JPH0398746A - フレキシブル生産システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、複数の自動制御工作機械間を搬送コンベアで
結合したフレキシブル生産システムに関し、詳しくは工
作機械配置上の制約を解消すると共に長時間に亙る無大
化運転を実現し得るものである。

く従来の技術〉 多種中少量生産を経済的且つ能率的に行うため、その生
産システムは、柔軟性、＃ｌｌＩｌｌａｌ性、信頼性、
安全性などの諸要因を満たすと共に、自動化、無人化の
重畳を必要とする。このような生産システムは、通常フ
レキシブル生産システムと呼ばれている。

このシステムの従来の概略構成図を第１図に示したよう
に、夫々の搬送方向が略平行して形成される２基の搬送
コンベア１１．１２が配設されていると共に、これら搬
送コンベア１１．１２の両端部には夫々の搬送コンベア
１１．１２を連結する連結装置ｌ３が設けられている。

該連結装置１３は、搬送コンベア１１．１２上の被搬送
物を互いに他の搬送コンベア１１．１２上に受け渡すた
めのものであり、円弧状をなしｉ／：ｔｌＩ＆送コンベ
アや或いはｌた被搬送物を把持して移送するアクチュエ
ータ等で構成される。

こうして２基の搬送コンベア１１，ｉｆ：連結装置１３
とによって、図中矢印Ｃで表した如く反時計回りの搬送
ループが形成されている。該搬送ループ上にはパレット
キャリア１４が載せられ該搬送ループに沿って搬送され
るようになっていると共に、前記パレットキャリア１４
上に加工すべきワーク（図示せず）を固定したパレット
１５が載置されている。

また図中上方に位置する搬送コンベア１１の側方には、
該搬送コンベア１１の搬送方向に沿って複数台（本例で
は５台）の数値制御工作機Ｉ１！１６（以下ＮＣ工作機
械１６と略称する）が配設されている。搬送コンベア１
１によって搬送されてきたパレット１５は、図示しない
移送手段によってＮＣ工作機械１６に受け渡されると共
に、加工終了後には同移送手段によって搬送コンベア１
１上のパレットキャリア１４上に移される。

こうして加工終了後のワークを載せたパレット１５は、
パレットキャリア１４により連結装置１３を経て図中下
方の搬送コンベア１２上へと搬送される。該加工終了後
のパレット１５は、図示しない移送手段によりパレット
キャリア１４から外されると共に、搬送コンベア１２の
図中左側部分に沿って設けられ且つ作業員１７が待機す
るセットアッブステーシアン１８に移送される。さらに
該セットアップステーシ璽ン１８では、作業員１７によ
って新たなワークがパレット１５にセットされると共に
、該パレット１５は搬送コンベア１２上のパレットキャ
リア１４に移送載置される。

未加工のワークを載せたパレット１５は、搬送コンベア
１２上のパレットキャリア１４によって搬送されると共
に、さらに搬送コンベア１２の図中左側部分に沿って設
けられたストック用コンベア１９に移送されてストック
される。そしてこれらのパレット１５は、図示しない移
送装置を主に手動で操作することにより、ストック用コ
ンベア１９の図中左側に位置するものから順に、搬送コ
ンベア１２上のパレットキ′ヤリア１４へと移され、さ
らにＮＧ工作機械１６へと搬送されて加工される。

く発明が解決しようとする課題〉 第５図に示したような従来の生産システムにおいては、
搬送コンベア１２に沿ってストック用コンベア１９を配
すると共に、必要に応じ主として手動で移送手段を作動
させることにより、前記ストック用コンベア１９上のパ
レッ｝．　ｌ　ｓ　＋ＷＩ＆送コンベア１２上のパレッ
トキャリア１４に移送し、さらにＮＣ工作機４１１！１
６に搬送する構成となっていた。

このように、従来、ストック用コンベア１９からのパレ
ット１５の受け渡しが自動化されていない上に、例え該
受け渡し作業が自動化され得たとしても、ストック用コ
ンベア１９が搬送コンベア１２の外側に沿って設けられ
ているため、該設置部分に、より多くのＮＣ工作機械を
効果的に設置することが不可能となり、この乙とが当該
生産システムの効率化と高速化を追求する上で著しい障
害となっていた。

