JPH0532641Y2 - - Google Patents

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JPH0532641Y2
JPH0532641Y2 JP1989040100U JP4010089U JPH0532641Y2 JP H0532641 Y2 JPH0532641 Y2 JP H0532641Y2 JP 1989040100 U JP1989040100 U JP 1989040100U JP 4010089 U JP4010089 U JP 4010089U JP H0532641 Y2 JPH0532641 Y2 JP H0532641Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は基材に挿嵌した被結合部材を前記基材
に結合する結合金具に関する。
(従来技術) 本願出願人はこの種の結合金具として、第6図
に概略的に示す結合金具を開発して出願(実開昭
63−62614)したのであつて、かかる金具は、前
記基材の外周面に対向する第1対向壁Aと前記基
材に挿嵌した被結合部材の内周面に対向する第2
対向壁Bとこれら両対向壁の一端側を連結する弾
性変形可能な連結壁Cとから成る金具本体Dを形
成して、該金具本体Dにおける前記両対向壁A,
Bの対向面に、該対向壁の遊端側に向かつて末広
がり状となるテーパ面A1,B1を形成すると共
に、前記連結壁Cの長さ方向中央部にボルトEを
挿通して、その挿通端部に、前記両対向壁間に介
装するくさび体Fを螺着し、前記ボルトEの螺締
により、前記くさび体Fを介して前記両対向壁
A,Bの遊端側を互いに離間する方向に張り出さ
せて、前記第1対向壁Aを前記基材の外周面に、
また前記第2対向壁Bを前記被結合部材の内周面
にそれぞれ圧接させることで、該結合金具を介し
て前記被結合部材を前記基材に固定するようにし
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところで以上の構造の結合金具にあつては、前
記ボルトEの螺締に伴い、第6図において2点鎖
線で示すごとく、前記両対向壁A,Bの遊端側が
拡開するのであつて、該両対向壁A,Bの遊端側
の拡開により前記基材及び被結合部材に圧接する
のが、これら対向壁A,Bの遊端側のみであり、
そのため前記被結合部材の前記基材に対する結合
強度を充分得られないと云う不具合がある。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、
目的とするところは被結合部材を基材に対し所定
位置に正確にしかも強固に結合することの出来る
結合金具を提供するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、基材に挿嵌した被結合部材
を前記基材に結合する結合金具であつて、前記基
材の外周面に対向する第1対向壁と前記被結合部
材の内周面に対向する第2対向壁とこれら両対向
壁の一端側を連結する弾性変形可能な連結壁とか
ら成る金具本体を備え、該金具本体における前記
両対向壁の対向面に、該対向壁の遊端側に向かつ
て末広がり状となるテーパ面を形成すると共に、
前記連結壁の長さ方向中央部にボルトを挿通し
て、その挿通端部に、前記両対向壁間に介装する
くさび体を螺着する一方、前記連結壁を、その長
さ方向中央部が両端部よりも前記ボルトの螺進方
向とは反対方向に膨出する湾曲状で、該連結壁を
前記ボルトの締め付け荷重により湾曲状から扁平
状に弾性変形可能に形成したのである。
(作用) 本考案によれば、前記ボルトの螺締に伴い、前
記くさび体が前記金具本体の連結壁側に引かれ
て、該くさび体が前記両対向壁のテーパ面を押し
て前記両対向壁の遊端側を拡開し、この拡開によ
り前記両対向壁の遊端側が前記基材の外周面及び
前記被結合部材の内周面にそれぞれ圧接する一
方、その締め付け荷重が前記連結壁の長さ方向中
央部にも同時に作用することから、湾曲状の前記
連結壁が扁平状になろうと弾性変形して、前記両
対向壁の基端部も前記基材の外周面及び前記被結
合部材の内周面にそれぞれ圧接するのであり、こ
の結果、前記両対向壁の両端部が前記基材及び被
結合部材に圧接し、前記基材の外周面及び前記被
結合部材の内周面と金具本体との接合面積を充分
確保することが出来るのである。
(実施例) 以下本考案にかかる結合金具を図に示す実施例
に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示
し、基材Sに挿嵌した被結合部材Tを該基材Sに
結合するのに用いるようにしたものであつて、基
本的には金具本体1と、くさび体2と、ボルト3
とから構成される。
図に示す金具本体1は、前記基材Sの外周面に
対向する第1対向壁11と、前記被結合部材Tの
内周面に対向する第2対向壁12と、これら両対
向壁11,12の長さ方向一端側を連結する弾性
変形可能な連結壁13とから成り、側面視ほぼコ
字状を呈している。
そしてかかる金具本体1における前記両対向壁
11,12の対向面には、該対向壁の遊端側に向
かつて末広がり状となるテーパ面14,15を設
ける一方、前記連結壁13を、その長さ方向中央
部が両端部よりも前記対向壁11,12とは反対
側に膨出する湾曲状に形成して、該連結壁13の
長さ方向中央部にボルト3の挿通孔16を形成
し、該連結壁13を、前記ボルト3の締め付け荷
重により湾曲状から扁平状に弾性変形可能に形成
している。
またくさび体2は、前記対向壁11,12のテ
ーパ面14,15と対応する一対のカム面21,
22と前記ボルト3が螺合可能な螺子孔23とを
備え、該くさび体2は、前記金具本体1の両対向
壁11,12間に介装すると共に、前記連結壁1
3の挿通孔16に前記ボルト3を挿通して、その
挿通端部を、前記くさび体2の螺子孔23に螺着
している。
以上の構成から成る結合金具は、第2図に示す
ごとく、基材Sに挿嵌した被結合部材Tの内周と
前記基材Sの外周との間に形成される空隙Xに前
記金具本体1を介装して、前記第1対向壁11の
外面を前記基材Sの外周面に、また前記第2対向
壁12の外面を前記被結合部材Tの内周面にそれ
ぞれ対向させて配置した後、前記ボルト3を螺締
するのである。
しかして前記ボルト3の螺締に伴い、前記くさ
び体2が前記金具本体1の連結壁13側に引かれ
て、該くさび体2のカム面21,22が前記両対
向壁11,12のテーパ面14,15を押して、
前記両対向壁11,12の遊端側が拡開により前
記基材Sの外周面及び前記被結合部材Tの内周面
にそれぞれ圧接するのであるが、前記ボルト3の
螺締に伴い、その締め付け荷重が前記連結壁13
の長さ方向中央部にも同時に作用することから、
湾曲状の前記連結壁13が扁平状になろうと弾性
変形して、前記両対向壁11,12の基端部も前
記基材Sの外周面及び前記被結合部材Tの内周面
にそれぞれ圧接するのである。
従つて前記両対向壁11,12は第3図に示す
ごとく、その両端部が前記基材S及び被結合部材
Tに圧接することとなつて、前記基材Sの外周面
及び前記被結合部材Tの内周面と金具本体1との
接合面積を充分確保することが出来るので、前記
被結合部材Tの前記基材Sに対する結合強度を充
分高めることが出来るのである。
次に第4図及び第5図は本考案の第2実施例を
示したもので、金具本体10及びくさび体20を
リング状に形成して、駆動軸からなる基材Sにギ
ヤからなる被結合部材Tを結合するのに用いるた
めのものである。
しかして第2実施例の金具本体10は、円筒状
に形成された第1対向壁110と、該対向壁11
0よりも一回り小径の円筒状に形成された第2対
向壁120と、これら両対向壁110,120の
一端を連結するドーナツ盤状の連結壁130とか
ら成り、前記両対向壁110,120の対向面に
は、該対向壁の遊端側に向かつて末広がり状とな
るテーパ面140,150を設ける一方、前記連
結壁130の断面形状を、その長さ方向中央部が
両端部よりも前記対向壁とは反対側に膨出する湾
曲状に形成し、該連結壁130にボルト3の挿通
孔160を複数形成している。
またくさび体20はリング状を呈し、該くさび
体20の内周面と外周面を、前記対向壁110,
120のテーパ面140,150と対応するカム
面210,220と成しているのであつて、懸か
るくさび体20は、前記金具本体10の両対向壁
110,120間に介装すると共に、前記連結壁
130の挿通孔160に前記ボルト3を挿通し
て、その挿通端部を、前記くさび体20の螺子孔
230に螺着している。
尚、前記第1対向壁110及び第2対向壁12
0には、くさび体20による変形を容易とするた
めに、軸方向に延びる複数条のスリツト170を
形成するのが望ましい。
かかる結合金具は、前記金具本体10を、前記
基材Sに挿嵌して、該基材Sの外周と被結合部材
Tの内周との間の空隙Xに介装した上で、前記ボ
ルト3を螺締するのである。
しかして前記ボルト3の螺締に伴い、前記第1
実施例と同様、前記両対向壁110,120の遊
端側が拡開して前記基材Sの外周面及び前記被結
合部材Tの内周面にそれぞれ圧接する一方、前記
連結壁130も扁平状になろうと弾性変形して、
前記対向壁110,120の基端側も前記基材S
の外周面及び前記被結合部材Tの内周面にそれぞ
れ圧接し、従つて前記基材Sの外周面及び前記被
結合部材Tの内周面と金具本体10との接合面積
を充分得ることが出来、前記被結合部材Tの前記
基材Sに対する結合強度を充分高めることが出来
るのである。
(考案の効果) 本考案によれば、前記金具本体を基材の外周と
被結合部材の内周との間の空隙に介装して、前記
ボルトを螺締することにより、前記くさび体が前
記金具本体の連結壁側に引かれて、該くさび体が
前記両対向壁のテーパ面を押圧し、この押圧によ
り前記両対向壁の遊端側が拡開して、これら両対
向壁の遊端側が前記基材の外周面及び前記被結合
部材の内周面にそれぞれ圧接する一方、前記ボル
トの螺締に伴い、その締め付け荷重が前記連結壁
の長さ方向中央部にも同時に作用することから、
湾曲状の前記連結壁が扁平状になろうと弾性変形
して、前記両対向壁の基端側も前記基材の外周面
及び前記被結合部材の内周面にそれぞれ圧接する
のであり、この結果、前記両対向壁の両端部を前
記基材及び被結合部材に圧接させて、前記基材の
外周面及び前記被結合部材の内周面と金具本体と
の接合面積を充分確保し、前記被結合部材Tの前
記基材Sに対する結合強度を充分高められるの
で、被結合部材を基材に対し所定位置に正確にし
かも強固に結合することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案にかかる結合金具の
第1実施例を示したもので、第1図はその分解斜
視図、第2図及び第3図は前記結合金具を基材と
被結合部材との結合に用いた状態を示す断面図で
ある。また第4図及び第5図は本考案にかかる結
合金具の第2実施例を示したもので、第4図はか
かる結合金具を基材と被結合部材との結合に用い
た状態を示す断面図、第5図は前記結合金具の側
面図である。また第6図は従来の結合金具の一例
を示す側面図である。 1,10……金具本体、11,110……第1
対向壁、12,120……第2対向壁、13,1
30……連結壁、14,140……テーパ面、1
5,150……テーパ面、2,20……くさび
体、3……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基材に挿嵌した被結合部材を前記基材に結合す
    る結合金具であつて、前記基材の外周面に対向す
    る第1対向壁と前記被結合部材の内周面に対向す
    る第2対向壁とこれら両対向壁の一端側を連結す
    る弾性変形可能な連結壁とから成る金具本体を備
    え、該金具本体における前記両対向壁の対向面
    に、該対向壁の遊端側に向かつて末広がり状とな
    るテーパ面を形成すると共に、前記連結壁の長さ
    方向中央部にボルトを挿通して、その挿通端部
    に、前記両対向壁間に介装するくさび体を螺着す
    る一方、前記連結壁を、その長さ方向中央部が両
    端部よりも前記ボルトの螺進方向とは反対方向に
    膨出する湾曲状で、該連結壁を前記ボルトの締め
    付け荷重により湾曲状から扁平状に弾性変形可能
    に形成したことを特徴とする結合金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049758A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Toshimichi Shibata サーフフィン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008049758A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Toshimichi Shibata サーフフィン

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