JPH0378486B2 - - Google Patents
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- JPH0378486B2 JPH0378486B2 JP13194585A JP13194585A JPH0378486B2 JP H0378486 B2 JPH0378486 B2 JP H0378486B2 JP 13194585 A JP13194585 A JP 13194585A JP 13194585 A JP13194585 A JP 13194585A JP H0378486 B2 JPH0378486 B2 JP H0378486B2
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Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、例えばナツトと板材のような、2つ
の部材をかしめ作業によつて互いに結合する方法
に関する。
の部材をかしめ作業によつて互いに結合する方法
に関する。
従来の技術
従来、ナツトを他の部材に結合する場合には、
一般に、ナツトを他の部材(以下、被結合部材と
言う)にアーク溶接または抵抗溶接していた。
一般に、ナツトを他の部材(以下、被結合部材と
言う)にアーク溶接または抵抗溶接していた。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上述のような従来のナツトの結
合方法は、 (イ) 溶接作業のコストが高い。
合方法は、 (イ) 溶接作業のコストが高い。
(ロ) ナツトおよび被結合部材がメツキされていて
も、溶接によりそのメツキ層が破壊されてしま
うので、溶接後、防錆のために再度メツキ作業
が必要になり、これもコストを増大させる。
も、溶接によりそのメツキ層が破壊されてしま
うので、溶接後、防錆のために再度メツキ作業
が必要になり、これもコストを増大させる。
等の問題点があつた。
また、従来は、ナツト以外の部材を他の部材に
結合する場合にも、前記同様の問題がしばしば生
じていた。
結合する場合にも、前記同様の問題がしばしば生
じていた。
発明の目的
本発明は前記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、ナツト等の第一の部材に筒状部を
設け、溶接作業によらず、前記筒状部を変形させ
ることによるかしめ作業により第一の部材を低コ
ストで第二の部材に強固に結合することができ、
第一の部材を第二の部材に結合した後、前記従来
のナツトの結合方法の場合のようにメツキ作業を
行う必要がなく、しかも、かしめ作業終了後も第
一の部材の筒状部にネジ等の部材を貫通可能とす
ることができ、また、かしめ作業終了後も前記筒
状部の先端側には筒状状態を維持させ、該先端側
にさらに別の部材を支持させたり、該先端側を他
部材の穴に挿入したりすること等を可能とする結
合方法を提供することを目的とする。
されたもので、ナツト等の第一の部材に筒状部を
設け、溶接作業によらず、前記筒状部を変形させ
ることによるかしめ作業により第一の部材を低コ
ストで第二の部材に強固に結合することができ、
第一の部材を第二の部材に結合した後、前記従来
のナツトの結合方法の場合のようにメツキ作業を
行う必要がなく、しかも、かしめ作業終了後も第
一の部材の筒状部にネジ等の部材を貫通可能とす
ることができ、また、かしめ作業終了後も前記筒
状部の先端側には筒状状態を維持させ、該先端側
にさらに別の部材を支持させたり、該先端側を他
部材の穴に挿入したりすること等を可能とする結
合方法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
本発明による結合構造は、筒状部と受け部とを
設けられた第一の部材の前記筒状部を第二の部材
に設けられた筒状部挿入穴に、前記受け部が前記
第二の部材に当接するまで挿入した状態で、前記
筒状部のうちの該筒状部の先端から離れた部分の
周壁を、縦断面U字状に折れ重なつて外側に広が
るように変形し、この変形された部分と前記受け
部との間に前記第二の部材をかしめてなり、前記
筒状部のうちの前記変形された部分より先端側の
部分は筒状状態を維持しているものである。
設けられた第一の部材の前記筒状部を第二の部材
に設けられた筒状部挿入穴に、前記受け部が前記
第二の部材に当接するまで挿入した状態で、前記
筒状部のうちの該筒状部の先端から離れた部分の
周壁を、縦断面U字状に折れ重なつて外側に広が
るように変形し、この変形された部分と前記受け
