JPH059760Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059760Y2 JPH059760Y2 JP1984156165U JP15616584U JPH059760Y2 JP H059760 Y2 JPH059760 Y2 JP H059760Y2 JP 1984156165 U JP1984156165 U JP 1984156165U JP 15616584 U JP15616584 U JP 15616584U JP H059760 Y2 JPH059760 Y2 JP H059760Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- time axis
- frequency band
- axis extension
- extension means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 3
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、例えば録音テープ等の記録媒体に記
録された音声信号を記録時とは異なる速い速度で
再生する際に用いる音声速聞き装置に関する。
録された音声信号を記録時とは異なる速い速度で
再生する際に用いる音声速聞き装置に関する。
(従来の技術)
例えば、テープレコーダ等の音声再生装置にお
いて、録音テープに記録された内容を短時間で聞
く場合、再生速度を記録時とは異なる速い速度に
することが行われる。この場合、再生された音声
信号の周波数帯域は、原信号(記録時における信
号)の周波数帯域より高くなるため、このままで
は非常に聞き取りにくい。そこで、再生された音
声信号の周波数帯域を原信号の周波数帯域に戻
し、聞き易い再生音を得るため、再生された音声
信号を適当にサンプリングし、周波数帯域を原信
号の周波数帯域に戻してつなぎ合わせる、いわゆ
る時間軸の伸長操作が行われる。
いて、録音テープに記録された内容を短時間で聞
く場合、再生速度を記録時とは異なる速い速度に
することが行われる。この場合、再生された音声
信号の周波数帯域は、原信号(記録時における信
号)の周波数帯域より高くなるため、このままで
は非常に聞き取りにくい。そこで、再生された音
声信号の周波数帯域を原信号の周波数帯域に戻
し、聞き易い再生音を得るため、再生された音声
信号を適当にサンプリングし、周波数帯域を原信
号の周波数帯域に戻してつなぎ合わせる、いわゆ
る時間軸の伸長操作が行われる。
しかし、その時間軸の伸長操作において、単に
時間的に切り替えるだけでは信号のつなぎ目が不
連続となり、このため耳障りなノイズが生じてし
まう。
時間的に切り替えるだけでは信号のつなぎ目が不
連続となり、このため耳障りなノイズが生じてし
まう。
そこで、これを改善するため、第5図に示すよ
うに、つなぎ目付近の信号レベルをゼロにしてそ
の前後をゼロクロス点でつなぐ方法が提案されて
いる。
うに、つなぎ目付近の信号レベルをゼロにしてそ
の前後をゼロクロス点でつなぐ方法が提案されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、上記の方法ではつなぎ目付近の無信
号部分が周期的に現れるため、その部分の周波数
の高調波が発生する。その結果、再生音がゴロゴ
ロした聞き取りにくい音質になるといつた問題が
ある。
号部分が周期的に現れるため、その部分の周波数
の高調波が発生する。その結果、再生音がゴロゴ
ロした聞き取りにくい音質になるといつた問題が
ある。
(問題点を解決するための手段)
本考案の音声速聞き装置は、音声再生装置によ
つて記録媒体から記録時とは異なる速い速度で再
生された再生信号を所定の時間間隔でサンプリン
グするとともに該サンプリングした信号の周波数
帯域を原信号の周波数帯域に変換して接続する第
1時間軸伸長手段と、前記再生信号を該第1時間
軸伸長手段とタイミングをずらせて所定の時間間
隔でサンプリングするとともに該サンプリングし
た信号の周波数帯域を原信号の周波数帯域に変換
して接続する第2時間軸伸長手段と、前記第1お
よび該第2時間軸伸長手段の出力信号をそれぞれ
周波数変調するとともにこれら出力信号の加え合
わせる割合を徐々に逆転させてエンベロープが
除々に入れ替わるように切り替えながら加算する
加算手段と、該加算手段の出力信号を復調し雑音
を除去する復調手段とを備えたものである。
つて記録媒体から記録時とは異なる速い速度で再
生された再生信号を所定の時間間隔でサンプリン
グするとともに該サンプリングした信号の周波数
帯域を原信号の周波数帯域に変換して接続する第
1時間軸伸長手段と、前記再生信号を該第1時間
軸伸長手段とタイミングをずらせて所定の時間間
隔でサンプリングするとともに該サンプリングし
た信号の周波数帯域を原信号の周波数帯域に変換
して接続する第2時間軸伸長手段と、前記第1お
よび該第2時間軸伸長手段の出力信号をそれぞれ
周波数変調するとともにこれら出力信号の加え合
わせる割合を徐々に逆転させてエンベロープが
除々に入れ替わるように切り替えながら加算する
加算手段と、該加算手段の出力信号を復調し雑音
を除去する復調手段とを備えたものである。
(作用)
