JPH03769A - アゾ化合物及びそれを用いる染色法 - Google Patents

アゾ化合物及びそれを用いる染色法

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JPH03769A JP13287289A JP13287289A JPH03769A JP H03769 A JPH03769 A JP H03769A JP 13287289 A JP13287289 A JP 13287289A JP 13287289 A JP13287289 A JP 13287289A JP H03769 A JPH03769 A JP H03769A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリアゾ染料及びそれを用いた染色法に関する
。更に詳しくは、セルローズ性材料を染めることができ
る、新規構造のポリアゾ直接染料及びそれを用いる染色
法に関する。
従来の技術 セルローズ性材料を青色或はネービー色に染色すること
ができる直接染料の大部分は、現在ジアニシジンを出発
原料として製造されている。
発明が解決しようとする課題 ジアニシジンは特定化学物質であり、その取扱には設備
面、安全面等で規制があり、ジアニシジン系染料の製造
を難かしくしている。したがってジアニシジンを使用し
ないで、品質面、価格面でジアニシジン系染料に遜色の
ない、直接染料の開発が望まれる。
課題を解決する為の手段 本発明者らは、木綿、レーヨン、紙等のセルローズ材料
を、高堅牢度、高馬力の鮮明ブルー色に染色することの
できる、ジアニシジンを原料としない直接染料を開発す
べく鋭意検討した結果、本発明に到ったのである。
即ち本発明は遊離酸の型で式(1) 〔式(1)中でA及びBはアゾ基に対してオルソ位置が
ヒドロキシル基、ニドキシ基又はメトキシ基により置換
されたベンゼン誘導体残基、ナメチル基、メトキシ基、
クロル原子、ニトロ基又はアセチルアミノ基で置換され
ていてもよい。
ただしAとBが同一であることはない。またAとBの両
方がベンゼン誘導体残基であることはない。〕 で表される化合物、その−銅錯体又は二組錯体及びそれ
等を用いることを特徴とするセルローズ系材料の染色法
を提供する。
本発明において式(1)で表される化合物においてA及
びBの具体例として次のものが挙げられる。(例中スル
ホン酸基は遊離の形で表すものとする。) ベンゼン誘導体残基、ナフタレン残基の例:モノアゾ化
合物残基の例: 本発明による一般式(1)の化合物及びその−銅化錯体
又は二組化錯体は一般的には以下に記す方法で製造でき
る。即ちA−NH2(Aは前記と同じ意味を表す。)で
表される芳香族アミン誘導体を通常の方法でジアゾ化し
、A  NHzと等モルのジー(5−ヒドロキシ−7−
スルホ−2−ナフチル)アミンと好ましくは温度O〜2
0℃又p)(3〜8の範囲を炭酸ナトリウム、重炭酸ナ
トリウム、酢酸ナトリウム等で保ちつつ、カップリング
を行い、式(2) (Aは前記と同じ意味を表す。) で表される一次力ソプリング化合物を得る。次いで、こ
の−次カノブリング化合物とほぼ等モルのB  NH2
(Bは前記と同じ意味を表す。)で表される芳香族アミ
ン誘導体を通常の方法でジアゾ化し、式(2)で表され
る一次カツブリング化合物と、アルカリ性で必要に応じ
、チオ尿素、尿素等のカンプリング促進剤、或はピリジ
ン等の存在下、カップリングを行い式(1)の化合物を
得る。本発明による直接染料が木綿、レーヨン等の染色
を目的とする場合は一般式(1)の化合物を一銅化、或
は二組化するのが望ましい。
銅化は式(1)の化合物の水溶液を通常の方法、即ちア
ンモニア、エタノールアミン、ジェタノールアミン又は
N−メチルエタノールアミン等の存在下、40〜95℃
の温度で等モル量乃至二倍モル量の銅塩で処理するとい
う方法で銅化される。
得られる銅化染料は一般的には式(1)の−銅化錯体、
二組化錯体或はそれらの混合物である。
式(1)及びその銅化染料は木綿、レーヨン、紙等のセ
ルローズ材料を鮮明な馬力のある青色に染めることがで
き、染色された材料の日光、湿潤等の堅牢度は極めて高
い。また本発明による染料は式(1)中のA及びBを変
えることにより、広範な色調の青色の染料が得られるこ
とも大きなメリットである。
本発明の染料は単独の、あるいは他種属の染料(例えば
