JPH0411042B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0411042B2 JPH0411042B2 JP58183709A JP18370983A JPH0411042B2 JP H0411042 B2 JPH0411042 B2 JP H0411042B2 JP 58183709 A JP58183709 A JP 58183709A JP 18370983 A JP18370983 A JP 18370983A JP H0411042 B2 JPH0411042 B2 JP H0411042B2
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- transistors
- hall
- transistor
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- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
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- Amplifiers (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はホール素子用増幅器に係り、特にそ
の減電圧特性の改善に関する。
の減電圧特性の改善に関する。
第1図は従来のホール素子用増幅器の構成を示
している。ホール素子2の電流端子には電源端子
4及び基準電位点端子6間に駆動電圧VCCが印加
され、磁界又は機械的歪によるホール出力は差動
増幅器8の非反転入力端子(+)及び反転入力端
子(−)間に印加されている。差動増幅器8は、
トランジスタ10,12,14,16、定電流源
18,20、ダイオード22及び抵抗24で構成
されており、出力端子26から増幅出力を取出す
ことができる。
している。ホール素子2の電流端子には電源端子
4及び基準電位点端子6間に駆動電圧VCCが印加
され、磁界又は機械的歪によるホール出力は差動
増幅器8の非反転入力端子(+)及び反転入力端
子(−)間に印加されている。差動増幅器8は、
トランジスタ10,12,14,16、定電流源
18,20、ダイオード22及び抵抗24で構成
されており、出力端子26から増幅出力を取出す
ことができる。
このような増幅器の場合、差動増幅器8を動作
させるためには、ホール素子2のホール差動出力
点の直流電位を出力効率の向上も考慮して駆動電
圧VCCの1/2に設定することが必要であり、この
場合ではダイオード順方向降下電圧VFの2倍
(2VF)の駆動電圧を必要とする。このため、減
電圧特性を改善するためにホール素子2の差動出
力点をVCC/2の電位以外の電位に設定すると、
ホール出力の効率が悪化する。
させるためには、ホール素子2のホール差動出力
点の直流電位を出力効率の向上も考慮して駆動電
圧VCCの1/2に設定することが必要であり、この
場合ではダイオード順方向降下電圧VFの2倍
(2VF)の駆動電圧を必要とする。このため、減
電圧特性を改善するためにホール素子2の差動出
力点をVCC/2の電位以外の電位に設定すると、
ホール出力の効率が悪化する。
そこで、この発明はホール出力の出力効率を低
下させることなく減電圧特性を高めたホール素子
用増幅器の提供を目的とする。
下させることなく減電圧特性を高めたホール素子
用増幅器の提供を目的とする。
即ち、この発明のホール素子用増幅器は、
NPN型トランジスタ又はPNP型トランジスタか
らなる第1及び第2のトランジスタ10,12の
エミツタを共通にした差動対を備え、前記第1及
び第2のトランジスタのエミツタ側に定電流源1
8を接続して動作電流を流すとともに、前記第1
及び第2のトランジスタのベース間にホール素子
2を接続することによりホール出力を差動増幅し
て取り出す差動増幅器8を設置し、前記第1及び
第2のトランジスタにNPN型トランジスタを用
いる場合には前記ホール素子の基準電位側の電流
端子に、前記第1及び第2のトランジスタに
PNP型トランジスタを用いる場合には前記ホー
ル素子の電源側の電流端子にダイオード28を接
続して前記ホール素子の前記ホール出力の直流電
位を最適化したことを特徴とする。
NPN型トランジスタ又はPNP型トランジスタか
らなる第1及び第2のトランジスタ10,12の
エミツタを共通にした差動対を備え、前記第1及
び第2のトランジスタのエミツタ側に定電流源1
8を接続して動作電流を流すとともに、前記第1
及び第2のトランジスタのベース間にホール素子
2を接続することによりホール出力を差動増幅し
て取り出す差動増幅器8を設置し、前記第1及び
第2のトランジスタにNPN型トランジスタを用
いる場合には前記ホール素子の基準電位側の電流
端子に、前記第1及び第2のトランジスタに
PNP型トランジスタを用いる場合には前記ホー
ル素子の電源側の電流端子にダイオード28を接
続して前記ホール素子の前記ホール出力の直流電
位を最適化したことを特徴とする。
以下、この発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第2図はこの発明のホール素子用増幅器の実施
例を示し、第1図と同一部分には同一符号を付し
てある。図において、このホール素子用増幅器
は、ホール素子2の低電位側にダイオード28を
接続して駆動電圧VCCを印加してホール差動出力
点の直流電位を設定し、その差動出力信に差動増
幅器8を直結し、ホール差動出力を差動増幅する
ようにしたものである。この実施例では、ホール
素子2とともに差動増幅器8を半導体集積回路で
構成するため、ダイオード28はトランジスタの
ベース・コレクタを共通に形成してダイオードと
したものである。そして、差動増幅器8は、
NPN型トランジスタからなる第1及び第2のト
