JPH0374889B2 - - Google Patents

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JPH0374889B2
JPH0374889B2 JP60169758A JP16975885A JPH0374889B2 JP H0374889 B2 JPH0374889 B2 JP H0374889B2 JP 60169758 A JP60169758 A JP 60169758A JP 16975885 A JP16975885 A JP 16975885A JP H0374889 B2 JPH0374889 B2 JP H0374889B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は反応射出成形方法に関する。 (従来の技術及びその問題点) 反応性の液状原料を金型に射出し、重合及び成
形を金型内で行つて、直接、ナイロン、不飽和ポ
リエステル、エポキシ樹脂などの成形品を得る方
法、いわゆる反応射出成形方法が近年注目されて
いる。 反応射出成形方法としては、高温の液状原料を
高温の金型内に射出する成形法が一般的である。
このような方法においては、液状原料と成形品と
の密度差が大きいため成形収縮が起こり、特にナ
イロンのような結晶性の重合物の場合は、成形収
縮が12〜16%にも達する。この成形収縮によつて
成形品にヒケ、ボイドが発生しやすくなる。ま
た、高温での原料は一般的に粘度が低く、原料を
衝突混合させ金型に射出注入する際に、ミキシン
グヘツド内又は金型内の空気を巻き込みやすい。
このため、成形品の表面に気泡、ピンホールなど
の欠陥が発生し、成形品内部にも大きな気泡が発
生しやすい。 成形収縮を少なくする方法として、原料を射出
注入後、反応による体積収縮を補償するために、
金型の容積を減少させる方法が提案されている。
また、気泡の巻き込みを防止する方法としては、
金型キヤビテイーを減圧にして射出成形する方法
が行われている。上記のいずれの方法も、金型の
構造が複雑となり、また成形方法が煩雑となると
いう欠点がある。さらに上記両方法を併用するこ
とは工業的に非常に困難である。 (問題点を解決するための技術的手段) 本発明は、反応射出成形方法における問題点を
解消し、ソリ、ヒケなどの欠陥が少なく、表面付
近に気泡の存在しない成形品を製造することがで
きる反応射出成形方法を提供する。 本発明は、少なくとも2種の反応性液状原料を
ミキシングヘツド内で衝突混合し、成形品形状に
対応するキヤビテイーを有する金型に射出して反
応成形する方法において、不活性ガスを溶解した
液状原料を射出して、重合発泡成形することを要
旨とする。 本発明によれば、液状原料に溶解した不活性ガ
スの膨張により、成形収縮の補償及びガスの巻き
込みの防止を同時に行うことができ、その結果、
ソリ、ヒケなどの欠陥が少なく、表面付近に気泡
の存在しない平滑な成形品を得ることができる。
さらに、本発明によれば、未発泡の成形品に比較
して、引張強さ、曲げ強さなどの機械的特性が遜
色のない成形品を得ることができる。 本発明は、ナイロン、不飽和ポリエステル、ポ
リウレタン及びエポキシ樹脂の反応射出成形方法
に適用することができるが、特にω−ラクタム類
の反応射出成形方法によりナイロン成形品を製造
する方法として特に優れている。 以下に本発明の代表例として、ω−ラクタム類
の反応射出成形方法を詳細に説明する。 重合に供されるラクタム類の具体例としては、
γ−ブチロラクタム、δ−バレロラクタム、ε−
カプロラクタム、ω−エナントラクタム、ω−カ
プリルラクタム、ω−ウンデカノラクタム及びω
−ラウリンラクタムが挙げられる。これらのラク
タム類は単独で使用してもよく、2種以上を併用
してもよい。 アルカリ触媒としては、公知のラクタム類のア
ルカリ重合法において使用される化合物をすべて
用いることができる。その具体例としては、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、これらの水素化
物、酸化物、水酸化物、炭酸塩、アルキル化物又
はアルコキシド、グリニヤール化合物、ソジウム
ナフタレン、さらに上記金属又は金属化合物とラ
クタム類との反応生成物、例えば、ナトリウムラ
クタム、カリウムラクタム、ラクタムマグネシウ
ムブロマイドが挙げられる。アルカリ触媒の使用
量は、ラクタム類に対して0.05〜10モル%、特に
0.2〜5モル%であることが好ましい。 助触媒についても、公知のラクタム類のアルカ
リ重合法において使用される化合物をすべて用い
ることができる。その具体例としては、N−アシ
ルラクタム、有機イソシアネート、酸塩化物、酸
無水物、エステル、尿素誘導体、カルボジイミド
及びケテンが挙げられる。さらに、分子末端に水
酸基、チオール基、アミノ基あるいはカルボキシ
ル基を2個以上有するポリマーと、アジポイルビ
