JPH04105258U - 変速装置のシフト構造 - Google Patents

変速装置のシフト構造

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JPH04105258U
JPH04105258U JP638991U JP638991U JPH04105258U JP H04105258 U JPH04105258 U JP H04105258U JP 638991 U JP638991 U JP 638991U JP 638991 U JP638991 U JP 638991U JP H04105258 U JPH04105258 U JP H04105258U
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JP
Japan
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shift
gear
transmission
shifter
tip
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Application number
JP638991U
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English (en)
Inventor
昌明 浜
▲きよし▼ 前池
Original Assignee
株式会社クボタ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速歯車におけるシフト操作用周溝の側面の
大方が歯の側面となる場合でも、該側面が不連続面状態
となって、円滑なシフト操作が得にくいとかシフト先端
部が摩耗し易いといった不都合のないシフト構造を提供
する。 【構成】 2箇所の変速歯車間に形成された被シフト操
作部である周溝15に、その先端部16を係入してシフ
トギヤ3をスライド操作するためのシフタ17を、シフ
トギヤ3を外嵌する伝動軸2の軸心Pと直交する軸心X
周りで揺動操作自在に備えてある変速装置のシフト構造
において、一方の変速歯車14の側面23に接当するシ
フタ先端部16に、変速歯車14の複数の歯側面24に
同時接当可能な角ブロック20を枢支させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラクタの主変速装置等の変速装置における変速操作の構造に係り 、詳しくは、変速歯車の側面が被シフト操作面に構成された変速用のシフト歯車 を、軸方向にスライド自在に伝動軸に外嵌するとともに、前記側面を押圧してシ フト歯車をスライド操作するためのシフタを、伝動軸の軸心と直交する軸心周り で揺動操作自在に備えてある変速装置のシフト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の変速装置としては、実開平2−12936号公報に示されたもののよ うに、揺動シフタの丸棒状の先端部をシフト歯車の周溝に係入し、変速歯車側面 を押圧操作して咬合させるようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記構成であると変速歯車が小径化してその外径が周溝径に接近し てくると、シフタ先端部と歯車の歯の側面とが接触する割合が多くなり、被シフ ト操作面が不連続面状態となって、円滑なシフト操作が得にくいとかシフト先端 部が摩耗し易いといった不都合を招くようになる。 本考案の目的は、変速歯車における被シフト操作面となる側面の大方が歯の側 面に構成されてしまう場合でも、上記不都合なくシフト操作可能なシフト構造を 提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的のために本考案は、冒頭に記載した変速装置のシフト構造において、 変速歯車の側面に接当するシフタの先端部に、変速歯車における複数の歯側面に 同時接当可能なシフト部分を設けてあることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】 従来技術ではシフト先端部が丸棒状であるため、変速歯車が小径化してくると 一つの歯の側面でしか接当しなくなることが生じるが、前記構成のように複数の 歯側面に同時接当可能なシフト部分でもってシフタとシフト歯車側面とが接当す るようにすれば、シフタには必ず歯の側面に接当する部分が存在することになり 、歯と歯の間の空間部分に位置する状態と歯の側面に接当する状態とが交互に繰 り返されるという現象が起きなくなる。 つまり、シフト歯車の被シフト操作面が不連続面であっても、シフタ側に連続 面を形成したので、シフタとシフト歯車とが一点接触状態になることが無くなる のである。
【0006】
【考案の効果】
従って、シフト先端部に変速歯車の接線方向に沿った連続面を設ける構造工夫 により、変速歯車が小径であっても被シフト操作面が不連続面状態となって円滑 なシフト操作が得にくいとか、シフト先端部が摩耗し易いといった不都合を回避 できる有用なシフト構造が実現できた。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図3にトラクタの前輪変速装置Aが示されている。前輪変速装置Aは図示しな い前車軸に連動される変速軸1と出力軸18から駆動力を入力される伝動軸2と に亘って構成されており、2個のシフトギヤ3,4の切換操作によって、前輪等 速駆動状態、前輪増速駆動状態、および非前輪駆動状態(後輪駆動状態)の3状 態を現出できるものである。
