JP3333754B2 - コンベア装置を備えた貨物自動車の安全装置 - Google Patents

コンベア装置を備えた貨物自動車の安全装置

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JP3333754B2
JP3333754B2 JP06546199A JP6546199A JP3333754B2 JP 3333754 B2 JP3333754 B2 JP 3333754B2 JP 06546199 A JP06546199 A JP 06546199A JP 6546199 A JP6546199 A JP 6546199A JP 3333754 B2 JP3333754 B2 JP 3333754B2
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哲也 大石
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体フレーム上
に、後面に出入口を開口した荷箱を搭載し、この荷箱の
床板上にコンベア装置を設け、このコンベア装置によ
り、荷箱内に搬入された荷物を、前後に移送できるよう
にした、コンベア装置付貨物車両の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、貨物自動車の車体フレーム上に搭
載される有蓋の荷箱の床板上にコンベア装置を設け、こ
のコンベア装置の作動により荷箱内に搬入された荷物
を、該荷箱内で前後に移送させて、荷箱内での荷役作業
の能率化、省力化を図った、コンベア装置を備えた貨物
自動車は公知である(たとえば特公平7−37281号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかるコンベ
ア装置では、その搬送面上に荷物を押圧案内するフロン
トパネルが立設されており、このフロントパネルの前進
に気付かずに荷箱内の前部で作業をしている作業者が荷
箱の前壁とフロントパネルとの間に挟まれるおそれがあ
るという問題もある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、前記問題をすべて解決した、新規なコンベア装置を
備えた貨物自動車の安全装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記 目的を達成するた
め、本請求項記載の発明によれば、荷箱の後面に後部
扉により開閉される出入口を開設し、またその床板上
に、搬送面上に荷物を押圧するためのフロントパネルを
立設したコンベア装置を設け、このコンベア装置の作動
により前記出入口を通して荷箱内に搬入された荷物の、
荷箱内での前後方向の移送を行なうようにした、コンベ
ア装置を備えた貨物自動車において、前記荷箱に前記コ
ンベア装置を駆動制御するメインスイッチを設けるとと
もに荷箱の前部内面に、前記メインスイッチの接続され
る駆動回路を開路する非常停止スイッチを設け、前記非
常停止スイッチの動作時には、前記コンベア装置の作動
を非常停止させるようにしたことを特徴としており、か
かる特徴によれば、荷箱内のフロントパネルの前方にお
いて、作業者が、フロントパネルの前方で作業をしてい
るときに、そのフロントパネルが前進移動することがあ
っても作業者が荷箱の前壁とフロントパネルとの間に挟
まれる心配がない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0008】以下の説明において、「前後」、「左右」
および「上下」は、貨物自動車の前進方向を基準にして
いう。
【0009】図1は、コンベア装置を備えた貨物自動車
の一部破断側面図、図2は、図1の2−2線に沿う荷箱
の横断面図、図3は、コンベア装置を備えた貨物自動車
の要部の分解斜視図、図4は、図1の4−4線に沿う拡
大横断面図、図5は、図2の5−5線に沿う縦断面図、
図6は、図5の6線矢視の囲い部分の拡大図、図7は、
図6の7−7線に沿う拡大縦断面図、図8は、図6の8
−8線に沿う拡大横断面図、図9は、図6の9−9線に
沿う拡大縦断面図、図10は、図6の10−10線に沿
う拡大縦断面図、図11は、図6の11−11線に沿う
拡大縦断面図、図12は、図8の12−12線に沿う拡
