JPH0396469A - 液圧源装置の異常検出装置 - Google Patents

液圧源装置の異常検出装置

Info

Publication number
JPH0396469A
JPH0396469A JP23239589A JP23239589A JPH0396469A JP H0396469 A JPH0396469 A JP H0396469A JP 23239589 A JP23239589 A JP 23239589A JP 23239589 A JP23239589 A JP 23239589A JP H0396469 A JPH0396469 A JP H0396469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
motor
reservoir
abnormality
terminal voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23239589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2513323B2 (ja
Inventor
Masaaki Komazawa
雅明 駒沢
Koichi Kondo
功一 近藤
Munenori Ishizaka
石坂 宗徳
Chiaki Hamada
千章 濱田
Kazunori Sakai
和憲 酒井
Michio Akiyoshi
秋吉 巳智雄
Kenji Ito
健治 伊藤
Nobuyasu Nakanishi
中西 伸育
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP23239589A priority Critical patent/JP2513323B2/ja
Publication of JPH0396469A publication Critical patent/JPH0396469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513323B2 publication Critical patent/JP2513323B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はリザーバからポンプによって液体を汲み上げて
供給する液圧源装置の異常検出装置に関するものであり
、特に、ポンプの固着とりザーバへの液漏れとの検出機
能を備えた異常検出装置に関するものである。
従来の技術 上記液圧源装置の中には、リザーバの容量が限られたも
のがある。自動車の還流式アンチスキッド装置に設けら
れた液圧源装置はその一例である。
還流式アンチスキッド装置においては、ホイールシリン
ダが電磁液圧制御弁を介してマスクシリンダとリザーバ
とに接続されており、電磁液圧制御弁の切換え制御によ
り、マスクシリンダに連通させられてブレーキ液が供給
される増圧伏態と、リザーバに連通させられてブレーキ
液が排出される減圧状態とに切り換えられ、車輪のスリ
ップ率が適正範囲に保たれる。リザーバに排出されたブ
レーキ液はポンプ番こよってマスクシリンダに戻される
のであるが、ホイールシリンダから排出されるブレーキ
液は少量であり、容量の小さいリザーバが用いられる。
このような液圧源装置においてはモータの断線等の故障
が生ずることがあり、特開昭63−Tl469号公報に
記載の異常検出装置においては、モータを駆動してみて
断線を検出するようになっている。
液圧源装置の異常には、上記断線の他、ポンプの固着や
りザーバへの液漏れがある。ポンプの固着は、モータの
駆動停止直後における端子電圧の低下の緩急に基づいて
検出することができる。ポンプに固着が生じていない場
合にはモータの負荷が小さいため、駆動停止後、比較的
長い時間慣性によって回転し続けるため、モータ端子電
圧は緩やかに低下する。それに対し、ポンプに固着が生
じていればモータの負荷が大きく、駆動停止後、回転が
急速に止められるか、あるいは最初から回転しないため
、端子電圧が急速に低下する。したがって、端子電圧の
低下の緩急に基づいてポンプに固着が生じているか否か
を判定することができるのである。
発明が解決しようとする課題 しかし、従来の異常検出装置によってはモータの固着と
りザーバへの液漏れとの両方を検出し、しかも、それら
のいずれが発生したかを判別することはできなかった。
ポンプはリザーバ内の液を全部汲み上げた状態で停止さ
せられるのが普通であるため、ポンプ停止中にリザーバ
への液漏れがなければ、ポンプが異常検出のために駆動
される際、駆動開始当初から液の汲み上げは行われず、
モータの負荷が小さい。それに対して、リザーバへの液
漏れがあれば駆動開始当初はポンプがリザーバ内の液を