部との間に前記第二の部材をかしめてなり、前記
筒状部のうちの前記変形された部分より先端側の
部分は筒状状態を維持しているものである。
また、本発明による結合方法は次の工程を含ん
でなる。
でなる。
(a) 第一の部材には、筒状部と受け部とを設けて
おく。
おく。
(b) 前記第一の部材と互いに結合されるべき第二
の部材には、筒状部挿入穴を設けておく。
の部材には、筒状部挿入穴を設けておく。
(c) 前記第一の部材の前記筒状部を前記第二の部
材の前記筒状部挿入穴に、前記受け部が前記第
二の部材に当接するまで挿入した状態で、前記
筒状部のうちの該筒状部の先端から離れた部分
の周壁を、縦断面U字状に折れ重なつて外側に
広がるように変形し、この変形された部分と前
記受け部との間に前記第二の部材をかしめ、前
記筒状部のうちの前記変形された部分より先端
側の部分は筒状状態を維持させる。
材の前記筒状部挿入穴に、前記受け部が前記第
二の部材に当接するまで挿入した状態で、前記
筒状部のうちの該筒状部の先端から離れた部分
の周壁を、縦断面U字状に折れ重なつて外側に
広がるように変形し、この変形された部分と前
記受け部との間に前記第二の部材をかしめ、前
記筒状部のうちの前記変形された部分より先端
側の部分は筒状状態を維持させる。
作 用
本発明によれば、かしめ作業により、溶接を用
いないで第一の部材を第二の部材に結合できるの
で、結合作業を低コストとすることができる。
いないで第一の部材を第二の部材に結合できるの
で、結合作業を低コストとすることができる。
また、第一の部材および第二の部材としてあら
かじめメツキされている部材を用いれば、従来の
ように溶接によつてメツキ層が破壊されることが
ないので、第一の部材を第二の部材に対して結合
した後、再度メツキをやり直す必要がなく、その
ままの状態で防錆を図ることができ、この面にお
いてもコストを低減できる。
かじめメツキされている部材を用いれば、従来の
ように溶接によつてメツキ層が破壊されることが
ないので、第一の部材を第二の部材に対して結合
した後、再度メツキをやり直す必要がなく、その
ままの状態で防錆を図ることができ、この面にお
いてもコストを低減できる。
また、第一の部材の筒状部の周壁を縦断面U字
状に外側に広がるように変形するので、筒状部の
変形部分が筒状部に挿通されるネジ等の部材にぶ
つかつてしまうような不都合を避けることもでき
る。
状に外側に広がるように変形するので、筒状部の
変形部分が筒状部に挿通されるネジ等の部材にぶ
つかつてしまうような不都合を避けることもでき
る。
また、筒状部は縦断面U字状となるように変形
され、2重状態となつて第二の部材をかしめるの
で、かしめ強度を大きくすることができる。
され、2重状態となつて第二の部材をかしめるの
で、かしめ強度を大きくすることができる。
さらに、かしめ作業終了後も、筒状部の先端側
は筒状状態を維持するので、かしめ作業終了後、
筒状部の先端側にさらに別の部材を支持させた
り、該先端側の他部材の穴に挿入したりする等の
こともでき、便利である。
は筒状状態を維持するので、かしめ作業終了後、
筒状部の先端側にさらに別の部材を支持させた
り、該先端側の他部材の穴に挿入したりする等の
こともでき、便利である。
実施例
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。本実施例は、第一の部材としてナツト、
第二の部材(被結合部材)として板材をそれぞれ
用いた例である。
明する。本実施例は、第一の部材としてナツト、
第二の部材(被結合部材)として板材をそれぞれ
用いた例である。
第2図から第5図までは、本実施例において用
いられるナツトの一例を示し、金属製のナツト1
には、筒状部2が一体的に設けられている。この
筒状部2は、大略、ナツト1のネジ穴3と同軸の
円筒状をなしており、ナツト1の本体部1aの底
部から突出している。また前記筒状部2には、該
筒状部2の先端から他端にまで軸線方向と平行に
切り込み4が適当数(図では2個の例を示す)設
けられている。なお、本実施例においては、ナツ
ト1の本体部1aが受け部を構成している。
いられるナツトの一例を示し、金属製のナツト1
には、筒状部2が一体的に設けられている。この
筒状部2は、大略、ナツト1のネジ穴3と同軸の
円筒状をなしており、ナツト1の本体部1aの底
部から突出している。また前記筒状部2には、該
筒状部2の先端から他端にまで軸線方向と平行に
切り込み4が適当数(図では2個の例を示す)設
けられている。なお、本実施例においては、ナツ
ト1の本体部1aが受け部を構成している。
前記ナツト1の本体部1aには、筒状部2と同