、分散染料やカチオン染料)の混合物からなる染浴また
は捺染用ペーストを調製しセルローズ繊維、ポリエステ
ル/セルローズの混紡や交織品、アクリル/セルローズ
の混紡や交織品などを染色または捺染できる。ポリエス
テル/セルローズの混紡を分散染料と一浴一段で染める
場合は、分散染料の染色法例えば高温染色、キャリヤ染
色またはサーモゾル染色が適用できる。
さらに本発明による染料は、紙、パルプの染色にも浸れ
た結果を得る。この場合、パルプ溶液中に染料溶液を加
え、均一な紙に抄紙する内添法や、抄紙された紙をサイ
ズ剤の入った染料溶液ニ浸漬し、プレス乾燥するサイズ
プレス法等が適用でき′る。
実施例 次に実施例によって本発明の詳細な説明するが、実施例
中の部は重量部を表し、構造式中のスルホン酸基は遊離
酸の形で示した。
実施例1゜ 2−アミノ−6−ニトロ−4−スルホフェノール4.7
部を水50部と48%苛性ソーダ3.5部に溶解し氷で
0℃とし、亜硝酸ナトリウム1.5部と35%塩酸4部
でジアゾ化を行った。
スルファミン酸で過剰の亜硝酸ナトリウムを消去後、こ
のジアゾニウムをジー(5−ヒドロキシ−7−スルホ−
2−ナフチル)アミン9.2 gを水150部に溶かし
た5℃pH5の水溶液に注加し、温度を5〜10°に保
ちつつ10%炭酸ナトリウム水溶液を滴下してゆき、p
Hを65〜7に保ち4時間撹拌し一次カツブリングを完
結した。2−メトキシ−5−メチル−4−(4−スルホ
フェニルアゾ)アユ9フ65部ヲ水60 f[t中に4
8%苛性ソーダ1,5部により加熱溶解し氷で5℃に冷
却し、亜硝酸ナトリウム1.5部と35%塩酸4部で、
2時間をかげジアゾ化を行い、このジアゾ化合物を一次
カンプリング化合物中に注加した。炭酸ナトリウムでp
H値を8〜8.5に調整し、終夜撹拌すると赤青色の式
(3)で表される化合物が生成した。
式(3)の化合物の水溶液を液体クロマトグラフィで純
度を求めた結果、94%(面積比)であった。
式(3)の化合物の水溶液比硫酸銅(Cu S 04・
5 H20)11.0部と35%アンモニア水35部と
からなる水溶液を加え90〜95℃に昇温し、更にN−
メチルエタノールアミン5.0部を加え8時間撹拌する
と式(4) %式% の染料が生成した。液量の1570に相当する塩化ナト
リウムを加え塩析し、濾過、90 ’Cで乾燥すると3
6.3部の外観が黒青色の式(4)の染料4262部が
得られた。式(4)の染料は水にやや赤味がかった青色
に溶け、そのλmaxは591 nmであった。
実施例2゜ 5−ニトロ−2−アミンフェノ−ルミ、1部ヲルホー2
−ナフチル)アミン9゜2部のpH5,5℃の水溶液に
注加し、重炭酸ナトリウムでpHを6〜6.5に維持し
つつ3時間撹拌し一次カツブリングを完結させた。
2、5−ジメトキシ−4−(2−スルホフェニルアゾ)
アニリン6.2部をアルカリ性で溶解し、水冷下、亜硝
酸ソーダと塩酸でジアゾ化し、上記−次カツブリング化
合物に注入し、さらにピリジンを反応液量の30%相当
量を加え、−晩撹拌した。得られたジスアゾ化合物は式
(5)%式% また式(5)の化合物に硫酸銅11部と35%アンモニ
ア水35部とからなる水溶液を注加し、更にエタノール
アミン6.0部を加え、昇温し90〜95℃で8時間反
応すると式(7) で表される。式(5)の化合物を含む反応液に水蒸気を
送り込み、ピリジンを留出せしめたのち、硫酸銅5部と
35%アンモニア水20部とからなる水溶液を注加し、
50〜60℃で2時間撹拌した。液量の15%に相当す
る塩化ナトリウムを加え、戸別、乾燥すると式(6) で表される染料36.6部が得られそのλmaxはの染
料が38.8部得られそのλmaxは605部mであっ
た。
式(6)及び式(7)の染料は、木綿を高濃度の青色に
染めることができた。
実施例3゜ 2−メトキシ−4−(3−スルホフェニルアゾ)アニリ
ン6.2部を通常の方法でジアゾ化しジー(5−ヒドロ
キシ−7−スルホ−2−ナフチル)アミン9.2部のp
H5,温度5℃の水溶液に注入し、重炭酸ナトリウムで
徐々にpH値を昇げてpH4とし、この条件下で4時間
撹拌し一次カツブリングを完結させた。
次いで3−メチル−6−メドキシー4−(2−スルホフ
ェニルアゾ)アニリン6.5部ヲ通常ノ方法でジアゾ化
し、これを−次カツブリング液中に注加し、温度を10
℃以下に保ちつつ、炭酸ナトリウムでpHを8.5〜9
.0とし一晩撹拌を続けた。塩析、戸別、乾燥すると式
(8)式(8)の染料は紙を僅か緑味の鮮明な青色に、
式(9)の染料は木綿を高堅牢度の緑味青色に染めるこ
とができた。
実施例4.〜23 実施例1.2または3に記したと同様な方法により次表
の染料10〜29を合成し木綿の染色を行った。
で表される染料41.5部を得た。
式(8)の化合物を塩析せずにCuSO4・5 H2O
11,0部とエタノールアミン22.0部により90〜
95℃で8時間を要して銅化な行い式(9)の染料43
.0部を得た。
実施例24 実施例1で得られた式(4)の染料1部を50’Cの温
水200部に溶解し、無水硫酸ナトリウム3部および水
800部を加え、染色浴とする。
この染色浴中へ30部のビスコースレーヨン布を浸漬し
、撹拌1−ながら15分で90℃まで昇10分間撹拌し
た。更に結晶硫酸アルミニウム0.12部を加え撹拌し
た。染色が終了後、JISp−8209に準拠して抄紙
し、乾燥した。この抄紙は、鮮明中庸な青色を示しその
耐光堅牢度が優れていた。
実施例26 実施例16の染料を使用して次の組成の染浴FIx剤(
三洋化成工業製、サンフィックス555)1゜2部洗水
600部を加えたフィックス処理浴で60’Cで20分
間浸漬処理した後、水洗・乾燥した。青色の染色物が得
られその湿潤堅牢度、耐光堅牢度及び耐塩素堅牢度は極
めて優れていた。
実施例25゜ 実施例19の染料01部と水50部より成る染色液を調
製し、この中に広葉樹晒クラフトパルプ(叩解度40S
R)を2部(絶乾パルプ)加え、室温で10分間撹拌し
た後、0.04部のロジン系サイズ剤(50%水溶液)
を加え、(ポリエステル繊維用分散染料) 無水硫酸ナトリウム        7.5水    
                  400この染浴
を酢酸、酢酸ナトリウムのバッファーでpH5に調節し
50°Cに昇温しでポリエステル/木綿(50150)
混メリヤス20部を投入した。この染浴を40分をがけ
130 ’Cまで昇温1、、この温度で40分間保った
後10分間で90°C迄クールダウンし、この温度で更
に15分間染色した。染色が終了したら、染色物な水洗
し、フィックス処理(三洋化成工業KK裂、サンフィッ
クス555.2 g/−6溶液を用いて浴比1:20、
温度60℃で20分間処理)を行い水洗、乾燥した。こ
の様にして得られたボ1へエステル/木綿混メリヤスは
、均一な青色に染色され優れた耐光、湿潤堅牢度を示し
た。
発明の効果 ジアニシジン、トリジンを使用しないでポリアゾ系、青
色系直接染料が製出されこのものは紙、セルローズ繊維
等セルローズ系材料の染色に供され各々優れた品質の染
色物を与える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、遊離酸の型で式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) 〔式(1)中でA及びBはアゾ基に対してオルソの位置
    がヒドロキシル基、エトキシ基又はメトキシ基により置
    換された、ベンゼン誘導体残基、ナフタレン誘導体残基
    、またはモノアゾ化合物残基を表し、さらにそれらの芳
    香核はスルホン酸基、メチル基、メトキシ基、クロル原
    子、ニトロ基又はアセチルアミノ基で置換されていても
    よい。ただしAとBが同一であことはない。またAとB
    の両方がベンゼン誘導体残基であることはない。〕 で表される化合物、その一銅錯体又は二銅錯体。 2、遊離酸の型で式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) 〔式(1)中でA及びBはアゾ基に対してオルソの位置
    がヒドロキシル基、エトキシ基又はメトキシ基により置
    換された、ベンゼン誘導体残基、ナフタレン誘導体残基
    またはモノアゾ化合物残基を表し、さらにそれらの芳香
    核はスルホン酸基、メチル基、メトキシ基、クロル原子
    、ニトロ基又は、アセチルアミノ基で置換されていても
    よい。ただしAとBが同一であることはない。またAと
    Bの両方がベンゼン誘導体残基であることはない。〕 で表される化合物、その一銅錯体又は二銅錯体を用いる
    ことを特徴とするセルローズ系材料の染色法。
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