大断面図、図13〜16はコンベア装置の駆動制御する
電気回路図である。
【0010】図1,2において、前、後車輪WF、WR
を懸架すると共に前部にキヤブCAを装設したメインフ
レーム1の、前記キヤブCAの後方上には、サブフレー
ム2が載置、固定されて車体フレームFが構成され、こ
の車体フレームF上に、箱状をなす有蓋の荷箱Vが一体
に搭載される。この有蓋の荷箱Vの後面には、その略全
面にわたり出入口3が開口され、この出入口3は、荷箱
Vの天井に格納可能な、後部扉を構成するシャッタ4に
より開閉される。そしてこの出入口3を通して荷箱Vへ
の荷物LOの出入れが行なわれる。また荷箱Vの左側の
側壁前部には、側部出入口5が開口されており、この側
部出入口5には、側部扉6が開閉可能に設けられてい
る。そしてこの側部出入口5からも、後述するフロント
パネル53の前方の荷箱V内に荷物LOの出入れを行な
うことができる。
【0011】図3に明瞭に示すように、有蓋荷箱Vの床
板7は、厚さ1.2mmの亜鉛鋼板により前後方向に長
い方形状に形成されており、前後方向の中間部床板7M
に対して前部床板7Fおよび後部床板7Rが一段低くな
るように前後方向の縦断面がチャンネル状の段状に形成
されており、すなわち平坦な中間部床板7Mの前縁に
は、段差部8を介してそれよりも一段低い同じく平坦な
前部床板7Fが一体に形成され、また中間部床板7Mの
後縁には、段差部9を介してそれよりも低い同じく平坦
な後部床板7Rが一体に形成されている。前記前部床板
7Fおよび後部床板7Rは、車体フレームFすなわちサ
ブフレーム2上に直接敷設される。
【0012】また図3,5に明瞭に示すように、床板7
の中間部床板7Mの直下において、サブフレーム2上に
は、複数本の、床板7の補強用クロスメンバー10が前
後方向に間隔をあけて互いに略平行に横架固定され、こ
れらのクロスメンバー10上に中間部床板7Mが敷設固
定される。そして中間部床板7Mと、サブフレーム2と
の間のトンネル状の空隙部11には、前記複数本のクロ
スメンバー10が設けられる。
【0013】前述したように、前後方向に段状に形成さ
れる床板7上には、コンベア装置Cが配設される。この
コンベア装置Cは、前記床板7上に載置、固定される方
形状のコンベアフレームFCと、このコンベアフレーム
FC内に装着される左右一対のスラットコンベアCS
と、これらのスラットコンベアCSを駆動する駆動機構
DRとを備えており、一対のスラットコンベアCSの搬
出入端は、出入口3に臨んでおり、その出入口3を通し
て外部からスラットコンベアCSの搬送面12上に荷物
LOを載置することができる。
【0014】次に、図1〜3に、図4〜12を併せ参照
して、前記コンベア装置Cの具体的構造について説明す
るに、コンベア装置Cの骨格をなすコンベアフレームF
Cは、車体フレームFの前後方向に長い方形状に形成さ
れて、車体フレームFすなわちサブフレーム2上の床板
7に載置固定される。このコンベアフレームFCは、そ
の左右中央に、その左右側部フレーム13と平行な中央
部縦フレーム15が固定され、またその前部に前部横フ
レーム14が固定されて補強されており、その前部横フ
レーム14の前方に、前記駆動機構DRが配設され、ま
たその後方に左右一対のスラットコンベアCSが並列し
て配設される。
【0015】前記駆動機構DRは従来公知の構造のもの
で、図4〜6に示すように、コンベアフレームFCの前
部右側に、支持フレーム19を介して固定支持される減
速機付モータ20と、このモータ20に連動されていて
コンベアフレームFCの中央部縦フレーム15に複数の
軸受21を介して回転自在に支持されるモータシヤフト
22を備えており、このモータシヤフト22に固着され
る2列の駆動スプロケット23は、無端状のチエン24
を介して後述するコンベア駆動用の一本のドライブシヤ
フト27に固着される2列の従動スプロケット26に連
結されている。
【0016】コンベアフレームFCには、前記駆動機構
DRの後方の前記前部横フレーム14に隣接して左右の
スラットコンベアCSに共通する、前記一本のドライブ
シヤフト27が左右方向に配設され、このドライブシヤ
フト27は複数の軸受28を介してコンベアフレームF
Cに回転自在に支持されており、このドライブシヤフト
27の左右両端には、対をなすドライブスプロケット3
