JP2935160B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents

機械式駐車装置

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JP2935160B2
JP2935160B2 JP6557894A JP6557894A JP2935160B2 JP 2935160 B2 JP2935160 B2 JP 2935160B2 JP 6557894 A JP6557894 A JP 6557894A JP 6557894 A JP6557894 A JP 6557894A JP 2935160 B2 JP2935160 B2 JP 2935160B2
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順宏 丸子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式駐車装置に係
り、より詳しくは走行台車を中継して入出庫室と駐車室
との間で車両を受渡しする機械式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の機械式駐車装置としては、例え
ば実開平1−150764号公報に記載されるように、
走行台車の走行路に沿って複数の駐車室を多段に配設
し、前記走行路内には前記駐車室の各段に対応して複数
の走行台車を配設し、前記走行路の一端脇に前記駐車室
に連続してエレベータの昇降路を配設すると共に、該昇
降路の脇に入出庫室を配設し、前記走行台車、駐車室、
エレベータおよび入出庫室のそれぞれに、走行台車の走
行方向と直交する方向へ車両を移送する横送りコンベア
を設けたものがある。このような機械式駐車装置におい
ては、走行台車の走行方向に長手方向を一致させて車両
を駐車させるので、駐車室を車両の収容できる必要最小
限の大きさに設定することができ、収容効率が高いもの
となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の土地
事情から、この種の機械式駐車装置を店舗、事務所等と
一つの建物内に共存させることが多くなってきており、
このような場合に、スペース上の制約からエレベータの
昇降路の脇に入出庫室を設けることができないことがあ
る。しかしながら、上記従来の機械式駐車装置によれ
ば、入出庫室とエレベータとの間の車両受渡しを横送り
コンベアを用いて行っているため、エレベータの昇降路
の脇に入出庫室を設けることができない場合は、エレベ
ータへの車両受渡しは不可能になり、実質その利用は断
念せざるを得ない状況にあった。なお、エレベータ内に
車両を直接乗入れて入出庫室を省略することも考えられ
るが、この場合は、狭いエレベータ内で運転者等が乗り
降りしなければらならず、安全性の面で問題の多いとこ
ろとなる。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、エレベ
ータの脇に入出庫室を設けることができない場所におい
ても有効に入出庫作業を行うことができる機械式駐車装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記目的を
達成するため、走行台車の走行路に沿って複数の駐車室
を多段に設け、前記走行路内には前記駐車室の各段に対
応して複数の走行台車を配置し、前記走行路の少なくと
も一端脇に前記駐車室に連続してエレベータの昇降路を
設けると共に、該昇降路に連接して前記駐車室と整列す
るように入出庫室を設け、前記昇降路内のエレベータお
よび前記入出庫室のそれぞれに、車両を搭載するパレッ
トを相互間で受渡しするパレット搬送手段を設け、かつ
前記走行台車、前記駐車室および前記パレットのそれぞ
れに、該走行台車の走行方向と直交する方向へ車両を移
送する横送りコンベアを設ける構成としたことを特徴と
する。
【0006】 本発明において、上記パレット搬送手段
としては、ローラコンベア、ベルトコンベア、スラット
コンベア等のコンベアを用いることができる。この場
合、入出庫室内のコンベアとエレベータ内のコンベアと
は同期して作動させるようにする。また、本発明は、走
行台車上に、該走行台車内の横送りコンベアの駆動源に
より回転駆動され該走行台車の走行方向と直交する方向
へ移動する駆動輪を設け、パレット上に、前記駆動輪に
接触して回転し、該パレット内の横送りコンベアを駆動
させる摩擦車を設ける構成とすることができる。
【0007】
【作用】 上記のように構成した機械式駐車装置におい
ては、入出庫室内のパレット上に車両を乗入れた後、
レット搬送手段を作動させれば、入出庫室からエレベー
タ内へパレットごと車両が移載され、その後、エレベー
タを昇降させて、パレット内の横送りコンベアと走行台
車内の横送りコンベアとを同期して作動させれば、パレ
ット上の車両が走行台車上へ移載される。すなわち、エ
レベータの脇に入出庫室の設置スペースがとれない場合
でも、パレットを中継して有効に入出庫作業を行うこと
ができる。
【0008】 また、パレット搬送手段としてコンベア
を用いた場合は、機構的な複雑化を招くことなく入出庫
室と得レバー他との間で容易かつ確実にパレットを搬送
できる。さらに、走行台車上に駆動輪を設け、パレット
上に前記駆動輪から動力を受ける摩擦車を設けた場合
は、パレット内の横送りコンベアの駆動源を省略するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。
【0010】図1〜7において、1は店舗、事務所等を
有する建物で、その内部には地下部分から一階部分に吹
抜ける駐車スペース2が設けられている。駐車スペース
2は、その三方が壁体3によって仕切られると共に、そ
の一方が複数の柱4によって仕切られており、全体とし
て平面矩形に区画されている。駐車スペース2内には、
その中央に後に詳述する走行台車11の走行路12が設けら
れ、この走行路12の両側には複数の駐車室13が配設され
ている。各駐車室13は、フレーム構造の多段(こゝでは
三段)の駐車棚14上に区画形成されており、前記走行台
車11は、この駐車棚14(駐車室13)の各段に対応して複
数配置されている。各走行台車11は、走行路12内に架設
した左右一対のレール15(図2)上に走行可能に載置さ
れ、該レール15に沿って自走するようになっている。な
お、走行台車11および駐車室13は、走行路12と平行な向
きに長手方向を一致させて車両Cを支持できる必要最小
限の大きさに形成するのが望ましい。
【0011】上記駐車室13のうち、壁体3に沿って配列
された一方の駐車室の両端の一室、すなわち走行台車11
の走行路12の両端脇の駐車室は、エレベータ16、17の昇
降路18として区画されている。これらエレベータのう
ち、一方(図2の左側)のエレベータ16は入庫用とし
て、他方(図2の右側)のエレベータ17は出庫用として
それぞれ用いられるもので、それぞれは最上段の駐車室
13と最下段の駐車室13との間を移動する昇降台19を備え
ている。なお、この昇降台19もまた、走行路12と平行な
向きに長手方向を一致させて車両Cを支持できる必要最
小限の大きさに形成されている。
【0012】しかして、建物1の1階部分であって上記
駐車スペース2の外側は、壁体3から大きく開放された
入出庫スペース5として構成されており、この入出庫ス
ペース5には、上記各エレベータ16、17の昇降路18を間
に片側の駐車室13と連続するように入庫室20と出庫室21
とが配設されている。入・出庫室20、21のそれぞれに
は、図1および3に示すように、昇降路18に近接する箇
所に一端を臨ませたベース22が敷設されており、各ベー
ス22上には、車両Cを搭載するパレット23を昇降路18に
向けて移送する第1の縦送りコンベア24が配置されてい
る。この第1の縦送りコンベア24は、ローラコンベアか
らなっており、昇降路18の方向すなわち前記走行台車11
の走行方向に延ばしてベース22上に固定された一対のコ
ンベアフレーム25と、このコンベアフレーム25間に回動
自在に架橋された複数のローラ26と、各ローラ26を回転
させるチェーン駆動機構(図示略)とを備えている。
【0013】一方、各エレベータ16、17の昇降台19上に
も、上記第1の縦送りコンベア24と基本構造を一にする
第2の縦送りコンベア27が配置されている。これら第
1、第2の縦送りコンベア24、27はパレット搬送手段を
構成するもので、いまエレベータ16または17の昇降台19
を入・出庫室20、21に対応する位置で停止させて、その
第2の縦送りコンベア27を第1の縦送りコンベア24に整
列させ、チェーン駆動機構の作動により両縦送りコンベ
アのローラ26を同期回転させると、パレット23は、入・
出庫室内のベース22上からエレベータの昇降台19上へ、
または該昇降台19上から該ベース22上へ移動し、入・出
庫室20、21と各エレベータ16、17との間で受渡しされる
ようになる。なお、ベース22および昇降台19のそれぞれ
には、パレット23のオーバーランを規制するためのスト
ッパ28が突設され、各ストッパ28の前面には、パレット
23が衝突した際の衝撃を緩和する弾性部材(ゴム、バネ
等)29が取付けられている。また、昇降台19の四隅には
巻上機(図示)から延ばされたワイヤ30を連結するため
の突部19aが設けられている。
【0014】こゝで、上記パレット23は、図1および3
に良く示されるように、平板状の本体31と、この本体31
上に固定された波形の支持フレーム32と、この支持フレ
ーム32上に搭載された横送りコンベア33とを備えてい
る。横送りコンベア33は、車両Cの前輪を支持する前輪
用コンベア33aと車両Cの後輪を支持する後輪用コンベ
ア33bとからなっている。コンベア33a、33bは、こゝ
ではローラコンベアからなり、それぞれは、走行台車11
の走行方向と直交する方向へ延ばして支持フレーム32上
に固定された一対のコンベアフレーム34と、この一対の
コンベアフレーム34間に回動自在に架橋された多数のロ
ーラ35と、各ローラ35を作動連結するチェーン駆動機構
(図示略)とを備えている。各コンベア33a、33bのチ
ェーン伝動機構は、後述する走行台車11上の動力伝達装
置55から動力を受けて同時駆動されるようになってお
り、この駆動によりローラ35が左回転または右回転し、
横送りコンベア33上に載置された車両Cは、前記走行台
車11の走行方向と直交する方向へ横送りされるようにな
る。
【0015】 なお、パレット23上には、、各コンベ
アフレーム34と支持フレーム32上のサイドフレーム
37(図3)とを利用して床板38が配置されており、
車両Cが直接乗入れできるようになっている。また、横
送りコンベア33のうち、後輪用コンベア33bは前輪
用コンベア33aより広幅に形成されているが、これは
前輪基準で載置した車両Cの長さばらつきを後輪用コン
ベア33bで吸収するためである。
【0016】一方、走行台車11は、図5〜7に示すよう
に、前記レール15上に複数の車輪41を介して走行可能に
載置されたメインフレーム42を備えている。前記複数の
車輪41のうち、メインフレーム42の一端側の一対の車輪
41aは、スプロケット43を有する軸44により連結されて
おり、このスプロケット43には、メインフレーム42上に
設置した走行用モータ45の出力軸に取付けたスプロケッ
ト46から延ばしたチェーン47が掛け回されている。すな
わち、走行台車11は、走行用モータ45の回転をチェーン
47および軸44を介して一対の車輪41aに伝動することに
より、レール15上を自走するようになっている。
【0017】また、メインフレーム42上にはサブフレー
ム48を介して横送りコンベア49が載置されている。この
横送りコンベア49は、上記パレット23上の横送りコンベ
ア33と基本構造を一にするもので、前輪用コンベア49a
と後輪用コンベア49bと、両コンベア49a、49bを一体
的に駆動する一つのモータ50とを備えている。なお、前
輪用コンベア49aには車両Cの前輪を挟持し、その移動
を規制する一対のストッパ部材51が付設されている(図
6)。さらに、走行台車11のメインフレーム42には、レ
ール15に付設したサイドレール42に係合して脱輪を防ぐ
サイドローラ53が設けられている(図7)。
【0018】走行台車11上にはまた、前記パレット23上
の横送りコンベア33および後述する駐車室13内の横送り
コンベア54に動力を伝達する動力伝達装置55が配設され
ている(図5)。この動力伝達装置55は、走行台車11の
幅方向に延設され両端に駆動輪56を有する摺動部材57
と、この摺動部材57を摺動自在に支持する支持フレーム
58と、摺動動材57を摺動させるパワーシリンダ59とを備
え、駆動輪56は、前記コンベア用モータ50によりコンベ
ア49a、49bと一体的に回転駆動されるようになってい
る。しかして、前記パレット23上には、前記駆動輪56と
係合可能に摩擦車60が配置されると共に、この摩擦車60
の回転をパレット23上の前輪用コンベア33aと後輪用コ
ンベア33bに分配する分配軸61とが配設されている(図
1、5)。
【0019】これにより、いまエレベータ16、17内に搬
入されたパレット23に対して走行台車11を対向させ、動
力伝達装置55の駆動輪56を回転させながら、パワーシリ
ンダ59の作動で摺動部材57を前進させれば、パレット23
上の摩擦車60に駆動輪56が押付けられて該摩擦車が回転
し、その回転が分配軸61を介してコンベア33a、33bに
伝達される。すなわち、パレット23上の横送りコンベア
33は、走行台車11上の横送りコンベア49のモータ50から
動力を受けて、該横送りコンベア49と同期して回転し、
エレベータ16、17内のパレット23と走行台車11との間で
車両Cが受渡しされるようになる。
【0020】また、各駐車室13内の横送りコンベア54
も、上記パレット23上の横送りコンベア33と基本構造を
一にするもので、前輪用コンベア54aと後輪用コンベア
54bとを備えている。しかして、この駐車室13内にも、
上記パレット23と同様の摩擦車と分配軸(何れも図示
略)が設けられており、上記動力伝達装置55を介して走
行台車11上のコンベア用モータ50から動力を受けるよう
になっている。
【0021】以下、上記のように構成した機械式駐車装
置の作用を説明する。
【0022】車両走行路を自走してきた車両Cは、その
まゝ入庫室20内に進入し、そこに待機しているパレット
23上に乗入れて、横送りコンベア33上で停止する。この
時、入庫室20の前方の昇降路18内には入庫用エレベータ
16が待機しており、運転者等の下車および退避に合せて
入庫室23内の第1の縦送りコンベア24とエレベータ16の
昇降台19上の第2の縦送りコンベア27とが同期回転し、
車両Cを載せたパレット23が入庫室20からエレベータ16
内に移送される。このパレット23の移送完了により、入
庫用エレベータ16は昇降路18内を下降し、例えば駐車棚
9の中段に対応する位置で停止する。この時、走行路12
内の中段の走行台車11がエレベータ16の脇に待機してお
り、前記エレベータ16の停止と同時に、走行台車11上の
横送りコンベア49のモータ50が作動すると共に、動力伝
達装置55が作動し、その駆動輪56が摩擦車60に接してパ
レット23上の横送りコンベア33が回転し、パレット23上
の車両Cは、走行台車11に載り移る。
【0023】その後、走行台車11は空いている駐車室13
の所まで移動し、再び動力伝達装置55が作動して、駐車
室13内の横送りコンベア54と走行台車11上の横送りコン
ベア49とが同時回転し、走行台車11上の車両Cが駐車室
13内に載り移り、これにて入庫は完了する。なお、パレ
ット23から走行台車11へ車両Cを受渡した後は、エレ
ベータ16が上昇して原位置に復帰し、さらにパレット搬
送手段によりパレット23は入庫室20へ復帰する。また、
最上階の駐車室13に入庫する場合、当然のこととしてエ
レベータ16は下降しない。
【0024】一方、駐車室13から車両Cを出庫させる場
合は、先ず出庫予定の駐車室13が存在する段の走行台車
11が該駐車室13の脇まで移動し、上記動力伝達装置55の
作動により駐車室13内の横送りコンベア54と走行台車11
上の横送りコンベア49とが同時回転し、駐車室13内から
走行台車11上に車両Cが載り移る。その後、この走行台
車11は、出庫用エレベータ17の脇まで移動し、前記動力
伝達装置55の作動によりエレベータ17内のパレット23上
の横送りコンベア33と走行台車11上の横送りコンベア49
とが同時回転し、走行台車11上の車両Cがパレット23上
に載り移る。その後、出庫用エレベータ17は、出庫室21
に対応する位置で上昇して停止し、この停止に応じて、
エレベータ17内の第2の縦送りコンベア27と出庫室21内
の第1の縦送りコンベア24とが同期回転し、該エレベー
タ17から出庫室21へ車両Cを搭載したパレット23が移動
する。そして、運転者等が車両Cに乗り込み、そのまゝ
出庫室21から退出し、これにて出庫は完了する。
【0025】上記した入庫および出庫方式によれば、二
つのエレベータ16、17と二つの入出庫室20、21とを設け
て、入庫用と出庫用とに使い分けたので、入庫と出庫作
業を並行して行なうことができ、効率の良い入出庫作業
を行なうことができる。また、パレット23および駐車室
13内の横送りコンベア33、54の動力を動力伝達装置55を
用いて走行台車11から受けるようにしたので、パレット
23および駐車室13内にコンベア用モータを配する必要が
なくなり、それらの構造は簡単となる。
【0026】なお、上記実施例において、パレット搬送
手段24、27としてローラコンベアを用いたが、これに代
えて、ベルトコンベア、スラットコンベア等を用いるこ
とができる。また、このパレット搬送手段は、前記コン
ベア類に代えて、例えば図8に示すように、入・出庫室
20、21内のベース22とエレベータ16、17の昇降台19上に
複数のキャスタ65を設置し、このキャスタ65上をパレッ
ト23を転送するようにしても良い。この場合、例えば入
・出庫室20、21内に、パレット23に係脱可能な治具をロ
ッド端に有するシリンダ(何れも図示略)を設けること
により、パレット23を自動送りすることが可能になる。
【0027】また、上記実施例において、走行台車11お
よび駐車室13内の横送りコンベア49、54としてローラコ
ンベアを用いたが、このコンベアも、ベルトコンベア、
スラットコンベア等に代えることができる。また、上記
実施例において1階部分から地下方向へ駐車スペース2
を設けたが、この駐車スペース2は地上方向へ拡大して
も良いことはもちろんである。さらに、上記実施例にお
いて、エレベータ16、17および入出庫室20、21をそれぞ
れ二つ設けて、入庫用と出庫用とに使い分けたが、本発
明は、このエレベータと入出庫室との組を一つだけ設け
ても良いものである。この場合は、入・出庫の効率は低
下するが、省スペース化が可能になる。
【0028】
【発明の効果】 以上、詳細に説明したように、本発明
にかゝる機械式駐車装置によれば、走行台車の走行方向
と直交する方向へ車両を移送する横送りコンベアを備え
たパレットを用意し、このパレット上に車両を載せて走
行台車の走行方向へ縦送りして、入出庫室とエレベータ
との間、エレベータと走行台車との間で車両の受渡しを
行なうようにしたので、エレベータの脇に入出庫室の設
置スペースがとれない場合でも、有効に入出庫作業を行
うことができる。また、パレット搬送手段としてコンベ
アを用いた場合は、機構の複雑化を招くことなく入出庫
室とエレベータとの間で容易かつ確実にパレットを搬送
することができ、さらに、走行台車上に駆動輪を設け、
パレット上に前記駆動輪から動力を受ける摩擦車を設け
た場合は、パレット内の横送りコンベアの駆動源を省略
することができ、何れの場合も構造の簡略化に寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる機械式駐車装置を構成するパレ
ットとパレット搬送手段の構造を示す斜視図である。
【図2】本機械式駐車装置の全体的な構造を模式的に示
す平面図である。
【図3】パレットとパレット搬送手段の構造を示す断面
図である。
【図4】本機械式駐車装置の全体的な構造を模式的に示
す縦断面図である。
【図5】本発明で用いる走行台車の構造とその設置態様
を示す平面図である。
【図6】本発明で用いる走行台車の構造を示す側面図で
ある。
【図7】本発明で用いる走行台車の構造を示す正面図で
ある。
【図8】パレット搬送手段の他の実施例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 建物 2 駐車スペース 3 壁体 5 入出庫スペース 11 走行台車 12 走行路 13 駐車室 15 レール 16 エレベータ 17 エレベータ 18 昇降路 19 昇降台 20 入庫室 21 入庫室 23 パレット 24 縦送りコンベア(パレット搬送手段) 27 縦送りコンベア(パレット搬送手段) 33 横送りコンベア 49 横送りコンベア 54 横送りコンベア 55 動力伝達装置 56 駆動輪 60 摩擦車 C 車両

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車の走行路に沿って複数の駐車室
    を多段に設け、前記走行路内には前記駐車室の各段に対
    応して複数の走行台車を配置し、前記走行路の少なくと
    も一端脇に前記駐車室に連続してエレベータの昇降路を
    設けると共に、該昇降路に連接して前記駐車室と整列す
    るように入出庫室を設け、前記昇降路内のエレベータお
    よび前記入出庫室のそれぞれに、車両を搭載するパレッ
    トを相互間で受渡しするパレット搬送手段を設け、かつ
    前記走行台車、前記駐車室および前記パレットのそれぞ
    れに、該走行台車の走行方向と直交する方向へ車両を移
    送する横送りコンベアを設けたことを特徴とする機械式
    駐車装置。
  2. 【請求項2】 パレット搬送手段が、コンベアであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
  3. 【請求項3】 走行台車上に、該走行台車内の横送りコ
    ンベアの駆動源により回転駆動され該走行台車の走行方
    向と直交する方向へ移動する駆動輪を設け、パレット上
    に、前記駆動輪に接触して回転し、該パレット内の横送
    りコンベアを駆動させる摩擦車を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の機械式駐車装置。
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