JPH038415Y2 - - Google Patents

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JPH038415Y2
JPH038415Y2 JP9945084U JP9945084U JPH038415Y2 JP H038415 Y2 JPH038415 Y2 JP H038415Y2 JP 9945084 U JP9945084 U JP 9945084U JP 9945084 U JP9945084 U JP 9945084U JP H038415 Y2 JPH038415 Y2 JP H038415Y2
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JP
Japan
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heat
shrinkable
tube
sheet
adhesive
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JP9945084U
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JPS6115127U (ja
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Publication of JPH038415Y2 publication Critical patent/JPH038415Y2/ja
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Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は、ガス管又は電線管等のパイプの分
岐部に用いる分岐管の接続部の防蝕、絶縁被覆又
は補修に使用する熱収縮性被覆材の改良に関する
ものである。
(2) 従来の技術 パイプ等の防蝕被覆として熱収縮性シートを使
用することは公知である。しかし、パイプ等の分
岐接続部においては、その形状が複雑であるた
め、一枚の熱収縮性シートで防蝕被覆することは
困難である。従つて従来ではテープ巻き等で被覆
していた。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記のような従来のテープ巻き方法ては、巻く
人に個人差があり、信頼性に問題があつた。この
考案はこのような問題点を解決することを目的と
するものである。
(4) 問題点を解決するための手段 この考案は、上記のような問題点を解決するた
めに、熱収縮性シートの熱収縮しない方向の一端
に設けた開口に同じく熱収縮性のチユーブを設
け、このチユーブの長さ方向に切目を設けて、こ
の切目を熱収縮性シートの熱収縮しない方向の一
端縁に達せしめ、該熱収縮性シートと熱収縮性チ
ユーブの相対向する両端縁の一方には、それぞれ
接着縁を取り付けるとともに、この各接着縁の外
側を遊端として該シート及びチユーブの各端縁よ
り突出させ、この各接着縁の遊端の熱収縮性チユ
ーブ及び熱収縮性シートに接する面には熱溶融性
等の接着剤層を設けたものである。
(5) 作用 この考案は、上記のような構成であるから、熱
収縮性シートを展開するとともに熱収縮性チユー
ブも展開し、該シートにより分岐管の本管を覆
い、該チユーブにより本管から分岐した部分を覆
い、且つそれぞれの端縁に設けた接続縁を他方に
端縁の内側に重ねる。
この状態で相対向する各端縁をフアスナー等を
利用して接続し、次いで適宜の加熱装置を用いて
シート及びチユーブを加熱収縮させることにより
分岐管の本管及び分岐部分を完全に覆うことがで
きる。
(6) 実施例 最初に第3図ないし第5図にもとづいて製作順
序を説明する。
これらの図において、1は熱収縮性シートであ
り、このシートに筒状突出部2が形成されてい
る。この突出部の成形には、絞り加工を用いるこ
とができる。3は熱収縮性チユーブであり、その
一端部4が該筒状突出部2に結着される。
上記の筒状突出部2と熱収縮性チユーブ3の結
着に当つては、該シート1の筒状突出部2を別体
のコア(図示省略)に被せ、前記の該熱収縮性チ
ユーブ3を同じコアに被せてその端部4を該筒状
突出部2に重ねて、この重ね部分を加熱して熱溶
着させると第3図のものとなる。
また、上記とは逆に、コアに熱収縮性チユーブ
3を被せたのち、シートの筒状突出部2をチユー
ブの端部4に被せて熱溶着すると第4図のものと
なる。第5図の場合は、第4図の熱収縮性チユー
ブ3の外側に更に別の熱収縮性チユーブ3を被
せ、このチユーブ3の端部4を筒状突出部2の外
側に被せて熱溶着させたもので、この場合は熱収
縮性チユーブが2重となる。
上記の筒状突出部2と熱収縮性チユーブ3との
結着において、熱溶着以外に、耐熱性接着剤を用
いることもできる。
上記のように熱収縮性シート1と熱収縮性チユ
ーブ3を結着したのち、熱収縮性チユーブ3と筒
状突出部2を長さ方向に切断して熱収縮性シート
1の位置側縁に達せしめる。
第1図は上記の順序で製作されたシート1にフ
アスナー5を取り付けた状態を示している。
このフアスナー5は矢印イで示すシート1の熱
収縮方向と直角方向の両端縁に夫々取り付けるも
のである。
また、このシート1の一方の端縁のチユーブ3
を取り付けてない側には、接着縁6を取り付ける
が、この接着縁の一例は遊端としてシート1の端
縁より突出させる。更にシート1のチユーブ3を
取り付けてない側の全面及び接着縁6のこの側の
全面に接着剤層7を設ける場合もある。
シート1に取り付けたチユーブ3の長さ方向の
相対向する切断縁にも、それぞれフアスナー8を
取り付け、また一方の切断縁の内側に接着縁10
を取り付けて、その一側を遊端とし、必要に応じ
て内側全面に接着剤層を設ける。このチユーブ3
の熱収縮の方向は、第1図、第2図の矢印ロの方
向である。
上記シート1及びチユーブ3の材料は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、弗素樹脂等の熱可塑
性プラスチツク、天然ゴム、シリコンゴム、ブチ
ルゴム、エチレン−プロピレン共重合体のゴムあ
るいはこれらの混合物に所望により老化防止剤、
充填剤、着色剤等の添加剤を適量配合したもの
で、これをシート状まてはチユーブ状に成形し、
延伸処理したものである。
前記の各接着縁6,10の材料もシート1等と
同じ材料として、接着剤層7等としては、、感圧
接着剤、ホツトメルト接着剤、自己融着性接着
剤、マスチツク剤等を使用する。
また、この接着剤層は目的に応じ、点在状、筋
状、網目状、等に設けることもできる。
上記のように構成したこの考案の被覆材のチユ
ーブ3を第2図の鎖線のように開き、所望の分岐
管Aの本管12から分岐した分岐部13にチユー
ブ3を被せるとともに、シート1を本管12に巻
き相対向するフアスナー5を接着縁6上で係合さ
せる。
次に、チユーブ3の相対向するフアスナー8を
接着縁10で係合させる。その後適宜の加熱装置
を用いてシート1及びチユーブ3を加熱して収縮
させる。
また、フアスナーを用いないときは、接着縁
6,10の遊端の外表面に適宜の接着剤層を設け
て、シート1及びチユーブ3の接着縁6,10を
有しない側を接着縁に重ねて接着剤によりシート
1とチユーブ3を筒状に接合したのち熱収縮させ
る。
なお、上記実施例は、本管に1本の分岐部を設
けた分岐管の場合を示しているが、本管に複数の
分岐部を設けた分岐管用として、シートに複数の
チユーブを設けたものを作ることができる。
(7) 効果 この考案は、上記のように、本管に巻く熱収縮
性シートに同材料からなるチユーブを取り付け
て、このチユーブ長さ方向に切目を設けてチユー
ブを展開できるようにしたものであるから、シー
トを本管に巻き付けるとともに、展開したチユー
ブを分岐部に巻きつけてシートの両端縁及びチユ
ーブの対向縁を接合し、加熱収縮させることによ
り、既設の分岐管においても極めて容易に防蝕被
覆することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の熱収縮性被覆材の一実施例
を示す斜視図、第2図は同上を用いて分岐管を被
覆した状態の斜視図、第3図ないし第5図はこの
考案のシートとチユーブの接続部の各例を示す縦
断面図である。 1……熱収縮性シート、3……熱収縮性チユー
ブ、6,10……接着縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱収縮性シートの熱収縮しない方向の一端に設
    けた開口に同じく熱収縮性のチユーブを設け、こ
    のチユーブの長さ方向に切目を設けて、この切目
    を熱収縮性シートの熱収縮しない方向の一端縁に
    達せしめ、該熱収縮性シートと熱収縮性チユーブ
    の相対向する両端縁の一方には、それぞれ接着縁
    を取り付けるとともに、この各接着縁の外側を遊
    端として該シート及びチユーブの各端縁より突出
    させ、この各接着縁の遊端の熱収縮性チユーブ及
    び熱収縮性シートに接する面には熱溶融性等の接
    着剤層を設けたことを特徴とする熱収縮性被覆
    材。
JP9945084U 1984-06-29 1984-06-29 熱収縮性被覆材 Granted JPS6115127U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9945084U JPS6115127U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 熱収縮性被覆材

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JP9945084U JPS6115127U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 熱収縮性被覆材

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Publication Number Publication Date
JPS6115127U JPS6115127U (ja) 1986-01-29
JPH038415Y2 true JPH038415Y2 (ja) 1991-03-01

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ID=30658953

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JP9945084U Granted JPS6115127U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 熱収縮性被覆材

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JP6071457B2 (ja) * 2012-11-19 2017-02-01 株式会社クボタ ポリエチレンスリーブおよびポリエチレンスリーブ工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6115127U (ja) 1986-01-29

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