変形例基板用端子61は、
絶縁基台62の上面及び底面に、それぞれ電極6
3,63及び挿通部(プローブ挿通部)65,6
5を設けている。挿通部65内面には、導体層6
6が形成されている。その他の点に関しては、基
板用端子41と同様である。この変形例基板用端
子61は、第9図aにおいて、スリツト49b及
び貫通孔45′を変更すれば、基板用端子41と
全く同様に製造することができる。
(ト) 考案の効果 この考案の基板用端子は、印刷回路基板上に実
装される絶縁基台と、絶縁基台に溝又は穴により
形成されるプローブ挿通部と、絶縁基台表面に形
成され、かつ面実装の時に印刷回路基板上の導体
を接続する電極と、少なくともプローブ挿通部の
内面に形成され、かつ電極と導通する導体層とよ
りなり、電極と導体層が、導電性厚膜、ニツケル
めつき、及びはんだめつきを絶縁基台表面に順に
形成した3層構造であるから、プローブ挿通部に
プローブを簡単に引掛けて使用できる小型のチエ
ツクポイント部品であり、しかも面実装が可能
で、かつその実装を自動化して行うことができる
だけでなく、電極と導体層が絶縁基台に強固に結
合し、その強度が大きくなる利点を有している。
また、ジヤンパチツプとして使用できる利点を有
している。さらに、チツプ抵抗器の製造設備を適
用して、大量生産が可能である利点をも有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1の実施例に係る基板
用端子の外観斜視図、第2図は、同基板用端子の
実装状態を示す斜視図、第3図a、第3図b、第
3図c及び第3図dは、同基板用端子の製造工程
を説明する図、第4図は、この考案の第2の実施
例に係る基板用端子の外観斜視図、第5図a及び
第5図bは、同基板用端子の製造工程を説明する
図、第6図は、同基板用端子の実装状態を示す斜
視図、第7図は、この考案の第3の実施例に係る
基板用端子の外観斜視図、第8図は、同基板用端
子の実装状態を示す斜視図、第9図a及び第9図
bは、同基板用端子の製造工程を説明する図、第
10図は、同基板用端子の変形例を示す外観斜視
図、第11図は、従来の基板用端子を示す斜視図
である。 1,21,41,61……基板用端子、2,2
2,42,62……絶縁基台、3,23,43,
63……電極、5,25b……スルーホール、
6,26,46,66……導体層、25a……溝
部、45,65……挿通部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 印刷回路基板上に実装される絶縁基台と、絶縁
    基台に溝又は穴により形成されるプローブ挿通部
    と、 絶縁基台表面に形成され、かつ面実装の時に印
    刷回路基板上に導体と接続する電極と、 少なくともプローブ挿通部の内面に形成され、
    かつ電極と導通する導体層とを有し、 電極と導体層が、導電性厚膜、ニツケルめつ
    き、及びはんだめつきを絶縁基台表面に順に形成
    した3層構造である基板用端子。
JP1987006778U 1987-01-19 1987-01-19 Expired JPH0411350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987006778U JPH0411350Y2 (ja) 1987-01-19 1987-01-19

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JP1987006778U JPH0411350Y2 (ja) 1987-01-19 1987-01-19

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JPS63116977U JPS63116977U (ja) 1988-07-28
JPH0411350Y2 true JPH0411350Y2 (ja) 1992-03-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0347258Y2 (ja) * 1987-01-07 1991-10-08

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JPS63116977U (ja) 1988-07-28

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