JPH0229712Y2 - - Google Patents

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JPH0229712Y2
JPH0229712Y2 JP1981166792U JP16679281U JPH0229712Y2 JP H0229712 Y2 JPH0229712 Y2 JP H0229712Y2 JP 1981166792 U JP1981166792 U JP 1981166792U JP 16679281 U JP16679281 U JP 16679281U JP H0229712 Y2 JPH0229712 Y2 JP H0229712Y2
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JP
Japan
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electrodes
ceramic substrate
electronic component
common electrode
electrode
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JP1981166792U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として、コンデンサの外、抵抗ま
たはインダクタンス等の他の回路要素を併せ持つ
複合形の電子部品に関する。
第1図及び第2図はこの種の電子部品の従来例
を示し、一面に共通電極1を設けた平板状の誘電
体磁器基板2の他面に、ギヤツプd1を有する一
対の電極3,4と、この電極3,4を橋絡する抵
抗体5とを形成し、共通電極1及び電極3,4の
各々にリード線6,7,8を半田付け等の手段に
よつて固着した構造となつている。
共通電極1及び電極3,4は銀微粉末と低融点
フリツトガラスとの混合物より成る銀ペーストを
例えばスクリーン印刷等の手段によつて印刷し、
かつ焼付けることによつて形成され、また抵抗体
5は例えばカーボンレンジ系抵抗塗料等を印刷塗
布することによつて形成される。
第3図は上述の電子部品の等価回路図であり、
リード線6とリード線7及びリード線8との間
に、共通電極1と電極3及び電極4との間の磁器
基板2によるコンデンサC1,C2を接続すると
共に、リード線7とリード線8との間に抵抗体5
を接続した回路構成となる。この例に示すものの
外、電極3と電極4との間にギヤツプd1による
放電ギヤツプまたはインダクタンスを形成したも
の等も知られている。
しかし、上述のような構造であると、同一形状
で静電容量を増大させようとすると、電極3及び
電極4の面積が必然的に大きくなり、ギヤツプd
1の間隔が狭くなる。このため、抵抗体5等の回
路要素を形成するための面積が小さくなり、回路
定数の増大に限界を生じていた。また、静電容量
を増大させようとすると、必然的に磁器基板2の
形状が大きくなるため、小型大容量化が困難であ
つた。小型大容量化を図る別の手段として、磁器
基板2を薄型化し、共通電極1と電極3,4との
間の電極間隔を小さくする方法も考えられるが、
磁器基板2を薄くすると機械的強度が低下し、破
損、割れ等を生じ易くなるため、磁器基板2の薄
型化による容量の増大には限界がある。
本考案は上述する従来の欠点を除去し、小型化
を図りながら各回路要素の定数値を増大させ、そ
の機能を十分に発揮させうる得るようにした電子
部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る電子部
品は、少なくとも、磁器基板にギヤツプを隔てて
対向する一対の電極と該電極に共通に対向する共
通電極とより成るコンデンサを備え、前記電極の
少なくとも一方は前記磁器基板の内部に埋設した
電子部品であつて、 前記一対の電極及び共通電極のそれぞれは、前
記磁器基板の一辺に間隔を隔てて形成された端部
電極に各別に導通接続されており、 前記端部電極のそれぞれは、前記磁器基板に設
けられた欠落によるギヤツプによつて互いに分割
されていること を特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照して本考案の内
容を具体的に説明する。第4図は本考案に係る電
子部品の正面図、第5図は同じくその背面図、第
6図は第4図のB−B線上における断面図であ
る。図において、第1図、第2図と同一の参照符
号は同一性ある構成部分を示している。この実施
例では、従来、磁器基板2の表面に被着形成して
いた一対の電極3,4を誘電体で成る磁器基板2
の内部に埋設した構造となつている。この電極
3,4の一端は磁器基板2の同一方向の端部に導
出し、磁器基板2の端部に設けた端部電極9,1
0に導通させてある。
磁器基板2の一表面には前記一対の電極3,4
に共通に対向する共通電極1を被着形成すると共
に、共通電極1の一端を、端部電極9,10を設
けた端部と同一の辺に設けられた端部電極12に
導通させてある。他の表面上には前記端部電極9
−10間に導通する抵抗またはインダクタンス等
の回路要素11を形成してある。
共通電極1に導通する端部電極12と、端部電
極9及び10とは、磁器基板2に設けられた欠落
によるギヤツプG1及びG2によつて互いに分割さ
れている。
上記実施例では一対の電極3,4だけを磁器基
板2の内部に埋設してあるが、共通電極1をも内
部電極構造としても、或いは共通電極1だけを内
部電極構造としてもよい。
上述のように、本考案に係る電子部品は、コン
デンサを構成する共通電極1及び電極3,4のう
ちの一方、例えば電極3,4を磁器基板2の内部
に埋設してあるので、磁器基板2の少なくとも一
面が電極の存在しない平面となり、この平面上に
回路要素11を形成することができる。このた
め、回路要素11を形成するためのスペースが従
来に比較して非常に広くなり、十分な機能を持つ
回路要素11を形成することができる。しかも、
回路要素11の機能増大に当つて、共通電極1及
び電極3,4の電極面積を縮小する必要がないの
で、コンデンサ容量が低下することもない。ま
た、図示はしていないが、共通電極1または電極
3,4の積層数を増すことにより、磁器基板2の
外形を一定にしたままでコンデンサの容量を増大
させることができる。このため、同一形状、寸法
で容量のシリーズ化を図ることが可能になる。
更に、共通電極1または電極3,4の少なくと
も一方は、磁器基板2の内部に封止したモノリシ
ツクな電極構造となるので、電極の半田喰われ現
象、サーマルシヨツクによるマイクロクラツク、
電極の界面剥離現象、酸化による劣化等を有効に
防止することができる。また、内部電極構造であ
ると、容量層となる誘電体磁器層2Aの厚さを薄
くして取得容量を増大させる一方、誘電体磁器層