く課題を解決するための手段〉 本発明によるフレキシブル生産システムは、ワークを自
動搬送し且つ互いに並んで配設された複数の搬送コンベ
アと、これら搬送コンベアの夫々に沿って配され且つ前
記ワークを自動加工する加工機械群と、前記搬送コンベ
アの間に設けられ且つ加工前及び加工後の前記ワークを
搬送移動自在に保持するストック用コンベアと、前記搬
送コンベアと前記ストック用コンベアとの間で前記ワー
クを自動的に受け渡すための移送手段とを備えたことを
特徴とするものである。

く作　　　用〉 ストック用コンベア上にストツクされた未加工のワーク
が、移送手段により搬送コンベア上に移されると共に、
該搬送コンベアにより加工機械群に搬送供給されて加工
される。

この後加工済のワークは再び搬送コンベアによりスット
ク用コンベア側方まで運ばれ、且つ移送手段によりスト
ック用コンベア上に移される。こうした工程を繰り返す
ことによりワークの自動加工が次々に連続的に行われる
。

ここで、ストック用コンベアは、並んで配設された複数
の搬送コンベアの間に設けられているため、前記加工機
械群の好適な設置スペースと干渉することがない。

く実　施　例〉 以下、本発明によるフレキシブル生産システムの一実施
例を図面を参照して説明する。

なお従来の技術と同一の部材には同一の符号を付して表
すこととし重複する説明は省略する。

該一＊施例の概略構成図を第１図に示したように、ここ
では、ワークを固定したパレット１５をストックしてお
くストック用コンベア１９は、略平行に配設された２基
の搬送コンベア１１．１２の間に挟まれて設けられてい
る。この結果、従来該ストック用コンベアｌ９が位置し
ていた搬送コンベア１２の図中下方右側部分に十分な空
きスペースができるため、絃空きスペースにはさらに多
く　（本実施例では４台）のＮＧ工作機１＠１６が増設
され、該生産システムの効率化と高速化が一層促進され
ている。

第２図には、搬送コンベア１１．１２の一部分を拡大し
た斜視図を表した。該図に示した如く、本実施例におけ
る搬送コンベア１１，１　２Ｌｔ、無１１！軌道式のチ
ェンコンベア２１で構成され、該チェンコンベア２１上
にパレットキャリア１４が載置され搬送方向Ｃに沿って
搬送されるようになっている。パレットキャリア１４上
には一対の支持板２２が突設されていると共に、該支持
板２２には転勤自在な複数のガイドローラ２３が設けら
れていろ。

そしてこれらガイドローラ２３上には、図示しないワー
クを載せるパレット１５が搬送方向Ｃと略直交する方向
に移動自在となるよう支持されている。

パレットキャリアｌ４に設置されたパレット１５は、ス
トック用コンベア１９の図中左右両端部に設けられｔコ
夫々の移送手段により、搬送コンベア１１からストック
用コンベア１９上に移送されまたはストック用コンベア
１９から搬送コンベア１１上に移送きれる。該移送手段
に係る部分を表した概略構成図が第３図であり、第１図
中のストック用コンベアｌ９の右端部分を拡大して表し
たものである。

つまり、ストック用コンベア１９左右両端部近傍の夫々
の支持部２４には、該支持部２４を回転中心として水平
回転自在にパレットアーム２５が夫々設置されていると
共に、これらパレットアーム２５には、該アーム２５の
、長手方向に沿って摺動駆動するフック２６が設けられ
ている。そして本例においては、ストック用コンベア１
９の左端側のパレットアーム２５が、搬送コンベア１１
上のパレット１５をストック用コンベアｌ９に移送する
一方、ストック用コンベア１９の右端側のパレットアー
ム２５が、ストック用コンベア１９上のパレット１５を
搬送コンベア１１上に移送する役割を有する。

また、ストック用コンベア１９は、第４図にその側面図
を表したように、一対のスプロケット（うち一方は図示
せず）に巻き掛けられたチェン２８の２組を互いに略平
行させて配し構成したものである。２組のチェン２Ｂの
間には、前述したパレット１５を載■するために、複数
個のガイドローラ２９を取り付けｔ′−１対のガイド部
材３０が、一定の間隔Ｄを置いて次々に掛け渡されてい
る。

従って、パレット１５を載せたパレットキャリア１４が
、ストック用コンペア１９の図中左端部に停止すると、
パレットアーム２５が回勤し、該パレット１−ム２５の
フツク２６が、パレット１５に設けられた係合部３１に
係合する。しかる後に、フック２６がパレツトアーム２
５に沿って動くことにより、パレットキャリア１４上の
パレット１５が、ストック用コンベア１９のガイド部材
３０上に移送される。

