JPH0396579A - エレベータ式駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は，エレベータのパレット台が上昇及び下降する
昇降路の両側に沿って多段階的に形或されている各駐車
区画に横行パレットを収容し，前記パレット台と横行パ
レットとの間で自動車の受け渡しを行うようにしたエレ
ベータ式駐車装置に係るものである． （従来の技術） 前記種類のエレベータ式駐車装置としては，例えば，特
開昭６２−２８４８６４号に開示されているものがある
が，かかる駐車装置においては，所定の駐車区画への入
出庫に際して，次に述べるような課題がある． （発明が解決しようとする課題） 所定の駐車区画に自動車を入庫する場合，予め，エレベ
ータを上昇（または下降）させて入庫レベルに到達せし
めた後，前記所定駐車区画のパレツトをエレベータ上に
載置して最下降位置となし，該パレットに自動車を載せ
てから前記エレベータを入庫レベルに上昇させ，次いで
，自動車載置パレットを所定駐車区画に収容しているた
めに，運転操作が複雑となり，入庫時間が長くなるとい
う欠点がある。

また，自動車を出庫する場合，エレベータを駐車区画の
出庫レベルに上昇（または下降）させ，次いで，自動車
を移載して最下降位置となし，自動車が出庫したならば
，空のパレットを元の駐車区画に返納しなければならな
いから出庫時間が長くなり，前述した入庫時間と併せて
入出庫時間が極めて長くなるという課題がある。

本発明の目的は，自動車を載置している実パレットを駐
車区画へ収容すると同時に空パレットをエレベータ上へ
載せるようにすることによって入（出）庫時間の短縮を
図るようにしたエレベータ式駐車装置を提供することに
ある． （課題を解決するための手段） このため，本発明によれば，各駐車区画は自動車を収容
するための実パレットが載置される上部収容棚とこの下
方に位置する空パレットが載置されている下部収容棚と
から形或されており，予備パレットを有するエレベータ
には自動車の入出庫方向に対して左右方向に往復動可能
な移動架台を設け，該移動架台の両端部には前記移動架
台と同じ方向に且つ相互に相反する方向へ移動可能な実
パレットの上部翻動手段及び空パレットを担持して相互
に相反する方向へ移動可能な下部移送手段を設置し，前
記上部註動手段及び下部移送手段の作動により前記実パ
レットと空パレットの引き込みと引き出しによる両パレ
ットの差し替え動作を同時に行うように構成したもので
ある。

（実施例） 第１図において，１は多層階で複数列に配置されている
自動車２の駐車区画３（図示では地上４階で２列）から
威る車庫，４はエレベータ５の昇降路をそれぞれ示すも
のであって，前記各駐車区画は自動車２を収容するため
の実パレット６が載置される上部収容４１１１７とこの
下方に位置する空パレット８が載置されている下部収容
棚９とから形或されており，エレベータ５のケージ１０
は１本の吊りチェーン１１（第２図では４本）により懸
吊されて，モータ１２及びアイドラ−１３．１４並びに
バランスウェイト１５を介して上昇及び下降するように
なっている。第２図に示すように，エレベータ５のケー
ジ１０上に自動車２の入出庫方向に対して左右方向に往
復動可能に設置してある移動架台１６の両端部には固定
レール１７，ｌ７が設けてあり，これらの両固定レール
には自動車２の入出庫方向に対して同じ方向に且つ相互
に相反する方向へ移動可能な上部駆動手段例えばローラ
コンベア１８．１８が１対の門形状の支持部材１９．１
９を介して設置されており，この場合，移動架台１６の
往復動はケージ１０の底部中央に設けてあるバワシリン
ダユニット２０にて行われると共に，前記上部翻動手段
の相反する方向への移動は前記移動架台上に設けてある
クランク馳動手段２１にて行われ，該クランク開動手段
は減速機付モータ２２とこれに直結のクランクプレ一ト
２３とこの両端に枢着した一端が門形状支持部材１９．
１９の内側に枢着してある連結ロンド２４．２４とから
構成されている。

また，移動架台１６の両側上面に固設してある固定レー
ル１７．１７には空パレット８を担持して下部収容棚９
から昇降路４へと，或いはこの逆に移送するための下部
移送手段例えばローラコンベア２５．２５が取付けてあ
る。更に，エレベータ５が最下降位置に達した時に，前
記エレベータのケージ１０の下方が乗込面２６に形成さ
れているピット２７内に入るものであって，該ピット底
面には実パレット６及び空パレット８と同様の機能を有
し且つパレット差し替え，即ち上部収容棚７へのパレッ
ト引き込みと下部収容棚９からのパレット引き出しを同
時に一定動作時間内で行う役目をなす予備パレット２８
を支承する４個の支持ポスト２９が樹設してあり，前記
ピットの手前側及び奥側には自動車２の円滑なる入出庫
を行うための可動渡り板３０．３０を設け，前記上部収
容棚及び下部収容棚には上部ローラコンベア３１及び下
部ローラコンベア３２が設置してある．なお，上部註動
手段１８例えばローラコンベアは移動架台１６上に設置
されている減速機付モータ３３からのチェーン３４を介
して廓動され，また，下部移送手段２５例えばローラコ
ンベアは前記移送架台上に設置されている他の減速機付
モータ３５からのチェーン３６を介して郭動されるもの
であり，更に，前記下部移送手段の減速機付モータ３５
から主動軸３７を導出し，クラッチ３８及び従動軸３９
を介して下部収容棚９の下部ローラコンベア３２に邪動
連結してある． （作用） 先ず，本駐車装置において，自動車２の入庫がない場合
，各駐車区画３の上部収容棚７には実パレット６（自動
車２を載置しているパレット）はなく，下部収容棚９に
は，総て空パレット８が収容されていると共に，エレベ
ータ５のケージ１０は，第２図及び第３図に示すように
，ビット２７内に位置し且つ予備パレット２８は４個の
支軸ポスト２９に戟置されており，上部駒動手段例えば
ローラコンベア１８．１８は，予め，クランク駆動手段
２１の作動によって外側へ，即ち２点鎖線位置に移動せ
しめられて定置されている．この状態で自動車２を入庫
するには，可動渡り板３０を第２図に示す点線位置から
実線位置に倒し，前記自動車が前記可動渡り板を通って
乗込面２６から予備パレット２８上に乗ったならば，ク
ランク駆動手段２１を前と逆の方向に作動させてローラ
コンベア１８．１８を前記予備パレットの下側に，即ち
図示の実線位置に移動せしめることによって，第４図に
示すような状態にする． 次いで，エレベータ５を上昇させると，ローラコンベア
１８．１８は上昇しながら自動車２が載っている予備パ
レット２８を担持し，引き続いて，第１図に示す所定の
入庫レベル■に達したならば，その位置に停止せしめる
．次に，パワシリンダユニット２０を作動して上部駆動
手段例えばローラコンベア１８．１８及び下部移送手段
例えばローラコンベア２５．２５を駆動乃至移送せしめ
ることによって，第１図において，移動架台１６を矢印
Ａ方向にそれぞれ移動して上部収容棚７及び下部収容［
９に設置したパレット移送用の上部ローラコンベア３１
及び下部ローラコンベア３２と卵動連結せしめた後，前
記上部馳動手段及び下部移送手段を同期して同時に反対
方向に翻動せしめることにより，自動車２を載置してい
る予備パレット２８（実パレット６）は矢印Ｂ方向へ，
空パレット８は矢印Ｃ方向へそれぞれ移動させて実パレ
ット６を上部収容棚７に収容すると同時に空パレット８
を下部移送手段２５．２５に移載することによって前記
実パレットと空パレットの差し替えが完了する。

更に，パワシリンダユニット２０を前述とは逆に移動し
て移動架台１６をエレベータ５のケージ１０の中央に位
置せしめると同時にクランク開動手段２１の作動により
上部駆動手段１８．１８を２点鎖線位置から実線位置へ
と外方へ待避させて，第５図に示すような状態でエレベ
ータ５を下降して旧位置である乗込面２６の相当するピ
ット２′７内に収容すれば，第２図及び第３図に示すよ
うに，空パレット８は４個の支持ポスト２９に支承され
て予備パレット２８となる． なお，出庫に際しては，前述したように，それまでは下
部収容欄９にあった空パレット８はエレベータ５の最下
降位置では予備パレット２８となるために，入庫時と全
く逆の操作を行えばよいから，詳細な説明は省略する． （発明の効果） 以上述べたところから，本発明によれば，各下部収容棚
に配置してある空パレットとエレベータ上の予備パレッ
ト（または実パレット）を上部収容欄及び下部収容棚に
おいて，エレベータのｌ回の停止により且つ上部騨動手
段例えばローラコンベア及び下部郭動手段例えばローラ
コンベアの同期して同時に反対方向へ作動せしめること
により一動作時間内でパレット引き出しとパレット引き
込みを行う差し替え動作が可能となり，従って，従来装
置では，入庫に際して，その都度空パレットを呼び出さ
なければならないことから入出庫時間が長くかかったの
に対して，本発明では，空パレソトと予備パレット（ま
たは実パレット）の差し替えによる一動作時間内で同時
に入出庫ができ，次の入出庫動作に直ちに対応できるた
めに入出庫時間の大幅な短縮を図り得るものである．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエレベータ式駐車装置を示す略図
的正面図，第２図は出庫に際して実パレットを有するエ
レベータが着床した時の側面図，第３図は入庫に際して
空パレットを有するエレベータが着床した時の側面図，
第４図は実パレットの搬送状態を示す側面図，第５図は
空パレット（予備パレット）の搬送状態を示す側面図で
ある．なお，図示された主要部と符号との対応関係は次
のとおりである．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータのパレット台が上昇及び下降する昇降路の両
   側に沿って多段階的に形成されている各駐車区画に横行
   パレットを収容し、前記パレット台と横行パレットとの
   間で自動車の受け渡しを行うようにした型式の駐車装置
   において、各駐車区画は自動車を収容するための実パレ
   ットが載置される上部収容棚とこの下方に位置する空パ
   レットが載置されている下部収容棚とから形成されてお
   り、予備パレットを有するエレベータには自動車の入出
   庫方向に対して左右方向に往復動可能な移動架台を設け
   、該移動架台の両端部には前記移動架台と同じ方向に且
   つ相互に相反する方向へ移動可能な実パレットの上部駆
   動手段及び空パレットを担持して相互に相反する方向へ
   移動可能な下部移送手段を設置し、前記上部駆動手段及
   び下部移送手段の作動により前記実パレットと空パレッ
   トの引き込みと引き出しによる両パレットの差し替え動
   作を同時に行うように構成したことを特徴とするエレベ
   ータ式駐車装置。