JPH05144663A - チツプ型3端子コンデンサ - Google Patents
チツプ型3端子コンデンサInfo
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- JPH05144663A JPH05144663A JP12592292A JP12592292A JPH05144663A JP H05144663 A JPH05144663 A JP H05144663A JP 12592292 A JP12592292 A JP 12592292A JP 12592292 A JP12592292 A JP 12592292A JP H05144663 A JPH05144663 A JP H05144663A
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Abstract
端子コンデンサにおいて、母体に機械強度の高い絶縁基
板を用い、実装信頼性を高めると共に、基板端縁部に凹
凸を設け、簡便な端面電極形成法を適用することを目的
とする。 【構成】 対向両端縁に凹部を設けた絶縁基板11に、
この対向凹部を結んだ信号ライン用端子電極12とグラ
ンド用端子電極13を、信号ライン用端子電極12上に
厚膜誘電体14と、厚膜誘電体14上にグランド用端子
電極13と接続する上部電極15と、厚膜誘電体14を
被覆する結晶化ガラス16と、結晶化ガラス16を被覆
する耐めっき性に優れる非晶質ガラス17を設ける。凹
部の端子電極12,13は簡便なスルーホール印刷によ
り形成できる。
Description
ンサに関する。
対策の一つとして、信号導体ラインとグランド導体との
間にバイパスコンデンサを接続して、高周波成分のノイ
ズをグランド導体に逃がして除去する方法が知られてい
る。バイパスコンデンサとしては、3端子コンデンサが
よく用いられているが、特に近年の回路素子の小型化、
面実装化に伴い、チップ型3端子コンデンサが注目され
ている。
ついて説明する。図6(a),(b)はそれぞれ従来の
チップ型3端子コンデンサの斜視図、等価回路図を示す
ものである。このチップ型3端子コンデンサは、積層チ
ップコンデンサ1の内部に信号導体ラインを設け、これ
をチップコンデンサの対向する両端縁に設けた信号ライ
ン電極2,3に接続し、この信号ライン電極2,3を形
成していない積層チップコンデンサ1の端面に、内部の
信号導体ラインとの間にコンデンサを形成するようにグ
ランド電極4を設けている。
たチップ型3端子コンデンサは、チタン酸バリウム等を
母体としているため脆く、基板縁に凹部もしくは凸部を
持つような複雑な形状をとることができない。そのた
め、方形基板縁の3方向に端面電極を形成する際には、
多連チップ抵抗器で用いられるスルーホール印刷、及び
ローラー印刷等の簡便な端面電極形成法はショート不良
を起こすため使えず、他の複雑な製造工程が必要とされ
る。また、母体の脆さに起因する、実装時の割れや電極
剥がれ等の問題点も有している。
アルミナ等の機械強度に優れる絶縁基板上に厚膜誘電体
によるコンデンサを形成し、この絶縁基板の端縁部に凹
部、もしくは凸部を設けることにより、多連チップ抵抗
器と同様のスルーホール印刷、及びローラー印刷等の簡
便な方法により端面電極を形成でき、かつ、母体強度、
並びに端面電極強度が大きいチップ型3端子コンデンサ
を提供することを目的とする。
に本発明のチップ型3端子コンデンサは、対向する両端
縁に複数の凹部または凸部を有する方形の絶縁基板と、
この絶縁基板の両端縁の凹部または凸部から絶縁基板の
上面にかけて形成された複数の端子電極と、この複数の
端子電極の少なくとも1つを除き他の端子電極に重なる
ように形成した厚膜誘電体と、前記端子電極のうち厚膜
誘電体が重なって形成されていない端子電極及び厚膜誘
電体に接続するように形成した上部電極と、前記厚膜誘
電体を被覆する保護層とを備えたものである。
た端子電極は、両基板端をIN、OUTとする信号ライ
ン電極として働き、他方、上部電極と接続する端子電極
はグランド電極として働き、チップ型3端子コンデンサ
を得ることができる。端子電極は絶縁基板両端縁の凹
部、または凸部に設ける構成であり、多連チップ抵抗器
と同様の簡便な端面電極形成法を取ることができる。ア
ルミナ等の機械強度の高い絶縁基板を母体として用いる
ことができるため、実装時の割れや電極剥がれのほとん
ど無い実装信頼性の高いチップ型3端子コンデンサを提
供できる。
プ型3端子コンデンサについて、図面を参照しながら説
明する。図1(a),(b),(c)は、それぞれ、本
発明の第1の実施例におけるチップ型3端子コンデンサ
の平面図、断面図、及び等価回路図を示すものである。
図1において、11はアルミナ等の絶縁基板で、対向す
る両端縁に複数の凹部を有している。この凹部から絶縁
基板の上面にかけて、信号ライン用端子電極12、グラ
