JPH0439924Y2 - - Google Patents

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JPH0439924Y2
JPH0439924Y2 JP16126686U JP16126686U JPH0439924Y2 JP H0439924 Y2 JPH0439924 Y2 JP H0439924Y2 JP 16126686 U JP16126686 U JP 16126686U JP 16126686 U JP16126686 U JP 16126686U JP H0439924 Y2 JPH0439924 Y2 JP H0439924Y2
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fastening
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bolt
circular cross
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばアーケード、ドームその他
の建造物の躯体用トラスなどに用いる構造用パイ
プの連結装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この考案の出願人は、先に実願昭60−196383号
(昭和60年12月20日出願)によつて構造用パイプ
の締結金具を提案している。この締結金具を用い
た連結装置を第6図について説明すると、締結金
具1は、軸ボルト2と、この軸ボルト2が嵌挿さ
れ、これのテーパ付き末端部と対応するテーパ部
を有する孔部を有し周方向に複数分割した締結部
材3と、回動操作部材4とから構成されている。
そして、構造用パイプ5の端部内に軸ボルト2の
テーパ付き末端部およびその軸部と締結部材3を
嵌め、締結部材3に回動操作部材4を軸回りに回
動可能に軸方向移動を拘束して係合させ、締結部
材3と回動操作部材4の先端側部分を前記パイプ
5の端と継手金具6の間に介在させ、前記操作部
材4と一体的に軸ボルト2を回動させることによ
り、操作部材4から突出した軸ボルト2のおねじ
部を継手金具6のめねじに締付けると共に、締結
部材3を軸ボルト2とのテーパ嵌合により押開い
てパイプ5の内周面に圧着させた連結装置を構成
している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のように構成された連結装置は、軸ボルト
によつて締結部材を押開いて構造用パイプの内周
面に圧着させているので、比較的小さい強度しか
要求されず、前記パイプの径が小さい場合にはパ
イプと締結部材との締結が強固にできるが、建造
物の躯体用トラスなど、50mm以上の大径の構造
用パイプを大きな強度で締結する場合には、締結
部材の押開きによつて構造用パイプに弾性変形が
生じたり亀裂が生じたりし、所要の強度で締結が
できないという問題点があつた。
この考案は、前述した問題点を解決して、大径
の構造用パイプを十分な強度で確実に締結できる
その連結装置を、前述の出願人が先に提案したも
のと同様な締結金具を用いて提供することを目的
としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、端部に補強用筒体を嵌合固定した
構造用パイプを、締結金具によつて継手金具に締
結する構造用パイプの連結装置において、前記締
結金具を、先細のテーパ付き末端部の先端側を軸
部に形成し、この軸部の先端側に段を介して軸部
より断面積の大きい非円形断面部を形成し、この
非円形断面部の先端側におねじ部を形成した軸ボ
ルトと、この軸ボルトのテーパ付き末端部および
軸部に対応するテーパ部およびストレート部を有
する孔部の先端側に軸ボルトの段に当接する段部
を介して軸ボルトの非円形断面部の外周側に隙間
をもつて位置する係合孔部を内面に形成し、外面
に締結部を形成し、さらに周方向に複数分割した
締結部材と、前記軸ボルトの非円形断面部に軸方
向移動可能に係合する非円形断面孔を有し、前記
締結部材の係合孔部に軸回りに回動可能に軸方向
移動を拘束して係合する係合部を外周に有する回
動操作部材とを備え、前記補強用筒体内に、軸ボ
ルトのテーパ付き末端部および軸部と締結部材の
締結部を嵌め、回動操作部材の一部またはこの一
部と締結部材の締結部先端側に突出する支持部を
補強用筒体と継手金具との間に配置し、この継手
金具に設けためねじに、回動操作部材から突出し
た軸ボルトのおねじ部を締付けると共に、締結部
材の締結部を補強用筒体の内周面に圧着させたも
のである。
〔作用〕
この考案による連結装置は、前述のように構成
し、構造用パイプとして端部に補強用筒体を嵌合
固定したものを用い、補強用筒体内に嵌めた締結
部材の締結部を、回動操作部材の回動により軸ボ
ルトを介して押開き、補強用筒体の内周面に圧着
させるものであるため、補強用筒体として例えば
鋼材の鍛造品などの強度の大きい補強用筒体が容
易に得られ、この筒体は連結部材の連結部が押開
かれて半径方向外側に大きな力が働いても、この
力を弾性変形や亀裂を生じることなく支えること
ができ、また構造用パイプには半径方向に力をほ
どんど加えないことにより、大径の構造用パイプ
を大きな強度で確実に締結できる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例につき第1図ないし
第5図を参照して説明する。
第1図において、第6図と同符号は対応する部
材を示し、7は締結金具1の保持部材、8は構造
用パイプ5の両端部に嵌合固定された補強用筒体
である。締結金具1は、鋼材の鍛造品のような強
度の大きい材質の軸ボルト2、締結部材3、回動
操作部材4および後述する保持部材7から構成さ
れている。軸ボルト2は、第2図にも示すよう
に、断面六角形の部分に先細にテーパ2aを有す
る部分を連続させた末端部2bの先端側に直線状
の軸部2cが形成され、軸部2cの先端側に段2
dを介して断面積が大きい六角形の非円形断面部
2eが形成され、非円形断面部2eの先端側にお
ねじ部2fが形成されている。締結部材3は、第
3図にも示すように、周方向に対称に3分割さ
れ、これらの分割片3aの内周面には、テーパ部
3bおよびストレート部3cが形成された孔部が
形成され、孔部の先端側に段部3dを介して大内
径となる係合孔部3eが形成され、係合孔部3e
には係合溝3fが形成され、また分割片3aの外
周面には、補強用筒体8に嵌める締結部3gの先
端側に段3hを介して大径の支持部3iが形成さ
れ、締結部3gには数本のテーパ溝3jが末端側
が小径となるように段3kを介して軸方向に並設
されていると共に軸方向に沿う縦溝3lが形成さ
れている。回動操作部材4は、第4図にも示すよ
うに、六角形の非円形断面孔4aが軸方向に貫通
して形成され、外周の末端部に小径に形成され最
も末端部に環状凸部4bを有する係合部4cが形
成され、係合部4cより先端側に六角形の操作部
4dが形成されている。そして、保持部材7は弾
性線材が円周方向の一部を切り離したリング状に
形成されたものである。また、補強用筒体8は、
鋼材の鍛造品から構成され、第5図にも示すよう
に、小外径の基部8aが構造用パイプ5の端部に
嵌合されて溶接固定され、基部8aから段8bを
介して連続する先端側部8cが円錐台筒状に形成
され、前記パイプ5の端面に支持された段8bが
パイプ5の外径と同外径寸法にされ、パイプ5の
端から先端側部8cが軸方向に突出している。更
に、補強用筒体8の内周面8dには、先端部8e
から基部8aに向つて開口部が拡大するテーパ面
8fが形成されている。また前述した各部材から
構成された締結金具1は、軸ボルト2のテーパ2
a付き末端部2bおよび軸部2cの外周側に、こ
れらと対応する形状のテーパ部3bおよびストレ
ート部3cを配置して締結部材3の孔部を嵌め、
締結部材3の段部3dが軸ボルト2の段2dに末
端側から当接するように配置し、軸ボルト2の非
円形断面部2eを回動操作部材4の非円形断面孔
4aに嵌め、前記操作部材4と軸ボルト2とを軸
方向移動可能にすると共に軸回り回動を阻止して
係合させ、さらに操作部材4の係合部4cを軸ボ
ルト2の非円形断面部2eと締結部材3の係合孔
部3eとの隙間に嵌め、操作部材4と締結部材3
と軸回り回動を可能にし、さらに操作部材4の環
状凸部4bを締結部材3の係合溝3fに若干の余
裕をもたせて操作部材4と締結部材3の軸方向移
動を拘束する。
このように組立てた後、締結部材3外周のテー
パ溝3jに保持部材7を嵌め、締結部材3の3つ
の分割片3aを一括保持する。締結金具1を前記
パイプ5に固定した補強用筒体8内に挿入し、締
結部材3外周の段3hを補強用筒体8先端面に支
持させ、この筒体8内に軸ボルト2の末端部2b
および軸部2cと締結部材3の締結部3gを嵌
め、締結部材3の支持部3iと操作部材4の操作
部4bを補強用筒体8とほぼ球状の継手金具6の
1つの平坦面6aとの間に配置する。この状態
で、操作部材4の先端面から突出した軸ボルト2
のおねじ部2fを継手金具6の平坦面6aに設け
た孔のめねじ6bに締付ける。すなわち、操作部
材4の操作部4dを工具で把持して回動させる
と、操作部材4の非円形断面孔4aと軸ボルト2
の非円形断面部2eの係合により、軸ボルト2が
一体的に回動して継手金具6側に引張られて行
く。軸ボルト2が引張られると、これの末端部2
bのテーパ2a部が締結部材3のテーパ部3cに
押込まれることで、締結部材3の分割片3aをこ
れらの分割面に隙間を作つて保持部材7と共に外
周側に押拡げ、締結部3gを補強用筒体8の基部
8a内周面に圧着させる。これと共に軸ボルト2
によつて締結部材3および操作部材4を継手金具
6側に押し、これらと一体に補強用筒体8および
構造用パイプ5も継手金具6側に移動し、これの
平坦面6aに操作部材4の先端が圧着し、締結部
材3の支持部3iが補強用筒体8の先端面に圧着
する。そして、継手金具6は、正多面体を形成す
るように平坦面6aが設けられたほぼ中実球状に
構成されており、平坦面6aに半径方向に設けた
めねじ6bを用いて、前述の動作と同様にして適
宜補強用筒体8を有する構造用パイプ5を連続す
ることにより、トラスなどを組立てる。
なお、この考案において、締結部材の周方向分
割数は、実施例の3分割に限られることなく、
2,4分割など適宜変更でき、また締結部材の締
結部に設けたテーパ溝、保持部材は適宜変更で
き、場合によつてはテーパ溝、保持部材を省略し
てもよい。さらに、締結部材は全長にわたつて補
強用筒体に嵌め、この筒体と継手金具の間に操作
部材の操作部のみを挟着してもよい。更に又、補
強用筒体の内周面にテーパ面を形成したものとし
たが、テーパ面を形成せずストレートの内周面と
してもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕 以上説明したように、この考案によれば、軸ボ
ルトと、周方向に複数に分割した締結部材と、回
動操作部材とを備えた締結金具を用い、前記操作
部材の回動操作によつて締結部材を外周側に拡げ
て構造用パイプに嵌合固定した補強用筒体の内周
面に圧着させるようにしたので強固に補強筒体を
介して前記パイプに固定でき、さらに締結部材、
操作部材の一部が使用時に外部から見えるが、こ
れらの部分には長孔やピンなどがなく、パイプに
外観を悪くするような加工を施さないことと相ま
つて体裁がよく、また補強用筒体は締結部材が圧
着されても、弾性変形したり割れたりすることな
く、圧着力を支持することができ、構造用パイプ
が大径であつても、十分な強度で確実に締結でき
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部を断面
した使用状態の側面図、第2図A,Bは軸ボルト
の側面図、末端面図、第3図A,B,Cは締結部
材の側面図、部分側断面図、先端面図、第4図
A,Bは回動操作部分の半截側面図、先端面図、
第5図は補強用筒体の斜視図、第6図は先に提案
された構造用パイプの連結装置を示す使用状態の
縦断側面図である。 1……締結金具、2……軸ボルト、2a……テ
ーパ、2b……末端部、2c……軸部、2d……
段、2e……非円形断面部、2f……おねじ部、
3……締結部材、3a……分割片、3b……テー
パ部、3c……ストレート部、3d……段部、3
e……係合孔部、3g……締結部、3i……支持
部、4……回動操作部材、4a……非円形断面
孔、4c……係合部、4d……操作部、5……構
造用パイプ、6……継手金具、6a……平坦面、
6b……めねじ、8……補強用筒体、8a……基
部、8b……段、8c……先端側部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端部に補強用筒体を嵌合固定した構造用パイ
    プを、締結金具によつて継手金具に締結する構
    造用パイプの連結装置において、前記締結金具
    を、先細のテーパ付き末端部の先端側を軸部に
    形成し、この軸部の先端側に段を介して軸部よ
    り断面積の大きい非円形断面部を形成し、この
    非円形断面部の先端側におねじ部を形成した軸
    ボルトと、この軸ボルトのテーパ付き末端部お
    よび軸部に対応するテーパ部およびストレート
    部を有する孔部の先端側に、軸ボルトの段に当
    接する段部を介して軸ボルトの非円形断面部の
    外周側に隙間をもつて位置する係合孔部を内面
    に形成し、外面に締結部を形成し、さらに周方
    向に複数分割した締結部材と、前記軸ボルトの
    非円形断面部に軸方向移動可能に係合する非円
    形断面孔を有し、前記締結部材の係合孔部に軸
    回りに回動可能に軸方向移動を拘束して係合す
    る係合部を外周に有する回動操作部材とを備
    え、前記補強用筒体内に、軸ボルトのテーパ付
    き末端部および軸部と締結部材の締結部を嵌
    め、回動操作部材の一部またはこの一部と締結
    部材の締結部先端側に突出する支持部を補強用
    筒体と継手金具との間に配置し、この継手金具
    に設けためねじに、回動操作部材から突出した
    軸ボルトのおねじ部を締付けると共に、締結部
    材の締結部を補強用筒体の内周面に圧着させた
    ことを特徴とする構造用パイプの連結装置。 (2) 補強用筒体は、基部を構造用パイプに嵌合溶
    着させ、円錐台筒状の先端側部を前記パイプの
    端から突出させた実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の構造用パイプの連結装置。 (3) 補強用筒体は、先端側部と基部の間に設けた
    段を構造用パイプの端面に支持させた実用新案
    登録請求の範囲第2項に記載の構造用パイプの
    連結装置。
JP16126686U 1986-10-21 1986-10-21 Expired JPH0439924Y2 (ja)

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