0がそれぞれ固着されている。そして図5,6に明瞭に
示すように、このドライブシヤフト27を含むスラット
コンベアCSの前部は、荷箱Vの前部床板7F(中間部
床板7Mよりも低床)上に形成される凹部31に位置し
ており、このドライブシヤフト27の両端に固着される
ドライブスプロケット30の上半部は、中間部床板7M
の上面のレベルよりも上方に突出している。また図2,
5に示すように、コンベアフレームFCの後部には、前
記ドライブスプロケット30に対応して、左右のスラッ
トコンベアCSに共通する一本のドリブンシヤフト33
が左右方向に配設され、このドリブンシヤフト33は複
数の軸受を介してコンベアフレームFCに回転自在に支
持されている。ドリブンシヤフト33の左右両端には、
ドリブンスプロケット34がそれぞれ固着されている。
図5,6に示すように、前記ドリブンシヤフト33を含
むスラットコンベアCSの後部は、荷箱Vの後部床板7
R(中間部床板7Mよりも低床)上に形成される凹部3
5に位置しており、このドリブンシヤフト33に固着さ
れるドリブンスプロケット34の上半部は、中間部床板
7Mの上面のレベルよりも上方に突出している。
【0017】図2,3および5に示すように、前記ドラ
イブスプロケット30とドリブンスプロケット34の間
には、コンベアフレームFCの左右の前後方向に沿って
前後方向に延びる、それぞれ一対の無端チエン36が巻
き掛けられている。この無端チエン36は、図6〜8に
示すように複数の、内、外側リンクプレート38,3
9、継手リンク40、それらを連結する複数のピン41
およびそれらのピン41に回転自在に支持される複数の
ローラ42とより構成されていて、後に詳述するように
コンベアフレームFCに設けたレール48〜51上に移
動可能に支持されている。各内側のリンクプレート38
の一方は、図7〜11に示すように、その横断面がアン
グル状でローラ42を覆うカバー部381 が一体に形成
されており、このカバー部381 は、この無端チエン3
6を潤滑するグリース等の潤滑油の外部への漏出を防止
して、スラットコンベアCSの搬送面12上の荷物LO
が、その潤滑油により汚損されることがないようにして
いる。図8,12に明瞭に示すように、複数のピン41
は内側リンクプレート28から内方に突出しており、そ
れらのピン41のうち互いに隣接する2本に跨がって、
それぞれ一個宛の断面楕円形状の合成樹脂キヤップ43
が嵌着されており、左右の無端チエン36の相対向する
キヤップ43間に、多数の筒状のスラット44を架設す
ることによりスラットコンベアCSが構成され、並列す
る多数のスラット44により、スラットコンベアCSの
搬送面12が形成される。
【0018】図5,6に示すように、前記スラットコン
ベアCSは、その前部が前部床板7F上の凹部31に、
またその後部が後部床板7R上の凹部35にそれぞれ受
容され、さらにその中間部が中間部床板7M(前部床板
7Fおよび後部床板7Rよりも高床)上にあってそのコ
ンベアの上辺と下辺とが偏平をなして相互に接近してお
り、そのスラットコンベアCSの上下幅が短縮されてい
る。図5,6および10に示すように、前部床板7Fと
中間部床板7Mとの段差部8および中間部床板7Mと後
部床板7Rの段差部9の両側において前記無端チエン3
6の直下には、コンベアフレームFCに固着される合成
樹脂製の前、後側緩衝パッド46,47がそれぞれ配設
されており、前側緩衝パッド46の上面は、前下がりに
傾斜する傾斜案内面461 が、また後側緩衝パッド47
の上面には、後下がりに傾斜する傾斜案内面471 がそ
れぞれ形成されており、それらの傾斜案内面461 ,4
1 に沿って前記無端チエン36の下辺が載置、案内さ
れて、その無端チエン36は前記前、後の段差部8,9
に跨がって滑らかに緩衝的に移動できるようになってい
る。
【0019】また図6,9に示すように、前部床板7F
上に存する無端チエン36は、その上辺側が、コンベア
フレームFCに固着される上部レール48により案内支
持され、またその下辺側が、コンベアフレームFCの前
部下側に固着される下部レール49,50により案内支
持される。また図6,11に示すように中央部床板7M
上に存する無端チエン36も、その上辺側が前記上部レ
ール48により案内支持され、またその下辺がコンベア