汲み上げることとなってモータの負荷が大きくなり、リ
ザーバ内に液がなくなれば汲み上げが行われなくなって
モータの負荷が小さくなる。従来は、異常検出時のモー
タ駆動時間が相当長く設定されていたため、たとえリザ
ーバへの液漏れがあったとしても、駆動停止時には既に
リザーバ内の液は全部汲み上げられてモータの負荷が小
さくなっており、駆動停止後の端子電圧の低下が緩やか
であって、何らの異常も検出されなかった。リザーバへ
の液漏れがあってもそれが検出されなかったのである。
異常検出時のモータ駆動時間を短くすれば、リザーバへ
の液漏れがあった場合、ポンプが未だ液を汲み上げてい
る間に駆動が停止されることとなり、モータの負荷が大
きいために、端子電圧は急速に低下する。したがって、
リザーバへの液漏れを検出し得ることとなるが、端子電
圧はポンプに固着が発生した場合にも急速に低下するた
め、リザーバへの液漏れとポンプの固着とを判別するこ
とができない。
本発明は、以上の事情に鑑みて、ポンプの固着とりザー
バへの液漏れとの両方を検出し得るとともに両者を判別
することができる異常検出装置を得ることを課題として
為されたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、本発明に係る異常検出装
置は、第1図に示すように、(a)ポンプを駆動するモ
ータをそれの回転速度が実質的に定常速度に達するに十
分な長さの第一の所定時間駆動する第一駆動手段と、(
b)その第一駆動手段によるモータの駆動停止直後にお
けるモータの端子電圧の低下の緩急に基づいてポンプの
固着とりザーバへの液漏れとの少なくとも一方が発生し
ているか否かを判定する第一判定手段と、(C)その第
一判定手段による判定後、モータを、第一の所定時間よ
り長く、リザーバにその容量一杯に液が収容されている
場合にその液全部を汲み出すのに十分な第二の所定時間
駆動する第二駆動手段と、(d)その第二駆動手段によ
るモータの駆動停止直後におけるモータの端子電圧の低
下の緩急に基づいて前記ポンプの固着が発生しているか
否かを判定する第二判定手段とを含むように構威される
作用栖礎亭豐豐 以上のように構或された異常検出装置において異常検出
時には、まず、第一駆動手段によりモータが第一の所定
時間駆動され、駆動停止直後、モータ端子電圧の低下に
基づいて異常の判定が行われる。ポンプが固着していれ
ば、駆動停止時におけるモータの負荷はりザーバへの液
漏れの有無とは無関係に大きく、端子電圧は急速に低下
する.ポンプが固着していない場合には、駆動停止時に
おけるモータの負荷はりザーバへの液漏れの有無によっ
て変わる。第一の所定時間は、リザーバへの液漏れが実
用上問題となるほどに生じている場合には漏れた液全部
を汲み出し得ないほど短いため、駆動停止時におけるモ
ータの負荷が大きく、端子電圧は急速に低下する。した
がって、モータの端子電圧の低下が緩やかであれば、ポ
ンプの固着もリザーバへの液漏れも生じていないと判定
され、端子電圧の低下が急であれば、ポンプの固着とり
ザーバへの液漏れとの少なくとも一方が生じていると判
定される。
そして、第一判定手段による判定後、第二駆動手段によ
りモータが駆動されれば、この場合にはりザーバへの液
漏れが生じていたとしても、漏れた液全部を汲み出すの
に十分な第二の所定時間駆動されるため、駆動停止時に
は既に汲み上げは行われていないはずである。したがっ
て、モーク端子電圧の低下が急であればポンプの固着が
発生していると判定することができる。この場合、端子
電圧の低下が緩やかであれば異常なしと判定されるので
あるが、第一判定手段の判定結果との比較によりリザー
バへの液漏れの発生を検出することができる。すなわち
、第二判定手段の判定が異常なしであるのに、第一判定
手段において異常ありと判定されていれば、この判定の
変化によりリザーバへの液漏れの発生を検出することが
できるのである。
発明の効果 このように本発明に係る異常検出装置によれば、モータ
の異常のみならず、リザーバへの液漏れの発生も検出す
ることができ、しかも両者を判別することができるため
、適正な異常対策を施すことができる。
なお、第一判定手段による判定が正常であった場合には
、リザーバへの液漏れもポンプ駆動モータの故障も生じ
ていないのであるから、更なるモータの駆動および判定
を行わないようにすれば、モータの駆動時間を短くする
ことができるため、異常検出時の騒音を減少させること
ができ、運転者の不快感を軽減することができる。前記
特開昭63−71469号公報に記載の異常検出装置に
おいては、車両のアンチスキッド装置を構戒する液圧源
装置の異常を検出するに当たり、内燃機関の作動音が大
きいときに異常検出を行うことにより、モータの作動音
が運転者の耳障りにならないようにされていたが、この
場合には異常検出を行うときが限られるのに対し、本発