ランジスタ10,12のエミツタを共通にした差
動対を備え、各トランジスタ10,12のコレク
タ側にはトランジスタ14及びダイオード22か
らなる負荷が接続され、また、各トランジスタ1
0,12のエミツタ側には動作電流を流す定電流
源18が接続されている。この差動増幅器8の出
力はトランジスタ14のコレクタ側から取り出さ
れ、トランジスタ16のベースに加えられてい
る。トランジスタ16には定電流源20が直列に
接続され、両者の接続点には出力端子26が接続
されているとともに、抵抗24を介してトランジ
スタ12のベースに接続されている。そして、ト
ランジスタ10,12にNPN型トランジスタが
用いられる場合には、ホール素子2の基準電位側
の電流端子と基準電位点端子6との間にダイオー
ド28が接続され、ホール出力の直流電位の最適
化が図られている。ダイオード28は、トランジ
スタ10,12と同様にNPN型トランジスタで
形成されている。
例を示し、第1図と同一部分には同一符号を付し
てある。図において、このホール素子用増幅器
は、ホール素子2の低電位側にダイオード28を
接続して駆動電圧VCCを印加してホール差動出力
点の直流電位を設定し、その差動出力信に差動増
幅器8を直結し、ホール差動出力を差動増幅する
ようにしたものである。この実施例では、ホール
素子2とともに差動増幅器8を半導体集積回路で
構成するため、ダイオード28はトランジスタの
ベース・コレクタを共通に形成してダイオードと
したものである。そして、差動増幅器8は、
NPN型トランジスタからなる第1及び第2のト
ランジスタ10,12のエミツタを共通にした差
動対を備え、各トランジスタ10,12のコレク
タ側にはトランジスタ14及びダイオード22か
らなる負荷が接続され、また、各トランジスタ1
0,12のエミツタ側には動作電流を流す定電流
源18が接続されている。この差動増幅器8の出
力はトランジスタ14のコレクタ側から取り出さ
れ、トランジスタ16のベースに加えられてい
る。トランジスタ16には定電流源20が直列に
接続され、両者の接続点には出力端子26が接続
されているとともに、抵抗24を介してトランジ
スタ12のベースに接続されている。そして、ト
ランジスタ10,12にNPN型トランジスタが
用いられる場合には、ホール素子2の基準電位側
の電流端子と基準電位点端子6との間にダイオー
ド28が接続され、ホール出力の直流電位の最適
化が図られている。ダイオード28は、トランジ
スタ10,12と同様にNPN型トランジスタで
形成されている。
このように構成すれば、ホール素子2にはダイ
オード28を介して駆動電圧VCCが印加され、ホ
ール差動出力点の直流電位が設定される。この場
合、ダイオード22,28の順方向降下電圧及び
トランジスタ10,12,14,16のベース・
エミツタ間電圧をVFとすると、トランジスタ1
0のベースと共通にされたホール素子2のホール
出力点の電位VHは、 VH=VF+(VCC−VF)/2 ……(1) となる。トランジスタ14のコレクタ・エミツタ
間飽和電圧及び定電流源18の端子間電圧をVSAT
とすると、 VH>VF+VSAT ……(2) VCC−(VH−VF)>VF+VSAT ……(3) が成立すれば、差動増幅器8が動作可能である。
オード28を介して駆動電圧VCCが印加され、ホ
ール差動出力点の直流電位が設定される。この場
合、ダイオード22,28の順方向降下電圧及び
トランジスタ10,12,14,16のベース・
エミツタ間電圧をVFとすると、トランジスタ1
0のベースと共通にされたホール素子2のホール
出力点の電位VHは、 VH=VF+(VCC−VF)/2 ……(1) となる。トランジスタ14のコレクタ・エミツタ
間飽和電圧及び定電流源18の端子間電圧をVSAT
とすると、 VH>VF+VSAT ……(2) VCC−(VH−VF)>VF+VSAT ……(3) が成立すれば、差動増幅器8が動作可能である。
従つて、式(1)、(2)及び(3)から、
VF+(VCC−VF)/2>VF+VSAT ……(4)
VCC−{VF+(VCC−VF)/2+VF}>VF+VSAT
……(5) となり、これらの式を駆動電圧VCCについて解く
と、 VCC>VF+2VSAT ……(6) となる。2VSATは小さい値であるから、このホー
ル素子用増幅器の駆動電圧VCCは順方向降下電圧
VFより僅かに大きい値で駆動することができ、
減電圧特性が優れていることが判る。
……(5) となり、これらの式を駆動電圧VCCについて解く
と、 VCC>VF+2VSAT ……(6) となる。2VSATは小さい値であるから、このホー
ル素子用増幅器の駆動電圧VCCは順方向降下電圧
VFより僅かに大きい値で駆動することができ、
減電圧特性が優れていることが判る。
このような構成によれば、ホール素子2の直列
にダイオード28を付加するのみで良く、簡単な
構成で、しかもその出力効率を減ずることなく、
減電圧特性を改善することができ、例えば電池駆
動の電子機器において、電池電圧が減じた場合に
も、前記条件を満足する限り、正常動作を確保で
きるとともに、その電池寿命を延ばすことができ
る。
にダイオード28を付加するのみで良く、簡単な
構成で、しかもその出力効率を減ずることなく、
減電圧特性を改善することができ、例えば電池駆
動の電子機器において、電池電圧が減じた場合に
も、前記条件を満足する限り、正常動作を確保で
きるとともに、その電池寿命を延ばすことができ
る。
第3図は前記実施例の各トランジスタ10,1
2をNPN型からPNP型に、各トランジスタ1
4,16をPNP型からNPN型に変更した実施例
を示し、前記実施例と共通部分には同一符号を付
してある。このようにトランジスタの形式を変更
した場合には、ホール素子2に対してその高電位
側、即ち、電源側にダイオード28を付加すれ
ば、前記実施例と同様の効果が期待できる。この