ンド用端子電極13が形成されている。14は厚膜誘電
体、15はこの厚膜誘電体14及びグランド用端子電極
13に重なる上部電極、16は結晶化ガラス、17は非
晶質ガラスである。
ンデンサは、各端子電極が多連チップ抵抗器と同様に厚
膜導体ペーストのスルーホール印刷、焼成により形成で
きる。また、コンデンサはアルミナ等の母体基板上に厚
膜誘電体で形成しているため、チップの機械強度、並び
に端子電極の強度を大きくでき、実装時の割れ、電極剥
がれをほぼ解消することができる。また、多連チップ抵
抗器と同じはんだランドにより面実装ができるため、併
用する際の回路パターン設計がやり易いという利点もあ
る。
ス16と耐めっき性に優れる非晶質ガラス17の2重構
造にしているのは、非晶質ガラス17のみでは焼成時に
厚膜誘電体14中に非晶質ガラスが浸透してコンデンサ
特性に支障をきたし、結晶化ガラス16のみでは基板界
面との封止が不完全で、端子電極めっき時にコンデンサ
特性に支障をきたすためである。
について図面を参照しながら説明する。図2は本発明の
第2の実施例を示すチップ型3端子コンデンサの平面図
である。図2において、各部は図1の構成と同様なもの
である。図1と異なるのは、信号ライン用電極端子12
を複数個設けた点である。
を複数個設けることにより、多連チップ抵抗器と同様の
電極形成工法で、チップ型の3端子コンデンサ集合体を
簡単に製造することができる。
極12,13は基板端縁の凹部へのスルーホール印刷に
よる凹端子電極としたが、基板端縁に凸部を設け、ロー
ラー印刷による凸端子電極としても良い。また、第2の
実施例において、グランド用端子電極13を複数個設け
たものにも適用できる。また、信号ライン用電極端子1
2は両凹部から直線的に設けられているが、静電容量値
を合わせるためにグランド用端子電極13側に膨らんで
も、またはくぼんでも構わない。
について図面を参照しながら説明する。図3は本発明の
第3の実施例を示すチップ型3端子コンデンサアレイの
平面図である。図3において、各部は図2の構造と同様
なものである。図2と異なるのは、グランド用端子電極
13が絶縁基板11の短辺方向の対向両端縁に設けられ
ている点である。
絶縁基板11の短辺方向の対向両端縁に設けることによ
り、長辺方向に短縮することができチップをより小型化
することができる。また、チップの長辺方向だけでなく
短辺方向にもはんだ付けをするのでプリント基板へのは
んだ付け強度が上がるという利点もある。
2,13は基板端縁の凹部へのスルーホール印刷による
凹端子電極としたが、基板端縁に凸部を設け、ローラー
印刷による凸端子電極としても良く、また、静電容量値
を制御するためやパターンに余裕をもたせるために、凹
部から対向端縁にある対の凹部にかけて膨らんだりくぼ
んだりして非直線的に形成されているが、必要なければ
直線的に設けても構わない。
について図面を参照しながら説明する。図4(a),
(b)は、本発明の第4の実施例を示すチップ型3端子
コンデンサの平面図である。図4において、各部は図3
の構成と同様なものである。図3と異なるのは、信号ラ
イン用端子電極12間に抵抗体18を複数個設けた点で
ある。
間に抵抗体を設けることにより、抵抗とコンデンサの複
合部品の多連化が簡単に形成できる。
であり、一点鎖線で囲んだ部分が本発明のコンデンサで
ある。図5(a)は、バスラインに抵抗を直列に接続し
ノイズ軽減する直列終端である。図5(b)は、バスラ
インからグランドに対してひとつの抵抗とひとつのコン
デンサを直列接続するAC終端である。図5(c)は、
プルアップ、プルダウン用抵抗とコンデンサの組み合わ
せである。以上のように本実施例によれば以上の回路が
すべて対応可能である。
を多連チップ抵抗器と同様の簡便な方法で形成でき、か
つアルミナ等の機械強度の高い母体を用いることができ
るため、実装時の割れや電極剥がれの無い実装信頼性の
高いチップ型3端子コンデンサを提供実現できるもので
ある。
型3端子コンデンサの平面図 (b)は同実施例におけるチップ型3端子コンデンサの
断面図 (c)は同実施例におけるチップ型3端子コンデンサの
等価回路図
コンデンサの平面図
コンデンサの平面図
型3端子コンデンサの平面図 (b)は同実施例におけるチップ型3端子コンデンサの
等価回路図
回路例を示す回路図
視図 (b)は従来のチップ型3端子コンデンサの等価回路図
Claims (4)
- 【請求項1】対向する両端縁に複数の凹部または凸部を
有する方形の絶縁基板と、この絶縁基板の両端縁の凹部
または凸部から絶縁基板の上面にかけて形成された複数
の端子電極と、この複数の端子電極の少なくとも1つを
除き他の端子電極に重なるように形成した厚膜誘電体
と、前記端子電極のうち厚膜誘電体が重なって形成され
ていない端子電極及び厚膜誘電体に接続するように形成
した上部電極と、前記厚膜誘電体を被覆する保護層とを