加算手段では、第1時間軸伸長手段および第2
時間軸伸長手段の出力信号をそれぞれ周波数変調
するとともに、これら出力信号の加え合わせる割
合を徐々に逆転させてエンベロープが除々に入れ
替わるように切り換えながら加算する。そして
後、復調手段により、その加算後の出力信号を復
調し雑音を除去して再生信号を得る。これによ
り、不連続点も無信号部分も無いスムースにつな
がつた再生信号が得られ、復調手段により該再生
信号の雑音が除去されて聞き取り易い再生音が得
られる。
時間軸伸長手段の出力信号をそれぞれ周波数変調
するとともに、これら出力信号の加え合わせる割
合を徐々に逆転させてエンベロープが除々に入れ
替わるように切り換えながら加算する。そして
後、復調手段により、その加算後の出力信号を復
調し雑音を除去して再生信号を得る。これによ
り、不連続点も無信号部分も無いスムースにつな
がつた再生信号が得られ、復調手段により該再生
信号の雑音が除去されて聞き取り易い再生音が得
られる。
(実施例)
第1図に本考案の速聞き装置の一実施例を示
す。
す。
音声再生装置(図示省略)から入力端子1に入
力された再生信号は、第1時間軸伸長回路2と第
2時間軸伸長回路3によりそれぞれサンプリング
されるとともに、サンプリングされた信号はそれ
ぞれ周波数帯域を原信号の周波数帯域に戻されつ
なぎ合わされる。このとき、第2時間軸伸長回路
3のサンプリングのタイミングは、第2図aおよ
びbに示すように、第1時間軸伸長回路2のサン
プリングのタイミングとずらせている。
力された再生信号は、第1時間軸伸長回路2と第
2時間軸伸長回路3によりそれぞれサンプリング
されるとともに、サンプリングされた信号はそれ
ぞれ周波数帯域を原信号の周波数帯域に戻されつ
なぎ合わされる。このとき、第2時間軸伸長回路
3のサンプリングのタイミングは、第2図aおよ
びbに示すように、第1時間軸伸長回路2のサン
プリングのタイミングとずらせている。
第1時間軸伸長回路2によりつなぎ合わされた
信号S1は第1周波数変調回路4に、また第2時
間軸伸長回路3によりつなぎ合わされた信号S2
は第2周波数変調回路5にそれぞれ入力され、そ
れら第1および第2周波数変調回路4,5でそれ
ぞれ周波数変調される。そして、第1周波数変調
回路4で周波数変調された信号S1は第1可変ア
ツテネータ6に、また第2周波数変調回路5で周
波数変調された信号S2は第2可変アツテネータ
7にそれぞれ入力され、両信号S1,S2はそれ
ら第1および第2可変アツテネータ6,7および
加算器8により、第3図に示すように、それぞれ
のエンベロープが除々に入れ替わるように切り替
えられ、第4図に示すような連続した出力波形を
もつ信号S3とされる。すなわち、エンベロープ
が入れ替わる期間内で被変調信号はS1とS2の
和になり、その加え合わせる割合が除々に逆転す
るので、信号S1から信号S2に、また信号S2
から信号S1にそれぞれスムースにつながる。ま
た信号S1と信号S2の中のつなぎ目は出力に現
れないように切り替えているため、信号S3の波
形は連続したものとなる。
信号S1は第1周波数変調回路4に、また第2時
間軸伸長回路3によりつなぎ合わされた信号S2
は第2周波数変調回路5にそれぞれ入力され、そ
れら第1および第2周波数変調回路4,5でそれ
ぞれ周波数変調される。そして、第1周波数変調
回路4で周波数変調された信号S1は第1可変ア
ツテネータ6に、また第2周波数変調回路5で周
波数変調された信号S2は第2可変アツテネータ
7にそれぞれ入力され、両信号S1,S2はそれ
ら第1および第2可変アツテネータ6,7および
加算器8により、第3図に示すように、それぞれ
のエンベロープが除々に入れ替わるように切り替
えられ、第4図に示すような連続した出力波形を
もつ信号S3とされる。すなわち、エンベロープ
が入れ替わる期間内で被変調信号はS1とS2の
和になり、その加え合わせる割合が除々に逆転す
るので、信号S1から信号S2に、また信号S2
から信号S1にそれぞれスムースにつながる。ま
た信号S1と信号S2の中のつなぎ目は出力に現
れないように切り替えているため、信号S3の波
形は連続したものとなる。
このようにして得られた信号S3は周波数復調
回路9により復調される。そして、復調された信
号はローパスフイルタ10によりエンベロープが
入れ替わる期間内に乗つた高い周波数のノイズが
除去され、出力端子11に出力される。
回路9により復調される。そして、復調された信
号はローパスフイルタ10によりエンベロープが
入れ替わる期間内に乗つた高い周波数のノイズが
除去され、出力端子11に出力される。
(考案の効果)
本考案の音声速聞き装置によれば、不連続点も
無信号部分も無いスムースにつながつた再生信号
が得られるので、音声速聞き状態において音質の
良い非常に聞き取り易い再生音を得ることができ
る。
無信号部分も無いスムースにつながつた再生信号
が得られるので、音声速聞き状態において音質の
良い非常に聞き取り易い再生音を得ることができ
る。
第1図は本考案の音声速聞き装置の一実施例を
示すブロツク図、第2図aは第1時間軸伸長回路
における信号処理を示す信号処理タイムチヤー
ト、第2図bは第2時間軸伸長回路における信号
処理を示す信号処理タイムチヤート、第3図は第