明の異常検出装置によれば異常検出に伴うモータ作動音
そのものが小さ《て済み、必要なときに騒音少なく異常
検出を行うことができる。
実施例 以下、アンチロック型液圧ブレーキ装置の液圧源装置の
異常検出に本発明を適用した場合の一実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。
第2図において10は4輪自動車のブレーキペダルであ
り、ブレーキペダルIOの踏込みによりマスクシリンダ
12が作動させられる。マスクシリンダ12は互に独立
した2個の加圧室を偵えており、ブレーキベダル10の
踏込み操作に基づいてそれぞれの加圧室に同じ高さの液
圧を発生させる。一方の加圧室に発生した液圧は、デュ
アルプロポーショ“ニングバルブl4を経て主液通路か
ら右前輪16および左後輪18にそれぞれ設けられたブ
レーキのフロントホイールシリンダ20およびリャホイ
ールシリンダ22に供給される。もう一方の加圧室に発
生した液圧の流れは継手部材24により二手に分けられ
、一方の液圧は左前輪26のブレーキのフロントホイー
ルシリンダ28に供給され、他方の液圧はデュアルブロ
ボーショニングバルブ14を経て右後輪30のブレーキ
のりャホイールシリンダ32に供給される。本プレーキ
装置はクロス配管2系統式なのである。なお、デュアル
ブロポーショニングバルブ14はマスクシリンダ12か
ら供給される液圧を一定の比率で減圧するものであって
2個のブロボーショニングバルブを含み、右前輪16の
フロントホイールシリンダ20に供給される液圧は減圧
せず、左後輪l8のリャホイールシリンダ22,右後輪
30のリャホイールシリンダ32にそれぞれ供給される
液圧を減圧するようにされている。
本ブレーキ装置において各車輪16,18,26,30
はそれぞれ独立してアンチスキッド制御されるようにな
っている。以下、右前輸一左後輪系統について代表的に
説明する。マスクシリンダ12と右前輪16,左後輪I
8の各ホイールシリンダ20.22とを接続する主液通
路の途中には電磁液圧制御弁34.36が設けられてお
り、それにより主液通路はマスクシリンダ側通路38.
39およびホイールシリンダ側通路40.42に分かれ
ている。マスクシリンダ側通路38とホイールシリンダ
側通路40.42との間にはそれぞれ戻り通路44.4
6が接続されており、戻り通路44.46にはそれぞれ
、ホイールシリンダ側通路40.42からマスクシリン
ダ側通路38へのブレーキ液の流れは許容するが、逆向
きの流れは阻止する逆止弁48.50が設けられている
電磁液圧制御弁34.36にはリザーバ通路54,56
を経てリザーバ58が接続されており、電磁液圧制御弁
34.36は、マスクシリンダl2からのブレーキ液の
供給により各ホイールシリンダ20.22の液圧を増大
させる増圧状態と、各ホイールシリンダ20.22から
リザーバ58へのブレーキ液の排出によりその液圧を減
少させる減圧状態と、各ホイールシリンダ20.22を
いずれにも連通させず、液圧を一定の状態に保つ保持状
態とに切換え可能とされ、切換弁装置を構威している。
ホイールシリンダ20.22から排出されてリザーバ5
8に貯えられたブレーキ液は、逆止弁60を備えたポン
ブ62により汲み上げられ、ポンプ通路64を経てマス
クシリンダ側通路38に供給されるようになっている。
このポンプ62はボンプモータ66によって駆動される
。また、ポンプ通路64には、マスクシリンダ側通路3
8からポンプ62ヘブレーキ液が逆流することを防止す
る逆止弁68が設けられている。
以上、右前輪一左後輪系統について説明したが、左前輪
一右後輪系統も同様に構威されており、2個の電磁液圧
制御弁70,72.マスクシリンダ側通路74,75,
ホイールシリンダ側通路76,78,戻り通路80,8
2,逆止弁84.86,リザーバ通路88,90,  
リザーバ92,ポンプ94.ポンプ通路96,逆止弁9
8,100を備えている。なお、ポンブ94はポンブ6
2と同様にポンプモータ66によって駆動され、これら
ポンプ62,94,  リザーバ58.92およびポン
プモータ66が液圧源装置を構威している。
.右前輪16,左後輪18,左前輪26,右後輪30の
各車輪速度はそれぞれ、車輪速度センサl02,104
,106,108によって検出され、スリップ率等演算
ユニット110に供給される。
スリップ率等演算ユニッl−1 10は車輪の車輪速度
,減速度,車体速度,スリップ率等を演算するものであ
り、この演算結果に基づいてアンチスキッド制御ユニッ
ト112が電磁液圧制御弁3436,70.72を切り
換え、車輪のスリップ率を適正範囲に保つようにされて
いる。アンチスキッド制御ユニット112は、第3図に
示すように、CPUI 16,ROMI 1 8,RA
M120およびそれらを接続するバス122を備えたマ