2Aの薄型化による機械的強度の低下分を誘電体
磁器層2Bによつて補い、十分な機械的強度を確
保しつつ、取得容量を大幅に増大させることがで
きる。
また、端部電極9,10,12のそれぞれは、
磁器基板2に設けられた欠落によるギヤツプG1
G2によつて互いに分割されているので、同一端
部側にある端部電極9,10,12がギヤツプ
G1,G2によつて電気的に確実に絶縁され、電気
絶縁の信頼性が高くなる。更に、端部電極9,1
0,12を形成するに当つて、導電性ペーストを
塗布焼付けする場合や、プリント回路基板上に実
装して半田付けした場合、ギヤツプG1,G2の有
するバリヤ作用により、その両側に塗布されまた
は付着した導電性ペーストもしくは溶融半田が互
いに橋絡することがない。このため、端部電極9
−12,12−10間の電気絶縁性が高く、端部
電極9,10,12の被着形成作業及びプリント
回路基板への実装作業の容易なコンデンサが得ら
れる。
以上述べたように、本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) 少なくとも、磁器基板にギヤツプを隔てて対
向する一対の電極と該電極に共通に対向する共
通電極とより成るコンデンサを備え、前記電極
の少なくとも一方は前記磁器基板の内部に埋設
したから、小型化を図りながら各回路要素の定
数値を増大させ、その機能を充分に発揮させる
ようにした電子部品を提供することができる。
(b) 一対の電極及び共通電極のそれぞれは、磁器
基板の一辺に間隔を隔てて形成された端部電極
に各別に導通接続されており、端部電極のそれ
ぞれは、磁器基板に設けられた欠落によるギヤ
ツプによつて互いに分割されているので、端部
電極のそれぞれを、ギヤツプによつて電気的に
確実に絶縁し、電気絶縁の信頼性を向上させた
電子部品を提供できる。
(c) 端部電極を形成するに当つて、導電性ペース
トを塗布焼付けする場合や、プリント回路基板
上に実装して半田付けした場合、ギヤツプの有
するバリヤ作用より、その両側に塗布されまた
は付着した導電性ペーストもしくは溶融半田が
互いに橋絡することがなく、端部電極間の電気
絶縁性が高く、端部電極の被着形成作業及びプ
リント回路基板への実装作業の容易な電子部品
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子部品の正面図、第2図は同
じくその背面図、第3図は同じくその等価回路
図、第4図は本考案に係る電子部品の正面図、第
5図は同じくその背面図、第6図は第4図のB−
B線上における断面図である。 1……共通電極、2……磁器基板、3,4……
電極、d1……ギヤツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも、磁器基板にギヤツプを隔てて対
    向する一対の電極と該電極に共通に対向する共
    通電極とより成るコンデンサを備え、前記電極
    の少なくとも一方は前記磁器基板の内部に埋設
    した電子部品であつて、 前記一対の電極及び共通電極のそれぞれは、
    前記磁器基板の一辺に間隔を隔てて形成された
    端部電極に各別に導通接続されており、 前記端部電極のそれぞれは、前記磁器基板に
    設けられた欠落によるギヤツプによつて互いに
    分割されていること を特徴とする電子部品。 (2) 前記一対の電極は、前記磁器基板の内部に埋
    設したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の電子部品。 (3) 前記共通電極は、前記磁器基板の一面上に設
    けられていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第2項に記載の電子部品。 (4) 前記磁器基板の他面上に、他の回路要素を形
    成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項、第2項または第3項に記載の電子部
    品。 (5) 前記回路要素は、抵抗であることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項、第2項、第
    3項または第4項に記載の電子部品。 (6) 前記回路要素は、インダクタンスであること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、
    第2項、第3項または第4項に記載の電子部
    品。 (7) 前記磁器基板は、誘電体磁器で成ることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、第2
    項、第3項、第4項、第5項または第6項に記
    載の電子部品。
JP16679281U 1981-11-09 1981-11-09 電子部品 Granted JPS5872818U (ja)

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JP16679281U JPS5872818U (ja) 1981-11-09 1981-11-09 電子部品

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JP16679281U JPS5872818U (ja) 1981-11-09 1981-11-09 電子部品

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Publication Number Publication Date
JPS5872818U JPS5872818U (ja) 1983-05-17
JPH0229712Y2 true JPH0229712Y2 (ja) 1990-08-09

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ID=29958931

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JP16679281U Granted JPS5872818U (ja) 1981-11-09 1981-11-09 電子部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225873Y2 (ja) * 1979-05-31 1987-07-02
JPS5658849U (ja) * 1979-10-09 1981-05-20

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JPS5872818U (ja) 1983-05-17

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