1時間軸伸長回路と第2時間軸伸長回路で処理さ
れた信号のエンベロープの入れ替え状態を示すタ
イムチヤート、第4図は出力端子における出力波
形を示す波形図、第5図は従来の信号処理を示す
タイムチヤートである。 2……第1時間軸伸長回路、3……第2時間軸
伸長回路、4……第1周波数変調回路、5……第
2周波数変調回路、6……第1可変アツテネー
タ、7……第2可変アツテネータ、8……加算
器、9……周波数復調回路、10……ローパスフ
イルタ。
示すブロツク図、第2図aは第1時間軸伸長回路
における信号処理を示す信号処理タイムチヤー
ト、第2図bは第2時間軸伸長回路における信号
処理を示す信号処理タイムチヤート、第3図は第
1時間軸伸長回路と第2時間軸伸長回路で処理さ
れた信号のエンベロープの入れ替え状態を示すタ
イムチヤート、第4図は出力端子における出力波
形を示す波形図、第5図は従来の信号処理を示す
タイムチヤートである。 2……第1時間軸伸長回路、3……第2時間軸
伸長回路、4……第1周波数変調回路、5……第
2周波数変調回路、6……第1可変アツテネー
タ、7……第2可変アツテネータ、8……加算
器、9……周波数復調回路、10……ローパスフ
イルタ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 音声再生装置によつて記録媒体から記録時とは
異なる速い速度で再生された再生信号を所定の時
間間隔でサンプリングするとともに該サンプリン
グした信号の周波数帯域を原信号の周波数帯域に
変換して接続する第1時間軸伸長手段と、 前記再生信号を該第1時間軸伸長手段とタイミ
ングをずらせて所定の時間間隔でサンプリングす
るとともに該サンプリングした信号の周波数帯域
を原信号の周波数帯域に変換して接続する第2時
間軸伸長手段と、 前記第1および該第2時間軸伸長手段の出力信
号をそれぞれ周波数変調するとともにこれら出力
信号の加え合わせる割合を徐々に逆転させてエン
ベロープが除々に入れ替わるように切り換えなが
ら加算する加算手段と、 該加算手段の出力信号を復調し雑音を除去する
復調手段とを備えたことを特徴とする音声速聞き
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984156165U JPH059760Y2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 | |
CN85103945A CN85103945A (zh) | 1984-10-16 | 1985-05-22 | 音频快听装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984156165U JPH059760Y2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6170900U JPS6170900U (ja) | 1986-05-14 |
JPH059760Y2 true JPH059760Y2 (ja) | 1993-03-10 |
Family
ID=15621770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984156165U Expired - Lifetime JPH059760Y2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059760Y2 (ja) |
CN (1) | CN85103945A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2910068B2 (ja) * | 1989-08-04 | 1999-06-23 | 松下電器産業株式会社 | 音声再生装置 |
CN1074849C (zh) * | 1995-09-01 | 2001-11-14 | 苏勇 | 音频信号保真变速处理方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58216300A (ja) * | 1982-06-11 | 1983-12-15 | 日本コロムビア株式会社 | 周波数スペクトル圧縮伸長装置 |
-
1984
- 1984-10-16 JP JP1984156165U patent/JPH059760Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1985
- 1985-05-22 CN CN85103945A patent/CN85103945A/zh not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58216300A (ja) * | 1982-06-11 | 1983-12-15 | 日本コロムビア株式会社 | 周波数スペクトル圧縮伸長装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6170900U (ja) | 1986-05-14 |
CN85103945A (zh) | 1986-06-10 |
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