こうしてストック用コンベア１９上に載せられたパレッ
ト１５は、該ストック用コンベア１９がパレット１５の
幅だけ移動することにより、次のパレット１５を受け入
れる準備がなされる。また、ストック用コンベア１９の
右端側に設けられたもう１つのパレットアーム２５は、
ストック用コンベアｌ９の作動により送られてきたパレ
ット１５を、搬送コンベア１１上のパレットキャリア１
４に移送する作用を有する。

ところで既述した如き生産システムは以下のように作動
する。即ち、作業員１７が操作する有人作業時において
、加工完了のワークを載せたパレット１５が、作業員１
７のいるセットアツプステーシ璽ン１８で次々に回収さ
れると共に、ここで新たなワークがパレツト１５に固定
されて搬送コンベア１２上へと送り出される。

こうして搬送ラインに乗った未加工のパレッ｝１５！！
、次々ニＮＣ工作ｗＡＩＩＩｔ１６ニ取り込まれ、最終
的には全てのＮＣ工作機械にゆきわたる。ここでさらに
多くの未加工のパレット１５を搬送ラインに送り出すこ
とによって、これらパレットｌ５は、前述したパレット
アーム２５等の移送手段により搬送コンベア１１からス
トック用コンベア１９の第１図中左１ｆｌｗ１へと移送
される。ストック用コンベア１９は、１つのパレット１
５を取り込む毎に、該パレット１５を図中右方へとパレ
ット幅分だけ順次搬送する。この結果、ストック用コン
ベア１９上は、未加工のワークを載せたパレット１５で
ほぼ瀾たされる。

このような状態で無人自動運転が行われる。

つまり、加工を完了したパレット１５は、パレットアー
ム２５等を移送手段により、搬送コンベア１１からスト
ック用コンベア１９の図中左端部へと移送される。する
とストック用コンベア１９が該加工済のパレット１５を
図中右方へとパレット幅分だけ移送すると共に、ストッ
ク用コンベア１９の最右端部に移送された未加工のパレ
ット１５が、前記移送手段によって搬送コンベア１１上
へと移送されて該パレット１５に係る加工工程が開始さ
れる。こうした作業が繰り返される結果、ストック用コ
ンベアｌ９上の未加エパレットｌ５は、全て加工済のパ
レット１５に入れ換えられ、無人自動運転が完了するの
である。

ところで本実施例においては、２基の搬送コンベア１１
．１２の間にのみストック用コンベア１９を設けたが、
より多数の搬送コンベアを配し、夫々の搬送コンベアの
間に複数のストック用コンベア１９を配置してもよい。

また、これら搬送コンベアの形状や動作機構、配置等は
本実施例のみに限定されず、従ってま７′：ＮＣ工作機
械１６の配置や台数等も本例のみに限定されない。

く発明の効來〉 本発明のフレキシブル生産システムによれば、ワークを
ストツクし且つ該ワークｉｅＷ１送コンベアを経て加工
＊械群に供給すると共に、加工終了後のワークを再び搬
送コンベアより回収するストック用コンペ１を、並んで
配設された複数の搬送コンペ１の間に設けたことによリ
、搬送コンベアに挟まれる領域以外のスペースを全て加
工機械の設置場所として用いることができるので、従来
に比して多くの加工機械を設置でき、以て当該生産ライ
ンの効率化と高速化を大幅に向上させることが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるフレキシブル生産システムの一実
施例を表す概略構成図、第２図は搬送コンベア部分を拡
大して表した概略斜視図、第３図はストック用コンベア
部分を拡大して表した概略平面図、第４図は第３図に係
る概略側面図、第５図は従来の一例を表す概略構成図で
ある。 図面中、１１．１２は搬送コンベア、ｌ３は連結装置、
１４はパレットキャリア、１５はパレット、１６はＮＣ
工作機械、１８はセットアップステーション、ｌ９はス
トック用コンベア、２１はチェンコンベア、２３．２９
はガイドローラ、２５はパレットアーム、２６はフック
、２７はスプロケット、２８はチェン、３０はガイド部
材である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワークを自動搬送し且つ互いに並んで配設された複数の
   搬送コンベアと、これら搬送コンベアの夫々に沿って配
   され且つ前記ワークを自動加工する加工機械群と、前記
   搬送コンベアの間に設けられ且つ加工前及び加工後の前
   記ワークを搬送移動自在に保持するストック用コンベア
   と、前記搬送コンベアと前記ストック用コンベアとの間
   で前記ワークを自動的に受け渡すための移送手段とを備
   えたことを特徴とするフレキシブル生産システム。