イクロコンピュータを主体とするものである。バス12
2には入力インタフェース124が接続されており、入
力インタフェース124にはスリップ率等演算ユニッ}
110,ブレーキペダル1oの踏込みを検出するブレー
キスイッチ126,ポンプモータ66の端子128.イ
グニッションスイッチ130等が接続されている。バス
122にはまた出力インタフェース136が接続されて
おり、出力インタフェース136には駆動回路138,
140,142,144,146を介して電磁液圧制御
弁34,36,70,72,ポンプモータ66等が接続
されている。RAM 1 2 0には、第4図に示すよ
うにポンプモータ駆動時間メモリ,異常判定結果メモリ
,モータ駆動終了フラグ.判定1回済フラグ,ポンプ固
着フラグ,異常判定終了フラグおよび複数のレジスタが
プログラム実行中の演算結果等を記憶するワーキングメ
モリと共に設けられている。また、CPU116にはタ
イマが設けられ、ROM118には、第5図に示す液圧
源装置の異常検出機能を備えたアンチスキツド制御プロ
グラム等が記憶されている。以下、第5図のプログラム
に基づいて液圧源装置の異常検出について説明する。
まず、ステップSL(以下、31と略記する.他のステ
ップについても同じ。)において全部のフラグ,タイマ
のリセット(OFF)ならびにポンプ駆動時間メモリの
内容を250msに設定する等の初期設定が行われ、次
いでS2において5msの経過が待たれる。S1の実行
後、最初に82が実行されるときのタイマの値に5躯を
加えた値が記憶され、タイマの値がその値に達したとき
S2の判定結果がYESとなるのである。5鵬が経過す
ればS3においてアンチスキ・ソド制御処理が行われる
。アンチスキツド制御処理は5 msのサイクルタイム
で行われるようにされているのである。
S3では車輪のスリップ率に基づいて電磁液圧制御弁3
4,36,70.72の各々の切換位置を指令するデー
タが作威され、レジスタに格納されるのであり、図示し
ない割込みルーチンがlms毎に実行されることにより
この指令が読み出され、出力インタフェース136を介
して駆動回路138〜144に信号が出力されることに
より電磁液圧制御弁34,36,70.72が制御され
、車輪のスリップ率が適正範囲に保たれる。
次いでS4において液圧源装置の異常判定が終了したか
否かの判定が行われる。この判定は異常判定終了フラグ
が○Nであるか否かに基づいて行われるが、まだ異常の
判定は行われていないため異常判定終了フラグはOFF
であってS4はN○となり、S5においてイグニッショ
ンスイッチ130がONになった後、3秒経過したか否
かの判定が行われる。この判定は、タイマの値がS5が
最初に実行されたときの値に3秒を加えた値となったか
否かにより行われ、3秒経過していなければS5はNo
となり、プログラムの実行はS2に戻り、以下、イグニ
ッションスイッチ130がONになってから3秒経過す
るまでS2〜S5が繰り返し実行される。3秒経過すれ
ば、S6においてブレーキ操作が行われたか否かの判定
が行われる。この判定はブレーキスイッチ126がON
であるか否かに基づいて行われ、ブレーキ操作が行われ
ていなければS8以下において液圧源装置に異常が発生
しているか否かの判定が行われる。イグニッションスイ
ッチ130がONになってから3秒経過することと、ブ
レーキ操作が行われていないこととが異常判定実行の条
件とされているのである。イグニッションスイッチ13
0がONになった直後ではエンジンスタータの作動によ
り電流が不足する可能性があるため、ボンプモータ66
の作動時期として好ましくなく、また、ブレーキ操作が
行われているときにポンプモータ66が駆動されれば、
本来、アンチスキッド制御中にのみ発生するペダルキッ
クバックが発生し、イグニッシゴンスイッチ130がO
Nにされ、異常検出が行われる度毎にキックバックが生
じて運転者に不快感を与えるからである。
イグニッションスイッチ130がONになってから3秒
経過し、ブレーキ操作が行われていなければ、S8にお
いて異常検出用のポンプモータ66の駆動が終了したか
否かの判定が行われる。この判定はモータ駆動終了フラ
グがONであるか否かによって行われるが、当初はNO
であり、S9においてポンブモーク66が起動される。
次いでSIOにおいてポンプモータ66が起動されてか
ら設定時間が経過したか否かの判定が行われる。
設定時間はポンプモータ駆動時間メモリに記憶されてお
り、250msである。250msは、ポンプ62.9
4の回転速度が実質的に定常速度に達し、正常に動くか
否かを判定するには十分であるが、リザーバ58.92
へブレーキ液が実用上問題となる程度に漏れている場合
に漏れたブレーキ液を汲み出すのには不十分な時間であ
り、この時間が第一の所定時間である。本実施例におい
ては、この250msの間にポンプモータ66が10〜
12回転する.,SIOの判定は、タイマの値がSIO
が最初に実行されたときの値に250msを加えた値に
なったか否かにより行われる。310の判定結果は当初
はNoであり、プログラムの実行はS2に戻り、SIO
がYESになるまでS2〜S6,S8〜S10が繰り返
し実行される。
ポンプモータ66の起動後250μsが経過すればSI
Oの判定結果がYESとなり、Sllにおいてボンプモ
ータ66が停止させられ、Sl2においてモータ駆動終
了フラグがONにされる。続いてS13において、ポン
プモータ66が停止させられてから55ms経過したか
否かの判定が行われる。タイマの値がS13が最初に実
行されたときの値に55msを加えた値となったか否か
の判定が行われるのであるが、判定はNOであり、以下
、55msが経過するまで32 〜S6,58,313
が繰り返し実行される。
ポンプ62.94の固着とリザーバ58,92ヘの液漏
れとの少なくとも一方が生じていれば、ボンプモータ6
6の負荷が大きいため、モータ駆動停止後、モータ端子
電圧は第6図に破線で示すように急速に低下するのに対
し、いずれも生しておらず、正常であれば端子電圧は同
図に実線で示すように緩やかに低下する。55躯は、ボ
ンプ62,94の固着とリザーバ58.92へのブレー
キ液の漏れとのいずれもが生じていない場合にモータ端
子電圧が0になる時間より短く、それら少なくとも一方
が生じている場合にモータ端子電圧がOになる時間より
長い時間である。
したがって、ポンプモータ66の駆動が停止された後、
55ms経過したとき、S14においてモータ端子電圧
がしきい値(第6図および第7図中、直線Aで示される
。)以上であるか否かの判定が行われるが、モータ端子
電圧がしきい値以上である場合には、モーク端子電圧の
低下が緩やかであって、ポンプ62,94の固着もリザ
ーバ58.92へのブレーキ液の漏れも生じていないと
判定することができる。この場合にはS14がYESと
なり、S19において異常判定が1回目であるか否かの
判定が行われる。この判定は判定1回済フラグがONで
あるか否かに基づいて行われるが、今、異常判定は1回
目であって判定l回済フラグが初期設定においてOFF
にされたままであるためS19はYESとなり、S20
において判定の結果、すなわちポンプ62,94が固着
しておらず、かつ、リザーバ58.92への液漏れもな
いことが異常判定結果メモリに格納される。そして、S
21において異常判定終了フラグがONにされた後、プ
ログラムの実行はS2に戻り、以下、52〜S4が繰り
返し実行され、必要に応じてアンチスキッド制御が行わ
れる。一旦、正常判定が為されれば更に異常検出が行わ
れることはないのであり、この場合にはモータ駆動時間
が短く、検出時の騒音が少なくて済む。
それに対し、モータ端子電圧がしきい値より小さい場合
には、モータ端子電圧の低下が急であってポンプ62.
94の固着とリザーバ58.92への液漏れとの少なく
とも一方が生じていることがわかる。この場合には31
5において異常判定が1回目か否かの判定が行われ、判
定はYESであって、S16において判定1回済フラグ
がONにされた後、317においてモータ駆動時間が1
000msに変更され、更にS18においてモータ駆動
終了フラグがOFFにされてプログラムの実行はS2に
戻る。
次に35が実行されるとき、判定はYESであり、ブレ
ーキ操作が行われていなければS6がNOとなり、S8
〜SIOが実行されてボンプモータ66が1000ms
駆動される。1000msは、リザーバ58.92にそ
の容量一杯にブレーキ液が収容されている場合に、ポン
プ62.94がそのブレーキ液全部を汲み出すために要
する時間より長い時間(第二の所定時間)であり、リザ
ーバ58.92の容量ならびにポンプ66の汲出し能等
に基づいて設定される。
1 0 0 0msが経過するまでS2〜S6,S8〜
S10が繰り返し実行され、経過後、S11=314が
1回目の異常判定時と同様に行われる。この場合にも異
常がなければモータ端子電圧は第7図に実線で示すよう
に緩やかに低下するため、端子電圧はしきい値以上とな
り、また、異常判定は2回目であって判定1回済フラグ
がONにされているためSI9がNoとなり、S22が
実行される。このようにポンプモータ66の250ms
の駆動時には異常判定が為されたが、1000msの駆
動時には正常判定が為されるのは、1回目の異常判定の
原因が1000+nsのボンプモータ66の駆動により
解消される異常、すなわちリザーバ58.92への液漏
れであることとなる。したがって、S22においてはポ
ンプの固着はなく、リザーバ58.92への液漏れが発
生していることが異常判定結果メモリに記憶され、アン
チスキッド装置点検時に利用される。
それに対し、異常があればモータ端子電圧が第7図に破
線で示すように急に低下し、S14がNOとなり、31
5もNOとなって323が実行される。この場合には、
1回目の異常判定の原因は、ポンプモータ66の100
0msの駆動により解消されない原因、すなわちポンプ
62,94の固着であることとなり、S23においては
ポンプ固着フラグがONにされるとともに、ポンプ62
,94の固着発生が異常判定結果メモリに記憶される。
このようにリザーバ58.92への液漏れあるいはポン
プ62.94の固着が検出された後に、S21において
異常判定終了フラグがONにされ、以下、32〜S4が
繰り返し実行される。異常の検出はイグニッシゴンスイ
ッチ130がONになった後、1回のみ行われるのであ
り、また、ポンプ62.94に固着が生じている場合に
はアンチスキッド制御が正常に行われないため、ポンプ
固着フラグがONであればS3においてアンチスキッド
制御は行われない。
なお、異常検出中にブレーキ操作が行われれば検出は中
止される。ポンプモータ66が250msあるいは10
00ms駆動されている場合と、駆動停止後、55ms
の経過を待つ場合とのいずれにおいても、その間にブレ
ーキ操作が行われれば検出が中止され、S6がYESと
なり、S7においてポンプモータ66が停止させられる
とともに、判定1回済フラグ,モータ駆動終了フラグが
OFFにされるのであり、その後、ブレーキ操作が解除
されたとき、異常検出が最初から行われる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
ROM11Bの39〜Sllを記憶する部分およびCP
U116のボンプモータ駆動時間メモリの内容が250
胚であるときに89〜311を実行する部分が第一駆動
手段を構成し、ROM118のS14,S15およびS
19を記憶する部分およびCPUI 1 6のS14,
315およびS19を1回目に実行する部分が第一判定
手段を構或し、ROM11Bの39〜Sllを記憶する
部分およびCPU116のポンプモータ駆動時間メモリ
の内容が1000msであるときにS9〜311を実行
する部分が第二駆動手段を構戒し、ROM118のS1
4,315および519を記憶する部分およびCPU1
12のそれらステップを2回目に実行する部分が第二判
定手段を構威しているのである。
なお、上記実施例においては、ポンプモータ66が第一
の所定時間駆動された後、正常判定が為されれば第二の
所定時間の駆動は為されないようになっていたが、第一
の所定時間の駆動の結果に関係なく、第二の所定時間の
駆動が行われるようにしてもよい。
また、本発明は、還流式のアンチスキッド型液圧ブレー
キ装置に限らず、同様な液圧源装置を備えた装置の異常
検出に適用することができる。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構戒を概念的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例である異常検出装置を内蔵
したアンチスキッド型液圧ブレーキ装置の系統図である
。第3図はその液圧ブレーキ装置を制御する制御装置の
構戒を示すブロック図である。第4図はその制御装置の
主体を威すコンピュータのRAMの構或を示す図である
。第5図は上記コンピュータのROMに記憶された液圧
源装置の異常検出機能を備えたアンチスキッド制御プロ
グラムを示すフローチャートである。第6図は液圧源装
置の異常検出時にボンプモー夕を第一の所定時間駆動し
た場合の時間とモータ端子電圧との関係を示すグラフで
ある。第7図はボンプモー夕を第二の所定時間駆動した
場合の時間とモータ端子電圧との関係を示すグラフであ
る。 58:リザーバ    62:ポンプ 66:ポンプモータ  92:リザーバ94=ポンプ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  限られた容量のリザーバからモータ駆動のポンプによ
    って液体を汲み上げて供給する液圧源装置の異常を検出
    する装置であって、 前記モータをそれの回転速度が実質的に定常速度に達す
    るに十分な長さの第一の所定時間駆動する第一駆動手段
    と、 その第一駆動手段による前記モータの駆動停止直後にお
    けるモータの端子電圧の低下の緩急に基づいて前記ポン
    プの固着と前記リザーバへの液漏れとの少なくとも一方
    が発生しているか否かを判定する第一判定手段と、 その第一判定手段による判定後、前記モータを、前記第
    一の所定時間より長く、前記リザーバにその容量一杯に
    液が収容されている場合にその液全部を汲み出すのに十
    分な第二の所定時間駆動する第二駆動手段と、 その第二駆動手段による前記モータの駆動停止直後にお