場合、ダイオード28は、差動増幅器8のトラン
ジスタ10,12と同様にPNP型トランジスタ
で構成されている。
2をNPN型からPNP型に、各トランジスタ1
4,16をPNP型からNPN型に変更した実施例
を示し、前記実施例と共通部分には同一符号を付
してある。このようにトランジスタの形式を変更
した場合には、ホール素子2に対してその高電位
側、即ち、電源側にダイオード28を付加すれ
ば、前記実施例と同様の効果が期待できる。この
場合、ダイオード28は、差動増幅器8のトラン
ジスタ10,12と同様にPNP型トランジスタ
で構成されている。
以上説明したように、この発明によれば、ホー
ル出力を受ける差動増幅器の差動対にNPN型ト
ランジスタが用いられる場合にはホール素子の基
準電位側の電流端子に、PNP型トランジスタが
用いられる場合には電源側の電流端子にダイオー
ドを接続してホール出力の直流電位の最適化を図
つたので、ホール出力の出力効率を低下させるこ
となく簡単な構成で減電圧特性を改善でき、電源
電圧が低下した場合に、その影響を受けることな
くホール出力を取り出すことができる。
ル出力を受ける差動増幅器の差動対にNPN型ト
ランジスタが用いられる場合にはホール素子の基
準電位側の電流端子に、PNP型トランジスタが
用いられる場合には電源側の電流端子にダイオー
ドを接続してホール出力の直流電位の最適化を図
つたので、ホール出力の出力効率を低下させるこ
となく簡単な構成で減電圧特性を改善でき、電源
電圧が低下した場合に、その影響を受けることな
くホール出力を取り出すことができる。
第1図は従来のホール素子用増幅器を示す回路
図、第2図はこの発明のホール素子用増幅器の実
施例を示す回路図、第3図はこの発明のホール素
子用増幅器の変形例を示す回路図である。 2……ホール素子、8……差動増幅器、10…
…第1のトランジスタ、12……第2のトランジ
スタ、18……定電流源、28……ダイオード。
図、第2図はこの発明のホール素子用増幅器の実
施例を示す回路図、第3図はこの発明のホール素
子用増幅器の変形例を示す回路図である。 2……ホール素子、8……差動増幅器、10…
…第1のトランジスタ、12……第2のトランジ
スタ、18……定電流源、28……ダイオード。
Claims (1)
- 1 NPN型トランジスタ又はPNP型トランジス
タからなる第1及び第2のトランジスタのエミツ
タを共通にした差動対を備え、前記第1及び第2
のトランジスタのエミツタ側に定電流源を接続し
て動作電流を流すとともに、前記第1及び第2の
トランジスタのベース間にホール素子を接続する
ことによりホール出力を差動増幅して取り出す差
動増幅器を設置し、前記第1及び第2のトランジ
スタにNPN型トランジスタを用いる場合には前
記ホール素子の基準電位側の電流端子に、前記第
1及び第2のトランジスタにPNP型トランジス
タを用いる場合には前記ホール素子の電源側の電
流端子にダイオードを接続して前記ホール素子の
前記ホール出力の直流電位を最適化したことを特
徴とするホール素子用増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58183709A JPS6075107A (ja) | 1983-10-01 | 1983-10-01 | ホ−ル素子用増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58183709A JPS6075107A (ja) | 1983-10-01 | 1983-10-01 | ホ−ル素子用増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075107A JPS6075107A (ja) | 1985-04-27 |
JPH0411042B2 true JPH0411042B2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=16140580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58183709A Granted JPS6075107A (ja) | 1983-10-01 | 1983-10-01 | ホ−ル素子用増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6075107A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02230807A (ja) * | 1989-03-02 | 1990-09-13 | Rohm Co Ltd | ホール素子検出信号増幅回路 |
JPH02230806A (ja) * | 1989-03-02 | 1990-09-13 | Rohm Co Ltd | ホール素子検出信号増幅回路 |
DE102005030257A1 (de) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Bayerische Motoren Werke Ag | Vorrichtung mit Hallschalter in einem Kraftfahrzeug |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5124198Y2 (ja) * | 1972-04-28 | 1976-06-21 |
-
1983
- 1983-10-01 JP JP58183709A patent/JPS6075107A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6075107A (ja) | 1985-04-27 |
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