スカプロラクタム、セバコイルビスカプロラクタ
ム、ヘキサメチレン−1,6−ビスカプロラクタ
ムあるいはジイソシアネートとを、前記ポリマー
の官能基に対して当量以上反応させて得られる反
応生成物も助触媒として使用することができる。
これらの反応生成物を助触媒として使用すること
により、得られるポリアミドの耐衝撃性を大きく
改善することができる。助触媒の使用量は、ラク
タム類に対して0.03〜10モル%であることが好ま
しい。 ラクタム類の重合成形は重合すべきラクタム類
の融点以上であり、かつ生成ポリアミドの融点未
満の温度で行われる。 また、ラクタム類の重合成形はにおいて、実質
的に重合反応を阻害しない可塑剤、充填材、繊
維、染料、顔料、酸化防止剤などの存在下に行う
こともできる。好ましい可塑剤としては、N−ア
ルキルピロリドン、ジアルキルイミダゾリジノン
などが挙げられ、その使用量はラクタム類に対し
て通常2〜25重量%である。充填材の具体例とし
ては、炭酸カルシウム、ワラストナイト、カオリ
ン、黒鉛、石コウ、長石、雲母、アスベスト、カ
ーボンブラツク、二硫化モリブデンなどが挙げら
れる。繊維の具体例としては、ミルドグラス、繊
維状マグネシウム化合物、チタン酸カリウム繊
維、鉱物繊維、グラフアイト繊維、ボロン繊維、
スチール繊維などが挙げられる。充填材及び/又
は繊維の使用量は、ラクタム類に対して通常2〜
50重量%である。 液状原料に不活性ガスを溶解する方法として
は、液状原料を収納した原料槽の上部気相部に、
加圧された不活性ガスを供給する方法が便利に採
用される。原料槽内の不活性ガスの圧力は、0.2
〜1.5Kg/cm2(ゲージ圧)、特に0.3〜1.2Kg/cm2
(ゲージ圧)であることが好ましい。上記方法で
不活性ガスを溶解させた液状原料を反応射出成形
することにより、発泡倍率が1.02〜1.15倍、好ま
しくは1.03〜1.12倍の成形品を得ることができ
る。原料槽内の不活性ガスの圧力が過度に低いと
成形収縮を補償する効果がなく、その圧力が過度
に高いと成形品の表面に気泡又はピンホールが多
く発生し、表面外観を損なうばかりでなく、塗装
性に悪影響を与えたり、成形品の強度が低下した
りする。 (実施例) 以下に実施例を示す。 実施例 1〜3 下記組成の成分A及び成分Bを調製し、それぞ
れの成分を100℃に保持した。 成分A ε−カプロラクタム 4875g ナトリウム−ε−カプロラクタム 125g 成分B ε−カプロラクタム 3790g ヘキサメチレンジイソシアネート 210g ハイカ−ATBN1300×16(宇部興産(株)販売)
1000g 成分A及び成分Bを、それぞれ、容量4の原
料槽に入れ、気相部の窒素圧力を所定の値に1時
間保持した。この後、両成分をそれぞれ250c.c.計
量し、ミキシングヘツドに約15Kg/cm2の圧力で供
給混合し、金型(容積500c.c.、肉厚3mm)に射出
注入した。両成分の金型への射出終了から5分後
に得られた成形品を金型から取り出した。成形品
の外観は良好であつた。成形品の表面を顕微鏡で
観察したところ、気泡は認められなかつた。成形
品から曲げ特性測定用の試験片を切り出し、その
強度及び弾性率を測定した。結果を第1表に示
す。 比較例 1 原料槽の気相部を窒素ガスで加圧しなかつた以
外は実施例1と同様の方法を繰り返した。得られ
た成形品には、局部的に大きなボイドが観察され
た。成形品の表面を顕微鏡で観察したところ、多
数の凹凸が認められた。成形品の強度及び弾性率
を第1表に示す。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも2種の反応性液状原料をミキシン
    グヘツド内で衝突混合し、成形品形状に対応する
    キヤビテイーを有する金型に射出して反応成形す
    る方法において、不活性ガスを溶解した液状原料
    を射出して、重合発泡成形することを特徴とする
    反応射出成形方法。
JP60169758A 1985-08-02 1985-08-02 反応射出成形方法 Granted JPS6232007A (ja)

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JPS6232007A JPS6232007A (ja) 1987-02-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5775840A (en) * 1980-10-31 1982-05-12 Hitachi Ltd Injection molding method causing liquid reaction
JPS5959427A (ja) * 1982-09-30 1984-04-05 Ube Ind Ltd 反応射出成形方法

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