JPH07238708A - 機械式駐車装置 - Google Patents

機械式駐車装置

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JPH07238708A
JPH07238708A JP5324994A JP5324994A JPH07238708A JP H07238708 A JPH07238708 A JP H07238708A JP 5324994 A JP5324994 A JP 5324994A JP 5324994 A JP5324994 A JP 5324994A JP H07238708 A JPH07238708 A JP H07238708A
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JP
Japan
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parking
traveling
elevator
vehicle
room
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JP5324994A
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Inventor
Toshihiro Maruko
順宏 丸子
Noritaka Hatanaka
範孝 畑中
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Tokyu Car Corp
Original Assignee
Tokyu Car Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 並置した二つの駐車領域の間でエレベータを
共用して設備コストの低減を図る。 【構成】 走行台車6の走行路4、5と走行路4、5に
沿って設けた複数の駐車室8とを含む二つの駐車領域
2、3を並置し、一方の駐車領域2内の駐車室8に連続
して、入出庫室と接続する二つのエレベータ17、18
を配置し、これらエレベータ17、18と他方の駐車領
域3内の走行路5との間を移載コンベア24、25にて
連絡し、走行台車6、駐車室8およびエレベータ17、
18に設けた横行コンベアと前記移載コンベア24、2
5との協働により、二つの駐車領域2と3の間で車両1
0を移送し、所望の駐車室8に車両を受渡しする。二つ
のエレベータ17、18および二つの移載コンベア2
4、25を入庫用と出庫用とに使い分けることにより効
率良く車両を入出庫できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行台車を中継して車
両を受渡しする機械式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の機械式駐車装置としては、走行
台車の走行路に沿って、複数の駐車室と少なくとも一つ
の昇降路とを配設し、前記走行台車と、前記駐車室と前
記エレベータとのそれぞれに、前記走行台車の走行方向
と直交する方向へ車両を移送する横行コンベアを設け、
前記走行台車を中継して前記エレベータと前記駐車室と
の間で車両を受渡しするようにしたものがある(例え
ば、実開平1−150764号公報、特開平3−473
78号公報等参照)。このような機械式駐車装置におい
て、その駐車室は、車両を収容できる必要最小限の大き
さに設定することができ、従ってこの駐車室を多段的に
鉛直方向へ延長することによって、収容効率を飛躍的に
高めることができるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、設置スペー
スに余裕がある場合は、このような駐車装置を水平方向
に並置して収容能力の拡大を図ることが建築コスト的に
有利となる。しかしながら、従来の機械式駐車装置は、
上記したように走行台車と、駐車室とエレベータとを一
組としてユニット化されているため、各ユニットに対し
て車両の出入り通路や入出庫通路を設定しなければなら
ないばかりか、各ユニットに操作員を配置しなければな
らず、全くの二重投資となって前記した建築コスト的な
有利さを十分に生かすことができない、という問題があ
った。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その課題とするところは、複数の
ユニットを有機的に結合することにより多くの設備の共
用化および駐車室の有効利用を図り、もってコスト低減
に大きく寄与する機械式駐車装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、走行台車の走行路に沿って、複数の駐車室
と少なくとも一つのエレベータの昇降路とを配設し、前
記走行台車と、前記駐車室と前記エレベータとのそれぞ
れに、前記走行台車の走行方向と直交する方向へ車両を
移送する横行コンベアを設け、前記走行台車を中継して
前記駐車室と前記エレベータとの間で車両を受渡しする
機械式駐車装置において、前記走行路と前記駐車室とを
含む駐車領域を二つ並設すると共に、各駐車領域の走行
路内に走行台車を配設し、前記エレベータの昇降路は前
記二つの駐車領域のうちの何れか一方に対応して設け、
前記昇降路と他方の駐車領域内の走行路との間に、該昇
降路内のエレベータと該走行路内の走行台車との間で車
両を受渡しする移載コンベアを配設しするように構成し
たことを特徴とする。
【0006】本発明において、上記駐車室は、走行台車
の走行路の両側に配設するのが望ましい。また、この駐
車室は多段に設けても良いもので、この場合は、走行路
内に該駐車室の各段に対応して複数の走行台車を配設
し、あるいはリフタ付の走行台車を配設するものとす
る。
【0007】本発明は、上記駐車領域に対して入出庫領
域を独立に設けて、この入出庫領域と前記駐車領域との
間でエレベータを昇降させるようにしても良いものであ
る。この場合、前記入出庫領域において昇降路内のエレ
ベータに直接車両を乗り入れても良いが、このエレベー
タの昇降路に隣接して入出庫室を配置し、この入出庫室
に前記昇降路内のエレベータとの間で車両を受渡しする
入出庫用コンベアを配設するのが望ましい。
【0008】また、本発明は、上記エレベータの昇降路
を二つ設けても良いもので、この場合は、該昇降路の一
方に入庫用エレベータを、その他方に出庫用エレベータ
をそれぞれ配設する。また、このようにエレベータの昇
降路を二つ設けた場合は、この二つの昇降路に対応し
て、前記移載コンベアまたは前記入出庫室を各二つ設け
るようにする。
【0009】
【作用】上記のように構成した機械式駐車装置において
は、一つのエレベータを共用して移載コンベアにより二
つの駐車領域間で車両を移送し、走行台車を走行させて
所望の駐車室に車両を受渡しすることができ、したがっ
て、車両出入り用通路や入出庫口を一箇所に集約して設
けることができるばかりか、運転を一箇所で集中管理す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。
【0011】図1ないし図4は、本発明の実施例を示し
たものである。これらの図において、1はオフィスビ
ル、店舗、倉庫等の建築物で、その地下部分には二つの
駐車領域2、3が並設されている。各駐車領域2、3に
は、相互に平行をなすように走行路4、5が設けられて
おり、各走行路4、5には、後に詳述する走行台車6を
案内するためのレール7(図4)が架設されている。ま
た、各駐車領域2、3において各走行路4、5の両側に
は複数の駐車室8が配設されている。各駐車室8は、多
段(こゝでは二段)に配置した駐車棚9(図4)上に区
画形成されており、前記走行台車6は、各走行路4、5
内において各駐車棚9に対応して複数配置されている。
なお、走行台車6および駐車室8は、走行路4、5と平
行な向きに長手方向を一致させて車両10を支持できる必
要最小限の大きさに設定されている。
【0012】一方、建築物1の一階部分には、入出庫領
域11が設定されている。この入出庫領域11には、建築物
1の両端に設けた入庫口と出庫口(図示略)とを結ぶ入
出庫通路12が形成されている。この入出庫通路12は上記
走行台車6の走行路4、5と平行に設定されており、そ
の途中には、長手方向に所定の間隔を開けて入庫室13と
出庫室14とが設けられている。また、前記一方の駐車領
域2内の片側(内側)の駐車室8の並びには、前記入・
出庫室13、14の側方部分と連絡する二つの昇降路15、16
が形成されており、それらのうちの一方の昇降路15には
入庫用エレベータ17が、他方の昇降路16には出庫用エレ
ベータ18がそれぞれ配設されている。各エレベータ17、
18は、後に詳述する駆動手段19(図3)により昇降駆動
されるキャリッジ20を備えており、このキャリッジ20も
また、走行路4、5と平行な向きに長手方向を一致させ
て車両10を支持できる必要最小限の大きさに設定されて
いる。なお、前記入庫室13の前端と出庫室14の後端とに
は開閉扉21が配設されており、両開閉扉21の間は歩行者
通路22として区画されている。
【0013】上記各走行台車6と、各駐車室8内の駐車
棚9と、各エレベータ17、18のキャリッジ20と入・出庫
室13、14とのそれぞれには、走行台車6の走行方向と直
交する方向へ車両10を移送する横行コンベア23が配設さ
れている。この横行コンベア23は、後に詳述するように
車両10の前輪を支持する前輪用コンベア23aと車両10の
後輪を支持する後輪用コンベア23bとからなっている
(図5)。横行コンベア23は、前記した各構成要素間で
同期して作動するようになっており、これら横行コンベ
ア23の協働により、入・出庫室13、14と入・出庫用エレ
ベータ17、18のキャリッジ20との間、キャリッジ20と各
走行台車6との間、各走行台車6と各駐車棚9との間で
車両10が受渡しされる。しかして、建築物1の地下部分
には、一方の駐車領域2内のエレベータ17、18の昇降路
15、16と他方の駐車領域3内の走行路5との間を連絡す
るように移載コンベア24、25が配設されている。これら
移載コンベア24、25は、前記横行コンベア23と同様に走
行台車6の走行方向と直交する方向へ車両10を移送でき
る機能を有しており、昇降路15、16内のエレベータ17、
18と走行路5内の走行台車6との間で車両10を受渡しす
る。なお、この移載コンベアの一方24は入庫用として、
その他方25は出庫用としてそれぞれ用いられる。また、
これら移載コンベア24、25も、各駐車棚9に対応して縦
方向に複数配置されている。
【0014】こゝで、上記走行台車6は、図5〜7に示
すように、前記レール7上に複数の車輪26を介して走行
可能に載置されたメインフレーム27を備えている。前記
複数の車輪26のうち、メインフレーム27の一端側の一対
の車輪26aは、スプロケット28を有する軸29により連結
されており、このスプロケット28には、メインフレーム
27上に設置した走行用モータ30の出力軸に取付けたスプ
ロケット31から延ばしたチェーン32が掛け回されてい
る。すなわち、走行台車6は、走行用モータ30の回転
をチェーン32および軸29を介して一対の車輪26aに伝動
することにより、レール7上を自走するようになってい
る。
【0015】また、メインフレーム27上にはサブフレー
ム33を介して前記横行コンベア23が搭載されている。横
行コンベア23を構成する前輪用コンベア23aおよび後輪
用コンベア23bは、ローラコンベアからなっており、そ
れぞれは、走行台車6の走行方向と直交する方向へ延ば
してサブフレーム33上に固定された一対のコンベアフレ
ーム34と、この一対のコンベアフレーム34間に回動自在
に架橋された多数のローラ35と、各ローラ35を作動連結
するチェーン伝動機構(図示略)とを備えている。各コ
ンベア23a、23bのチェーン伝動機構は、1つのコンベ
ア用モータ36を共用して同時駆動されるようになってお
り、この駆動によりローラ35が左回転または右回転し、
横行コンベア23上に載置された車両10は左送りまたは右
送りされるものとなる。なお、横行コンベア23のうち、
後輪用コンベア23bは前輪用コンベア23aより広幅に形
成されているが、これは前輪基準で載置した車両10の長
さばらつきを後輪用コンベア23bで吸収するためであ
る。また、前輪用コンベア23aには車両10の前輪を挟持
し、その移動を規制する一対のストッパ部材37が付設さ
れている(図6)。さらに、走行台車6のメインフレー
ム27には、レール7に付設したサイドレール38に係合し
て脱輪を防ぐサイドローラ39が設けられている(図
7)。
【0016】駐車室8およびエレベータ17、18内の横行
コンベア23も、上記走行台車6上のコンベアとほゞ同様
の構造であるが、特に駐車室8内の横行コンベア23は、
走行台車6上の動力伝達装置40(図5)から動力を受け
て、走行台車6上の横行コンベア23と同期して回転する
ようになっている。この動力伝達装置40は、走行台車6
の幅方向に延設され両端に回転ローラ41を有する摺動部
材42と、この摺動部材42を摺動自在に支持する支持フレ
ーム43と、摺動動材42を摺動させるパワーシリンダ44と
を備え、回転ローラ41は、前記コンベア用モータ36によ
りコンベア23a、23bと一体的に回転駆動されるように
なっている。一方、各駐車室8の駐車棚9上には、前記
回転ローラ41と対向して摩擦車(図示略)が配置される
と共にこの摩擦車の回転を前輪用コンベア23aと後輪用
コンベア23bに分配する動力分配機構(図示略)が配設
されている。かゝる動力伝達機構によれば、回転ローラ
41を回転させながら、パワーシリンダ44の作動で摺動部
材42を左進または右進させれば、対応する駐車室8内の
摩擦車に回転ローラ41が押付けられて該摩擦車が回転
し、その回転が駐車室8内のコンベア23a、23bに伝達
されて走行台車6上のコンベアと同期回転する。したが
って、各駐車室8内の横行コンベア23に駆動源を設置す
る必要がなく、駐車室8内の構造は簡単となる。
【0017】一方、各エレベータ17、18は、図8〜11
に示すように、キャリッジ20の上部の対角となる二隅部
に二つの可動スプロケット45、46を固設し、一方、昇降
路15、16の天井部分にキャリッジ20の一側面の延長面に
沿うように二つの固定スプロケット47、48を固設し、さ
らに、キャリッジ20の一側面に沿う固定面(こゝでは、
前記入出庫通路12のフロア面)49に前記駆動手段(モー
タ)19を固設して、その出力軸に駆動スプロケット50を
取付けるようにしている。そして、昇降路15、16の天井
部分に一端を固定したチェーン51を前記二つの可動スプ
ロケット45および46に掛け回しながら上方へ引出し、続
いて一方の固定スプロケット47に掛け回しながらモータ
19側へ引出して、駆動スプロケット50に掛け回し、さら
に、他方の固定スプロケット48に掛け回した後、バラン
スウエイト52のスプロケット53を迂回して天井部分に他
端を固定する。このようにチェーン51を掛け回すことに
より、キャリッジ20の上面または下面から切離してモー
タ19を設置することができ、昇降路15、16のオーバヘッ
ドスペースやピットスペースが不要になるばかりか、例
えば入出庫通路12のデッドスペースにモータ19を設置し
てスペースの有効利用を図ることができる。
【0018】以下、上記のように構成した機械式駐車装
置の作用を説明する。
【0019】図示を略す入庫口から入出庫通路12に進入
してきた車両10は、入庫室13内の横行コンベア23上に載
り上げる位置で停止させられ、運転者等が下車する。車
両停止に合せて入庫室13の開閉扉21が自動的に開き、下
車した運転者等は歩行者通路22へ移動し、その後、開閉
扉21は自動的に閉じる(図3)。この開閉扉21の閉じる
のに合せて入庫室13内の横行コンベア23と入庫用エレベ
ータ17の横行コンベア23とが同期回転し、入庫室13内の
車両10が入庫用エレベータ17内に搬入される。この搬入
完了により、エレベータ17が下降し、例えば駐車棚9の
上段に対応する位置で停止する。この時、一方の駐車領
域2の駐車室8に空きがない場合は、エレベータ17内の
横行コンベア23と入庫用移載コンベア24とが同時に回転
し、エレベータ17内の車両10は、移載コンベア24により
他方の駐車領域3内の走行路5まで移送される。該走行
路5の走行台車6は、前記移載コンベア24の作動に合せ
てその側方に待機しており、該移載コンベア24により移
送された車両10は、そのまゝ走行台車6に載り移る。そ
の後、走行台車6は空いている駐車室8の所まで移動
し、走行台車6および該駐車室8内の横行コンベア23の
同期回転により駐車室8内に搬入される。
【0020】一方、上記他方の駐車領域3から車両10を
出庫する場合は、先ず該駐車領域3内の走行台車6の移
動により、出庫予定の駐車室8から車両10を受取り、こ
れを出庫用移載コンベア25に対応する位置まで搬送す
る。次に、走行台車6上の横行コンベア23と出庫用移載
コンベア25との同期回転により、走行台車6から移載コ
ンベア25上に車両10を移し、これを出庫用エレベータ18
の所まで移送する。出庫用エレベータ18は、前記移載コ
ンベア25の作動に合せてその側方に待機しており、該移
載コンベア24により移送された車両10は、そのまゝ出庫
用エレベータ18内に載り移る。その後、エレベータ18が
出庫室14に対応する位置まで上昇し、その上昇完了によ
りエレベータ18と出庫室14内の横行コンベア23が同期回
転し、エレベータ18内の車両10は出庫室14に移載され
る。すると、出庫室14の開閉扉21が開き、運転者等が歩
行者通路22から移動して乗車し、車両10は図示を略す出
庫口へ向けて移動し、出庫は完了する。
【0021】上記した入庫および出庫方式によれば、各
駐車領域2、3に対してエレベータを17、18を設ける必
要がないので、入出庫通路12を始め、この入出庫通路に
通じる車両出入り用通路を一つ設けるだけで足り、全体
の設備コストが低減する。また、運転管理は、例えば入
出庫通路12内に設置した制御装置55(図3)により集中
的に行なうことができ、操作員を削減できる。本実施例
においては特に、エレベータ17、18と移載コンベア24、
25とを入庫用と出庫用とに各二つ設けるようにしたの
で、入庫と出庫作業を並行して行なうことができ、効率
の良い入出庫作業を行なうことができる。また、エレベ
ータ17、18に対して入出庫室13、14を設けているので、
入出庫室への車両乗り入れ、または入出庫室からの車両
持ち出しの間にエレベータ17、18を動作させることがで
き、同様に効率の良い入出庫作業を行なうことができ
る。さらに、各駐車領域2、3において駐車室8を多段
に設けているので、駐車効率も高いものとなっている。
【0022】なお、上記実施例において、横行コンベア
23および移載コンベア24、25としてローラコンベアを用
いたが、このコンベアの型式は任意であり、前記ローラ
コンベアに代えて、ベルトコンベア、スラットコンベア
等を用いることができる。ベルトコンベアまたはスラッ
トコンベアは、平坦な上面を提供するので、特に入出庫
室13、14に設けた場合に車両の乗り心地をやわらげる。
また、上記実施例においては、多段に形成した駐車室8
の各駐車棚9に対応して走行台車6を配置するようにし
たが、本発明は、この走行台車6としてリフタ付のもの
を用いても良いもので、この場合は、一台の走行台車を
駐車室8の各段に共用することができて、設備コスト的
に有利となる。また、上記実施例において、エレベータ
17、18に対して入出庫室13、14を設けるようにしたが、
本発明は、エレベータ17、18に直接車両10を乗り入れて
も良いもので、この場合は入出庫室が不要になる。ま
た、上記実施例において、1階部分を入出庫領域11とし
て利用したが、この1階部分を駐車領域として利用して
も良いことはもちろんである。さらに、上記実施例にお
いて駐車領域2、3を地下部分に設置したが、この駐車
領域は地上に立体的に設けても良いものである。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる機械式駐車装置によれば、水平方向に並置した二
つの駐車領域に対し、エレベータを共用して所望の駐車
室に車両を受渡しすることができ、車両出入り用通路や
入出庫通路を集約して設けることができるばかりか、装
置の運転を一箇所で集中管理することができ、設備コス
トの低減はもとより操作に要する人員の削減に寄与す
る。また、一つの駐車領域において駐車室を多段に設け
た場合は、駐車効率をより高めることができる。さら
に、エレベータを入庫用と出庫用とに使い分け、または
エレベータに付随して入出庫室を設けた場合は、より効
率的に入出庫作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる機械式駐車装置を模式的に示す
平面図である。
【図2】図1のA−A矢視線に沿う断面図である。
【図3】図2のB−B矢視線に沿う断面図である。
【図4】図1のC−C矢視線に沿う断面図である。
【図5】本発明で用いる走行台車の構造とその設置態様
を示す平面図である。
【図6】本発明で用いる走行台車の構造を示す側面図で
ある。
【図7】図6のD−D矢視線に沿う断面図である。
【図8】本発明で用いるエレベータの構造を模式的に示
す斜視図である。
【図9】本発明で用いるエレベータの構造を模式的に示
す平面図である。
【図10】本発明で用いるエレベータの構造を模式的に
示す側面図である。
【図11】本発明で用いるエレベータの構造を模式的に
示す正面図である。
【符号の説明】
2 駐車領域 3 駐車領域 4 走行路 5 走行路 6 走行台車 8 駐車室 10 車両 11 入出庫領域 13 入出庫室 14 入出庫室 15 昇降路 16 昇降路 17 エレベータ 18 エレベータ 23 横行コンベア 24 移載コンベア 25 移載コンベア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車の走行路に沿って、複数の駐車
    室と少なくとも一つのエレベータの昇降路とを配設し、
    前記走行台車と、前記駐車室と前記エレベータとのそれ
    ぞれに、前記走行台車の走行方向と直交する方向へ車両
    を移送する横行コンベアを設け、前記走行台車を中継し
    て前記駐車室と前記エレベータとの間で車両を受渡しす
    る機械式駐車装置において、前記走行路と前記駐車室と
    を含む駐車領域を二つ並設すると共に、各駐車領域の走
    行路内に走行台車を配設し、前記エレベータの昇降路は
    前記二つの駐車領域のうちの何れか一方に対応して設
    け、前記昇降路と他方の駐車領域内の走行路との間に、
    該昇降路内のエレベータと該走行路内の走行台車との間
    で車両を受渡しする移載コンベアを配設したことを特徴
    とする機械式駐車装置。
  2. 【請求項2】 駐車室が多段に設けられており、走行路
    内には前記駐車室の各段に対応して複数の走行台車が配
    設されていることを特徴とする請求項1に記載の機械式
    駐車装置。
  3. 【請求項3】 駐車室が多段に設けられており、走行路
    内にはリフタ付の走行台車が配設されていることを特徴
    とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
  4. 【請求項4】 駐車領域に対して入出庫領域が独立に設
    けられており、エレベータは該入出庫領域と前記駐車領
    域との間を昇降するようになっていることを特徴とする
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の機械式駐車装置。
  5. 【請求項5】 入出庫領域には、エレベータの昇降路に
    隣接して入出庫室が配置されており、該入出庫室には前
    記昇降路内のエレベータとの間で車両を受渡しする横行
    コンベアが配設されていることを特徴とする請求項4に
    記載の機械式駐車装置。
  6. 【請求項6】 昇降路が二つ設けられており、該昇降路
    の一方には入庫用エレベータが、その他方には出庫用エ
    レベータがそれぞれ配設されていることを特徴とする請
    求項1乃至5の何れか1項に記載の機械式駐車装置。
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JP (1) JPH07238708A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970062231A (ko) * 1996-02-29 1997-09-12 유상부 주차설비
JP6352468B1 (ja) * 2017-03-17 2018-07-04 三菱重工機械システム株式会社 機械式駐車装置、その制御装置、機械式駐車装置の制御方法、及び制御プログラム、並びに機械式駐車装置の改修方法
JP2018155089A (ja) * 2018-01-31 2018-10-04 三菱重工機械システム株式会社 機械式駐車装置、その制御装置、機械式駐車装置の制御方法、及び制御プログラム、並びに機械式駐車装置の改修方法
CN114776110A (zh) * 2022-04-20 2022-07-22 江苏丰烨驻车系统有限公司 一种平面移动式智能立体车库

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