備えたチップ型3端子コンデンサ。 - 【請求項2】長辺方向の対向両端縁に複数対の凹部また
は凸部を有し短辺方向の対向両端縁に一対の凹部または
凸部を有する方形の絶縁基板と、この長辺方向の凹部ま
たは凸部から対向端縁にある対の凹部または凸部にかけ
て形成された複数の信号ライン用端子電極と、この複数
の信号ライン用端子電極の両端縁部を除いて重なるよう
に形成された厚膜誘電体と、短辺方向の凹部または凸部
に形成された一対のグランド用端子電極と、このグラン
ド用端子電極から前記厚膜誘電体の上を経て対向端縁に
ある対のグランド用端子電極にかけて形成された上部電
極と、前記厚膜誘電体を被覆する保護層とを備えたチッ
プ型3端子コンデンサ。 - 【請求項3】長辺方向の対向両端縁に複数対の凹部また
は凸部を有し短辺方向の対向両端縁に一対の凹部または
凸部を有する方形の絶縁基板と、この長辺方向の凹部ま
たは凸部から対向端縁にある対の凹部または凸部にかけ
て形成された複数の信号ライン用端子電極と、この信号
ライン用端子電極間の信号経路上に直列に接続された複
数の抵抗体と、この複数の信号ライン用端子電極の両端
縁部と抵抗体部を除いて重なるように形成された厚膜誘
電体と、短辺方向の凹部または凸部に形成された一対の
グランド用端子電極と、このグランド用端子電極から前
記厚膜誘電体を経て対向端縁にある対のグランド用端子
電極にかけて形成された上部電極と、前記厚膜誘電体を
被覆する保護層とを備えたチップ型3端子コンデンサ。 - 【請求項4】保護層は結晶化ガラスと非結晶化ガラスの
二重構造である請求項1記載のチップ型3端子コンデン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04125922A JP3136760B2 (ja) | 1991-08-08 | 1992-05-19 | チップ型3端子コンデンサ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-199370 | 1991-08-08 | ||
JP19937091 | 1991-08-08 | ||
JP04125922A JP3136760B2 (ja) | 1991-08-08 | 1992-05-19 | チップ型3端子コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05144663A true JPH05144663A (ja) | 1993-06-11 |
JP3136760B2 JP3136760B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=26462220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04125922A Expired - Fee Related JP3136760B2 (ja) | 1991-08-08 | 1992-05-19 | チップ型3端子コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3136760B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100711012B1 (ko) * | 1998-10-07 | 2007-04-25 | 소니 가부시끼 가이샤 | 코딩 장치 및 방법, 디코딩 장치 및 방법, 데이터 처리 시스템, 기억 매체 및 신호 |
US8791673B2 (en) | 2010-03-30 | 2014-07-29 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Power supply apparatus including a capacitor and a current detector |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP04125922A patent/JP3136760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100711012B1 (ko) * | 1998-10-07 | 2007-04-25 | 소니 가부시끼 가이샤 | 코딩 장치 및 방법, 디코딩 장치 및 방법, 데이터 처리 시스템, 기억 매체 및 신호 |
US8791673B2 (en) | 2010-03-30 | 2014-07-29 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Power supply apparatus including a capacitor and a current detector |
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