軸で筒状部2の内径と同一内径の凹部5が設けら
れており、この凹部5は筒状部2内部の空間と連
続している。
軸で筒状部2の内径と同一内径の凹部5が設けら
れており、この凹部5は筒状部2内部の空間と連
続している。
第6図は、前記ナツト1を結合させるうべき被
結合部材(第二の部材)6の例を示し、この被結
合部材6は板状をなしていて、筒状部挿入穴7を
設けられる。この筒状部挿入穴7は、大略円形を
なすが、ナツト1の切り込み4に対応する位置に
おいて、切り込み4に対応する大きさを有する切
り込み嵌合部8が周囲の被結合部材6から該筒状
部挿入穴7の中心に向つて突出されている。
結合部材(第二の部材)6の例を示し、この被結
合部材6は板状をなしていて、筒状部挿入穴7を
設けられる。この筒状部挿入穴7は、大略円形を
なすが、ナツト1の切り込み4に対応する位置に
おいて、切り込み4に対応する大きさを有する切
り込み嵌合部8が周囲の被結合部材6から該筒状
部挿入穴7の中心に向つて突出されている。
第1図において、9,10は本結合方法におい
てナツト1のかしめ作業を行うための金型を示
す。
てナツト1のかしめ作業を行うための金型を示
す。
下側金型9は、一定位置に結合されるものであ
つて、その上面にナツト1の形状に対応する形状
の凹部9aを設けられている。
つて、その上面にナツト1の形状に対応する形状
の凹部9aを設けられている。
上側金型10は、拡大部10aと、この拡大部
10bの下方に突出する突出部10bとを有して
なり、突出部10bはナツト1の筒状部2の内径
にほぼ等しい外径を有している。前記拡大部10
aは突出部10bより大きな外径を有しており、
この拡大部10aの底面は突出部10bの軸線に
対し垂直方向に広がる平面状をなしている。ま
た、前記拡大部10aの底面のうちの突出部10
bの回りの部分には、突出部10bの外径と等し
い内径を有する環状の溝部11が設けられてい
る。そして、この上側金型10は、図示しないプ
レス機械により、下側金型9の上方において昇降
されるようになつている。
10bの下方に突出する突出部10bとを有して
なり、突出部10bはナツト1の筒状部2の内径
にほぼ等しい外径を有している。前記拡大部10
aは突出部10bより大きな外径を有しており、
この拡大部10aの底面は突出部10bの軸線に
対し垂直方向に広がる平面状をなしている。ま
た、前記拡大部10aの底面のうちの突出部10
bの回りの部分には、突出部10bの外径と等し
い内径を有する環状の溝部11が設けられてい
る。そして、この上側金型10は、図示しないプ
レス機械により、下側金型9の上方において昇降
されるようになつている。
第1図および第7図は、ナツト1を被結合部材
6に結合する工程を示す。これを説明すると、ま
ず、第1図aおよび7図に示されるように、ナツ
ト1の切り込み4と被結合部材6の切り込み嵌合
部8とが嵌合するようにして、ナツト1の筒状部
2を被結合部材6の筒状部挿入穴7に、本体部1
aが被結合部材6に当接するまで挿入するととも
に、筒状部2を上方に向けた状態でナツト1の本
体部1aを下側金型9の凹部9aに嵌合すること
により、ナツト1を下側金型9にセツトする。ま
た、このとき上側金型10とナツト1の軸線を一
致させる。
6に結合する工程を示す。これを説明すると、ま
ず、第1図aおよび7図に示されるように、ナツ
ト1の切り込み4と被結合部材6の切り込み嵌合
部8とが嵌合するようにして、ナツト1の筒状部
2を被結合部材6の筒状部挿入穴7に、本体部1
aが被結合部材6に当接するまで挿入するととも
に、筒状部2を上方に向けた状態でナツト1の本
体部1aを下側金型9の凹部9aに嵌合すること
により、ナツト1を下側金型9にセツトする。ま
た、このとき上側金型10とナツト1の軸線を一
致させる。
そして、次にこの状態で上側金型10を下降し
て行くと、まず第1図bのように突出部10bが
うナツト1の筒状部2の内部に侵入するととも
に、筒状部2の先端が拡大部10aの溝部11内
に侵入する。
て行くと、まず第1図bのように突出部10bが
うナツト1の筒状部2の内部に侵入するととも
に、筒状部2の先端が拡大部10aの溝部11内
に侵入する。
さらに金型10を下降して行くと、溝部11底
面が筒状部2の先端を軸方向に押圧するので、筒
状部2の周壁のうちの溝部11外の部分は、第1
図cのように、縦断面U字状に折れ重なつて外側
に広がるように変形される(このとき、金型10
の突出部10bが筒状部2内に挿入された状態で
筒状部2が変形されるので、筒状部2が内側に変
形することはない)。
面が筒状部2の先端を軸方向に押圧するので、筒
状部2の周壁のうちの溝部11外の部分は、第1
図cのように、縦断面U字状に折れ重なつて外側
に広がるように変形される(このとき、金型10
の突出部10bが筒状部2内に挿入された状態で
筒状部2が変形されるので、筒状部2が内側に変
形することはない)。
そして、これにより、被結合部材6がナツト1
の本体部1aと筒状部2の変形された部分との間
にかしめられた状態となり、ナツト1は被結合部
材6に対して結合される。なお、第8図は、かし
め作業終了後のナツト1の状態を示す底面図であ
る。
の本体部1aと筒状部2の変形された部分との間
にかしめられた状態となり、ナツト1は被結合部
材6に対して結合される。なお、第8図は、かし
め作業終了後のナツト1の状態を示す底面図であ
る。
本結合構造および方法によれば、かしめ作業に
より、溶接を用いないでナツト1を被結合部材6
に結合できるので、結合作業を低コストとするこ
とができる。
より、溶接を用いないでナツト1を被結合部材6
に結合できるので、結合作業を低コストとするこ
とができる。
また、本結合構造および方法によれば、被結合
部材6およびナツト1としてあらかじめメツキさ
れている部材を用いれば(例えば、被結合部材6
としてメツキ鋼板を用いる)、従来のように溶接
によつてメツキ層が破壊されることがないので、
ナツト1を被結合部材6に対して結合した後、再
度メツキをやり直す必要がなく、そのままの状態
で防錆を図ることができ、この面においてもコス
トを低減できる。
部材6およびナツト1としてあらかじめメツキさ
れている部材を用いれば(例えば、被結合部材6
としてメツキ鋼板を用いる)、従来のように溶接
によつてメツキ層が破壊されることがないので、
ナツト1を被結合部材6に対して結合した後、再
度メツキをやり直す必要がなく、そのままの状態
で防錆を図ることができ、この面においてもコス
トを低減できる。
また、本結合構造および方法によれば、筒状部
2の周壁を縦断面U字状に外側に広がるように変
形するので、筒状部2の変形部分がネジ穴3に螺
合されるネジ(図示せず)にぶつかつてしまうよ
うな不都合を避けることができる。
2の周壁を縦断面U字状に外側に広がるように変
形するので、筒状部2の変形部分がネジ穴3に螺
合されるネジ(図示せず)にぶつかつてしまうよ
うな不都合を避けることができる。
また、本結合構造および方法によれば、ナツト
1の筒状部2のうちの前記変形された部分より先
端側の部分は、金型10の溝部11の内周面およ
び外周面に保護されて最初の円筒形状を維持する
ので、前記かしめ作業終了後、筒状部2の先端側
にさらに別の部材を支持させたり、該先端側を他
部材の穴に挿入したりする等のことができ、便利
である。
1の筒状部2のうちの前記変形された部分より先
端側の部分は、金型10の溝部11の内周面およ
び外周面に保護されて最初の円筒形状を維持する
ので、前記かしめ作業終了後、筒状部2の先端側
にさらに別の部材を支持させたり、該先端側を他
部材の穴に挿入したりする等のことができ、便利
である。
さらに、本結合構造および方法によれば、筒状
部2は縦断面U字状となるように変形され、2重
状態となつて被結合部材6をかしめるので、かし
め強度を大きくすることができる。
部2は縦断面U字状となるように変形され、2重
状態となつて被結合部材6をかしめるので、かし
め強度を大きくすることができる。
なお、本発明においては、前記実施例のように
筒状部2の横断面形状および筒状部挿入穴7の形
状が円形の場合も、第一の部材の筒状部を変形し
て第二の部材をかしめるだけで、相当大きなトル
クを作用しない限り、第一の部材は第二の部材に
対して回転できなくなる。したがつて、第一の部
材が第二の部材に対して回転してもよい場合は勿
論、第一の部材が第二の部材に対して回転しては
ならないが、両部材に大きなトルクが作用する可
能性がない場合は、前記実施例のように第一の部
材(ナツト1)の筒状部2に切り込み4を設ける
とともに第二の部材(被結合部材6)に切り込み
嵌合部8を設けて、これらを互いに嵌合する必要
はない。しかし、第一の部材が第二の部材に対し
て回転してはならず、かつ両部材に大きなトルク
が作用する可能性がある場合は、前記実施例のよ
うに切り込み4および切り込み嵌合部8を設け、
これらを嵌合すれば、第二の部材(被結合部材
6)に対して第一の部材(ナツト1)をより強固
に回り止めすることができる。
筒状部2の横断面形状および筒状部挿入穴7の形
状が円形の場合も、第一の部材の筒状部を変形し
て第二の部材をかしめるだけで、相当大きなトル
クを作用しない限り、第一の部材は第二の部材に
対して回転できなくなる。したがつて、第一の部
材が第二の部材に対して回転してもよい場合は勿
論、第一の部材が第二の部材に対して回転しては
ならないが、両部材に大きなトルクが作用する可
能性がない場合は、前記実施例のように第一の部
材(ナツト1)の筒状部2に切り込み4を設ける
とともに第二の部材(被結合部材6)に切り込み
嵌合部8を設けて、これらを互いに嵌合する必要
はない。しかし、第一の部材が第二の部材に対し
て回転してはならず、かつ両部材に大きなトルク
が作用する可能性がある場合は、前記実施例のよ
うに切り込み4および切り込み嵌合部8を設け、
これらを嵌合すれば、第二の部材(被結合部材
6)に対して第一の部材(ナツト1)をより強固
に回り止めすることができる。
また、前記実施例では、切り込み4および嵌合
突起8の数をそれぞれ2個としているが、これら
の切り込みおよび嵌合突起の数は2以外の数であ
つてもよい。
突起8の数をそれぞれ2個としているが、これら
の切り込みおよび嵌合突起の数は2以外の数であ
つてもよい。
また、前記実施例は、第一の部材が六角ナツト
となつている例であるが、本発明においては、丸
ナツト等の六角ナツト以外のナツトを第一の部材
とすることもできるし、ナツト以外の部材を第一
の部材としてもよいことは言うまでもない。
となつている例であるが、本発明においては、丸
ナツト等の六角ナツト以外のナツトを第一の部材
とすることもできるし、ナツト以外の部材を第一
の部材としてもよいことは言うまでもない。
発明の効果
以上のように本発明による結合方法は、
(a) 溶接作業によらずにかしめ作業によりナツト
等の第一の部材を低コストで第二の部材に強固
に結合することができる。
等の第一の部材を低コストで第二の部材に強固
に結合することができる。
(b) 第一の部材を第二の部材に結合した後、前記
従来のナツトの結合方法の場合のようにメツキ
作業を行う必要がない。
従来のナツトの結合方法の場合のようにメツキ
作業を行う必要がない。
(c) かしめ作業後も、第一の部材の筒状部にネジ
等の部材を貫通可能とすることができる。
等の部材を貫通可能とすることができる。
(d) かしめ作業終了後も、筒状部の先端側は筒状
状態を維持し、該先端側にさらに別の部材を支
持させたり、該先端側を他部材の穴に挿入した
りする等のこともできる。
状態を維持し、該先端側にさらに別の部材を支
持させたり、該先端側を他部材の穴に挿入した
りする等のこともできる。
等の優れた効果を得られるものである。
第1図a,b,cはそれぞれ本発明による結合
方法の一実施例の工程を示す縦断面図、第2図は
前記実施例におけるナツト(第一の部材)を示す
斜視図、第3図は前記ナツトを示す側面図、第4
図は前記ナツトを示す底面図、第5図は第4図の
−線における断面図、第6図は前記実施例に
おける被結合部材(第二の部材)を示す平面図、
第7図は前記ナツトの筒状部を前記被結合部材に
嵌合した状態を示す底面図、第8図はかしめ作業
終了後の前記ナツトおよび前記被結合部材を示す
底面図である。 1……ナツト(第一の部材)、1a……ナツト
本体部(受け部)、2……筒状部、3……ネジ穴、
4……切り込み、6……被結合部材(第二の部
材)、7……筒状部挿入穴、8……切り込み嵌合
部、10……金型、10a……拡大部、10b…
…突出部、11……溝部。
方法の一実施例の工程を示す縦断面図、第2図は
前記実施例におけるナツト(第一の部材)を示す
斜視図、第3図は前記ナツトを示す側面図、第4
図は前記ナツトを示す底面図、第5図は第4図の
−線における断面図、第6図は前記実施例に
おける被結合部材(第二の部材)を示す平面図、
第7図は前記ナツトの筒状部を前記被結合部材に
嵌合した状態を示す底面図、第8図はかしめ作業
終了後の前記ナツトおよび前記被結合部材を示す
底面図である。 1……ナツト(第一の部材)、1a……ナツト
本体部(受け部)、2……筒状部、3……ネジ穴、
4……切り込み、6……被結合部材(第二の部
材)、7……筒状部挿入穴、8……切り込み嵌合
部、10……金型、10a……拡大部、10b…
…突出部、11……溝部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 筒状部と受け部とを設けられた第一の部材の
前記筒状部を第二の部材に設けられた筒状部挿入
穴に、前記受け部が前記第二の部材に当接するま
で挿入した状態で、前記筒状部のうちの該筒状部
の先端から離れた部分の周壁を、縦断面U字状に
折れ重なつて外側に広がるように変形し、この変
形された部分と前記受け部との間に前記第二の部
材をかしめてなり、前記筒状部のうちの前記変形
された部分より先端側の部分は筒状状態を維持し
ていることを特徴とする結合構造。 2 前記第一の部材の前記筒状部の先端から他端
に向かつて切り込みを設けておく一方、前記第二
の部材の前記筒状部挿入穴の周辺部に切り込み嵌
合部を設けておき、前記切り込みと前記切り込み
嵌合部とが嵌合されるようにして前記筒状部を前
記筒状部挿入穴に挿入した特許請求の範囲第1項
記載の結合構造。 3 第一の部材には、筒状部と受け部とを設ける
一方、前記第一の部材と互いに結合されるべき第
二の部材には、筒状部挿入穴を設けておくととも
に、 前記第一の部材の前記筒状部を前記第二の部材
の前記筒状部挿入穴に、前記受け部が前記第二の
部材に当接するまで挿入した状態で、前記筒状部
のうちの該筒状部の先端から離れた部分の周壁
を、縦断面U字状に折れ重なつて外側に広がるよ
うに変形し、この変形された部分と前記受け部と
の間に前記第二の部材をかしめ、前記筒状部のう
ちの前記変形された部分より先端側の部分は筒状
状態を維持させることを特徴とする結合方法。 4 前記筒状部の内周より広い拡大部と、前記筒
状部の内周にほぼ等しい外周を有し、前記拡大部
から突出する突出部と、前記拡大部のうちの前記
突出部の回りに設けられた、前記突出部の外周と
等しい内周を有する溝部とを備えた金型を用意
し、 前記第一の部材の前記筒状部を前記第二の部材
の前記筒状部挿入穴に、前記受け部が前記第二の
部材に当接するまで挿入した状態で、前記金型の
前記突出部を前記筒状部内に挿入するとともに前
記筒状部の先端側を前記溝部内に挿入し、前記金
型の前記溝部の底部で前記筒状部の先端を軸方向
に押圧することにより、前記筒状部のうちの前記
溝部外の部分の周壁を、縦断面U字状に折れ重な
つて外側に広がるように変形し、この変形された
部分と前記受け部との間に前記第二の部材をかし
め、前記筒状部のうちの前記溝部内の部分は筒状
状態を維持させる特許請求の範囲第3項記載の結
合方法。 5 前記第一の部材の前記筒状部の先端から他端
に向かつて切り込みを設けておく一方、前記第二
の部材の前記筒状部挿入穴の周辺部に切り込み嵌
合部を設けておき、前記切り込みと前記切り込み
嵌合部とが嵌合されるようにして前記筒状部を前
記筒状部挿入穴に挿入する特許請求の範囲第3項
記載の結合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13194585A JPS61290222A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 結合構造および結合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13194585A JPS61290222A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 結合構造および結合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61290222A JPS61290222A (ja) | 1986-12-20 |
JPH0378486B2 true JPH0378486B2 (ja) | 1991-12-13 |
Family
ID=15069881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13194585A Granted JPS61290222A (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 結合構造および結合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61290222A (ja) |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP13194585A patent/JPS61290222A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61290222A (ja) | 1986-12-20 |
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JPH0415650Y2 (ja) |
Legal Events
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---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |