JPH11102804A - 厚膜チップ部品 - Google Patents

厚膜チップ部品

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Publication number
JPH11102804A
JPH11102804A JP27807197A JP27807197A JPH11102804A JP H11102804 A JPH11102804 A JP H11102804A JP 27807197 A JP27807197 A JP 27807197A JP 27807197 A JP27807197 A JP 27807197A JP H11102804 A JPH11102804 A JP H11102804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thick
chip
thick film
film
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP27807197A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kobayashi
永司 小林
Tsutomu Sugawara
勉 菅原
Hidetaka Sawada
英孝 沢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koa Corp
Original Assignee
Koa Corp
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Publication date
Application filed by Koa Corp filed Critical Koa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ基板の表裏面にそれぞれ厚膜抵抗素子
と厚膜コンデンサ素子とが搭載されたネットワーク素子
において、これらの素子の単体としての特性を製品の完
成検査時点で測定することができる厚膜チップネットワ
ーク素子を提供する。 【解決手段】 チップ基板11の表裏面にそれぞれ厚膜
抵抗素子13と厚膜コンデンサ素子12とを搭載し、両
素子のそれぞれの電極14A,14Bをチップ端面にお
いて共通に接続したネットワーク素子において、コンデ
ンサ素子12又は抵抗素子13の一方の電極14Aに、
電極14a,14bをチップ端面側と素子側とに絶縁分
離する分離溝14cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は厚膜チップ部品に係
り、特にチップ基板の表裏面にそれぞれ厚膜抵抗素子と
厚膜コンデンサ素子とを搭載し、そのチップ端面におい
てそれぞれの電極端子を並列に接続した厚膜ネットワー
ク素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の厚膜ネットワーク素子の
一例を示す。この素子は、チップ基板11の表面側に例
えば厚膜コンデンサ素子12が搭載され、チップ基板の
裏面側に厚膜抵抗素子13が搭載されている。厚膜コン
デンサ素子12は、そのチップ基板11上にその容量の
取出し端子となる電極14A,14Bを備える。そして
裏面側の厚膜チップ抵抗素子13も同様にその抵抗の取
出し端子となる電極をチップの両端面側に備える。そし
て厚膜コンデンサ素子12の電極14A,14Bはその
基板裏面側の厚膜抵抗素子の対応する電極と基板端面の
スルーホール内に設けられた接続電極15A,15Bに
よりそれぞれ接続されている。
【0003】図4は、この厚膜ネットワーク素子の等価
回路を示す。図示するように厚膜コンデンサ素子12と
厚膜抵抗素子13とが、それぞれの電極がチップ基板1
1の端面のスルーホール内の接続電極15A,15Bに
より共通に接続された回路となっている。このようなコ
ンデンサ(C)、抵抗(R)が並列に接続されたネット
ワーク素子は、遅延回路等として広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】係る構造の厚膜チップ
型のネットワーク素子においては、コンデンサ素子12
と抵抗素子13とが並列に配線接続されているので、そ
の素子の完成検査においては、電極14A,14B間に
は双方の合成インピーダンスが測定される。即ち、単体
としてのコンデンサ素子の特性、例えば絶縁抵抗、誘電
正接等の電気的特性を測定することが困難であった。
【0005】本発明は上述した事情に鑑みて為されたも
ので、チップ基板の表裏面にそれぞれ厚膜抵抗素子と厚
膜コンデンサ素子とが搭載されたネットワーク素子にお
いて、これらの素子の単体としての特性を製品の完成検
査時点で測定することができる厚膜チップネットワーク
素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の厚膜チップ部品
は、チップ基板の表裏面にそれぞれ厚膜抵抗素子と厚膜
コンデンサ素子とを搭載し、両素子のそれぞれの電極を
チップ端面において共通に接続したネットワーク素子に
おいて、前記コンデンサ素子又は抵抗素子の一方の電極
に、該電極をチップ端面側と素子側とに絶縁分離する分
離溝を設けたことを特徴とする。
【0007】上述した本発明によれば、コンデンサ素子
又は厚膜抵抗素子の一方の電極に、該電極をチップ端面
側と素子側とに絶縁分離する分離溝を設けたことから、
厚膜抵抗素子と厚膜コンデンサ素子との並列接続が電気
的に切断され、それぞれが二端子回路として単独で測定
が可能となる。このように厚膜コンデンサ素子と厚膜抵
抗素子とのそれぞれの単体としての特性が厚膜チップ部
品製造の最終工程で測定可能であるので、製品の品質を
向上し、製造歩留等を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の厚膜チップ
部品について、添付図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の一実施形態の厚膜チップネ
ットワーク素子を示す。このチップ基板の表面側に厚膜
コンデンサ素子12が搭載され、裏面側に厚膜抵抗素子
13が搭載されている。そして厚膜コンデンサ素子12
の一方の電極14Bは、チップ端面をスルーホール内に
設けられた接続電極により、チップ基板裏面側の厚膜抵
抗素子13の対応する電極と接続されている。
【0010】厚膜コンデンサ素子12のもう一方の電極
14Aは、素子側の電極14aとチップ端面側の電極1
4bとの間に分離溝14cが設けられ、電極14Aは2
つの電極14aと14bとに絶縁分離されている。そし
て、チップ端面側の電極14bはスルーホール内に設け
られた接続電極15を介して、裏面側の抵抗素子の対応
する電極に接続されている。
【0011】図2は、係るネットワーク素子の等価回路
を示す。厚膜抵抗素子13はその両側の電極がそれぞれ
接続電極15A,15Bに接続されているが、厚膜コン
デンサ素子12はその電極14aと14bとの間で電気
的に絶縁分離されている。即ち、端子14aと15Bと
の間には厚膜コンデンサ素子12が接続され、端子15
Aと15Bとの間には厚膜抵抗素子13が接続されてい
ることになる。
【0012】従って、厚膜コンデンサ素子12の電極1
4aにプローブを当て、電極15B(14B)に他方の
プローブを当てることで厚膜コンデンサ素子12の単体
としての特性が測定可能である。一方で裏面側の厚膜抵
抗素子13に関しても、その両側の電極にプローブを当
てることにより、抵抗素子13の単体としての電気的な
特性の測定が可能である。それ故、従来の厚膜コンデン
サ素子12と厚膜抵抗素子13とが並列接続された状態
では、測定不可能であるが、厚膜コンデンサ素子の絶縁
抵抗と誘電正接等の測定がその製造工程の最終段階で可
能である。尚、2つの電極14aと14bとに双方に接
続するようにプローブを当てることで、厚膜コンデンサ
素子12と厚膜抵抗素子13等を並列に接続した状態で
の電気的特性の測定も可能である。
【0013】分離溝14cによってチップ端面側と素子
側とに絶縁分離された電極14a,14bは、プリント
基板へ実装されるに際して、ハンダでプリント基板上の
ランドに固着されるため、分離溝14cによって分割さ
れた電極14a,14bはハンダにより電気的に接続さ
れる。従って、プリント基板に実装後は、通常のコンデ
ンサ素子と抵抗素子とが並列に接続された通常のネット
ワーク素子として動作する。それ故、分離溝14cの幅
は製造段階ではメッキ後にも電気的な導通が生ぜず、実
装時にはハンダにより確実に電気的な導通が生じなけれ
ばならない。このため、この実施形態では分離溝の幅と
しては大略0.1mm程度とすることが好適である。
【0014】この様なチップネットワーク素子の製造工
程は、概略次の通りである。マトリスク状にスリット溝
を有する大判のセラミックス基板を用意し、その表面側
に厚膜コンデンサ素子を形成する。まず厚膜電極をスク
リーン印刷して焼成して形成する。この際、電極14A
には、分離溝14cを設け、素子側の電極14aとチッ
プ端面側の電極14bを離隔して形成する。次にコンデ
ンサ素子の誘電体となるチタン酸バリウム等の材料を同
様にスクリーン印刷で印刷した後に、焼成して誘電体膜
を形成する。更に、上側電極となる部分をスクリーン印
刷で印刷して焼成して形成する。これにより厚膜コンデ
ンサ素子12が形成される。
【0015】次に基板の裏面側に同様に厚膜抵抗素子1
3を形成する。即ち、まず厚膜電極パターンをスクリー
ン印刷で印刷後、焼成して形成する。そしてこの電極間
に跨るように酸化ルテニウム等の厚膜抵抗ペーストを同
様にスクリーン印刷した後に、焼成して形成する。これ
により厚膜抵抗素子が形成される。そして両電極間にプ
ローブを当てて、必要に応じて抵抗値のトリミングを行
う。この段階迄は、厚膜コンデンサ素子12、厚膜抵抗
素子13も共に単体としての電気的特性の測定が可能で
ある。
【0016】そしてスルーホール内に電極ペーストを塗
布して、焼成して接続電極15A,15Bを形成する。
その後、厚膜コンデンサ素子及び厚膜抵抗素子部分にそ
れぞれの保護のためのガラス層等を付着した後に、スリ
ットに沿って個々のチップ基板に分割する。そして、電
極部分にハンダメッキ等を施して厚膜チップネットワー
ク素子が完成する。そして完成後に電気的特性の測定を
するのであるが、上述したように厚膜コンデンサ素子1
2の一方の電極14Aが素子側とチップ端面側とに分割
されているので、コンデンサ素子と抵抗素子とが2端子
回路として独立にそれぞれ電気的特性を測定することが
できる。
【0017】尚、上記実施の形態においては、厚膜コン
デンサ素子の一方の電極に分離溝を設ける例について説
明したが、厚膜抵抗素子側の電極に分離溝を設けるよう
にしてもよい。このように本発明の趣旨を逸脱すること
なく種々の変形実施例が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明のネットワ
ーク素子によれば、厚膜コンデンサ素子又は厚膜抵抗素
子の一方の電極にその電極をチップ端面側と素子側とに
絶縁分離する分離溝を設けたことから、厚膜コンデンサ
素子と厚膜抵抗素子とを、最終工程のメッキ付着後に
も、それぞれ二端子回路として独立に測定が可能であ
る。これにより厚膜ネットワーク素子の最終工程におい
て、それぞれの素子の固有の測定が可能であることか
ら、製品品質及び製造歩留まり等を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の厚膜チップネットワーク
素子の斜視図。
【図2】図1に示す厚膜チップネットワーク素子の等価
回路図。
【図3】従来の厚膜チップネットワーク素子の斜視図。
【図4】図3に示す厚膜チップネットワーク素子の等価
回路図。
【符号の説明】
11 チップ基板 12 厚膜コンデンサ素子 13 厚膜抵抗素子 14A,14B 電極 14a 素子側電極 14b チップ端面側電極 14c 分離溝 15A,15B スルーホール内の接続電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ基板の表裏面にそれぞれ厚膜抵抗
    素子と厚膜コンデンサ素子とを搭載し、両素子のそれぞ
    れの電極をチップ端面において共通に接続したネットワ
    ーク素子において、前記コンデンサ素子又は抵抗素子の
    一方の電極に、該電極をチップ端面側と素子側とに絶縁
    分離する分離溝を設けたことを特徴とする厚膜チップ部
    品。
JP27807197A 1997-09-25 1997-09-25 厚膜チップ部品 Pending JPH11102804A (ja)

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JP27807197A JPH11102804A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 厚膜チップ部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013038291A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Murata Mfg Co Ltd チップ部品構造体及び製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013038291A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Murata Mfg Co Ltd チップ部品構造体及び製造方法
US8878339B2 (en) 2011-08-10 2014-11-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. Chip-component structure and method of producing same

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