    ける前記モータの端子電圧の低下の緩急に基づいて前記
    ポンプの固着が発生しているか否かを判定する第二判定
    手段と を含むことを特徴とする異常検出装置。
JP23239589A 1989-09-07 1989-09-07 液圧源装置の異常検出装置 Expired - Fee Related JP2513323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23239589A JP2513323B2 (ja) 1989-09-07 1989-09-07 液圧源装置の異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23239589A JP2513323B2 (ja) 1989-09-07 1989-09-07 液圧源装置の異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0396469A true JPH0396469A (ja) 1991-04-22
JP2513323B2 JP2513323B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=16938571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23239589A Expired - Fee Related JP2513323B2 (ja) 1989-09-07 1989-09-07 液圧源装置の異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513323B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994018041A1 (de) * 1993-02-04 1994-08-18 Itt Automotive Europe Gmbh Verfahren und schaltungsanordnung zum bestimmen der pedalkraft als regelgrösse für eine bremsanlage mit blockierschutzregelung
WO1996015929A1 (en) * 1994-11-23 1996-05-30 Bosch Braking Systems Corporation Method of detecting an inoperable pump motor in an anti-lock braking system
DE19716090A1 (de) * 1996-04-17 1997-10-23 Aisin Seiki Hydraulikbremsdruckregelsystem für ein Kraftfahrzeug
US5957549A (en) * 1996-04-17 1999-09-28 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Hydraulic braking pressure control system for an automotive vehicle
US7175241B2 (en) * 2003-09-26 2007-02-13 Advics Co., Ltd. Brake apparatus
JP2009236207A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nippon Pillar Packing Co Ltd メカニカルシール

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256413A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Advics:Kk 車両用ブレーキ制御装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994018041A1 (de) * 1993-02-04 1994-08-18 Itt Automotive Europe Gmbh Verfahren und schaltungsanordnung zum bestimmen der pedalkraft als regelgrösse für eine bremsanlage mit blockierschutzregelung
US5632531A (en) * 1993-02-04 1997-05-27 Itt Automotive Europe Gmbh Method and circuit configuration for determining the pedal force as a control quantity for a brake system with anti-lock control
WO1996015929A1 (en) * 1994-11-23 1996-05-30 Bosch Braking Systems Corporation Method of detecting an inoperable pump motor in an anti-lock braking system
DE19716090A1 (de) * 1996-04-17 1997-10-23 Aisin Seiki Hydraulikbremsdruckregelsystem für ein Kraftfahrzeug
US5957549A (en) * 1996-04-17 1999-09-28 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Hydraulic braking pressure control system for an automotive vehicle
DE19716090B4 (de) * 1996-04-17 2007-04-19 Aisin Seiki K.K., Kariya Hydraulikbremsdruckregelsystem für ein Kraftfahrzeug
US7175241B2 (en) * 2003-09-26 2007-02-13 Advics Co., Ltd. Brake apparatus
JP2009236207A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nippon Pillar Packing Co Ltd メカニカルシール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2513323B2 (ja) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7070248B2 (en) Vehicle braking force control device and control method of the same
JP2952798B2 (ja) 流体圧システムおよび車両用流体圧ブレーキシステムにおける故障検出方法
US5498070A (en) Fluid pressure boosting type brake system
US4789938A (en) Anti-skid control with fail-safe function
US8762020B2 (en) Method for supporting a brake system in case of reduced effectiveness of the vehicle brake system
JPH0396469A (ja) 液圧源装置の異常検出装置
JPS63222962A (ja) 自動車の駆動輪ブレ−キ制御装置
JP3055630B2 (ja) ブレーキ圧制御方法
JPS63265758A (ja) 車両用ブレ−キのアンチロツク制御方法
JPH1035480A (ja) 液圧源装置の異常検出装置及びブレーキ液圧制御装置の異常検出装置
JPH01204859A (ja) アンチスキッド装置
JP3393644B2 (ja) アンチロックブレーキ制御装置
JPH08127331A (ja) 液圧ブレーキ装置
JPH02155865A (ja) アンチスキッド型液圧ブレーキ装置
JP2627779B2 (ja) アンチスキッド/トラクション制御式ブレーキ装置
JP2811895B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JPH1024826A (ja) ブレーキ制御装置
JPH04151358A (ja) 車両用ブレーキ装置
JPH068959Y2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP3828753B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2503528B2 (ja) 制動力制御装置
JP3901456B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JPH11139298A (ja) アンチロックブレーキ装置
JPH1076929A (ja) アンチスキッド制御装置
KR0184094B1 (ko) 오동작 검출 장치 및 이를 구비한 안티-록 제어기

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees