JPH0378164A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、映像信号をＦＭ変調して記録再生する磁気
記録再生装置に関し、詳しくは再生イコライザ特性の改
良に関する。

［従来の技術］ 第６図は従来の磁気記録再生装置の一例であるＶＴＲの
ブロック回路図を示す。図において。

（，１）は映像信号の高域成分を強調するブリ・エンフ
ァシス回路、（２）はＦＭ変調器、（３）は記録アンプ
、　（４）　、・（６）はビデオヘッド、（５）は磁気
テープ、（７）　はヘッドアンプ、（８）はＦＭ復調器
、（９）はブリ・エンファシス回路（１）の逆特性をも
ったデイ・エンファシス回路、（１０）は時間軸変動を
取り除くタイムベースコレクタ、（２２）は再生ＦＭ信
号の周波数特性を補償する再生イコライザである。

次に動作について第６図〜第１０図を用いて説明する。

第６図において、人力された映像信号をブリ・エンファ
シス回路（１）で高域成分を強調し、ＦＭ変調器（２）
でＦＭ変調する。その後、記録アンプ（３）で増幅し、
ビデオヘッド（４）　で磁気テープ（５）上に記録する
。

再生時には、ビデオヘッド（６）が磁気テープ（５）か
ら再生ＦＭ信号を読み出し、ヘッドアンプ（７）　で増
幅する。一般に、磁気テープおよびビデオヘッドを用い
た電磁変換系でＦＭ信号を記録再生した場合、下側帯波
は強調され、上側帯波は抑圧されて変調指数が変化する
と同時に、側帯波のアンバランスが生じる。そのため、
映像信号の高域成分に相当する部分の再生ＦＭ信号は、
第７図（ｂ）に示すように、映像信号が低レベルから高
レベルに穆る部分で波形が大きく括れてしまう。

そこで再生イコライザ（２２）で、例えば第８図に示す
ような周波数特性で下側帯波を抑圧し、上側帯波を強調
すると、再生ＦＭ信号は第７図（Ｃ）に示すように波形
の括れ方が低減される。この振幅変動成分を持った再生
ＦＭ信号を、ＦＭ復調器（８）の初段に含まれるリミッ
タに通すと第７図（ｄ）のように振幅変動成分の取り除
かれた再生ＦＭ信号が得られる。そしてＦＭ復調器（８
）でＦＭ復調し、デイ・エンファシス回路（９）で記録
時に強調された高域成分を減衰させると、高域の雑音も
同時に低減された再生映像信号が得られる。

この映像信号はタイムベースコレクタ（ｌＯ）に供給さ
れ、映像信号に含まれるバースト信号（第９図図示）と
同期信号を用いて、磁気テープ（５）の伸びなどに起因
する時間軸変動を除去する。その動作原理を次に簡単に
述べる。

第１Ｏ図は一般的なタイムベースコレクタ（１０）のブ
ロック回路図である０図中、（２３）は同期分離回路、
（２４）は同期信号に基づいて映像信号のバースト信号
を抜き出すバースト分離回路、（２５）は時間軸変動を
持つ同期信号に同期したクロックＡを発生するＡＦＣ回
路、（２６）はクロックＡをバースト信号に位相ロック
させて書き込みクロックを発生するＡＰＣ回路であり、
以上で書き込みクロック発生回路（４０）を構成してい
る。（２７）は再生映像信号を書き込みクロックで人力
映像信号をＡ／Ｄ変換するＡ／Ｄ変換器、（２８）はメ
モリ、（２９）はＤ／Ａ変換器、（３０）は基準クロッ
ク発生回路である。

つぎに、２のタイムベースコレクタ（１０）の動作を説
明する。同期分離回路（２３）で時間軸変動をもった再
生映像信号から同期信号を検出すると、同期信号も時間
軸変動を当然含んでいる。その同期信号に同期したクロ
ックＡをＡＦＣ回路（２５）で発生させ、クロックＡを
ＡＰＣ回路（２６）でバースト信号に位相ロックさせる
と、映像信号の時間軸変動に一致した書き込みクロック
を発生させることができる。その書き込みパルスでＡ／
Ｄ変換およびメモリ（２８）への書き込みを行い、基準
クロック発生回路（３０）が発生する基準クロックで読
み出せば、時間軸変動のない水平同期周波数が整った良
好な映像信号が得られる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の磁気記録再生装置における再生イコ
ライザ特性は、映像信号に対して最適な特性となるよう
設計されていた。一方、再生映像信号Ｓ／Ｎ比向上向上
めに、例えば第１１図に示すようなＦＭ信号の搬送波を
中心に両側帯波を抑圧するような特性とすると、側帯波
のアンバランスは残るので、一般に高域成分が徐々に減
衰している映像信号では、反転現像が発生しなくても周
波数が高く、かつ大振幅のバースト信号では第１２図の
ように反転現像が発生し、タイムベースコレクタで書き
込みクロックを発生させることができず、動作が破たん
してしまうという問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、映像信号、バースト信号のどちらに対して
も最適な再生イコライザ特性を有する磁気記録再生装置
を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る磁気記録再生装置は、映像信号期間にお
いては映像信号に対して最適な特性を得る第１の再生イ
コライザと、バースト信号期間では第１の再生イコライ
ザに比較してＦＭ信号の下側帯波を抑圧し、上側帯波を
強調してバースト侶号の反転現像の発生頻度を低く抑え
る第２の再生イコライザと、第１および第２の再生イコ
ライザの出力ｒ＝号を切り換えるスイッチ回路とを備え
、第１、第２の再生イコライザの出力信号を映像信号期
間とバースト信号期間で切り換えて取り出すようにした
ものである。

［作用］ この発明における第１の再生イコライザは、再生映像信
号Ｓ／Ｎ比が良好となる特性で、第２の再生イコライザ
はバースト信号の反転現象の発生頻度を低く抑える特性
であるので、再生映像信号のＳ／Ｎ比が向上し、タイム
ベースコレクタの動作が安定する。

［発明の実施例］ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図において第６図と同一符号はそれぞれ同一構成部
分を示しており、（１１）は第１の再生イコライザで、
再生映像信号のＳ／−Ｎ比が良好となる特性を有する。

（１２）は第２の再生イコライザで、バースト信号の反
転現象の発生を抑制する特性を存する。（１３）は同期
分離回路、（１４）はバーストゲートパルス発生回路で
、同期分離回路（１３）の出力信号に基づきバーストゲ
ートパルスを発生させる。　（１５）はスイッチ回路で
、バーストゲートパルス発生回路（１４）の出力信号に
基づいて第１の再生イコライザ（１１）と第２の再生イ
コライザ（１２）の出力信号を切り換えてＦＭ復調器（
８）へ供給する。

次に動作について第１図〜第４図を用いて説明する。再
生時にビデオヘッド（６）が磁気テープ（５）から読み
出した再生ＦＭ信号は、ヘッドアンプ（７）で増幅され
たのちに第１および第２の再生イコライザ（１１）、　
（１２）に送られる。第１および第２の再生イコライザ
（１１）、　（１２）の構成例を第２図に示す、この形
式はコサインイコライザと呼ばれるものであり、（１６
）はマツチング抵抗、（１７）は遅延線、（１８）、　
（１９）はハイインピーダンス入力増幅器、（２０）は
係数にの可変減衰器、（２１）は差動増幅器である。こ
のコサインイコライザの周波数特性は、第３図のように
、可変減衰器（２０）の係数にと遅延線（１７）の遅延
量でとで任意に選ぶことができる。

ここで、第１のコサインイコライザ（１１）の周波数特
性を、従来例における第１１図のように搬送波を中心に
上下側帯波を抑圧して再生映像信号のＳ／Ｎ比が良好と
なる特性、第２のコサインイコライザ（１２）の周波数
特性を、遅延線（１７）の遅延量τを小さくして、従来
例における第８図のように下側帯波を抑圧し上側帯波を
強調して、バースト信号の反転現象の発生頻度を低く抑
える特性に設定しである。

次にデイ・エンファシス回路（９）の出力映像信号（第
４図（ａ）図示）から同期分離回路（１３）で同期信号
を分離しく第４図（ｂ）図示）、バーストゲートパルス
発生回路（１４）でその同期信号に基づいてバースト期
間付近でＨｉｇｈとなるパルスを発生する（第４図（ｃ
）図示）。そして、バーストゲートパルスによってスイ
ッチ回路（１５）を、映像信号期間では第１の再生イコ
ライザ（１１）の出力の再生ＦＭ信号を選択し、バース
ト信号期間では第２の再生イコライザ（１２）の出力の
再生ＦＭ信号を選択するように切換える。

その結果、Ｓ／Ｎ比の良好な再生映像信号が得られ、か
つバースト信号の反転現象が生じないので、タイムベー
スコレクタ（１０）の動作が安定する。

なお、上記実施例では遅延線を用いたコサインイコライ
ザ形式の再生イコライザを第１および第２のイコライザ
に用いた場合について説明したが、第５図のようにイン
ダクタンスやコンデンサ等を用いたピーキング回路を第
１および第２のイコライザの双方、または、いずれか一
方に用いても良く、映像信号期間、バースト信号期間そ
れぞれ最適な再生イコライザ特性であれば上記実施例と
同様の効果を奏する。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、再生イコライザを映
像信号期間では映像信号に対して最適な特性に、バース
ト信号期間ではバースト信号の反転現像の発生頻度を低
く抑える特性に切換えるようにしたので、Ｓ／Ｎ比の良
好な再生映像信号が得られるとともに、タイムベースコ
レクタの安定度を向上させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック回路図、第２図
は再生イコライザの構成例を示すブロック回路図、第３
図は再生イコライザ回路の周波数特性を示す特性図、第
４図はこの実施例の動作を説明するための信号波形図、
第５図はこの発明の他の実施例による再生イコライザの
回路図、第６図は従来の磁気記録再生装置のブロック回
路図、第７図はこの従来例の再生イコライザ、およびリ
ミッタの動作を説明するための波形図、第８図はこの従
来例における再生イコライザの特性図、第９図は映像信
号の波形図、第１Ｏ図は一般的なタイムベースコレクタ
のブロック回路図、第１１図は従来例における再生イコ
ライザの他の一例を示す特性図、第１２図は反転現象が
発生した場合のバースト信号の波形図である。 （８）・・・ＦＭ復ｍ器、（９）・・・デイ・エンファ
シス回路、　　（１Ｇ）・・・タイムベースコレクタ、
（１１）・・・第１の再生イコライザ、（１２）・・・
第２の再生イコライザ、（１３）・・・同期分離回路、
（１４）・・・バーストゲートパルス発生回路、（１５
）・・・スイッチ回路。 なお、各図中、同一符号は同一　または相当部分を示す
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号をＦＭ変調して記録再生する磁気記録再
   生装置において、再生ＦＭ信号の周波数特性を補償する
   第１の再生イコライザと、この第１の再生イコライザと
   は異なる周波数特性を有する第２の再生イコライザと、
   再生映像信号から同期信号を分離する同期分離回路と、
   この同期分離回路の出力信号に基づきバーストゲートパ
   ルスを発生させるバーストゲートパルス発生回路と、前
   記バーストゲートパルス発生回路の出力信号に基づき、
   映像信号期間は上記第１の再生イコライザの出力信号を
   選択し、バースト信号期間は上記第２の再生イコライザ
   の出力信号を選択して出力するように切り換えるスイッ
   チ回路とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。