フレームFCの前後中央部の下側に固着される下部レー
ル51により案内支持される。さらに後部床板7R上に
存する無端チエン36は、前記後側緩衝パッド47に案
内されてのち、ドリブンスプロケット34に巻き掛けら
れる。
【0020】図5,8に示すように、スラットコンベア
CSは、主として搬送面12として利用される区間Z1
のスラット44の間隔を密に、また、搬送面12として
利用されない区間Z2 のスラット44の間隔を粗に形成
して、そのスラットコンベアCSの軽量化とコストダウ
ンを図れるようにしており、すなわち搬送面12として
利用される区間Z1 では、無端チエン36の相対向する
すべてのキヤップ43にスラット44が架設されて相隣
り合うスラット44の間には殆ど間隙がないのに対し、
搬送面12として殆ど利用されない区間Z2 では、無端
チエン36の相対向する複数のキヤップ43の、一つお
きに前記スラット44が架設させてある。
【0021】図1〜3に示すように、一対のスラットコ
ンベアCSの搬送面12の前端部には、該搬送面12上
に載置される荷物LOを押圧案内するフロントパネル5
3が固着される。このフロントパネル53は、平坦な基
板部54と、その前縁より略直角に起立する衝立部55
とより側面視L字状に形成されており、その基板部54
がスラットコンベアCSの搬送面12上に固着されてい
る。そして固着手段は従来公知(特公平7−37281
号公報参照)であるので、その詳細な説明を省略する。
【0022】図3に明瞭に示すように、フロントパネル
53の衝立部55には、観音式開閉扉57で開閉される
通口56が開口され、この通口56を通して作業者が、
通り抜けられるようになっている。
【0023】駆動機構DRのモータ20の駆動によれ
ば、減速機を介してモータシャフト22が回転され、さ
らにチエン伝動機構を介してドライブシヤフト27が回
転され、ドライブスプロケット30およびドリブンスプ
ロケット34に巻き掛けた無端チエン36が作動されて
一対のスラットコンベアCSが同調して駆動される。こ
れにより多数のスラット44により構成される搬送面1
2が前後に移動される。荷箱Vの出入口3から搬送面1
2上に積載した荷物LOは、前記搬送面12の前方移動
により荷箱Vの内方へと漸次積み込むことができる。そ
してその際に荷箱Vの後部から前部に移動するフロント
パネル53は、搬送面12上に積載される荷物LOを荷
崩れすることなく案内することができる。
【0024】また荷箱V内に積載された荷物LOは、前
記搬送面12の後方移動により荷箱Vの前部からその後
部へと移送して該荷箱V内の積載荷物LOを出入口3よ
り荷箱V外に降ろすことができ、その際荷箱Vの前部か
ら後部に移動するフロントパネル53は、搬送面12上
に積み重ねられる荷物LOをその後方へと押しやること
ができる。
【0025】また荷箱Vの側部出入口5からフロントパ
ネル53の前方の荷箱V内に荷物LOを積載することも
できる。
【0026】また前記荷箱V内での荷物LOの前後移動
時に、スラットコンベアCSの無端チエン36を潤滑し
ているグリース等の潤滑油は、該無端チエン36の内側
リンクプレート38に形成したカバー部381 により、
搬送面12へ漏出するのを防止することができ、荷物L
Oがその潤滑油により汚損されることがない。
【0027】ところで荷箱Vの床板7は、その前部床板
7Fおよび後部床板7Rを、それらの間の中間部床板7
Mよりも低床にして、その前部床板7Fおよび後部床板
7R上にそれぞれ形成される凹部31,35にスラット
コンベアCSのドライブスプロケット30を含む前部お
よびそのドリブンスプロケット34を含む後部をそれぞ
れ受容し、かつ中間部床板7M上のスラットコンベアC
Sの上辺側と下辺側すなわちスラット44の上辺側と下
辺側とを互いに近接させてその上下幅を短縮させて配設
したことにより、スラットコンベアCS全体が、荷箱V
の床板7上において占有する高さを低く抑えることがで
き、これにより、貨物自動車の実質的な荷受面となる、
スラットコンベアCSの搬送面12の地上高を、前記従
来のものに比べて低くすることができる。
【0028】次に前記コンベア装置Cを駆動制御する電
気駆動系について説明する。
【0029】図1,2に示すように、荷箱Vの側壁の後
部内面の、出入口3の近くには、前記コンベア装置Cの
駆動用モータ20を制御する、キースイッチよりなるメ
インスイッチ60が設けられる。このメインスイッチ6
0は、荷箱Vの内、外から操作し易いように、荷箱Vの
内面に所定の高さで露出状態に配設されている。またこ
のメインスイッチ60の近くの荷箱Vの内面適所には、
コンベア装置Cを遠隔作動制御するリモコンスイッチ6
2が磁石等により着脱可能に取り付けられている。また
荷箱Vの出入口3の近くには、その出入口3を開閉する
後部扉すなわちシヤッタ4により動作される、シヤッタ
スイッチすなわち安全スイッチ61が取り付けられる。
【0030】さらに荷箱Vの前壁内面には、コンベア装
置Cを非常停止させる非常停止スイッチ63が取り付け
られる。
【0031】図13〜16には、コンベア装置Cを駆動
制御する電気回路図が示されており、図13には、貨物
自動車の正常の走行状態、図14には、貨物自動車の走
行中、荷崩れによりメインスイッチ60がオンされた状
態、図15には、荷物の積み降ろし作業中の状態、図1
6には、非常停止スイッチ63がオンした状態がそれぞ
れ示されていおり、これらの図において、貨物自動車の
適所に設けられるバッテリ65とコントロールボックス
66とを接続する駆動回路67には、前記メインスイッ
チ60、前記安全スイッチ61により動作される常開型
リレースイッチ68および非常停止スイッチ63により
動作される他の常閉型リレースイッチ69が直列に接続
されている。前記リレースイッチ68のリレーコイル6
1 は、安全回路70に接続される前記安全スイッチ6
1のオンにより励磁されてオンされ、また他のリレース
イッチ69のリレーコイル691 は非常停止回路71に
接続される前記非常停止スイッチ63のオンにより励磁
されてオフされるようになっている。また非常停止回路
71には、荷箱Vの適所たとえば側部出入口5の近くに
設けられる、手動の別の停止スイッチ72が非常停止ス
イッチ63と並列に接続されており、この停止スイッチ
72は、通常はオフされている。
【0032】コントロールボックス66には、前記リモ
コンスイッチ62が接続されており、このリモコンスイ
ッチ62の操作により、コントロールボックス66にコ
ンベア装置Cに前進、後進および停止等の操作信号が印
加される。
【0033】次に前記電気制御回路の動作について説明
する。
【0034】(a)貨物自動車の正常な走行状態の場合
(図13参照) 貨物自動車の走行中は、作業者によりメインスイッチ6
0はオフされており、また安全スイッチ61はシャッタ
4の閉成により自動的にオフされ、リレースイッチ68
もオフされて駆動回路67は開路され、コンベア装置C
の駆動機構は作動することはない。また停止スイッチ7
2および非常停止スイッチ63もオフの状態にある。
【0035】(b)貨物車両の走行中に、荷箱内の荷物
LOが荷崩れを起こし、メインスイッチ60が誤ってオ
ンになった場合(図14参照) メインスイッチ60が荷崩れにより誤ってオンされて
も、シャッタ4の閉じにより安全スイッチ61が自動的
にオフされているので、リレースイッチ68もオフされ
てコンベア装置Cは作動しない。なお、停止スイッチ7
2および非常停止スイッチ63もオフの状態にある。
【0036】(c)貨物自動車を停車して、荷物の積み
降ろし作業を行なう場合(図15参照) シャッタ4の開放により安全スイッチ61が自動的にオ
ンされてリレースイッチ68もオンされ、さらに作業者
によりメインスイッチ60をオンすれば、他のリレース
イッチ69がオン状態にあるので、駆動回路67が閉路
されてコンベア装置Cは作動状態となり、リモコンスイ
ッチ62の操作により、コンベア装置Cを、前進、後進
あるいはおよび停止制御して、搬送面12上に載置され
る荷物LOの荷箱V内での荷役作業を行なうことができ
る。
【0037】(d)荷箱V内の前壁にある、室内の非常
停止スイッチ63をオンした場合(図16参照) 荷箱V内のフロントパネル53の前方で作業者が作業し
ているときに、そのフロントパネル53が前進作動され
て、作業者が危険を感じたときは、荷箱V内の前壁の緊
急停止スイッチ63をオンすれば、他のリレースイッチ
69のリレーコイル611 が励磁されて、常閉型の前記
リレースイッチ69がオフとなり、駆動回路67が開路
されてコンベア装置Cの作動は非常停止される。
【0038】なお、他の非常時等に別の停止スイッチ7
2をオンするときもコンベア装置Cは自動停止される。
【0039】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば後部扉
はシヤッタに代えて観音式の開閉扉等の他の扉にしても
よい。また前記実施例では、メインフレーム上に固定さ
れるサブフレーム上に床板を敷設した場合を説明した
が、メインフレーム上に直接床板を敷設するようにして
もよく、また前記実施例では、コンベアとしてスラット
コンベアを使用した場合を説明したが、これに代えてベ
ルトコンベア等の他のコンベアを用いてもよい。また前
記実施例では、荷箱内に2条のコンベアを並設したが、
そこに3条以上のコンベアを並設してもよい。
【0040】
【0041】
【発明の効果】 以上のように 本請求項記載の発明によ
れば、コンベア装置を備えた貨物自動車において、荷箱
内のフロントパネルの前方で作業者が作業しているとき
に、そのフロントパネルが前進するようなことがあって
も作業者が荷箱の前壁とフロントパネルとの間に挟まれ
る心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンベア装置を備えた貨物自動車の一部破断側
面図
【図2】図1の2−2線に沿う荷箱の横断面図
【図3】コンベア装置を備えた貨物自動車の要部の分解
斜視図
【図4】図1の4−4線に沿う部分拡大横断面図
【図5】図2の5−5線に沿う縦断面図
【図6】図5の6線矢視の囲い部分の拡大図
【図7】図6の7−7線に沿う拡大縦断面図
【図8】図6の8−8線に沿う拡大横断面図
【図9】図6の9−9線に沿う拡大縦断面図
【図10】図6の10−10線に沿う拡大縦断面図
【図11】図6の11−11線に沿う拡大縦断面図
【図12】図8の12−12線に沿う拡大断面図
【図13】コンベア装置を駆動制御する電気回路図(貨
物自動車の正常の走行状態)
【図14】コンベア装置を駆動制御する電気回路図(貨
物自動車の走行中荷崩れによりメインスイッチがオンし
た状態)
【図15】コンベア装置を駆動制御する電気回路図(荷
物の積み降ろし作業中の状態)
【図16】コンベア装置を駆動制御する電気回路図(非
常停止スイッチがオンした状態)
【符号の説明】
3・・・・・・・出入口 4・・・・・・・後部扉(シヤッタ) 7・・・・・・・床板 12・・・・・・搬送面 53・・・・・・フロントパネル 60・・・・・・メインスイッチ(キースイッチ) 61・・・・・・安全スイッチ(シヤッタスイッチ) 63・・・・・・非常停止スイッチ 67・・・・・・駆動回路 C・・・・・・・コンベア装置 V・・・・・・・荷箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−138823(JP,A) 実開 平4−35935(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/36 B60R 16/02 630 B60R 16/02 650 B62D 33/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱(V)の後面に後部扉(4)により
    開閉される出入口(3)を開設し、またその床板(7)
    上に、搬送面(12)上に荷物を押圧するためのフロン
    トパネル(53)を立設したコンベア装置(C)を設
    け、このコンベア装置(C)の作動により前記出入口
    (3)を通して荷箱(V)内に搬入された荷物の、荷箱
    (V)内での前後方向の移送を行なうようにした、コン
    ベア装置を備えた貨物自動車において、 前記荷箱(V)に前記コンベア装置(C)を駆動制御す
    るメインスイッチ(60)を設けるとともに荷箱(V)
    の前部内面に、前記メインスイッチ(60)の接続され
    る駆動回路(67)を開路する非常停止スイッチ(6
    3)を設け、前記非常停止スイッチ(63)の動作時に
    は、前記コンベア装置(C)の作動を非常停止させるよ
    うにしたことを特徴とする、コンベア装置を備えた貨物
    自動車の安全装置。
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