【0008】 前輪等速駆動状態は、第1シフトギヤ(シフト歯車に相当)3を図中右側にス ライドし、その大径ギヤ5を出力軸18で駆動される駆動ギヤ6に、かつ、小径 ギヤ14を変速軸1の大径受動ギヤ8に夫々咬合させるとともに、第2シフトギ ヤ4を図中右側にスライドし、その歯車部7を大径受動ギヤ8の内歯部9に咬合 させることによって現出される。 前輪増速駆動状態は、第1シフトギヤ3を図中右側にスライドし、その大径ギ ヤ5を前記駆動ギヤ6に咬合させるとともに、第2シフトギヤ4を図中左側にス ライドし、そのリング部10をして増速クラッチ11を入りにすることで現出さ れる。すなわち、その場合には歯車部7と内歯部9との咬合が外れ、代わって伝 動軸2の伝動ギヤ12と変速軸1の小径受動ギヤ13とが咬合して変速軸1の回 転が増速されるのである。 非前輪駆動状態は、第1シフトギヤ3を図中左側にスライドし、その大径ギヤ 5と駆動ギヤ6との咬合を外して伝動系を断つことによって現出される。
【0009】 次に、第1シフトギヤ3のシフト構造について説明する。 図1、図3に示すように、第1シフトギヤ3はその大小ギヤ5,14間に形成 した周溝15に先端部16が係入されるシフタ17の移動によって、伝動軸2の 軸心Pに沿ってスライド操作され、前記シフタ17は軸心Pと直交する軸心Xを 有するシフト軸19の回動操作によって揺動される丸棒で成る。シフタの先端部 16は90度曲げられ、かつ、段付加工されており、その軸心Yが第1シフトギ ヤ3の径方向に沿う状態にしてあるとともに、図2に示す直方体の角ブロックで 成るシフト部分20を先端部16に枢支してある。 つまり、シフタ17を揺動操作するとシフト部分20の平面21が、被シフト 操作面となる大径ギヤ5および小径ギヤ14(変速歯車に相当)夫々のギヤ側面 22,23を択一的に押圧してスライド操作するのであり、小径ギヤ14ではそ の歯14aの側面24の複数に亘ってシフト部分20の平面21が接触すること になる。尚、シフト部分20を円筒ブロックで構成しても良い。
【0010】 〔別実施例〕 第1シフトギヤ3を一方のシフト位置にバネ付勢し、第1シフトギヤ3の端面 を一方にのみシフタ17が押圧する構造のものにおいて、図4に示すように、シ フタ17の折り曲げ先端部16がシフトギヤ14外周の接線方向に沿う状態で前 記ギヤ端面26位置に配置する構成としても良い。 この場合は、外形が円筒状の折り曲げ先端部16がシフト部分20となり、前 述した実施例に比べて別部品である角ブロックや段付加工が不要な分コスト的に 有利である。 本考案では、シフトギヤ14外周の接線方向に沿うシフタ17の折り曲げ先端 部16や、シフトギヤ3の径方向に沿う先端部16に枢支したシフト部分20を 総称して「変速歯車14における複数の歯側面24に同時接当可能なシフト部分 20」と定義するものである。
【0011】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】シフト歯車の操作構造を示す要部の一部切欠き
正面図
【図2】シフト部分の側面図
【図3】前輪変速装置の展開図
【図4】シフト歯車の操作構造の別実施例を示す要部の
一部切欠き正面図
【符号の説明】
2 伝動軸 3 シフト歯車 14 変速歯車 16 先端部 17 シフタ 20 シフト部分 23 側面 24 歯側面 X 軸心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速歯車(14)の側面(23)が被シ
    フト操作面に構成された変速用のシフト歯車(3)を、
    軸方向にスライド自在に伝動軸(2)に外嵌するととも
    に、前記側面(23)を押圧して前記シフト歯車(3)
    をスライド操作するためのシフタ(17)を、前記伝動
    軸(2)の軸心と直交する軸心(X)周りで揺動操作自
    在に備えてある変速装置のシフト構造であって、前記側
    面(23)に接当する前記シフタ(17)の先端部(1
    6)に、前記変速歯車(14)における複数の歯側面
    (24)に同時接当可能なシフト部分(20)を設けて
    ある変速装置のシフト構造。
JP638991U 1991-02-16 1991-02-16 変速装置のシフト構造 Pending JPH04105258U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146879B1 (ja) * 1971-02-01 1976-12-11
JPH0253556B2 (ja) * 1984-09-28 1990-11-19 Chuetsu Parupu Kogyo Kk

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146879B1 (ja) * 1971-02-01 1976-12-11
JPH0253556B2 (ja) * 1984-09-28 1990-11-19 Chuetsu Parupu Kogyo Kk

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